カナロアとの再会を第一義に、18年ぶりに津軽海峡を越え北海道の地にロードHCの北海道ツアーへ参加する為に行ってまいりました。昨年末より南は香港、北は北海道へと甲府盆地より海を越える旅をさせてくれるカナロアには感謝するばかりです。
今年はカナロアの展示がある特別な年ですが、本来この時期のツアーの目的は今秋募集ラインナップに名を連ねる予定の1歳馬の展示と、この時期ならではの当歳馬と母馬との2ショット展示がメインであります。
そしてケイアイFで休養中の現役馬に加え、現在募集中の2歳馬の展示もあるとあり流れに流され追加出資へ流れ着くことに恐れをなしていましたが、我が厩舎の馬房は制限一杯でありこれ以上は成績を向上させ馬房数UPさせるしかありません。
というわけで、事前に2歳の追加出資はしない!と心に決め、最初の1歳馬展示へと臨みました。
千歳空港から2時間あまりのバスの中で配られた展示名簿を眺めつつ、今回のメインターゲットに据えたのは1歳で父Distorted Humor 母グラシャスギフトの牡馬、当歳では父エンパイアメーカー母グラシャスギフトの牝馬の2頭。はい、そうです。共にグラシャスギフトの仔であります!何か昔のマル外ロードを思い出させてくれるこの母に期待をし、1歳に関しましてはムキムキのアメリカンでダート1400がベスト!のような仔を想像し、心の中ではすでに先行出資の気持ちで限られたカメラの電池残量の中見学してきました。
そして1歳大トリでの展示となったグラシャスギフト13ですが、想像していたよりもすらっとしており、距離の融通も利きそうな魅力ある仔でありました!
まあ、エンパイアメーカー産駒のヴァローアも2歳になり急にムキっとしてきたように、これからいかにもダート!って感じになるかもしれませんが、同じ父を持つアメリ同様に最初は芝でもいけるんじゃないかと期待させます。大トリでの展示が期待度の高さを示すなら、募集金額が心配でなりませんが予算オーバー(2000万以上)でも厩舎問わず出資しようかと思っています。できれば3000万台で収まってくれれば・・・ちなみにアメリは牝馬でありながら5000万!
1歳だけで20頭以上の展示ですので、あとは気になった若しくは気に入った4頭を。
まずは「おおーっ」とため息が出るような高額必至のワンフォーローズ13(父キングカメハメハの牝馬)
どっしりと落ち着いており、しっかりポーズも決め本当にいい馬だなあ。恐らく高額&抽選でしょうし見送るでしょうが「やっぱり欲しい!」なんて心変わりさせるような魅力たっぷりの馬です。
続いて、グラシャスを除いて一番写真が多かったレディプリンセス13(父ハーツクライの牡馬)
この仔は自然に写真が多くなるような見栄えのするハーツクライ産駒です。1年早ければ出資も可能だったでしょうが、父の産駒の活躍でいったいいくらになるのか?
期待のエンパイアメーカー産駒で新潟2歳Sを勝ったシンメイフジ13(父エンパイアメーカーの牝馬)
展示はされましたが初仔とあり母のオーナーが所有するかもしれませんが、この父で母系も優秀とあれば出資意欲も向上します!ちょっとカリカリしていましたが、募集され安田厩舎なんてことになれば・・・エンパイアメーカーになんとしても成功してもらわなければなりません!
最後は当歳時に仕入れたというマイネルラクリマ、シルクアーネストを兄に持つティアドロップス13(父キングカメハメハの牡馬)
愛しのキングカメハメハに似ており、好みのタイプ!「重賞馬の下」ということを抜きにしても良く見えました。あとは金額と厩舎しだいでの出資候補です。
続いては当歳馬ですが、現段階では母と連れ添って出てくるのが可愛い!ってしか思わず、血統上の好みで3頭(3組)を。
まずは分場?トップで出てきた父Tapit 母スピニングワイルドキャットの牝馬
はい、父Tapitというだけで注目です!
次は、1年後吹き荒れているだろうエンパイアメーカー旋風に加え、母はクラブの代表馬でオークス馬ということで高額必至の父エンパイアメーカー母レディパステルの牝馬
お察しのとおり、父にとって代表産駒となりうる血統にやられました。
最後は先述の父エンパイアメーカー母グラシャスギフトの牝馬
この仔も含め、魅力的な仔はなぜか牝馬ばかり。これから産駒が走り出すエンパイアメーカーですが、ある程度芝で活躍馬が出てきてくれないと牝馬では活躍の場が限られ厳しくなってしまいそうですが、夢はダートに戻ったドバイWCや祖国アメリカの地で大暴れ!と願っていますので頑張って欲しいものです。
1日目は以上の1歳&当歳展示を見学しましたが、もうこの辺で記事を書くにも疲れてきましたし、「つづき」へと先送りするといつになるのかわかりませんので2日目のケイアイFでの展示は超ダイジェストで!
早朝7時出発というキツイ状態で迎えた雨降る2日目ですが、展示中に少々降っただけで持ち直し、無事に2歳出資馬3頭に初対面することができました!
一緒に写真を撮るだけでなく、顔を撫で撫ですることもでき「頑張ってな!」と小声で気持ちも送ることができました。ぜひ次は勝利の口取りの舞台で近くに立ってお礼を言ってあげたいです。
写真は母も出資馬だった思い入れ深い「初孫」でもあるロードチャレンジ
出資馬で最初に出てきたのがチャレンジとあり、馬の顔を撫でたことなどなかった為、カメラに背を向け撫でたポーズもケンシロウが虎を制したときのようなぎこちないものとなりました・・・他の2歳馬に比べ小さな馬体でしたが、母の分まで元気に長く競走生活を送って楽しませて欲しいです。
出資馬にも会え、未来の出資馬にも対面できた初の北海道ツアー。カナロアがいなければ参加することもなかったかもしれませんが、参加してみて本当に充実し楽しい時間が過ごせました。何事も一歩踏み出し体験してみなければ良さもわからぬことを身をもって感じました。正直いって今から来年のツアーが楽しみでなりません!その時には勝利を挙げ夏休みでケイアイFにいる愛馬と再会することが実現できるよう全馬に頑張って欲しいです。
ご一緒だった皆様、クラブ・牧場関係者の皆様、バスの運転手さん2日間ありがとうございました。