| 甲斐直心館の12日の稽古は鷹野道場で行いました。6時半すぎに道場に到着しますと、既に北村先生と小5松匠君の姿が。既にかなりのスペースでぞうきん掛けをした跡がありました。松匠君は稽古前の68歳北村先生との対話が楽しくて、「道場に早く行きたい」とお母さんをせかすそうです。北村先生とどんな会話がされているのか興味深いところですが、陽気な北村先生との楽しいやりとりが目に浮かぶようです。
稽古前の道場の温度計を見たところ29度ほどで、湿度もやや高めでした。12日の甲府の最高気温は33.2度となり、52日連続真夏日の過去最長タイ記録となりました。暑いわけです。
中3男子も直幸君、健太君が参加したのをはじめ、総勢26人の参加でした。指導陣も北村先生、久先生、透友先生、当初は仕事の都合で参加が難しいと見られていた治先生も、県体育祭りに向けた調整もあって稽古に間に合いました。館生2人が玉幡中学校に足を運んでしまったとのことでした。1人は鷹野道場に進路変更できましたが、1人は断念してしまったとのことで残念でした。今週が学園祭のピークで学校施設はなかなか使えません。
中2の颯真君が号令を掛けてくれました。なかなかメリハリの利いた号令で良かったと思います。
通常の10パターン素振りを行いました。素振り300本は考えようによっては多いし、考えようによっては少ない本数でもあります。要は本人の工夫次第です。
早速、日本剣道形、基本技稽古法、初心者基本錬成組に分かれて稽古を約30分間行いました。
基本組は6人です。小1が2人、小2が1人、小4が3人でした。区長さんご夫妻は会議があるとのことで欠席連絡をいただきました。
面着け後は久々に50本切り返しを行いました。その後は面の打ち込み6本、小手の打ち込み6本、小手面の打ち込み4〜6本、面体当たり引き面−小手面体当たり引き小手−面体当たり引き胴−面打ち抜け、地稽古でした。1分間の地稽古を2回ずつ行い、その合間に指導者の1分半の地稽古を挟みました。
治先生もまずまずの動きです。仕事が忙しくて剣道がなかなかできなくても、剣道への気持ちを切らさなければ、まずまずの動きができるのが剣道の不思議なところです。「忙しくてこのところ稽古が思うようにできなかった」というような時に昇段審査で合格するような話もよく耳にします。自分自身の9年前の七段審査の時もそうでした。「稽古をしたくてたまらない」という気持ちが普段の生活にも反映されていくのだと思います。
最後に基本錬成組も交えて一息なおし15秒の打ち込み稽古を行いました。治先生には掛かり手に回ってもらいました。
2回往復の切り返し、面一本で締めました。
稽古後の講評では、「上半身だけで打っている。もっと腰中心の動きで打ってほしい」「右手中心で打たないように」「気合の大きさもすべて相手に合わせてしまわないように」などのアドバイスがありました。学園祭も佳境で、指導者のうち2人の中学校の先生は体力的にも時間的にもたいへんな中、参加してくれました。こういう指導者の先生方の熱い気持ちに積極的に応えてほしいと思います。
館生に稽古の感想を求めたところ、成君から「先生方の見取り稽古では、打つというよりも切るという意識が見えた。ぼくもそうしたい」との趣旨の話がありました。技の冴えでは成君は館生の中でも1、2を争うと思います。これからも高い意識を持って稽古に臨んでください。
すっと心を落ち着けて構え、すっと踏み込み、無理なく無駄なく無法なく打ち込む。こんな剣道が自然とできるといいですね。でも小中学生には剣道七段の剣道を最初から求めていません。まずは大きな声を出して全力で打ち込む。無駄打ちも大いに結構、まずは手数を出すことが大切です。その中からいろいろなことを学んでいきます。チャレンジすることから、多くのことを学べます。
稽古後、ぞうきん掛けを終えてみんなが道場を後にしたのちも、朝紀君が1人ぞうきん洗い、片付けをしてくれました。甲斐直心館全体にまだ欠けているのは、それぞれが全体を見渡して責任を持って物事に取り組むことでしょうか。朝紀君はこの日の稽古でも面技の伸び、抜ける速さが増して技に勢いが出てきたことを感じました。こういう実直な姿勢が剣道の稽古にも表れてくるのでしょう。たしかある政党の党首・代表選の候補者への論評で「ぞうきん掛けが足りない」というものがありましたが、実直な姿勢は人の心を動かします。
土曜の朝稽古はもちろん、次週19日の水曜稽古も鷹野道場で行いますので、お間違えのなきよう。暑い秋も剣道を楽しみましょう!
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