鯛損の「でっかい夢釣りあげよう!!」

魚釣りをもっと楽しく、 魚釣りでもっと綺麗な海を!! フィッシングメッセンジャー野澤鯛損は、 釣りの世界のインタープリターです。 HOOKかんきょう『協育』事務所のページと、 併せてご覧下さい!! 釣り人も、そうでない人も、大人も、子供も、 でっかい夢、釣りに来て下さい。
 
2020/12/12 9:06:01|お気に入りの場所
THIS is HACHIJYOU の魚も釣れる!!
今年は、年間を通じて、
最大の仕事である、八丈島でのキャンプが、
このコロナ禍で中止となってしまいました。
そのせいもあって、ステイホームを埋めるために、
当ブログの毎日更新を始めた訳です。

来年の事を云うと、
鬼に笑われそうですが、絶対にやって欲しい―。
そう思いながらも、
ここに来て感染者が拡大している状況を見ると、
まだまだ先行きは不透明です。

このブログでも、何度か「ビバ八丈!!」と、
題して、これまでに釣れたお魚を紹介して来ました。
中でも、上の写真の『ユウゼン』こそ、
THIS is HATHIJYOUの魚です。

八丈島を訪れる多くのダイバーさん達が、
先ず探すのが、この『ユウゼン』で、
『ナズマド』と、云うダイビングスポットが、
よく知られています。

『ユウゼン玉』と、云って、
この美しい模様のユウゼンが玉の様に固まって、
群れで泳ぐ姿は圧巻なんだそうです。

が、このユウゼンさえも、
ご覧の通り、
堤防でサビキで釣れちゃったりする訳ですよ!!

『ユウゼン』は、チョウチョウウオ科の魚で、
食用にはなりにくいのですが、
別に毒があるわけではありません。
それに、15a以上はあるので、
塩焼きにしても、そこそこ身はありそうです。

なので、もし来年になって無事に八丈に行けて、
このユウゼンが釣れたら、
一度、食べてみようかなあ・・・。
と、思っているのですが、
ダイバーさんからは批判されちゃうかもですね(^_^;)







2020/12/11 9:06:01|お魚紹介
僕らはナイルパーチを結構食べている!!
『ダーウィンの悪夢』って云う、かなり衝撃的な、
ドキュメンタリー映画で、象徴的に描かれていた魚が、
上の写真の『ナイルパーチ』と、云う魚です。

アフリカタンザニアにある、
『ヴィクトリア湖』とか、『タンガ二ーカ湖』で、
養殖するために放たれた個体が、
元々、この湖に棲息していたカワスズメ科の淡水魚である、
『シグリット類』を、食い荒らし、

生態系にダメージを与えたばかりか、
アオコの大量発生による水質悪化を始め、
飢餓や貧困などの、大きな社会問題を引き起こした魚―。
と、して、一躍脚光を浴びました。

ナイルパーチはスズキ科の魚で、
日本に棲息している『アカメ』と、非常に近い魚です。

体長が大きなものでは2bにも達する大型の淡水魚で、
本来の棲息域は、名前に冠する様に、
ナイル川周辺を始め、アフリカの熱帯域を流れる河川に、
広く分布している魚でもあります。

そして、このナイルパーチは、白身でくせのない味からか、
食用魚として重宝されていて、日本にも多く輸入されています。
今はその呼ばれ方は、法律の改正によりできなくなりましたが、
「白スズキ」の名で、広く流通していました。
白身魚の○○―。みたいな表示があれば、
大概、ナイルパーチであることが多いです。

あのMのマークのファーストフード店の、
人気メニューの、○ィレ○フィシュも、
実は、この魚のフライです。
当然ですが、自分も大好きなメニューですよ。

ところで、ナイルパーチはフィッシュイーターである事で、
前記のドキュメンタリー映画では、
悪の象徴みたいな描かれ方をしていました。
が、生きるために他の生きものを食う―。
これはある意味、本能ですから魚のせいではありませんよね。

それよりも、こうした閉鎖水域に持ち込んだ人間の、
背後にある「闇」の、様な部分を、
あの映画は、引き出せたのでしょうか。

この映画は、後に事実関係の相違の指摘もあり、
ナイルパーチを、
政治的なプロヴァカンダとして利用した―。
とも云われています。

ここまで書いてくるrと、
おそらく勘の良い方はピンと来るでしょう。

日本の外来種問題の象徴として知られる、
「あの魚」も、スケープゴードにされ、
開発による自然破壊問題とすり替えられた―。
とも、考えられる悲しい魚です。

このナイルパーチの問題と非常に酷似していますよね。
我々は、知らないだけで、
相当、このナイルパーチを誰しもが食しています。

食べた事が無い人なんて、
おそらく、日本人にはいないと思いますよ。

と、云う事は、かの国の悲惨な社会問題を、
知らずに煽ってしまっている―。とも、言える訳です。

だからどうしろ―。と、云うのでは無く、
先ず正しい事実を認識することが大事だし、
自らの意志に基づいて発言しましょう―。
と、云う事だと信じます。

人間の「欲」は、放っておいて、
全てがあの魚の食害のせいだ―。
と、声高に叫ぶ風潮に、釘を刺したいのです。
きちんと自らの目で見て、
自ら検証して学んで欲しいなあって思います。
 







2020/12/10 9:06:01|レッツスタディー!!
回転寿司で人気のネタも海外からの輸入が殆ど・・・
先日のオンラインでの『海辺の環境教育フォーラム』で、
気候変動の分科会で自分が発言した、
『回転寿司店DEワークショップ』の、アイディアが、
割と多くの人に共感して戴きました。

その時の投稿にも書いた通り、
気候変動と、回転寿司なんて、
直接は結びつきません。

が、日本近海でこれまで採られて、食されて来た、
「水産資源」が、明らかに気候変動が原因かと思われる、
海水温の高さや、
消費量に見合う量が獲れない「漁獲圧」により、
水産資源自体が減っている状況の中にあります。

回転寿司で扱われるネタの多くは、
輸入されて来た魚たちであり、
また、食用に養殖された養殖魚が多い―。
と、云う事実があります。

但しこれも、
気候変動と切り離して考えるべきですが、
近海物の地魚で寿司を握ったとしたら、
回転寿司でのリーズナブルな価格では、
とても食べられませんよね。

ひょっとすると、全てのネタに「時価」が、書かれて、
私たちはきっと安心して食べられないでしょう。
この安心は、懐具合の「安心」ですが・・・。

ところで、
我々はそんな回転寿司の寿司ネタの、
ネタになる前の姿・形や、
輸入された魚の産地や海域なども、
ハッキリ知っている方って、
一体、どれくらいいるんでしょうか・・・。
決して多くないですよね。

自分とて、なんとなく・・・。
の、範囲でしか知らないですしね。

だからこそ、こうした魚を多く扱う回転寿司店で、
お寿司を食べながら、魚の産地について考えたり、
養殖魚に与えるエサは何だろう・・・。とか、
何処で養殖された魚なのかな・・・。とか、

従業員の方と、ゲストが問答しながら、
和気あいあいと食事する―。
様なイメージを、伝えました。

例えば上の左の写真はサーモンで、
回転寿司では常に好きなネタのトップに君臨しますが、
これはあくまで「サーモン」であって、
「サケ」では、ないですよね。
確かに「サケ科」の、魚ではありますが、
「サケ」ではありません。

おおよその場合、ノルウェー産の、
『タイセイヨウマス(アトランティックサーモン)』か、
南米チリ産の、「コーホーサーモン(銀ザケ)』です。

この銀ザケは現在、宮城県・岩手県など、
三陸エリアでも養殖されています。

また、先の東日本大震災で、この銀ザケの網が破損し、
銀ザケが大量に逃げてしまう―。そんな事もありました。
大きな漁業被害となりました。
その後、釣りで釣れたりもしましたね。

また、右の『しめさば』も、
もし、このサバが、日本の佐賀関で捕れた「関サバ―」
で、あったりしたら、おそらく一貫で、
下手すれば1000円くらいになってしまいますから、
とても、回転寿司では食べられないですよね。

なので、多くのサバは、ノルウェー産です。
が、ノルウェー産のサバは、
日本近海よりも水温が低いので、脂の乗りが良く、
急速冷凍されて輸入される為、
とても美味しいです。

また直ぐに加工・冷凍されて日本に直行―。
そう言うケースも多いので、
アニサキスに当たる心配も先ずありません。

ですが、サバ自体は日本では大衆魚ですから、
もし値段が高かったら、食べてもらえないですよね。
こういうところに、漁獲圧の問題が横たわっています。
未利用魚についても、真剣に流通に乗せる工夫が、
早急に求められているようにも思います。

そこと、近年のサンマの大不漁とか、
つい先日投稿した、秋ザケの不漁だとか、
不漁の一因として、仮に気候変動があるのであれば、
重たい話しじゃなく、フランクに話し合えれば、
色んなアイディアがそこに生まれて来そうに思うのです。

また、回転寿司のエンガワは、
ヒラメのエンガワではほぼないですし、

アナゴもイタリアとかから、
タコはモロッコとかモーリタニアからとか、
割と中東や黒海周辺からやって来ます。

これを知っていたとしても、何の得もありません。
逆に、「だから何!!」って、敬遠されるのがオチです。
魚のおいしさに産地はさほど関係なく、
ウマイ魚は、どこで獲れてもウマイのです。

マグロなんてその最たる魚だとも思います。
でも、日本人はマグロを愛してやまないでしょ。

お店とゲストがTOTOの関係で、
ざっくばらんに寿司が語り合えた時、
ひょっとしたら、この気候変動についても、
良い解決策が見えて来るかもしれません。
そこに、漁師さん、生産者の方も一緒に話せれば、
尚いいアイディアが生まれると思います。

敵対じゃなく、融和の精神が大事ですよね!!

 







2020/12/09 9:06:01|お魚紹介
さあ果たして来年の初値はいくらだ!?
もう明日で、12月も3分の1が終わっちゃいます。
何気なく過ごしていると、
あっという間に年末ですよ〜(^o^)

ところで、毎年の新春に話題になるのは、
マグロの初競りでの初値ですよね。

特に青森県大間の、
釣りの『クロマグロ(本まぐろ)』は、
高値で競り落とされて、1`あたり、ん千万円とか
バカ高い値段が付きますよね〜。

おおよそ、有名な寿司チェーンが競り落として居るわけですが、
何故、釣りのクロマグロがイチバン高いのでしょう!?

テレビで一本釣りでマグロを釣る、
大間漁師のドキュメントとか、毎年やっていますが、
まさに生きるか死ぬかの過酷な状況の中で、
大マグロと格闘し、1本デカいのが釣れれば、
一件家が建つほどのハイリスク・ハイリターンの世界―。
男一匹・・・。って、云う浪漫はありますが、
凄い世界ですよね。

だからこそ・・・。
ですが、安易に初値に一喜一憂するんじゃなくって、
マグロと云う水産資源が、日本人とってどういうもので、
これからも日本で獲れる様に、
何をしなければいけないのか―。

また、継続的な漁業とは、漁場の管理とは、
様々な問題が背後にはあると思います。

一方で、我々の食卓にあがるレベルのマグロは、
水揚げされたのは日本ではあるけれど、
実は、世界各国の海から集められて来ます。
それだけ、日本人にとってのマグロは、
切っても切れない水産資源なのだと感じます。

余談ではありますが、
海なしの山梨県が、なんとマグロの消費量では、
日本で2番目―。って、云うのは割と知っていますよね。
しかも、殆ど消費されるのは、「キハダマグロ」が中心です。

キハダは、赤身が美味しい魚ですから、
特に、マグロと云えば―。って、お土地柄だけに、
当地のスーパーのマグロ売り場は、
まっ赤っ赤ですよね(^_^;)

ですがトップの静岡県では、
圧倒的に『ビンチョウマグロ』が、食されています。
こうした食文化の違いも面白いですよね。

おそらくコロナ禍に沈んだ、
日本経済の浮揚の願いも込めて、きっと2021年の、
マグロの初値は、ビックリするほどの高値が、
付くんじゃないかと予想しています。

さあ果たして、来年のマグロの初値は!!
ハウマッチ!!!

マグロなだけに、2021年はいい年に、
ツナがっていくといいですね(^_^)v







2020/12/08 9:06:01|お気に入りの場所
ツッコんだって!!
先日のオンラインフォーラムで、
自分が出ることが出来なかった、
別部屋で行われていた分科会の動画が、
参加者のみに配信されました。

その中の一つ、
「海の生きものを伝えよう!解説と見せ方テクニック」で、
とっても楽しい伝え方の見本が示されていました。

話題の提供者は、
トークがバツグンの、
ダイビングインストラクターさん!!
ですが、基本ダイビング中って、
冴えるトークってかませないじゃないですか(^_-)

なので、ダイビングのイントラさん達は、
皆それぞれ、ゲストに興味を持ってもらえる様な、
見せ方、伝え方の「技」を、持っています。

喋れないので、
会話はダイビングボードを介して・・・。
に、なるわけですが、

生きものを見つけて、その名前だけ書く―。
なんてのは、シロウトなんですって!!

なので、色んな技を使って、
より観察が、楽しくなるように仕向ける訳です。
この仕掛けこそ、インタープリテーション―。
な訳で、その方の技を、
惜しげもなく紹介して下さったんです。
そんな動画でした。

それを見て、
「へえ、なるほどなあ。凄いなあ!!」
って、感動しちゃった訳なんです。

その方は、ある時思いついた、
『言葉尻あそび』なるアイディアを試したそうです。

アオウミガメを見つけた際、
単にボードに「アオウミガメ」って、書くのじゃなく、
「アオウミガメかも!?」って、
ゲストの興味を引いたり、

「アオウミガメの匂いがする」って、
接近を臭わせたり、

「アオウミガメフォーッ!!」って、
共感させたりって、言葉尻を変えて、
ボードに書いたら、凄く伝わったって、
仰っていました。

その他にも、色んな「技」を、聞かせてくれて、
同室にいらっしゃった、他のダイバーさんにも、
意見を求めたりで、
気が付いたら、かなりハマって見て居りました。

って、事で、
面白そうだなあ!!って、思ったので、
早速、このブログでも試しちゃいます。

以前、知人のダイバーさんから戴いた、
写真を掘っていたら、上の写真が見つかりました。

で、このブログをご覧戴いている皆さんに、
この2枚の写真に、
ツッコミを入れてあげて欲しいんです。

自分は釣り人なので、この写真の生きものが何なのか、
定かではないのですが、
おそらく、『イザリウォ』が、狩りをしてる写真と、
『テッポウエビ』かなあ、穴に隠れている写真―。
だと、思います。

例えば、イザリウオに、
「今日は釣れへんなあ・・・」とか、

エビに、
「でや、見えヘンやろっ!!」とか、
なんで関西弁になったか分からないのですが(^_^;)

大喜利感覚でツッコんで、
この写真で、遊んでみてくださいな。

そんな風に楽しんでるうちに、
きっと、その生きものについて、知らない間に、
詳しくなっちゃうのではないでしょうかね(^_^)v

因みに、このエビさんと、
イザリウオさんには、関連性がありません。
が、逆に関連付けちゃうと楽しいかも!!