みんなで剣道やろうよ!〜 直心是道場〜 甲斐直心館(Kai-Jikishinkan)

山梨県・甲斐直心館(かいじきしんかん)は、「剣の理法の修錬による人間形成の道である」という剣道の理念に近づけるよう修業過程(稽古)を重視しています。「直心是道場(じきしんこれどうじょう)」の旗の下、老若男女が自己の剣道確立に向けて、楽しみながら努力・研究・工夫しています。【稽古1】水曜夜18時50分〜20時15分・玉幡中ほか【稽古2】土曜朝6時〜中学生、7時10分〜小学生以下・甲斐直心館鷹野道場=甲斐市篠原3218-2【一般稽古会】土曜朝9時〜10時甲斐直心館鷹野道場=お問い合わせはchirochiro1965(a)yahoo.co.jpへお願いいたします。(a)は@に打ち直してください。
 
2025/05/31 9:56:28|稽古日誌
5.31 甲斐直心館朝稽古(小学生以下の部)!

 
 甲斐直心館の土曜朝稽古(小学生以下の部)を5月31日、午前7時10分から道場で行いました。雨上がりの中、午前5時20分に16度だった室温は18度に上がり、湿度は75%でした。最初から扇風機も回し始めました。

 中学生の部参加者と入れ替わりに、朝7時少し前から小学生以下の子どもたちが道場に入ってきます。大きな声で「お願いします」「おはようございます」というあいさつができると、きっと気持ちのよい稽古ができるでしょう。

 大会の時に実感すると思いますが、ふだんから最低週1回は朝早くに起きて剣道の稽古をする習慣をつけておくと、朝早くから行動する試合や大会の時にも対応しやすくなります。夜の稽古ばかりだと、実際の朝早くから始まる大会で、力を発揮できずに終わってしまったという例は少なくありません。

 この日の参加者は稽古に水曜、水曜、土曜と3回連続で参加してくれている体験入門の小4生を含め22人でした。号令は中学生の部から引き続いて参加している小6中田さん。正座の後、5種類の素振りを各30本、計150本行いました。まず基本的な素振りをしっかり覚えてほしいということで、ここのところ14種類ではなく、5種類に絞っています。なかでも三挙動の素振りは30本でもかなりきついものだと感じます。

 素振りの後の着装点検で胴紐がほどけてしまう館生が毎回、必ず数人はいます。正しい結び方を覚えるために、毎回の稽古で胴紐や面の着け方を確認しています。

 

 水分補給した後は足さばきの稽古です。剣道では「一眼二足三胆四力(いちがん・にそく・さんたん・しりき)」といわれるくらい足さばきがとても大切です。伊奈ケ湖の水鳥の例をお話ししました。この日は右足前の送り足と、体のバランスを取るため、左足前の送り足も行ってみました。
 



 不思議なことに、いつもは右足前の送り足がうまくできず左足が右足を追い越しがちな低学年が、「左足前の送り足」に取り組んだところ、いつもより素晴らしい右足前の送り足ができていました。

 歩み足のすり足なども行いました。道場の杉の一枚板の上では誰もが滑らかな足さばきができるようです。踏み込み足、連続踏み込み足、三方向の踏み込み足も行いました。竹刀を構えての空間打突も行いました。跳躍面素振り50本で前半を締めました。

 面着けの方法を確認し、切り返しを行いました。切り返しでは発声、呼吸の仕方、左右対称の振り角度などに注意しながら稽古をしました。6年生がお手本を見せながら、連続技も稽古しました。

 

 締めくくりは地稽古で、小4以上と、小4以下に分かれて3〜2回行いました。小4は5回行ったことになります。積極的に攻めて打つ機会をつくりだしている館生も少しずつ増えています。切り返しで稽古を終え、締めくくりに全員で円くなって跳躍面素振り50本を行いました。この日の稽古参加者は跳躍面素振りだけで130本を振ったことになります。
 





 稽古終わりに、聖心剣友会大会の参加者、敢闘賞、本部審査会合格証書を水曜の稽古の際にお渡しできなかった3人にお渡ししました。

 早くも本年度第1四半期まとめの6月に入ろうとしています。6月は大会がほとんどないからこそ、じっくり剣道を充実させる好機です。自分の剣道のよい点、修整した方がよい点を確認し、努力、研究、工夫をして全般的な向上につなげていきたいものです。
 







2025/05/31 9:55:47|稽古日誌
5.31 甲斐直心館朝稽古(中学生の部)!


 甲斐直心館の土曜朝稽古(中学生の部)を5月31日、午前6時から道場で行いました。前夜から雨は時折降っていますが、気温が高めです。午前5時20分現在の室温は16度、湿度は75%でした。

 最初に道場の雑巾掛けを3分の1ほど行いました。残りは到着した参加者から順次雑巾掛けを行っていきます。道場での稽古は全体での準備体操はしませんので、雑巾掛けは準備体操の一つにもなるし、何より、背筋腹筋などの体幹、脚力も鍛えられます。

 この日の参加者は小学6年生一人を含め8人でした。主将が中学校選手権の大会に出場のため、号令は中2雨宮さん。正座の後、14種類の素振り280本を行いました。

 3組に分かれて、日本剣道形の修錬を15分間行いました。小中学生が日本剣道形を学び始めるこのころが、間合や所作など大切なことを正しく学ぶために特に重要だと思います。正しく伝えるために、指導者も不断の修錬が欠かせません。

 面着け後は切り返し、面打ち、小手打ち体当たり、小手面、面に対する応じ胴を稽古しました。小中学生にとって、大きな課題の一つは胴打ちです。修正点がいくつかあります。

 地稽古を行い、最後は面の打ち込み5本からの2往復切り返しを行いました。自分からの攻めを意識した地稽古ができた人はどのくらいいたでしょうか。

 以前は面の打ち込み5本からの切り返しを当たり前のように行っていましたが、この切り返しは常に行いたい一つの方法でもあります。

 早くも本年度第1四半期まとめの6月に入ろうとしています。6月は小中学生の大会はほとんどないからこそ、この時期こそじっくり剣道を充実させる好機です。自分の剣道の現在地を確認し、努力、研究、工夫をしていきたいものです。
 







2025/05/28 22:32:00|月間スケジュール
甲斐直心館 6月〜の予定
【全剣連通知】
令和6年9 月1日
感染症予防ガイドライン
 公益財団法人全日本剣道連盟
 はじめに
 剣道は発声による飛沫によって、感染症に罹患しやすいと言われています。新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行し、また、感染者の重症化も少なくなりましたが、感染者数は最近、再び増加しているとのことです。また剣道においては、コロナウイルスだけでなく、インフルエンザやその他の感染症の発生や感染の拡大も懸念されます。 このため、公益財団法人全日本剣道連盟(以下「全剣連」)では、感染症予防のために『感染症予防ガイドライン(以下、全剣連ガイドライン)』を策定いたします。これに伴い、新型コロナ感染関連の「稽古に関する感染予防ガイドライン」、「主催大会実施にあたっての感 染拡大予防ガイドライン」、「審査会実施にあたっての感染拡大予防ガイドライン」を廃止します。今後は、この『全剣連ガイドライン』に沿って稽古、大会、審査会等(以下、行事) を行われるようお願いいたします。

ガイドライン
1. 行事の参加について
・以下に該当する者は行事への参加を控えること。
@ 体調がよくない場合、体調が普段と異なる場合(症状がなくても感染している場合があるため)
A 発熱、咳、咽頭痛などの症状がある場合 B 同居家族や身近な知人に感染症が疑われる者がいる場合も慎重に判断すること
・基礎疾患がある者はあらかじめ主治医の了解を得ること。
(留意事項)高齢者が感染した場合、重症化しやすく、死亡率も高いため、65 歳以上の場合は稽古等の行事への参加について慎重な判断を行うこと。

2. 行事の前の感染対策
 @ 手洗い、アルコール等による手指の除菌を行う。
 A 更衣室を使用する場合は密集を避け、換気を行う。
 B 床の湿式清掃もしくはモップ掛けを行う。その他にも共用のものについても、除菌を行う。日常生活においても、手洗い、消毒、換気などの対策を心掛け、発熱や咳、倦怠感等の症状を認めた場合には、速やかに医療機関を受診することを勧めます。

3. 剣道の実施にあたって
@ 面をつけて剣道を行う際には、飛沫の飛散防止等のため、口の部分を覆うシールドもしくは、面マスクを着用する。
A 大会の審判員のマスクやシールドの着用は不要とする。
B 審査会において審査実施時は、審査員・立会者・係員はマスクを着用する。休憩時間のマスク着脱は本人の任意とする。 実技試験合格者の日本剣道形の審査においては、マスクの着脱は任意とする。
C 居合道・杖道においては、マスクの着脱は任意とする。
D 稽古場所・会場等においては、できるだけ工業用扇風機を用いて通風・換気を行う。

4. 行事の後の感染対策
@ 更衣室を使用する場合は密集を避け、換気を行う(複数名で外で飲食する場合も同様)。
A 面マスク、使用済みのシールドの洗浄、除菌を行う。剣道着・袴・手拭いも都度、 洗濯や除菌を行うことが望ましい。
B 剣道具(特に面、小手)の除菌を行う。
C 洗顔、手洗い、うがい、アルコール等による手指の除菌を行う。 おわりに 居合道、杖道においても、同様とします。 また、各組織・団体にあっては、会員構成(年齢や性別)、稽古及び場所、地域の気候 等の特性に応じて、本ガイドラインを参考にしてください。 (通風・換気についての補足説明) 通風・換気の程度は CO₂ モニターでCO₂ 濃度をチェックすることにより判定 可能;おおよそ 1,000 ppm 以下に保つことが望ましい。
 ※以上のガイドラインに沿って、稽古、大会、審査に臨みます。ご理解をお願いします。

【通常稽古】
 @水曜夜の玉幡中学校体育館での通常稽古は18:30開場、18:50〜20:15で実施します。
 A土曜朝の甲斐直心館道場での通常稽古は中学生の部5:45集合、6:00〜6:50、小学生以下の部7:00集合、7:10〜8:10で実施します。
【自主強化稽古】
 B月曜夜の玉幡中学校での自主強化稽古は19:00〜20:00で実施します。通常稽古に参加をし、勉学、お手伝い等をしっかりした上で、余力のある人が参加をするようにしてください。

 ※スポーツ少年団の活動は原則20:00までと甲斐市教育委員会から通知が来ています。自宅での復習予習、翌日の登校に差し支えても困りますので、残り稽古を希望する人も短時間集中で早めに帰宅するように心がけてください。

 ★令和7年度伝統文化親子教室甲斐市親子剣道教室を6月28日(土)に開講します。時間はいずれも17:00〜18:30 甲斐直心館道場です(甲斐市篠原3218-2)
 @6月28日(土) A7月5日(土) B7月19日(土) C8月2日(土) D8月23日(土) E9月6日(土) F9月20日(土) G10月4日(土) H10月11日(土) I11月1日(土) J11月15日(土) K12月6日(土) 発表会 12月21日(日)8:30〜12:00 甲斐市内体育館(予定)
※参加者募集中です(子どもだけの参加はできますが、大人だけの参加はできません)。参加料無料。お申し込みはこのホームページから、または甲斐直心館館長 鷹野(chirochiro1965@yahoo.co.jp)までご連絡、お申し込みください。子どもの定員40人程度です。


 ★土曜または日曜の午前、外部からの参加者も交えて、一般稽古会を不定期で行っています。内容は日本剣道形、面を着けての基本稽古、立ち合い等です。

 ★居合道稽古会、女子稽古会も月2回ペースで行っています。

【5月】

28日(水)甲斐直心館水曜通常稽古 
     18:30開場 玉幡中 18:50〜20:15

31日(土)甲斐直心館朝稽古
     5:45集合 中学生6:00〜6:50
     7:00集合 小学生以下 7:10〜8:10
     
     ※インターハイ個人予選 鐘山体育館
     ※一般 全剣連行事(〜6月1日)

【6月】
2日(月)甲斐直心館自主強化稽古
                    19:00〜20:00 玉幡中学校

4日(水)山梨県剣道連盟月例稽古会
    18:45〜20:00 小瀬武道館
    (通常稽古を月例稽古に振り替えます)

7日(土)甲斐直心館朝稽古
    5:45集合 中学生
    7:00集合 小学生以下 甲斐直心館道場
       
8日(日)8:00集合 竜王小体育館 甲斐支部合同稽古会 〜10:30終了
     ※木刀持参
8日(日)6:00〜7:00 甲斐直心館居合道稽古会 道場
8日(日)8:00〜9:30 甲斐直心館女子稽古会 道場

9日(月)甲斐直心館自主強化稽古
                    19:00〜20:00 玉幡中学校

11日(水)甲斐直心館水曜通常稽古 
     18:30開場 玉幡中 18:50〜20:15
     役員・指導者MT
    
14日(土)甲斐直心館朝稽古
     5:45集合 中学生6:00〜6:50
     7:00集合 小学生以下 7:10〜8:10
     ※一般 全剣連行事

15日(日)居合道稽古会 6:00〜7:00 道場
     女子稽古会 8:00〜9:30 道場
      ※一般 全剣連行事

16日(月)甲斐直心館自主強化稽古
        19:00〜20:00 玉幡中

18日(水)甲斐直心館水曜通常稽古 
     18:30開場 玉幡中 18:50〜20:15
          
21日(土)甲斐直心館朝稽古
     5:45集合 中学生6:00〜6:50
     7:00集合 小学生以下 7:10〜8:10
     ※全国高校総体団体予選
     
22日(日)甲斐直心館 小4〜6年生対象
     日本武道館錬成大会に向けた特別稽古会(道場)
     8:30集合〜10:30 ⇒ 8:00集合〜9:30(時間を変更します)
     一般稽古会 10:30〜11:30 ⇒ 中止します

23日(月)甲斐直心館自主強化稽古
        19:00〜20:00 玉幡中

25日(水)甲斐直心館水曜通常稽古 
     玉幡中学校体育館・武道場 18:50〜20:15

28日(土)甲斐直心館朝稽古
     5:45集合 中学生6:00〜6:50
     7:00集合 小学生以下 7:10〜8:10 甲斐直心館道場
     8:45〜10:00 一般稽古会 

28日(土)伝統文化甲斐市親子剣道教室 開講@
     17:00〜18:30 甲斐直心館道場
     ※参加者募集中


29日(日)※全日本選手権・全日本女子選手権県予選
     ※山梨県剣道連盟理事会・総会
    
30日(月)甲斐直心館自主強化稽古会
     19:00〜20:00 玉幡中学校 

【7月】
2日(水)甲斐直心館水曜通常稽古 
     玉幡中学校体育館・武道場 18:50〜20:15     

3日(木)山梨県剣道連盟月例稽古会
     18:45〜20:00 小瀬武道館 ※希望者参加
                      ※参院選公示日

5日(土)5:45集合 富士川流域一斉河川清掃
     釜無川河川公園(玉幡中近く)直心館シャツなど
     長袖、長ズボン

5日(土)7:10〜8:00 甲斐直心館朝稽古
     ※中学生個人

5日(土)伝統文化甲斐市親子剣道教室 A
     17:00〜18:30 甲斐直心館道場
     ※参加者募集中


6日(日)夏季集中合同稽古 大泉格技場
    7:45集合
    8:00からの稽古に参加 〜14:30
    お弁当持参 
    ※北杜市チームとの練習試合も含む

 7日(月)甲斐直心館自主強化稽古会
     19:00〜20:00 玉幡中学校 

 9日(水)甲斐直心館水曜通常稽古 
     玉幡中学校体育館・武道場 18:50〜20:15    
 
 甲斐直心館鷹野道場は、甲斐市篠原3218−2です。道場北西に10台ほど駐車できるスペースがあります。ご利用ください。駐車場がいっぱいの場合、お隣の法久寺のご厚意で、空いている時は駐車場をお借りしています。墓参や園児送迎の支障にならないよう、必ず西奥の方から駐車してください。
 
 







2025/05/28 22:31:00|稽古日誌
5.28 甲斐直心館水曜通常稽古!

 
 甲斐直心館の水曜通常稽古を5月28日、玉幡中学校で行いました。参加者は体験入門者1人を含む31人で、体調不良によるお休みが目立ちました。

 中2雨宮さんの号令で正座。準備体操、素振りを行い、各年代に分かれて稽古をしました。

 4〜6年生は体験入門者も含めて12人、指導者は3人でした。素振りを行ったところまでで胴紐がほどけている人が数人いたため、胴紐の結び方を確認しました。この日の稽古内容も示しました。


 日本武道館の錬成に向けて基礎体力づくり、足さばきに始まり、前進5本−後退5本の正面打ちからの左右面(切り返し)を木刀で行いました。自分に向かって右側の左面は角度もまずまずですが、特に4年生は右面が縦振りになってしまう傾向が見られます。左手は縦に上下、右手の返しで左右対象の角度で、刃筋が通った左右面を目指します。木刀による剣道基本技稽古法も修錬しました。
 



 面手拭いのつけ方、面のつけ方を確認した後、切り返し、面打ち、小手打ち体当たり、小手面打ちを行い、4年生は8月中旬の大会に向けた予選会を行い、この日参加の4人でリーグ戦を行いました。動きが小さく、打っても抜けない、まだまだ中途半端な打ちが多く、有効打突が少ない印象を受けました。打つ機会などをこれから一緒に学んでいきましょう。






 また、できるだけ構えを崩さず、打ち込んでくる相手を竹刀で押えたり、足さばきでかわす稽古も行いました。これは守る稽古でなく、相手をよく見て、打つ機会をつくる稽古です。6年生を元立ちにして行いましたが、今後交代で行っていきます。

 日本武道館錬成に向けた切り返しからの打ち込み稽古を行いました。今後、残り稽古でも行っていきます。最後は100本跳躍面素振りを行いました。1本目と100本目を同じように振れている人はまだ少数です。どこまで成長していくか伸び代に期待です。



 
 終わりの会では5月24日の本部審査会での級位合格者に証書を伝達、5月25日の聖心剣友会主催少年剣道大会の出場者に参加賞の手拭いと各チームの敢闘賞(賞状)を贈りました。帯同した先生方が選んだ敢闘賞は次の皆さんです。▷中学生 伊藤龍▷小学生(A、B、C)雨宮明、勝村実、清水智(敬称略)
 
 聖心剣友会の大会は県内最古級の歴史を持ち、会員の先生方の篤志によって継続されている大会です。感謝の気持ちを忘れず、大会に出られた感動をこれからの稽古に生かしてください。



 







5.25 聖心剣友会主催少年剣道大会!


 第69回聖心剣友会主催少年剣道大会が5月25日、小瀬武道館で行われ、小中高校生が本年度初めての県規模の大会で熱戦を繰り広げました。

 聖心剣友会の名前の由来は、戦後、GHQによって日本で武道が禁止されていたころ、甲府市内の剣道愛好者が稽古場所を探したときに、どこも貸してくれなかった中で、甲府カトリック教会の神父さんが講堂を貸してくださって剣道の稽古が再開できたことに感謝の気持ちを込めて、「聖」の文字を入れたとされています。そして、聖心剣友会所属の子どもたちは少なくなってしまいましたが、その後も会員の先生方の篤志で子どもたちに大会の機会をくださっていることを参加する私たちは忘れてはなりません。

 大会の結果、小中学生はいずれも山梨健心館、高校男子、高校女子はいずれも日本航空高校が制しました。気迫あふれる試合が随所に見られ、ふだんはあまり試合に出られない選手もたくさん出場することができ、素晴らしい大会でした。

 甲斐直心館は中学生1チーム、小学生3チームが出場しました。中学生はかろうじて決勝トーナメントに進むことができましたが、小学生はAチームを含め、予選リーグを抜けることができませんでした。今回の結果を率直に受け止めて、足さばきの鍛練を中心とした日々の稽古を積み重ねていくことが大切です。

【中学生】▷予選リーグ
甲斐直心館 2−1 致道館C(3人)
甲斐直心館 5−0 春日居B(3人)
 ▷決勝トーナメント1回戦
新田・無我之会 3−1 甲斐直心館

【小学生】▷予選リーグ
甲斐直心館A 5−0 河口湖北
山城剣友会B 2−1 甲斐直心館A
甲斐直心館A 4−1 嵐峰会
▷同順位 A甲斐直心館A 2勝1敗=落選
【小学生】▷予選リーグ
甲斐直心館B 2(5)−2(4)石田スポ少
甲斐直心館B 2(4)−2(4)錬成会
▷同順位 A甲斐直心館B 1勝1分け=勝者数差で落選
【小学生】▷予選リーグ
甲斐直心館C 1−0 長坂北斗スポ少
東剣友会A 4−1 甲斐直心館C
▷同順位 A甲斐直心館C 1勝1敗=落選

 高校女子の決勝は日本航空高校と東海大甲府高校の間で行われましたが、甲斐直心館の出身者が両チームに分かれて3人出場し、館生同士の対戦もあり、感慨深いものでした。