| 5月13日の甲斐直心館朝稽古(中学生の部)には11人が参加しました。水曜以降、中学生のお休みが増えています。午前5時半現在の道場室温は18度、湿度60%でした。稽古前の道場モップ掛けを前半が鷹野、後半を宮本先生が担当しました。
中3伊藤さんの号令で正座。14種類の素振り280本を行い、早めに上がる館生がいましたので、水分補給後、すぐに面を着けました。
切り返し、相面を行いました。構えからの初動、動きだしがとても大切です。館生はここを大切にするともっと剣道がよくなると思います。
名古屋審査を翌日受審する神宮寺先生と五段の先生お二人との立ち合いを行いました。とてもいい内容と、一方で、いい内容を2人そろえるという課題が見えた立ち合いでした。水曜の稽古の残り稽古でも序盤の立ち合いでは動きが小さかったですが、何度も繰り返し、互いに注意点を指摘し合い、課題を明確にしてからは有効打突と動きに勢いが増しました。
よくいわれることですが、「姿勢」という言葉には、「勢い」が入っています。姿だけでは「姿勢」になりません。
「氣剣体一致」をみても、「氣勢」「剣勢」「体勢」があって初めて氣剣体一致が成り立ちます。
中学生全員が試合稽古を行いました。大きな気合いをだすことが、一つ上の段階に進むためにはまず必要なことです。先生方の立ち合いから、そういうところを学んでほしいと思います。
また、相手から目を離す機会が多過ぎると感じます。「不離五向」の意味をもう一度、かみしめてみましょう。
終わりの正座で、どんな機会を打つ機会と考えているかを尋ねたところ、出端(出鼻)という答えが大半でした。自分から攻めて「先先の先」で打てるなら最高の技ですが、「相手が出てくるのを待って」では出遅れてしまいます。
三殺法(剣を殺す、技を殺す、氣を殺す)の意味も実践しながら学んでいきましょう。
小学生の稽古に移る合間の時間に、神宮寺先生が日本剣道形を橘田先生と打ち、審査前の最終調整をしました。落ち着いてできていました。 |
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