夢を育むお手伝い。    HOOK(フック) かんきょう 『協育』事務所へようこそ!!

HOOK(フック)とは、釣り針のことです。 子供たちが思い描く夢や希望を、 質の良い自然体験活動と、環境教育のワークショップなどを通じて育てることを支援させて戴きます。 大切な子供たちは、たくさんの人たちの「協力」があって健全に育ちます。 是非この『協育』に、お手伝い下さい。
 
2019/01/11 11:11:11|活動報告
実践インタープリテーション 4 『水辺の環境教育学』ストーリーテラーで・・

遅ればせながら、
皆さま新年おめでとうございます。
松は開けてしまいましたが、
なんとか小正月前にお知らせできたので、
このご挨拶でお許し下さいませ(*^_^*)

年が明けて最初の専門学校の担当授業で、
1月9日(火)に妙高(新潟)に行って参りました。
が、大雪で列車が止まってしまい、
急きょ、終点になってしまった
長野県との境の駅まで迎えに来て戴いて、
何とか授業開始時間5分前で滑り込みセーフ!!

ほっとして束の間、
毎回、違うテーマでインタープリテーションを実践する、
『水辺の環境教育学』授業の、最終回が始まりました。
今回扱うテーマは水辺の外来種問題です。
そして、実践の方法はと云うと、
ストーリーテラーの手法で実践です。

冬休みを間に挟んだので、
その間を使って、しっかり準備して、
今日に臨みましょうと、
休み前にも伝え、メッセージも託しておきました。

さて、前回の反省も踏まえて、
どれくらい修正できたり、成長できたかを確認です。
残念ながら、体調不良で1名欠席になってしまったものの、
どんな発表をしてくれるのか、とても楽しみです。

その前に、先ずはストーリーテラーって、
こんな感じだよ・・・。って、事で、
ある童話を紹介しつつ、お手本を披露しました。

そして、いよいよ発表が始まりました。
最初は、前回ミステイクで、
注意させてもらったKくんからです。
とっても真面目な性格なだけに、
どんな素材を使ってくれるのかな・・・

パソコンを携えて話し始めました。
「最近気になったニュースが2つありました―」
(おお・・・。ニュースで来たかぁ)
一つはある関西の中学校の話題でした。

Kくんの伝えた2つのニュースは、
楽しいというよりも、重く心に響いてくるテーマで、
これは、ある意味凄いインプリだぞ!!
ぐっと胸を突いて来る内容でした。

一方、成長が著しい紅一点のIさんは、
絵本の読み聞かせ―。
と、云うスタイルで始まりました。

読んでくれた絵本は・・・
きっと多くの方々が知っているあのお話しでした。

ですが登場する、ダブルの主人公を、
カニさん・ザリガニさんに置き換えての読み聞かせ
時々、絵本の主人公と、すり替えた主人公が、
互いに交錯しちゃう場面も多々あったものの、
その発想、着眼点が、とても素晴らしくって、
今回のテーマとずっとシンクロしてくる感じで、
非常に素晴らしい読み聞かせでした。

ここまで頑張れた、
彼らのその伸びしろの長さに、感激してしまいました。

やっぱり言葉の力の凄さを、
改めて感じたと共に、間違いなく
どちらも最高のインタープリテーションでした。

最後の課題のセルフガイド作りにも、
おおいに期待が持てそうです。

これで最後の授業機会だったので、
彼らには自信を持って大丈夫だよって事と、
緊張するだろうけど、このインプリができれば、
絶対に自分の魅力になるから頑張れって伝えました。

相棒の先生と毎回、情報を共有しながら、
どうしたら、大人しいの殻を自分で破って、
羽ばたけるのか―。
それを模索しながら進めて来たこの授業、
彼らは確実に羽ばたき始めてくれました。

頑張れ!!

写真は上から

1枚目
真面目なKくんの伝えてくれたメッセージは
本質をグッと抉る様なインパクトでした。

2枚目
Iさんが使った絵本はこれです。
きっと読んだことある人多いですよね。

3枚目
でも主人公を敢えて、カニさん(ずっと住んでる)
ザリガニさん(違う土地から来たお友達)に変えて、

4枚目
友だちのある提案で人間と友だちになれた、
カニさんでしたが、ザリガニさんの事が気になって・・・







2018/12/31 9:00:00|ご挨拶
今年もありがとうございました!!
平成最後の大晦日です。
年末寒波でとても寒いですが、
お正月の準備を忙しくされているかと思います。
どうか穏やかに、新しい年が迎えられます様、
心よりお祈りしています。

今年は本当に災害の多い年になりましたが、
反面、ボランティアによる
様々な支えがクローズアップされ、
新ためて、人と人との支え合いの大切さを、
実感した年だったと思います。

当方の活動もまた、
多くの方々の支えによって、
無事に1年が乗り切れそうです。
本当に、本当にありがとうございました。

新しい年を迎えるにあたって、
活動をふり返りました。

1月 ラボツークラスへの参加
福島県いわき市の水族館、アクアマリンふくしまにて、

釣りによる環境教育プログラムの実践
現地の元気な小学生と一緒に、
館内の釣り掘りや、水槽前で様々な試み。
なんと、展示の水槽で釣り、しちゃいました!!


4月〜8月
山梨県内の多くの保育園・幼稚園・小学校で、
海ゴミについての講演
絵本「イルカのKちゃん」を、題材にして、
今年もっとも話題になった、マイクロプラスティックや、
海洋動物などへの被害について、
子ども達と一緒に考えました。

8月
今年も、やまなし少年海洋道中で、八丈島へ・・・
台風の接近で、史上初の2日のプログラム短縮。
なのに、凄く心に残った海洋道中でした。
子ども達の頑張りや、指導者、スタッフの熱意に感謝!!
そして、5人の大学生リーダー達と、
今年で指導者を卒業するKonちゃん
本当に本当にありがとう!!
皆の献身を繋げていきます。


10月
金川の森フェスタで初めて有料プログラムを実践
毎年参加させて戴いている、
金川の森公園での秋のイベントで、
モンドリ作りと、園内の水路の生きもの観察会の、
有料プログラムを行いました。

お天気も良く、多くの親子連れで賑わって、
たくさんのご参加を戴きました。
本当にありがとうございました。
隊長って呼んでもらって嬉しかったです(^−^)/

また、5月の「自然と遊ぼう」のプログラム、
お盆前の「清流まつり」、どちらも大盛況でした。
ありがとうございました。
金川の森公園様にも、心から感謝申し上げます。

10月からは、専門学校の授業で、
インタープリテーションの実践指導にあたっています。
残り1回、学生達の頑張りに期待したいです。

5月の「水辺のアクティビティー」実習でも、
海辺で様々なアクティビティーを体験しました。
みんなで作った、
磯が香るギョーザおいしかったね(^u^)

今年もたくさんの出会いがありました。
「ひとつひとつの出会いを、
  大切にしつづけよう」
当方の事務所にそんな言葉をが貼ってあります。

そして、秋からのハッピービレッジ様での
自然教室でも、地元の子ども達と一緒に、
クニマスのワークショップや、
生きものの繋がりを考えました。

感謝、感動、感激
心が動かされるたくさんの瞬間を、
来年以降もずっと重ねていきたいと思っています。

今後ともHOOKかんきょう『協育』事務所を、
お支え戴けると嬉しいです。

本当にありがとうございました。

大みそかによせて・・・

HOOKかんきょう『協育』事務所 代表

野澤 健夫(たいそん)







2018/12/06 8:22:41|活動報告
西湖自然教室 第2弾!! 命はめぐる・・・

いよいよ平成最後の師走となりました。
穏やかで暖かな師走の入りとなりましたが、
皆さん、どうか体調管理には、
お気を付けくださいね。

さて、先にこのブログで紹介させて戴きましたが、
日差しが柔らかい初冬の一日、
西湖のハッピービレッジさんの自然教室に、
再び呼んで戴きました(^◇^)/

前回は、日本で唯一、
この西湖で命を繋いで来た「奇跡の魚」、
クニマスが、この富士山麓の西湖で、
どうして「適応」できたのか―。
それを考えるワークショップを、
地元の小学生と一緒にさせて戴きましたが、

今回は、この「適応」を、更に発展させて、
同じ環境の下で、様々な生きもの達が、
どの様に関わり合っているんだろう?
そんな事を考えるワークショップでした。

今回来てくれたのは、
前回も来てくれた子が3人と、
新たに、小学2年生の男の子が加わった、
4名の元気なお友達です。

午前中は、
ハッピービレッジの理事長さんご夫婦が、
富士五湖のうちの3つの湖を、
眼下に眺める事ができる眺望スポット、
三湖台へ、ハイキングに連れて行ってくれました。

ハイキングの途中で、
予め理事長さんに相談して、
「自然の落とし物―」と、して、
気に入った「宝もの」を、
幾つか拾って来てねって、伝えておきました。

そして、理事長さんのお気に入りの場所で、
絵本の読み聞かせもしてもらって、
午後から、自分が合流する―。
って云う趣向にしました。

とってもお天気が良かったので、
きっとお弁当、凄く美味しかったんだろうなあ・・・。
な〜んて、思いながら、
アクティビティーを仕込みながら、
彼らの到着を待っていました。

「オーイ!!」
子ども達の元気な声が、段々、近付いて来ます。
「おかえり〜、また会えたね!!」
って、事務所でお出迎えです。
で、プログラムの前に、
冷えた体をお茶であっためよう!!
って事で、暫しティータイム。

「ほら、こたつにあたったら出れなくなっちゃうよ」
ってな事で、30分ほど休憩して、
プログラムの始まりです。

拾って来てくれた「宝ものは」、
後で披露してもらうこととして、
先ずは、環境に適応するために、
生きもの達がしてる事ってなんだろう?

そう。それは、食べる事。
でも、自然はキビシイので、
食べてる生きものもまた、
誰かに食べられちゃうかも・・・。
その為にどんな手段をとるのか―。

それを感じるアクティビティーからスタート!!
ロープで仕切った向こう側に、
幾つか、「人が作った物―」を、
紛れ込ませてあります。

さあ、その「人が作った物」は、
一体、何個あるでしょう!?
それを、よーく目を凝らして探してみます。
でも、見つけても「あったー」なんて、
言ってはいけません。口に出して数えてもいけません。
静か〜に、自分だけの目で確かめるのです。

正解は12個―。
だったんだけれど、
1回目の正解者は無し!!
「ぜんぜん、足りてないよ〜!!」
「えーっ、うそぉ、ないよ〜」
大体、半分くらいしか見つけられませんでした。

「さあ、みんな少ないからもう1回だよ」
「よ〜し」気合いが入って来ましたよ(^v^)

ゴールで正解を、そっと耳だけで聴きます。
「おしいっ!!」
5年生の男の子が、ニアピンです。
一方、低学年の男の子は、
まだ、まだピンから離れてるぞ〜!!

「さあ、これが最後3回目だよ」
「じゅうにこ!?」
やっぱりさすがに上級生です。
5年生の2人が、見事に正解!!

じゃあ、何があったか確認しよう。
って事で、答え合わせをしました。
イチバン分からなかったのは、
どうやら、栗のおもちゃだった様です。
ありそうなだけに見つけられない・・・

こんな風に、身を隠したり、
周りの景色に紛れてしまう事で、
えものを捕まえたり、
敵から身を隠したりしてるんだね。

「忍者みたーい!!」
最年少の1年生が言いました。
「そだね〜!!」
つかみはOKでしたね(^u^)

お次は、色を探すアクティビティーです。
「なんで、木は葉っぱの色を変えるのかな?」
「同じ木の葉っぱなのに、ほら色が微妙に違ってるよ」
「ほらほら、ここんとこ、この色とおんなじだよ」

って、ドングリの割れたすき間から見えた、
中身のなんとキレイな色かっ!!
「すごいね〜。みんないっぱい見つけるねぇ」
なんて色探しをしていたら、
「色オニやりたーい!!」
なーんてリクエスト。

「おっ、イイね〜!!」なんて、
チョッとノッたんだけど、理事長さんから、
「ここで野に放つと、終わんないよ〜」
って、そっと耳打ち―。
「そ、そだね」って、納得(>_<)

「じゃあ、おやつにしよう」
と、声を掛けて、事務所に戻りました。
ココアとマシュマロのおやつが済んで、
さあ、いよいよ宝ものの披露です。

全員で拾って来た「宝もの」を、
シートに広げます。
「おっ、すごいね〜」
2年生が拾って来たのは、結構おっきな石です。
5年生の男の子が拾った中にも、石がありました。

「じゃあ、お気に入りを1個決めて」
それぞれがお気に入りを選び出します。
「では、ここからそのお気に入りの物語を作ってみよう」
「えー」っと、聴いてないよの視線が集まりましたが、
「これから、タイソンがお題を出すからね。」
「それについて話してみて。
 じゃあ、お気に入りにした理由からだよ」

みんなそれぞれに、
宝もののストーリーを考えてくれました。
生れた場所や、どうしてその場所にいたのか?
お友達はいるのかな・・・
とか、お題に答える形で、
ストーリーが語られていきます。

みんな素敵なサイドストーリーを語ってくれましたが、
今回は、初めて参加してくれたKくんの
宝もののサイドストーリーを紹介しますね。
彼は、2年生の割には体がおっきくて、
でも、とってもいいキャラを持った子です。

なんと宝ものは、「石」です。
それも、1キロ程もありそうな立派な石です。

どうして気に入ったのかは、
持って帰れるギリギリのおっきさで、
「ぼくを呼んでたから・・・」だそうです。

生れたのは(たぶん)ずっと前(何年前だろう)
三湖台ができた頃かな(Kくんよりず〜っと長生きだね)
どけたらダンゴ虫がいるかなって思って・・・
(いなかったんだね。でも、いい隠れ場所だね)
あったかいんだ(わかる、わかる!!)
でも、重かったあ(おつかれさま)

って、感じで生きもの達に、
あったかい隠れ場所を提供していた、
石おじいちゃんでした(*^_^*)

他には、
中のたねが、ひらひらと飛んで行って、
でも、ちゃんと形で残ってる。

(そっかその種はどんな形かな?)
プロペラみたい。
(あのあと、あそこに残ってたらどうなるかな)
誰かにカリカリ(誰かな?)
リス!!(そっか森のエビフライだね)

って、語ってくれた、
これは、松ぼっくりさんでした。

自然の全ては、色んな繋がりを持って、
バランスを保っています。
その全部が「適応」に、繋がっていくのかもね・・・
そう。命はぐるぐる回っています。

そんなお話しをして終わりました。

子ども達が語ってくれた自然のストーリー、
その中に人間も入って、
仲良くできると素敵だよね!!

さすがに富士山麓。
日が陰ると、たちまち肌寒くなりました。

子ども達の保護者さんが迎えに来てくれました。
また会おうね!!
約束しましたよ。

これから富士山麓は、厳しい冬です。
早くあったかくなれ〜!!

そりゃ、気が早いがなあ!!
そだね〜

次の春、花咲く頃に会えるかな(^◇^)/

写真は上から

1枚目  
さあこれから、自然の仕組みを感じてみよう。

2枚目
うーん、難しいなあ・・・。人工物は幾つ見つかる!?

3枚目
秋の葉っぱや、木の実の色って、色いろあるよね(*^_^*)

4枚目
事務所に戻って、お気に入りの自然のストーリーを語ります。








2018/11/27 17:00:00|活動報告
実践インタープリテーション3 『水辺の環境教育学』クラフトで・・・

サケの遡上観察授業を終えた、
翌日の11月21日の水曜日は、

今度は、自然ガイド環境保全学科2年生の後期授業、
『水辺の環境教育学』の、担当3回目の授業となりました。

この前の週が実習週であった為、
学生達とも3週間ぶりの対面となりました。

今回のインプリのテーマは、「水生植物」です。
実習に入る前、この回ではクラフトで、
インプリを実践すると伝え、
少し時間もあるので、クラフトの準備をしておく様に―。
と、指示をしておきました。
なので、学生達がどの様なクラフトを、
考えて来て発表してくれるのか、
とても楽しみにしていました。

授業の冒頭、前回と同じ様に、
アクティビティーの実践による各自の、
インプリ発表の評価をし合いました。

自分と仲間の評価を、
それぞれに書いて見せ合う事によって、
より自身のインプリについて、
客観視できる様にしていくのです。
前回、とても大きな進歩が見られたので、
このワークの後の発表が、
より、充実するであろう・・・。
そう考えていました。

今回は、その評価をあえて発表させず、
準備して来たクラフトを仕上げて、
直ぐに発表する―。と、伝えて、
準備作業に取り組ませました。

が、女子1名の他は、
材料や資材など、
一向に机の上に置かれないまま、
時間が経過します。

只々、発表用の情報だと思うのですが、
時折、スマホの画面などを確認していました。
まあ、それでも、
時間になったらクラフトそのものが、
出て来るんだろうなあ・・・
そんな風に思っていました。
そして、タイムリミットを迎えました。
発表の順番は、くじで決めると伝えて、
準備作業中に、自分が作ったくじを引かせます。

トップバッターは、
前回、フルーツバスケット的な、
アクティビティーを提案してくれたIさんからでした。

早速、準備して来た、
毛糸や、色の付いた紐、綿・・・
資材を並べます。
自分は、何が始まるのか、ワクワク。
の、一方で、男子2人の表情が、
チョッと固まりました。

たまらずKくんが、
「クラフトをやった体で解説するんですよね?」
「クラフトをするのが今日のテーマでしょ!?」
「自分もそう思ってました・・・」と、Hくん。

どうやら男子2名は、「解説」を、
インタープリテーションと、履き違えている様です。
ガラガラっと、前2回の授業で伝えた筈の、
インプリの定義が、自分の中で音を立てて崩れました。

「誰が、やった体で・・・なんて、言った?」
「いえ、言われて居ませんが、そうだと思ってました」
Hくんが、答えてくれました。

一体、彼らは何を聴いていたんだ・・・
憤慨しましたが、表情には出さずに、
まあ、言い訳は後にして、
とにかく現状で発表する様に指示して、
Iさんの発表を続けてもらいました。

参加者にある生きものになったと仮定させてから、
「あなたは、どんな生きものですか?」
「自分の性格も考えてネ」。
「あなたのお家には、何があるかな?」
「どんなお家に住んで居るのかな?」
「前にある色んな材料を使って、
あなたのお家を作って見せて下さい」

そんなナレーションで始まりました。
水辺―。と、云う制約はなかったものの、
魚だと仮定すれば、水生植物は想像します。
水草の森、藻でできたトンネル、枝の滑り台・・・
自分は、「わんぱくな魚の子ども」
と、仮定した途端に、
どんどんイメージが膨らんで来ました。

水草がお家であり、ベッドでもあり、
遊び場でもあり―。
Iさんだけはインプリの定義を、
正しく理解できた様です。

続いて、男子達の番。
先ずはHくんから、
彼は折り紙を考えていた様で、
Iさんの準備した材料の中に色画用紙があったので、
それを借りて、スタートしました。

先ず黒板に「葦」と、大きく記しました。
「皆さん、この字を何て読みますか?」どうやら、
川原に群生している葦をモチーフにしたようです。

葦は「あし」と、読む他に、
「よし」とも読まれることがあり、
「善し悪し」の、語源かもしれないと伝え、
「では、ここに葦で作った紙があります」
と、言ったので、

「あ、そういう紙が本当にあるんだね」って聴くと、
こくんと頷きました。普通の紙で、
各自、好きなものを折り紙で折っていきました。

ここまでの流れで、彼が何を語ろうとしたか、
判断がつきました。
だったら、
鼻から普通に折り紙させたらいいじゃん!!

インプリになってないとは云わないけれど・・・
葦の解説の方がメインになってしまってますよね。
ちゃうねん!!

最後はKくん、いきなり、
「今日は水草テラリウムと云うのを作りましょう」。
「材料は・・・」
と、前置きして、用意してもいない材料の数々を伝え、
作り方を淡々と説明していきます。

そこに、水草も材料に加えていながら、
観察とか、デザインという工程も伝えないまま、

「これで、ステキな水草テラリウムが完成です!!」
?????
「インプリじゃねーな・・・」
これは、単なる工作ですよね。

ネットを見るとこうした、
「水中の箱庭」みたい・・・。な、テラリウムが、
密かなブームになっている様な、
情報や、動画が結構あります。

どうやら、それをコピーした模様―。
なので、チョッと途中で質問をしてみたところ、
「あれ、どうだったっけ?」
と、メモを見直しました。

彼からしたら、ちゃんとネットからでも情報を集めて、
「水草」に、ついてイメージができるものとして、
これをまんま発表したのだろうし、
ド直球の工作で、何か変なのかな・・・?
と、思ったと、予測できます。

彼の生真面目さが際立った発表でしたが、
彼に、「それ、自分では作ってみたの?」
って、聴いたら、それはしていないとの事。
だったら、例えでも、やっちゃダメでしょ(怒)

もしかしたら、
自分の伝え方が悪かったのかもしれません。
只、はっきりしたのは、
「自然解説」イコール「インタープリテーション」だと、
勝手に判断した―。と、云う事です。
その解釈で、前2回もやっていたと云う事です。

設定したテーマに、ゲストとガイドが、
双方向で、体験を通じてコミュニケーションを行うのが、
インタープリテーションですから、
その定義、全く誤解してしまっている様です。
あれだけくどく言ったのにな・・・。

でも、Iさんは自身の知識の範疇で、
前回も、今回も、
楽しく、双方向で、体験を通じたコミュニケーションを、
やろうとしていました。
彼女は、定義を正しく理解してくれました。

先生は、ガイドではなく自然そのものなんだ―。
この基本の基を、
改めて認識させてあげないといけません。

この授業、最終的な成果として、
この3名で、実際に水辺に持って行って、
「使えるセルフガイド」を、完成させる―。
と、云う課題を設定しています。

それぞれの発表を聴いて、
率直な感想と、お小言も伝えて、
改めて、インプリの定義についておさらいさせました。

授業の後半で、そのセルフガイドの完成に向けて、
編集会議をさせました。編集長に決まったのは、
自ら手を挙げたIさん、最初の顔合わせの時に比べ、
この積極性と、表情が凄く変わって来ています。
「水を得た魚―」そんな観さえ見えて来ました。

彼らの知識量では、
そのセルフガイドに、多くの知識は詰められません。
それでも、命に輝いている水辺は、
きっと彼らの感性の中に呼び掛けるものがある筈で、
それを形にして欲しい―。と、伝えました。

さあ、次回は最後のカテゴリー
「水辺の外来種」に、ついて、
相棒の先生からの知識教授と、次回のインプリの実践は、
ストーリーテラーとしました。
自分の担当は、年が開けた1月9日です。

彼らの口からこぼれた物語は、
一体、何を語ってくれるでしょう。

寒い冬の後に、
必ずやって来る命の春―。
そんな「キラメキの水辺」に、ガイドとして、
連れて行って欲しいな。


編集長、そして男子2人も、頑張って!!













2018/11/26 17:07:26|活動報告
母なる川へ・・・(サケの遡上観察in桑取川)専門学校授業

皆さん11月22日は、
「小雪(しょうせつ)」だったそうです。
里にも雪が、舞い落ちる頃―。と、云う事ですが、
暦の通り、東北や北海道にも、
遅れていた雪が、辻褄を合わせる様に降ったそうですね。
そうそう。併せて22日は、
いい(11)ふうふ(22)の日だったので、
この日に合わせて、
入籍されたカップルさんも、多かったそうですね。


11月は、こんな感じで記念日が多いのですが、
11日が、なんと「サケの日」なんです。知ってました?
な〜んでかっ!?
それはねっ。サケと云う字を漢字で書くとねっ、
魚へんに、十一がふたつ・・・。
ほら、分かったでしょ(^u^)/
そうなんや〜

このギャグ、若い人には、
分かるかなあ、分かんねぇだろうなあ(爆)

さて、前置きはここまでにして、
今回は新潟の専門学校の授業として、
11月20日に行った、
フィールド観察「サケの遡上観察」を、行いました。

場所は、学校のある妙高市から、
クルマで小一時間の所にある、桑取川です。

毎年この川には長い旅を終えたサケ達が、
命を繋げる事だけに戻って来る、母なる川です。
毎年のこの時季、この命の営みを見る為だけに、
この桑取川へ、自分も帰って来るのです。
でも、今年は温かくって、
ちゃんと戻って来てくれているのだろうか・・・
たくさん帰って来てくれているのだろうか・・・
って、とても心配していたのです。

この授業の対象は、新一年生達。
だから、学校のすぐ近くに、
こんな凄いフィールドがあるんだって事を、
知ってもらう為に、どうかサケ達が、
その姿を見せて欲しいものです。

学校で新一年生と、初のご対面!!
「よろしく、タイソンです(^−^)」
19名の学生達と共に、いざ桑取川へ!!

昨夜の雨のせいか、川には濁りが入っていました。
それでも川底には、いました、いました・・・
今年もたくさんのサケ達が、
母なる川へ戻って来ていました。
「おかえり〜」って、声を掛けながら、
今年も、お世話になっている
桑取川漁協さんんへご挨拶です。
もう、顔なじみでもあるので、
自分達の方も、「ただいま〜」って、感じです。
「今年も1年生達を連れて来ましたぁ!!」

先ず漁協の広間で、組合長さんから
サケの管理についてお話しを伺いました。

川に入ったサケは、
許可を得た一部の者にしか、
採捕が認められていない事。

採捕されたサケから受精卵を作り、
厳しい温度管理の下に、一定期間飼育され、
再放流される事。

海に出たサケは、日本海を北上して、
網走沖、そしてベーリング海に至り、
早い個体で2年、平均4〜5年で戻って来る事。

そして、耳石に刻まれた水温の記録から、
何処で生まれたサケなのか、
世界各国で情報を共有している事・・・etc

組合長さんの熱心なお話しに、
学生達もメモを執りながら、しっかり聴いています。

そうするうちに、投網漁の準備が整いました。
早速、川原へ降りて、漁を見学させて戴きました。

網で採られたサケは、
暴れて筋子や白子が痛んでしまわない様に、
すぐさま棒で頭を叩かれます。

チョッと残酷にも見えるのですが、
強い個体から、
強い遺伝子をもった受精卵を作り、
またこの母なる川に戻って来られる様、
種の保存と、資源を維持していく為に、
大事な作業なのです。

これを間近に見た学生達は、
きっと、人と自然の正しい関わり方についても、
あれこれ考えさせられた事でしょう。

暫く漁を見学させて戴いた後、
今度は、採ったサケから作った加工品や、
採卵後のサケをそのまま、
市場よりお安い価格で購入させて戴きました。
この購入額が資源の維持管理費に回り、
資源保護の一助になるからです。

中には、お腹にまだ筋子がビッシリ詰まった、
雌の個体を、捌き方を教えて戴いて、
購入した学生もいましたョ。
「今夜は鍋パーティーだ!!」って、
盛り上がっていました(*^_^*)/

こうして桑取川で、面々と引き継がれて来た、
命の営みを肌で感じた学生達でした。
2時間程でしたが、お礼を伝えて再び学校へ。

午後は、自分と相棒の先生と二人で、
サケについての補習の講義を行いました。

新一年生との授業は、
これで最初で最後となりますが、
とても積極的で意欲的な学生が多かったので、
これから大きく羽ばたいて欲しいと、
強く願った秋の日でした。

写真は上から
1枚目 漁協より桑取川の河口を望む

2枚目 組合長様の話にじっくり耳を傾けます。

3枚目 採ったサケを持たせて戴きました。

4枚目 サケが網で採られた後、質問をする学生










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