| 8月2日(水)の甲斐直心館通常稽古は、水曜通常稽古としては3週間ぶりに玉幡中体育館・武道場で行いました。
昼の暑さも少し和らいだものの、蒸し暑さは続いており、感染症対策と熱中症対策に配意しながらの稽古となりました。参加者は高校生3人を含め52人。このたび正式入門した小学2年生2人も紹介しました。中学生以下の館生、団員はちょうど50人になりました。
号令は中3伊藤亜さん。正座の際に、先日の県中学校総体剣道の部で館生が所属する剣道部のうち竜王中男子団体が5位で、双葉中女子団体が6位で、それぞれ神奈川での関東大会出場を決めたことを報告しました。
準備体操、補強運動の後、8種類の素振り各20本を行い、中学生以上と小学生以下に分かれて稽古をしました。
小学生以下には素振りの留意点などをお話しし、8月19日の甲斐支部学年別選手権では、面を着けていない人(小学生以上)を対象に基本錬成の部もあるので、面を着けていない人は積極的に出場するよう促しました。稽古でいかに真剣に稽古できるかです。ちなみに、昨年の基本錬成では剣道を始めてまだ1〜2カ月だった甲斐直心館の小学生女子が優勝しました。
小学生の面着け組は「大強速軽」をテーマに稽古をしました。切り返し、大きく振りかぶっての面打ち、大きく振りかぶってからの小手打ち、大きく振りかぶっての小手面打ちを行いました。5、6年生に代表してお手本となる打ちを披露してもらいました。また、面に対する応じ技(表からの擦り上げ面、裏からの擦り上げ面、返し胴、抜き胴、出小手)を指導者が示範し、子どもたちが取り組みました。
応じ技は、身も心も待っていては、出遅れます。相手が面を打ってきてくれるという約束稽古ですから、自分から攻め、相手が打ってくる兆しで応じていくことが大切です。「身は懸かり、心は待ち」という「懸待一致(けんたいいっち)」を表現します。
指導者・一般元立ちで打ち込み稽古をしました。館生によっては5回も掛かってくる小2男子もいれば、なかなかどこにも掛からない高学年もいます。こういう意識の差が毎回毎回の稽古で大きくなっていくのだろうと思います。切り返し、面一本で締めました。
正座し、館生から感想発表がありました。清掃後、武道場で関東大会に向かう中学生の壮行会を行いました。夏に館生に贈る竹刀を先行してお渡ししました。 また、土曜稽古、親子剣道などでは紹介していましたが、7月に正式入門した敷島地区の小2男子と竜王地区の小2女子があらためて自己紹介し、拍手しました。敷島地区からの館生は現在の高校生以来です。中学生以下の館生50人は甲斐市(竜王、双葉、敷島地区)を中心に甲府市、南アルプス市、韮崎市に所属しています。 |
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