じぇいてぃ厩舎〜愛の果てまでも〜

日高の馬で、非社台でロマンを!を家訓にターファイトC&ユニオンOC&ワラウカド&広尾TCでロマンを追い求める山梨の一口馬主愛馬日記です
 
2013/06/01 9:53:53|カナロア
世界のカナロア安田記念(G1)出走
今や世界屈指のスプリンターへと登り詰めた我が誉れの愛馬ロードカナロアが、明日のマイルG1安田記念へ出走いたします。

これまでの距離実績からなんやかんやと不安ばかりがまくし立てられ、世界王者への敬意が感じられん!と少々ご立腹な1週間を過ごしましたが、もはやその喧騒もここまで。

競馬ですから、絶大な人気を背負っていても勝つこともあれば負けることもある。

勝敗はどちらでもよいのです。

ただただ、日本が世界に誇る東京競馬場のターフで、カナロアが走るというだけで出資したときの夢が叶い満足です。

それも大観衆が押し寄せる最高峰のG1でとなれば、感慨無量であります。

当初考えていた残りのレースにこの安田記念が加わり、ひとつ多くカナロアが疾走するレースを我が眼で見られることがうれしくてたまりません。

あとは、父キングカメハメハのように広く長い直線を無事伸び伸びと駆け抜けてくれることができるよう願うばかりであります。

というわけで、最初で最後になるであろう府中での走りを見届けるため明日は現地で観戦いたします。

ご一緒になります皆様、今回もよろしくお願いいたします。

カナロアよ心地よき薫風の如く駆け抜けろ!いざ参らん、愛の果てまでも!







2013/05/30 13:25:00|ヴァローア
戦力補強2013 bP ボーントゥブーギーの2012
ようやく2歳馬の近況も書けたところで、滾る欲望に抑えが効かず早々と1歳馬の出資に踏み切ってしまい早くも2年後のクラシックを夢見ることとなりました。

ロードHCでは10月に1歳馬募集が始まり、いつもならこの時期は夢乗せた2歳馬の進捗が気になるばかりでありますが、オーレリーの血統的魅力に誘われ昨年禁断の扉を開き2つ目のクラブとなったターファイトCでは、日高の牧場集合系のクラブだけあり「当歳募集」が行われています。

ただし、未勝利・未出走の補償もなくなった現在では早期の出資はリスクも高く腰も引けるところですが、体内から発するオーラが大きな募集馬は早くから満口になることもあります。やはり天馬ディープインパクトの仔などは、いち早く出資せねば!と募集の号令がかかった途端に満口となってしまうようです。

そんなディープ狂想曲の陰で私が昨年から気になってしまい、「いずれ秋までには・・・」と虎視眈々と狙っていた仔がこの仔!

               
                  ボーントゥブーギーの2012 牝 (Royal-5)

決め手になったのは、最近更新されたVTRでの成長ぶりとなんといっても大仕事を成し遂げてくれそうな血統。

父は北米リーディングサイアーともなった「日高の希望の星」エンパイアメーカー!我が大好物であるミスプロの血を継ぐファピアノ系であり日本での成功への期待も高まります。母は流行のドイツ馬で、欧州の至宝サドーラーズウェルズ系であり母系にはダンシングブレーブ→ブラッシンググルーム→ヘイローと極上の配合が重ねられ、米国産の父と合わせれば夢は世界へと羽ばたきます!(この仔の血統

このマル外のような血統は、まさに手に入れたかっただけにいずれは出資を!と先延ばしにしていましたが、ここ最近の馬券の好調ぶりから一気に出資を決断しました。

そして、お世話になるのは栗東・牧浦厩舎。ロードでも何頭か手がけられており、いつも騎手はリーディング上位の騎手を配してくれるんだなぁと思うぐらいで、あまり印象にありませんが1974年生まれとまだまだ若い先生でこれからこの仔と共に大きな舞台へと踏み出して欲しいものです。

そして、肝心の募集価格は総額1,400万円、一口70,000円(200口)と相変わらずのマイゾーン価格。これが父の産駒が活躍してくればいくら牝馬でももう少し価格は上がってくるのでしょう。この価格で夢が見られるとは生産・提供いただいた谷川牧場には感謝感激であります。これからデビューするハービンジャーやコンデュイットなど走ってみなければ判らない部分が一番怖いのですが、フェデラリストが活躍してくれたことでエンパイアメーカーにはより多くの期待がかかりそうです。

クラシックの舞台では吹き荒れるディープ旋風を撥ね退けなければ出走すら厳しいこのご時勢。なんとか対抗しうるべく、この仔に限らずエンパイアメーカーの仔には頑張って欲しいものです。

ご一緒の皆様よろしくお願いいたします。







2013/05/30 0:06:11|我が愛馬たち
期待大きな2歳馬近況
ようやく夢のオークスの舞台へ参戦した昂ぶりから日常に戻り、先週末には競馬界の暦の節目であるダービーも終わり、いよいよ来年のクラシック競走に向け今週より2歳新馬戦が始まります。

当然我が厩舎の2歳馬3頭もその荒波に揉まれることとなりますが、出走はおろかトレセンでの調教がはじまる前の現段階ではどの仔も「ダービー馬」もしくは「桜花賞馬」となるだろうと妄想はアベノミクスなのであります。

そのそれぞれのG1を、年上の愛馬の出走情報に忙しく馬名も決まっているのにここまで近況報告をせずにきてしまいました。

というわけで、早くもトレセンに入厩した仔もいる中、馬名の報告から近況報告していきたいと思います。


まずは、我が厩舎筆頭であるダービー候補レディマーメイド11(写真左)ですが、馬名は「ロードフェンネル」(Lord Fennel 冠名+(英語)セリ科ウイキョウ属の植物名)と決まりました。

まあ、セリ科と言う時点でよくわかりませんが、響きは絶好の響きでありキレのある叫びができそうで気に入っています。この感触はヴェッケン大佐のときも同様でしたけど・・・

フェンネルは予想通り夏をケイアイFで越し、秋以降入厩の「王道路線」を歩む予定で進められています。ここまで足下の不安もなく順調に進められていることが何より。今はよく食べよく動き実りの秋を無事迎えられるよう願っています。これが、未勝利戦終了の来春になると万事休すといったところでしょう・・・なんとかその境目を順調に切り抜け夢のダービーの舞台へと誘って欲しいものです。


そして、先日入厩警報が発令され最後の最後で出資したタカオサクセス11(写真中)は、「プランドール」(Plein dOr (フランス語)沢山の金)と名前が決まりました。スペルを見ると「プラン・ド・オール」って感じでいかにもフランス語な上品な名前となりました。

入厩後も特に体調を崩すこともなく、まずは美浦トレセンに慣れることからはじめています。移動後に環境に馴染めず食欲が落ちる仔や、輸送熱によりすぐに近郊牧場に移されるとか頓挫する子も多い中ひとまず環境に馴染んでくれたことは何よりであります。

ただ、2週目となり難関の「ゲート練習」で躊躇することも・・・我が厩舎最大の敵である「ゲート試験」ですが、牝馬ということもあるので昨年のブリュネット同様に馬が納得するまでゆっくりじっくり進めて欲しいものです。もうここまできたら、多少の時間が掛かってもゲートがトラウマになるようなことは避けて欲しいものです。よろしくお願いします、田中先生。


そして、一番のお気に入り馬であるターファイトCのサイレーン11(写真右)は「ブリッジバード」(Bridge Bird 名前の由来:春に開花するアーチ仕立てのバラ)というお洒落な名前に。そういう花の作り物?があるらしいですが正直よくわかりません・・・ただ、響きはよいのでこちらもお気に入りな名前に決まってくれて満足であります。

このブリッジバードですが、私の中では育成場でのVTRを見てかなりの手ごたえを得ており、GW明けに発売された「ギャロップまるごとPOG」でも育成場のページで紹介されるかな?なんて思っていたものの写真はなし・・・クラブのページにも写真はなく「なんでなんだ・・・こんなにいい馬なのに・・・」と意気消沈しながらページを読み進めると、育成場の期待馬に名前が記載!そして、調教師別のそれぞれの期待馬のページでは矢野先生の一番馬として名前が載っておりました!!!これには感慨無量!なのに馬体写真はひとつもなしなんて・・・編集者をがっかりさせるよう、存分に活躍し来春には大きな舞台へ駒を進め見返してやりたいものです。まあ、取材してくれた記者には感謝してますけど、父名をみて「写真イラネ」なんて思ったカメラマンには後悔させてあげたいものです!

そのブリッジバードは、先月末にはラファエルがお世話になる松風馬事センターへ移動し、矢野先生も視察に訪れる中来月中旬の入厩を視野に順調に調整されています。おそらく新潟デビューを視野に入れて調整されていくのでしょうが、なにより「芝」でのデビューに期待したいものです。

というわけで、3頭体制で臨む2011産ですがそれぞれの成長に合わせ、ブリュネットのように私を大舞台へと連れて行ってくれるよう願っています。

行きたいな〜桜花賞!そして夢のダービーへ!










2013/05/21 4:43:59|ブリュネット
夢の大舞台オークス
競走馬にとって一生に一度限りのクラシック競走。その中でも東京競馬場の芝2400コースで行われるオークス、ダービーは別格の舞台。生産者はこのコースを克服できるよう配合を考え、代を積み重ね頂を目指す誉高き舞台であるのです。

そのオークスへ我が愛馬ブリュネットが無事出走までこぎつけ、齢を重ね出不精になってきた私を最高の舞台へと赴かせてくれました。

そして、選ばれし18頭に我がクラブからブリュネットを含め3頭が出走表に名を連ねるという快挙を成し遂げてくれたおかげで、カナロアを通じ知りあった仲間と共に応援することができました。

高松宮記念の時には後からノコノコと参陣したにもかかわらず、ウィナーズサークル前の席をリラコサージュの命名者であるハマカゼケンタロウさんに確保していただき最高のひと時を堪能できましたが、ようやくその時の御礼ができる!と今回は1時間で行ける東京競馬場の座席確保を私が引き受けることとなりました。

クラシック競走の開門前にはいったいどのくらい人が待っているのだろう?想像もつかず、あれやこれやと調べてみると「よい席を取るなら始発で府中へ到着せよ」とのお触書を発見!府中本町へ到着する一番電車は5時とのこと。ならば、その手勢が一気に攻め込んでくるであろう5時の10分前に到着し足許を掬ってやろうではないか!と一人軍議を開き戦略を練りました。

いざ当日作戦を実行すると、おおっ!到着時にはもうすぐそこに入場門があるではないか!思ったより深夜からの待機組はおらず、あとは意気揚々と駆けてくる始発組みを待ち構えるのみ!そこへやってきたのはパラリパラリと10人弱・・・そんのこんなで結局同組で入場した私より後ろの方々で最後に来た人は6時半くらいか?ああ、あと1時間寝ていられたのね・・・

まあ、こんな体験ができるのも大舞台へ愛馬が出走できるからであって、そうそう体験できるものではありません。そして、なんとかゴール前の座席を無事確保。なんとか役目を果たせ安堵いたしました。



そして、パドックを見に行くとずらっと並んだロード横断幕!壮観です!そして出走するロード3人娘の幕までも!クラブの幕にお守りが見られるように、ホント作られた方の愛情がたくさんこめられたすばらしい横断幕です。これを見たときには朝からウルッときてしまいました。本当にありがとうございます。



そうこうしているうちに、あっという間に陽は高くなり昼までにはよっしーさん、ハマケンさん、Iさんと合流し楽しく?馬券も買いながらレースを楽しみ、3人が共通愛馬のラパージュの応援と時を過ごしていると、もうパドック待機の時間に。ようやくブリュネットとの1ヶ月ぶりの再会がやってまいりました。



前回のフローラSのときより落ち着いているようにも見えましたが、騎手が騎乗してからは結構なテンションの上がり具合。少々心配ではありましたが元気があるようで何よりでした。そして、同僚のティアーモ、リラコサージュも元気そうでそれぞれの好走を願いパドックを後に。



「いったい今回は何人来るのか?」と心配されたブリュネットの口取り希望者は前回の2人から12人へと大躍進!一桁ではなかったことに安心し、思いのほかスルリと戻れた座席でのオークス観戦へ!緊張と淡き期待の中、誉れ高き145秒が火蓋をきられました。



スタート後、我らが待つゴール前を通過したときにはすでに首を振りながらの折り合いを欠いた走りを見せ、そのまま1コーナーを回っていった時には「好走はないかな・・・」と覚悟。それでも3角を過ぎ少々押し上げ直線をむかえなんとか伸びを見せてくれるよう願うものの、尻尾を振りながらの苦しい走り。それでも最後まで見届けようと、ティアーモ&リラコサージュの追い上げそっちのけで寡黙にブリュネットだけを見つめているうちにゴール。結果は16着と振るいませんでした。

で、結局何が勝ったの?と電光掲示板を見るとリアル本命Bが1着に!そこからは、戻ってくるブリュネットも忘れガッツポーズ!ごめんよ、ブリュネット・・・おかげでバチがあたったか、ご一緒にいた方はご存知のお粗末な顛末に・・・まあ、これもよき思い出です。

レース後のレクチャーでは和田騎手のコメントとして「気持ちの問題」が原因とのことで、今後精神面での成長が待たれるところであります。

ここまで夢を乗せて大舞台までつれてきてくれたブリュネットですが、今日からは500万クラスの現実に引き戻されます。他の2頭はそれぞれ2勝を挙げ、秋の秋華賞(G1)への出走を目標に仕上げられるのでしょうが、そこへ追いつくためには1戦1戦が大事になってます。

ただ、血統的にも奥深く成長力にも富んでいると思っていますので、遠回りしてもブリュネットにあわせ一歩一歩2頭に追いつければよいと思っています。

ブリュネットよ、長い距離を一生懸命走り頑張ってくれたね、ありがとう。これからも栗毛の綺麗な馬体でたくさんたくさん楽しませておくれよ。ひとまずゆっくりして、また走ろう!その時は、今度は我が長距離輸送で応援に参るぞ!また会おう!

応援してくださった皆様、現地で共に過ごさせていただいた皆様まことにありがとうございました。







2013/05/18 20:47:01|ブリュネット
ブリュネット夢の舞台へ!
儚き夢と判りつつ、ロマン故に抱く愛馬のクラシック競走への出走。

毎年のダービー予想で書いているとおり、一生に一度のクラシック競走の出走枠に入るだけでも素晴らしいこと。

しかし、限られた数は18頭の狭き門。年間7000頭以上が生産される中、この大きな舞台へ名を連ねることができるのは本当に一握りの数なのであります。

そのひとつであるオークスの出走表に我が愛馬ブリュネットが名を連ねるとは、出資時のロマンには桜花賞だなんだと書きますが実現するとは正直思っていなかったことであります。

デビュー戦から一走一走身を削りながら戦績を積み重ねココまできたブリュネット。本当に半年間で十分な親孝行をしてくれました。

もうあとは悔いのなきよう走ってくれればそれで十分です。

このレースで2着以内に入らなければ、賞金加算もされずレース後は1勝馬の500万クラスの現実に引き戻されることとなり、今後は賞金加算が一番の課題になるのではないかと思います。

そんなこんなも後で考えるとして、何より目の前の青春真っ盛りな舞台で一生懸命頑張ってくれることを願っております。

もちろん私も無事に口取り権利を余裕残しで獲得!世間の人気はいつものようにありませんが、正装をした上で精一杯応援して期待と思います。

頑張れ!ブリュネット!


そして、新潟ではラパ姉さんが怒りの連闘!

今度は新潟でも実績にある外回りコース。いつものようにしっかりと直線伸びて、待ちわびた勝利を得られるよう遠き府中の場より願っております。


明日ご一緒になる皆様、よろしくお願いいたします。