「剣道の修行とは誰にでも出来ることを、誰にもできないくらいやることだ」―。
水曜の稽古の後、皆さんにこの言葉を紹介しました。甲斐直心館の旗を揮毫(きごう)してくださった剣士森島健男先生の言葉だそうです。
剣道専門誌ではない一般の「ウェッジ」という雑誌の2月号に内村良一選手を取り上げた特集があります。その中で内村選手が3年ぶり2度目の全日本剣道選手権優勝を果たすまでを紹介していました。内村選手は、この森島先生の教えを心に刻み込み、復活優勝を成し遂げたという内容の記事でした。ライターはラグビー歴17年、弓道三段という方で剣道経験はないのかもしれませんが、私は久々に心を動かされる素晴らしい記事に出合えた気がしました。
「剣道の修行とは誰にでも出来ることを、誰にもできないくらいやることだ」
自分の周囲を見ても、中学生のころ、スポーツはまったくと言っていいほど駄目でも、剣道だけは強い同級生がいました。きっとこの言葉に近い思いで稽古をしてきたのだろうと思います。甲斐直心館でけいこする皆さんは、森島先生がお書き下さった団旗を見たら、「直心是道場」の言葉と「剣道の修行とは…」の言葉の持つ意味をしっかり胸に刻むようにしましょう。
話戻って…。水曜の稽古には県高校冬季大会を終えた高校生、また、高校の前期入試を終えた中学3年生トリオも久々に参加してくれ、非常に活気のある約25人による稽古が行われていました。
剣先がしっかり振れた打ちを意識させるために、掛かり稽古はいつもよりきつめにしましたが、先生方は皆さんにほんのちょっとの困難な体験をしてもらうことで、その壁を平気で乗り越えられる人間に育ってもらいたいという思いで指導しています。
また近く、竜王地区の小学5年生男子が甲斐直心館に入団してくれる見通しですが、一緒に笑ったり苦しんだりしながら稽古した仲間は一生の掛け替えのない友達になります。自分たちを高めてくれる仲間をもっともっと増やしていきましょう。
稽古後、北村先生から「久先生に教えてもらっている基本に忠実に」、久先生からは「今学期はあと何日学校に行くか、直心館の稽古に参加するか、よく考えて真剣に臨んでほしい」というようなお話がありました。
寒さのピークも通り越しました。春はすぐそこまで来ています。冬の稽古の成果が芽吹いてきます。
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