じぇいてぃ厩舎〜愛の果てまでも〜

日高の馬で、非社台でロマンを!を家訓にターファイトC&ユニオンOC&ワラウカド&広尾TCでロマンを追い求める山梨の一口馬主愛馬日記です
 
2013/09/14 1:50:46|ブリュネット
ブリュネット夢に向かいローズS(GU)へ
いまひとつうまくいかず辛抱の時が続く我が厩舎に、久しぶりに明るい話題が舞い込んで参りました!

春のオークスTRであるフローラS(GU)に続き、秋華賞TRであるローズS(GU)にまたもや抽選を潜り抜けブリュネットが見事出走することとなりました!

他のレースと違い、3歳限定のTR重賞競走に名を連ねることが出来るだけで人生幸せであり、どんなに人気薄であろうと心躍る瞬間なのであります。

前走小倉で敗退後に強豪が集うこのレースに出走することは難しいのでは考えていましたが、6分の2の抽選を掻い潜りまたもや強運振りを発揮してくれました。

春に比べ、関西で行われる今回のレースは、オークス馬メイショウマンボを含め強豪がひしめきブリュネットにとってかなり苦戦が予想されます。

それでも、唯一白星を挙げた同コースなら状態さえ春同様であれば本番への出走権利が得られる3着以内も十分に期待されます。

ただ、フローラSのときには我が愛読紙である日刊スポーツの調教評価で「A」評価を頂いたように、唸るような手ごたえで駆けていたように記憶しますが、今回は千田先生自らが2週にわたり跨り「折り合い」を重視した控えめな内容となっています。これがよい方に向くかどうかはわかりませんが、牡馬相手に完勝した舞台で伸び伸びと駆け抜けあわよくば一発にも期待し穏やかに見守りたいと思います。


できることなら、出資者の非常に少ないブリュネットのために仁川へ応援に行きたいのですが、先週カナロアの応援に行ったばかりで2週連続となると周りの目も気になる小心者の不惑ですので、甲斐の国でTVを見ながら応援したいと思います。

カラー馬柱に載るだけでもとってもうれしいよ、ブリュネット。元気に伸び伸びと駆け抜けるのだよ!がんばれ、ブリュネット!

では、レースに向けての近況をクラブHPより

2013.09.12 ブリュネットは、9月15日(日)阪神11R・ローズS(GU)・国際・牝馬限定・芝1800mに酒井学騎手54kgで出走します。9月11日(水)良の栗東・坂路コースで1本目に58.8−43.0−27.4−13.5 馬なりに乗っています。短評は「多少上向く」でした。発走は15時35分です。

2013.09.11 ブリュネットは、9月15日(日)阪神・ローズS(GU)・国際・牝馬限定・芝1800mもしくは9月16日(月)阪神・3歳上500万下・牝馬限定・芝1800mに予定しています。体調、条件、出走状況等を踏まえながら最終的なレース選択を行ないます。なお、騎手は未定です。9月11日(水)良の栗東・坂路コースで1本目に58.8−43.0−27.4−13.5 馬なりに乗っています。短評は「多少上向く」でした。

・千田調教師 「9月11日(水)は抑え込んで我慢させる内容でした。デキ自体は良かった前走。その状態を維持できています。1勝馬でもトライアルへ出走が叶いそう。ただ、抽選で外れた場合に自己条件の枠が残されているか・・・。想定表を参考に判断する方針」

≪調教時計≫
13.09.11 調教師 栗東坂良1回  58.8 43.0 27.4 13.5  馬なり余力 多少上向く

2013.09.09 ブリュネットは、9月15日(日)阪神・ローズS(GU)・国際・牝馬限定・芝1800mに特別登録を行なっています。9月8日(日)稍重の栗東・坂路コースで1本目に59.8−43.8−28.3−13.9 馬なりに乗っています。短評は「坂路コースで入念」でした。

≪調教時計≫
13.09.08 助手  栗東坂稍1回  59.8 43.8 28.3 13.9  馬なり余力 坂路コースで入念

2013.09.04 ブリュネットは、9月4日(水)重の栗東・坂路コースで1本目に55.1−40.3−26.2−13.2 馬なりに乗っています。短評は「坂路コースで入念」でした。9月15日(日)阪神・ローズS(GU)・国際・牝馬限定・芝1800mもしくは9月16日(月)阪神・3歳上500万下・牝馬限定・芝1800mに予定しています。

・千田調教師 「9月4日(水)の追い切りには私自身が跨りました。前走後も過度にテンションが上がる様子は無し。その点に関してはOKでしょう。ただ、どうも手先だけで駆けているような・・・。もっと春当時は全身を使い、力強さが感じられたのですけどね

≪調教時計≫
13.09.04 調教師 栗東坂重1回  55.1 40.3 26.2 13.2  馬なり余力 坂路コースで入念







2013/09/13 0:39:31|カナロア
カナロア敗れる
距離がもたないだの初コースだの不安材料だらけで今回こそは大きく負けることもあるかも・・・と敗戦の覚悟を持って臨んだ安田記念を快勝し、もはやカナロア最強神話は引退まで続くものだと微塵も疑いを持つことなく年内無敗で引退するものだと思っていました。

その「絶対王者」カナロアが当初の予定を変更し、昨年同様にスプリンターズS(GT)の前哨戦となる先週末行われたセントウルS(GU)へ出走しました。

安田記念後、感動の極みの中「引退までの3戦は必ずこの眼で見届けよう!」と心に誓った私は、迷いもなく、いや少々の迷いはあったもののプライオリティをカナロアに置き今回初の仁川・阪神競馬場へと赴くこととなりました。

昨年までなら、いくらカナロアが出走するとあっても遠路遥々現地応援には向かわなかったのかもしれませんが、今年はカナロアを通じ関西にも友ができたため再会の嬉しさも手伝い意気揚々と西へと歩を進めることができました。

昼過ぎにようやくハマカゼケンタロウさんと松さんが待つ阪神競馬場へ到着。



仁川までの阪急電車、阪急梅田駅といい入場してからの雰囲気、女性のコンシェルジェの佇まいなど「高級感」を感じさせる競馬場には軽いカルチャーショックも受けました。

待ちに待った再会を果たしたお二方、なんと10人だけが堪能できる「口取り権利」を保有しており正装でのお出迎えでありました。さらに今回もゴール前、しかも昼までの雨を考慮し室内の特等席を確保していただきました!そして約束のカツカレーを堪能し、いざカナロアとの再会の場であるパドックへ!

おそらくこの時、3人ともカナロアが負けるなんて微塵も思っていなかったはず・・・



正直、カナロアはG1戦のパドックしか見たことがないので前哨戦の今回は少々余裕残しであることはわかっていながらも、何か覇気というか漲る闘志は感じられず、おっとりというか落ち着き払っているというか、どうとらえていいのかわからないパドックの雰囲気でした。

そして場所を口取りの撮影に備えウィナーズサークル正面に陣取り、儚き67秒の火蓋がきられました!

少々ペースは落ち着いたものの、4角までは勝ち馬を見ながら不利も受けないコース取りで上々の滑り出し。ぴったりとマークされ後ろにいるバレンチノ君の末脚を心配しながら、勝負どころを迎えたものの勝ち馬に並びかけるのに手間取り、いつものように一瞬で交わすこともできず「アレ?アレッ?アレッッ!?」と結局そのまま勝ち馬を捕らえきれず逃げ切りを許すこととなりました。

3着以下は大きく離していますし、時計的にもレースの内容も上出来なレースだったのですが、カナロアが負けるなんて微塵も思っていなかったので、何が起きたのか?えっホントに負けたの?って感じで拍子抜けしたまま佇んでいると、勝ち馬が表彰にやってきたのでようやく退散。

当然レクチャーも表彰がないので思ったより早く、サインのないゼッケンを手にしても作り笑顔しか出来ない惨状となりました。

「競馬に絶対はない」

そんなことは百も承知でいながら、いつのまにか「絶対王者」が負けることなどないと、カナロアに対する過剰な愛情から周りが見えなくなっていたのかもしれません。

幸い、レース後カナロアに異常はないとのことで一安心ですが、連勝の始まる前の最後の敗戦の地で「君たち、俺だって簡単に勝ってきたんじゃないよ、機械じゃないんだし相手もあるんだから」とカナロアに論された気持ちにもなりました。

今回だって負けたとはいえ精一杯の走りを見せ最後まで抜き去ろうとクビ差まで詰め、恥ずかしい競馬はしていません。ほんの一年前の昨年の今頃までは僚馬でありスプリント女王のカレンチャンの背中を追いかけ、3連敗の中臨んで勝ち取ったスプリントG1。

そして王者として追われる立場で勝ち続けるのは至難のなか、海外競馬、距離も克服し自ら勝ち得た「世界のカナロア」「絶対王者」の称号はいつだって挑戦者のカナロアが切り拓いてきた道なのです。

これからは、まだ誰も成し得ていないスプリンターズS連覇を目標にまだまだ進化しチャレンジしてくれるのでしょう。

そして、私も「カナロアは勝つのが当たり前」なんて気持ちをリセットし、一年前と同じよう中山の地で熱い涙を流すことができるよう精一杯応援しようと思います。

カナロアよ、また元気な姿を中山でみせておくれ!
そして、カナロアのおかげでまた楽しい旅が出来たよ!
本当にいつもいつもありがとう!

そう宿舎近くに聳え建つ大阪城の天守を見つめながらつぶやき、浪花の地を後に静かに東へと向かうのでありました。







2013/09/10 0:08:46|我が愛馬たち
厳しい夏を終え
前回の投稿から早2ヶ月を過ぎ、いよいよ放置も放棄へと変わったかに思われた皆様、以前にもこのような放置期間を過ごした私にとってはちょっとしたバカンス期間のようなものなのです。

最高気温が40℃を超える猛暑が続く今夏、40を超えた肉体にムチ打ち少年たちと野球に勤しみ、仕上げに冷たいものを嗜めばあっという間に夢の中。夢とロマンを大事にする私は、愛馬の頑張りもある中ついつい夢を見るのを優先し、「明日は書こう!」と心に決め心地よき眠りについていました。

そんな熱き少年たちとの夏も終わり、甲府盆地の暑さ峠を越えたところでボチボチこのブログも再開していこうと思っております。

振り返れば、前回崖っぷちの3歳馬オーレリー&ラファエルの記事を書いたところででバカンスへと入りましたが、結果2頭とも待ち望んだ「勝利」を得られず引退となってしまいました。

しかし、この2頭の引退への経過は対照的で、ラファエルはソエを抱えながらも懸命に走り勝利へあと一歩の2着と頑張りましたが、そこで脚元が限界を迎え無念の引退となりました。ハンサムな顔つきで特に瞳が印象的だったお気に入りのラファエルでしたので、なんとか勝ちあがりもう少しの間楽しませて欲しかったです。出資当初の妄想通り、芝の中距離で走ってくれたラファエル、本当にありがとう、そしてお疲れ様。

もう一頭の「秘密兵器」オーレリーは、できれば秘密のままにしておきたかったくらいデビュー戦から結果が伴いませんでした。少々みんなより脚が遅かったのも事実ですが、繊細な性格のためなかなか思うように体が大きくならなかったことも影響したのだと思います。ただ、血統的な奥深さに魅了され、この仔のためにターファイトCに入会し、その後エンパイアメーカーの仔に出資する縁を誘ってくれたオーレリーには感謝するばかりであります。
そんな、感謝の思いは行動で示さねば!とおそらく最終戦になるであろう新潟競馬に、オーレリーにひと目会いたい!と遠路越後へと行って参りました。



初めて会うオーレリーに心弾ませましたが、やはり近況報告どおり体が寂しく映り厳しい現実が待ち受けていることを察しることとなりました。レースではこれまでの中では一番よい競馬をしましたが、結果は伴わず予想通りこの一戦を最後に引退となりました。最後のレースも見ることができましたし、なにより新たな縁を導いてくれたオーレリーには感謝しています。オーレリーありがとう、そしてお疲れ様。


去るものがあれば、希望に満ちた新人も現れてくれるもの
我が厩舎の2歳馬の先陣をきって一番最後に出資したプランドールが新潟競馬場でデビューしました!
デビュー戦に選ばれたのは、なんと「芝」のレース。
ゴールドアリュールの仔だけにダートが主戦場になるのかと思っていましたが、可能性を確かめる意味でも芝を使って欲しかったのでこれは願ったり叶ったり。
でしたが、やはり若干キレ不足を露呈し惨敗。少々距離を延長し未勝利戦へ向かいましたが新馬戦同様の結果に。そして次走の予定に出たのは満を持しての「ダート」戦。少々ソエ気味とあり一息入れての「ダート」デビュー戦に期待したいところです。

そして勝利を挙げているラパージュ&ブリュネットも大きな期待を胸に出走しました。

ラパはようやく勝利した1200の距離に出走となり、世間の期待も大きかったのですが、やはりもう一歩のキレがなく惨敗。次走の予定では待ちに待ったダート戦を予定とあり、もう一花咲かせてくれること期待させます。でも、育成場を変えたのはちょっと心配なのですが・・・

春にはG1オークスにも出走し、G2フローラS3着の実績をひっさげ自己条件の500万下に秋の飛躍を期待し小倉で出走したブリュネットですが、初の1番人気に戸惑ったかまさかの惨敗を喫してしまいました。ただ、レース後に千田先生から「調整に失敗したのかも。申し訳ありません」との言葉をいただき、万全の状態で臨めば上のクラスでも通用するであろうことに希望が残りました。師の言葉通り、来週の秋華賞TRであるG2ローズSに登録。春同様厳しい抽選をクリアしなければなりませんが、まだまだ夢の続きを見させて欲しいものです。


歴史的猛暑となった今夏、わが厩舎の愛馬たちは気温同様熱い結果にはなりませんでしたが、実りの秋を迎え2歳馬のデビューも含めじぇいてぃ厩舎大収穫祭となることに期待したいと思います。

え!?カナロアが昨日出走したのは書かないのか?ってですか・・・
はい、そのあたりはいろいろと察してください・・・
きっと今週中には投稿できると思います・・・







2013/06/29 0:30:40|我が愛馬たち
崖っぷちのオーレリー&ラファエル出走
カナロアの感動の安田記念制覇で始まった6月もあっという間に過ぎ去ろうとしています。その間、カナロアグラスや競馬ブックのパネルなどグッズも続々と届き、本日にはクラブから高松宮記念優勝グッズの申込み書類も届き気分高揚したままの1ヶ月でありました。

しかし、とうとう厳しい現実にも目を向けなければいけない時がやってきました。

3歳のこの時期に未勝利でいる立場の厳しい2頭がそろって土曜福島に登場いたします。

まずは、より「勝利」に近いだろうラファエル君から。

前走では先行したものの、新潟の長い直線で嫌気をさしたか一生懸命最後まで走ることを拒絶しての敗戦・・・昨秋のデビューからの2戦では府中の直線でも最後まで頑張ったものの、年頃のラファエル君は少々要領を得たのか、それとも反抗期に入ったか頭がよい事が競走馬として逆作用してしまった感も出てきました。

しかし、今回は前々走で「もしや!?」と思わせた福島の舞台で、今度は積極的に先行すれば何とかやれるのではないかと思っています。4着に敗れたものの、4角でもう少し早めに仕掛ければ勝利も望めたように見えた相性のよい?小回り福島の開幕週なら、待ち望んだ勝利も目の前に転がっているのかもしれません。

淡き期待を胸にしまいこみ明日の昼を待ちたいと思います。

2013.06.27 ロードラファエルは、6月29日(土)福島6R・3歳未勝利・混合・芝2000mに吉田豊騎手56kgで出走します。6月26日(水)良の美浦・坂路コースで2本目に55.7−40.2−25.8−12.7 強目に追っています。短評は「太目残り」でした。発走は13時00分です。

2013.06.26 ロードラファエルは、6月29日(土)福島・3歳未勝利・混合・芝2000mに予定しています。同レースはフルゲート16頭。現段階では優先順位11番目、同順位3頭で出走可能です。なお、騎手は未定です。6月26日(水)良の美浦・坂路コースで2本目に55.7−40.2−25.8−12.7 強目に追っています。短評は「太目残り」でした。

・栗田調教師 「先週末から右前脚が多少モヤモヤと。今週に使う分には我慢が利くと思うものの、ちょっと気に掛かる材料と言えるでしょう。6月26日(水)は坂路コースで。サッと走らせた程度でした。鞍上は数名の候補が挙がっている状況。明日27日(木)に決める予定です」

≪調教時計≫
13.06.26 助手  美南坂良2回     55.7 40.2 25.8 12.7  強目に追う 太目残り



そして、衝撃的敗戦で夢も希望も吹っ飛びロマンだけでは通用しない厳しい現実を突きつけられたオーレリーですが、今回もデビュー戦と同じ条件での出走となりました。

調教の時計からも、飛躍的進歩は見受けられず今回もかなり厳しい戦いが予想されますが、更新される調教動画や近況写真からはなんとなく以前より元気というか活気が出てきたように思います。劇的変化は望めないでしょうが、何とかもう1戦チャンスがもらえるように、一歩でも半歩でも前進した姿を期待し心穏やかに見守りたいと思います。

2013-06-26 新開幸一厩舎で調整されています。今週の出走に向けて、先週は6月23日に助手を背にして、南ポリトラックコースにて追い切りが行われ、73.0-58.1-44.3-15.0を馬なりで計時しました。今週は26日に助手を背にして、南ポリトラックコースにて併せ馬で追い切りが行われ、71.0-54.4-40.3-13.1を馬なりで計時し、併せた相手に同入しました。新開調教師は「状態は良くなっているので、変わり身を見せて欲しいですね」とのことです。29日福島、牝馬限定3歳未勝利・芝1800m花田大昂騎手で登録を行う予定です。


2013-06-19 新開幸一厩舎で調整されています。次走に向けて、19日に助手を背にして、南ポリトラックコースにて併せ馬で追い切りが行われ、70.3-54.8-40.8-14.1を馬なりで計時し、併せた相手に同入しました。新開調教師は「動きに素軽さが出てきたし、気合乗りも上々です」とのことです。次走は29日福島、牝馬限定3歳未勝利・芝1800mへの出走を視野に入れています。



とにかく、現時点で未勝利に身を置く立場である以上これからの一戦一戦がまさに正念場。掲示板に乗れなければ次の出走はいつになるか判らず、それぞれの体調に合わせた調整はできなくなり万全な体調での出走もままならなくなってきます。

とにかく、目の前のレースをそれぞれ「自分らしく」精一杯駆け抜けて欲しいものです。

がんばれ!とにかくがんばれ!オーレリー&ラファエル!







2013/06/04 13:24:00|カナロア
カナロア安田記念制覇!
戦前には多くの不安が撒き散らかされ、これまでの戦績など度外視したような紙面が数多くある中、カナロアに対する我が思いと共感するのは香港陣営とその帯同メディア、それに清水成駿殿くらいでしょうか。

悔しい思いを懐にしまいつつ、今回の安田記念も同志とともに現地で応援することとあり、オークス同様にゴール前を確保しようとトールさんと共に早朝より西門へと参陣してきました。そのトールさん、入場後は抜群のスタートで坂を駆け下り、蹴り込みも強いピッチ走法で楽々と特等席をを確保!返す刀でパドックをも確保してもらい、帯同馬の私は息を乱さず勝利の一服を愉しみご満悦。本当にトールさんありがとうございました。

陽も高くなり、この1ヶ月で3回目の府中参陣となる浪花のハマカゼケンタロウさんも到着し、その後ハセハセさんも到着。今日は誰もスーツはいないのか?そう思いつつ、空腹の3人で高松宮記念時同様に験をかつぎ皆でカツカレーを堪能。ちょうどその時よっしーさん到着の一報が入り、再会の場所スタンドへと向かいました。そこにはなんとスーツ姿のよっしーさんが!またこの仲間から口取り権利獲得者が現れました!

心配された天気は陽も顔を出すものの過ごしやすい陽気で、仲間と歓談しているとあっという間にパドック待機の時間に。パドックでは今日の主役でもある安田伊左衛門翁には花やお供えものもありました。



そして、待ちに待ったカナロアと視線も合う特等席で再会です!




パドック登場時はやや落ち着かない感じで周回していましたが、様子を察し翔伍助手がヘルプで2人引きとなりいつもの落ち着きを取り戻したように見えました。間近で見ながら「これが世界王者の馬体か・・・」と一競馬ファンに戻りカナロアの迫力ある馬体に昇天。口取り権利もないため、ササッとスタンドへ戻り返し馬も堪能。あとは、王者らしい走りを見せてくれるよう願い、伝説への90秒が幕を開けました。


燃えました!叫びました!そして泣きました!


戦前の王者に対する扱いに憤慨し、その喧騒を世界を制したスピードで黙らせてくれたカナロアの勝利に嬉しくて嬉しくてたまらず、「見たか!」と熱いものがこみ上げてきてしまいました。

その王者はウインニングランでゴール前へ戻ってくると歩みを止め、我らが眼前で岩田騎手の歓喜のポーズを披露してくれました。



その数分後にはスーツ姿のよっしーさんが馬場へと入場!うらやましいなぁと羨望の眼差しで見つめる中、少々距離はあるものの手を振ると、こちらへ手を振ってくれる姿が。おめでとう!よっしーさん!

そして、スタンドで勝利の乾杯!叫び続け枯れた喉にはしみる嬉しい一杯でありました。

今回も思いを共有する仲間と最高の舞台で、最高の結果を一緒に過ごせたことは本当に宝物であり、何度でも大きな舞台で喜びを分かち合いたく思います。本当に皆さんありがとうございました!

今回の勝利でスーパーホースからレジェンドホースへとまたひとつ王者の階段を昇ったカナロアよ、本当にありがとう!

もっともっとこんな時間を共に過ごしたい。だけれど、ガラスの脚と言われる競走馬である以上レースでは怪我との背中合わせ。ここまで来たレジェンドホースにこれ以上負担をかけたくない・・・でも、もっともっと来年も目の前を駆け抜けて欲しい・・・レース後相反する想いが交錯し、なにがカナロアにとって幸せなのかいろんなことを考えさせられました。

でも、信頼する安田先生以下厩舎スタッフが一番カナロアのことはわかってくれているはず。私ができることは、信じ、願い、祈ることでしょう。そう思い、これより甲斐・武田神社へ祈願し、更なる飛翔をすべて心に刻んでいこうと心に決め集大成の秋を待ちたいと思います。

応援してくださった皆様本当にありがとうございました。

現地で共に至福の瞬間を分かち合えた皆様ありがとうございました。

そして、誉れの我が愛馬ロードカナロアよ、本当によく頑張ったね!おめでとう、そしてありがとう!また何処の地で会おう!