鯛損の「でっかい夢釣りあげよう!!」

魚釣りをもっと楽しく、 魚釣りでもっと綺麗な海を!! フィッシングメッセンジャー野澤鯛損は、 釣りの世界のインタープリターです。 HOOKかんきょう『協育』事務所のページと、 併せてご覧下さい!! 釣り人も、そうでない人も、大人も、子供も、 でっかい夢、釣りに来て下さい。
 
2020/12/07 9:06:01|トピック
釣り糸ってつおいのだ!!
「○○ってつおい〜?」
って、あの伝説のアニメで、
くるくる目がねの女の子の『ア○レちゃん』が、
良く聞いていましたよね〜(^o^)

ひょっとすると全く「!ピン」って、
来ない方もいらっしゃるかもしれませんが、
「んちゃ!!」って、あいさつするってのは、
ご存じですかぁ(^_^;)

まあ、ピンと来ない方は、
ピンと来た方に教えてもらうとして、
「釣り糸ってつおい〜?」って、聞かれたら、
あなたは何て答えますか?

一概には決められないし、
釣る対象魚によっても、糸の強さの判断って、
明確な答えって、きっと出ないですよね。

が、多くの釣り糸の素材と云えば、
プラスティックが主流です。

で、釣り糸は、何年経っても釣り糸ですから、
そう考えると、釣り糸ってつおい―。
ですよね!?

そしてその釣り糸が、
仮に大型の魚を釣るために使われると思うと、
相当、つおい!!
って、こりゃあ云わざるを得ませんよね。

現在、
もいっこある、
HOOKかんきょう『協育』事務所のブログでは、
8月から始まった環境講演会で、
釣り糸が尾びれに絡んで食い込んで、
野生の子イルカを苦しめた挙げ句、
衰弱してしまい・・・。

と、云う悲しい実話を描いた絵本、
『イルカのKちゃん』の読み聞かせによる、
環境教育プログラムを進めていますが、
そこには、イルカの尾ビレまで、
切ってしまう程の釣り糸の強度が、
否が応でも伝わって来ます。

そこで、お邪魔した中学校さんの授業では、
釣り糸の強さを感じてもらう疑似体験を、
何名かの生徒さんにやって戴きました。

10号ほどのナイロンラインの先に、
発砲スチロール製のレンガに片方を結んで、
もう片方には、自分がラインを繋げたカラビナを結んで、
お互いに引っ張り合いました。

すると・・・。
予想が付くでしょうが、糸がギリギリと音を立てて、
スチロールのレンガに食い込んでいくのを、
目の当たりにします。

結構な力で二人で引っ張り合っても、
釣り糸が切れる事は先ずありません。
なので、間違いなく、「釣り糸はつおい!!」と、
確信しています。

そして、この様な釣り糸が、
大量にゴミになってしまっていたら・・・。
魚や海獣にとっては正に、
処刑道具と等しいでしょう。

だからこそ、釣り糸だけは確実にゴミにしない―。
そう自分自身にも、強く言い聞かせています。

魚釣りに、釣り糸は決して外せないアイテムだけに、
釣り人一人一人が、
自分の出すゴミに責任を持たないといけませんね。
 







2020/12/06 9:06:01|お魚紹介
突然ですがクイズです(^_^)v
さて、タイトル通り、
突然ですがクイズです(^_^)v

次に挙げるお魚の名前で、
本当に居るお魚は、どれでしょうか!?
みんなありそで、みんななさそうな名前ですよ。
では、3択でお答え下さい。

1・シッカリカサゴ
2・チャッカリカサゴ
3・ウッカリカサゴ

さあ、この三つのうちに答えがありますヨ(^_-)

ヒントは、上の写真をよ~く見て下さい。
このブログにも出て来た、
あるお魚にクリソツでしょ!?

なので、釣りでも良く間違われちゃうんですよね。
けど、どっちかって云うと、
その名前の魚より、メバルに近いお魚なのですよ!!

もう、分かりましたよね。
その魚より、背側の模様がクッキリなんです(^_^)v

たまには、こんなお遊び投稿もいいでしょ(*^_^*)







2020/12/05 9:06:01|トピック
気になる『海洋熱波』と釣りの未来!!
『海辺の環境教育フォーラム2020オンライン』の中で、
参加した『気候変動』に、ついての分科会に参加して、
どうもこの言葉が気になってなりません。

それは、『海洋熱波』と、云う言葉です。
世界各地で、『熱波』が、報告されていますが、
海の環境でも、同じように『熱波』が起きているのだそうです。

話題提供して下さった方も、強く懸念されていましたが、
2014年〜16年にかけて、米国のアラスカ州から、
カリフォルニア州南部にかけて起きた『海洋熱波』は、
『ブロブ』とも、呼ばれていて、
海の生態系に非常に大きなダメージを与えた―。
その様に話して下さいました。

どう云うことかと云うと、
海水面の水温が上がると、お風呂のふたの様に、
海にふたを被せた状態となり、
海水がかき混ぜられないことで、海中の酸素が奪われ、
大量のアシカが座礁死する―。
そんな事象が発生したとの報告がありました。

また、2019年にも米国の西海岸一帯で、
この『海洋熱波』が、発生しており、
『ブロブがやって来る!!』と、
海洋生物のショッキングな写真と共に、
危機感を煽る記事が報道されたそうです。

また、単純に海水温があがる事で、
本来その場所で採捕される水産物の不漁が続き、
地元の漁業に深刻なダメージを与えている―。
そんなニュースも、つい先日のラジオの特集で流れていました。

北海道では、定置網による『秋ザケ漁』が盛んで、
秋ザケ漁については、期間限定である事も、
このブログで紹介しました。

今年の秋ザケは壊滅的な不漁だったそうですが、
じゃあ、何も捕れなかったのかと云うと、そうではなく、
大量のマンボウや、本州では馴染みの深いブリが、
たくさん網に入ったそうです。

マンボウは、大きくて重いため網へのダメージが大きく、
捕れてもほぼ商品価値がないため、
網から外されてそのまま海に放たれるそうですが、
一度ダメージを受けたマンボウは、
おそらく死んでしまうでしょう。

また、ブリは捕れればそれなりにお金になりそうですが、
北海道には、元々ブリを食べる習慣がないため、
結局、なかなか値が付かない状況もあって、
その利用について模索が続いていると、
記者の方が話していました。

その時の話題の中で、驚いた話しがありました。
現状の海水温が、秋ザケ漁が好調だった際の海水温と、
どれくらい差があるか―。と、云う話しがありました。

そうしたら、おおよそその当時と比べ、
平均して3度~4度ほど高いのだそうですが、
これを陸地の気温に換算すると、
なんと20度くらいの差になってしまうんだそうです。

と、云う事は、気温差で云えば、
北海道と沖縄くらい差がある訳ですから、
そこに居た魚が棲みにくくなるのは、当たり前ですね。

ところで、つい先日の東京湾のサワラゲームの投稿で、
少し触れましたが、釣り人からすれば、
釣りたい魚が遠征せずとも各地で釣れる様になる―。
って、云うのは歓迎される事だと感じます。

が、今まで釣れた事のない魚が、
突然釣れたりしたら、先ず「おやっ!?っ」って、
疑問を持つと思います。
そしたら、釣れてラッキー!!

ではなくって、「なんでだろう」と、
その原因について考えてみたり、
あそこでこんな魚が釣れた―。その事を、
安易にSNSに流すのではなく、関連期間に通報してみたり、
水温を改めてチェックし直してみたりなど、
とにかく、あれ?って気付く事が大事なんだと思います。

日本の釣りは、日本各地の四季の移ろいの中で、
様々に進化して来ました。
そこには、必ず「食文化」と重なって、
様々な郷土料理も生まれています。

ゲームフィッシングでは、
とかく「釣り上げること―」が、ステイタスになりがちです。
が、もっともっと海の環境について、
考えてみる必要性を感じます。

上の写真は、水揚げされたブリの写真ですが、
こんな立派なブリに、北海道では値がつかないなんて・・・
それは、やっぱり悲しいですよね。

あっ、因みにこの市場は、
北海道とは関係ありませんので、予めご承知置き下さい。


 







2020/12/04 9:06:01|お魚紹介
江戸前の隠れた高級魚です!!
ここのところ、「未利用魚」について、
幾つか話題を提供させて戴きました。

流通に乗っているお魚以外にも、
美味しいお魚って云うのは、結構いるもんで、
「隠れた高級魚」なんて呼ばれている、
通好みのお魚さんも、少なくありません。

中でも江戸前(東京湾近郊)の魚は多様で、
見た目はぶちゃいくでも、味は最高!!
しかも、通は「江戸前天ぷらで・・・」なんて、
云う代表的な、スーパーサブフィッシュを、
今日は2種、紹介しましょうね。

そのお魚は、『ギンポ』と、『トラギス』です。
江戸前の代表的な天ぷらダネの魚と云えば、
シロギス・メゴチ・アナゴなんかがクリーンアップですが、

出て来れば、必ずヒットをかましてくれる
代打の神様として、特にこの2種類の魚は、
食通に好まれています。

上の写真の、左が「ギンポ」
右の写真が「トラギス」ですが、
ねっ。見た目は・・・。でしょ(^_^;)

これが天ぷらになると、
衣の下の身は白身でふわふわ。
衣と一緒に噛むと、サクッ、じゅわ〜っと、
甘みが口いっぱいに広がって、
ああ、もう堪えられん!!

どっちも、シロギスやカワハギ釣りの、
「外道」として、釣れて来るので、
これだけ狙おうとしてもなかなか数が揃えられないので、
この魚が揃えられるお店は名店だし、
間違いなく美味しいと思って間違いありません。

けど、釣り人ならば、割と手軽に手に入るかも!?
なので、年明けの初釣りは、トラギスメインで、
シロギス釣りなんて、シブいかも〜(^_^)v







2020/12/03 9:06:01|お魚のふ・し・ぎ?
東京湾のサワラゲームなどに思う・・・
近年、東京湾の各地で、
ルアーによる、サワラゲームが好調だ!!
そんな話題を良く聴きます。

大型で、しかも食味も、釣り味も最高で、
アングラーにとっては、とっても嬉しい限り―。
なのでありますが、

良く考えてみると、
かつての東京湾で、サワラなんて釣れたっけ・・・。
そんな風に思っています。

それだけ、ベイトになる小魚が増えた。
と、云う事ですから、東京湾が豊かになっている―。
この事実の裏打ちにもなる訳ですが、

やはり、疑問はつきまといます。
サワラの元々の棲息エリアは、
一般的には関西・九州エリアで、
特に東シナ海から、山陰エリア沿岸で獲られています。

が、徐々に棲息エリアを広げ、
最近では、北陸から日本海側の東北南部のエリアまで居ますし、
東京湾や、太平洋エリアでも釣れる様になって来ました。

何が言いたいかと言うと、
本来は見られなかったエリアで、その魚が見られた、
釣れたと云う事の背景には、
やはり、気候変動―。
即ち「地球温暖化」が、影響しているのでは?

って、云う疑問です。
安易にそれに結びつけるのは、良くないと思います。
が、水温上昇により魚の棲息エリアが拡大している事実は、
釣りをされている方にとっては、
既に周知の事実だと思っていたので、
敢えて、問題提起をしてみました。

漁業にも関係してくる事象ですから、
単に嬉しい事象―。って、捉えるのではなく、
地球全体について、ちょっと考えてから、
釣りを楽しみたいなって思いました。

皆さんは、こういう現象、どう思いますか?
そして、どう考えたら良いと思いますか?