鯛損の「でっかい夢釣りあげよう!!」

魚釣りをもっと楽しく、 魚釣りでもっと綺麗な海を!! フィッシングメッセンジャー野澤鯛損は、 釣りの世界のインタープリターです。 HOOKかんきょう『協育』事務所のページと、 併せてご覧下さい!! 釣り人も、そうでない人も、大人も、子供も、 でっかい夢、釣りに来て下さい。
 
2020/11/28 19:34:17|お気に入りの場所
波に背を向けるな!!
金言、出ました〜!!
自分が参加した2つ目の分科会のテーマは、
『みんなでセーフティーセンサー』でした。
分科会は、正に参加者達の「お気に入りの場所」です。

この分科会では、
海辺や水辺で活動する際、
我々の様な専門家であったり、
体験が豊富な人であれば、
その「場」に、潜む危険やリスクに対して、
センサーが働いて、活動を行うか否かの判断をしたり、
自身を守る事について防衛能力が、
自然と働きますが、

どうも、体験の度合いや、興味関心の度合いで、
センサーの働きは違うよね―。
そんな共通認識の元、

ある場面を想定する中で、
センサーがどんな風に働いたか―。
危ないと分かっていながらやってしまう心理だとか、

危なかっしい事をやってる、
危なっかしいチャラ男さんたちに、
声を掛ける事をせずスルーしちゃうのは、
別の「セーフティーセンサー」が、
働いちゃっているよね〜!!

などなど、色んな話題がテーブルにあがり、
同室になった皆さんと一緒に、
「ブレーンストーミング」を、やってみました!!

そんな中で、
「釣り人の多くがライフジャケットを着ないのはなぜ?」
そんな質問も出て来ました。

自分は必ず着用して釣りをしてはいますが、
多くの釣り人の心情として、
「ライジャケはじゃまくさい!!」
「自分は溺れんない!!」
「魚が釣れた感動の方が大きくて、
 危険よりも感動が優先してしまう」

等々、思い当たる理由を説明してみました。
が、自分もライジャケを着けてない、
特にベテラン釣り師の方が、
いつも危なっかしいと感じて居ます。

ですが、リスクは等しく襲って来ますし、
絶対安全はないので、
我々として、どのように伝えていくのがいいだろう・・・
と、云う事が、課題として投げられたところで、
時間切れとなりました。

その中で、常連組の参加者から出て来た金言が、
タイトルの、「波に背を向けるな!!」と、
云う力強いひと言でした。

海で活動する者、
決して海を甘く見ず、波に背を向けるな!!
これからも、肝に銘じて活動したいと決意しました(^o^)/

写真は、八丈島底土海岸での、
「スノーケリング」の写真です。

この写真から、あなたのセーフティーセンサーは、
どんな風に働きますか!?







2020/11/28 12:40:39|トピック
間もなく始まります!!
さあ間もなく、
『海辺の環境教育フォーラム2020 ON LINE』が、始まります。
ワクワクしますね!!

参加者はMAXの100人だそうで、
大いに盛り上がると思います!!
学生さんも含めて、たくさんの海の仲間達が集います。

どんな話題が出てくるでしょう。
それでは、マザーシップから、
zoomの部屋へ上陸しましょう。

行って来まーす!!


 







2020/11/28 9:06:01|ニッポンの釣り
冬の釣りっちゃーカワハギずら!!
タイトルを甲州弁にしてみました(^_^;)
今年の11月は暖かですが、
寒い時には、寒い時なりの釣りが、
ニッポンの釣りには、必ず存在します。

季節風も強くて、体感温度もどんどんと下がりますから、
冬の釣りには、おおよそ我慢と忍耐がつきまといます。
が、それでも釣りに行く理由とすれば、
先ず第一に、難しいからこそ釣った時の感激が大きい―。
と、云うのは、必ずあります。

加えて、冬になれば魚だって寒くなるわけで、
服が着られない魚たちは、「脂」を、身に纏って、
厳しい冬を乗り越えるのです。

と、云う事は、断然、身に脂が乗って、
美味しくなるので、釣り人しゅうは、
寒くても、釣りに行くっちゅこんさ。

そん中でも、肝に脂を着けて美味しくなる魚こそ、
「カワハギ」で、冬の釣りっちゃー、
やっぱ、カワハギずら!!
って、こんです。

さあ、甲州弁おふざけはこれくらいにして、
食味以上に、釣り人をアツくさせる理由が、
ちゃんとカワハギ釣りにあるからこそ、
不動の人気を博していると言えるでしょう。

では何故に、そんなにアツくなるのかと云えば、
一にも二にも、難しい―。って、云う事だと思います。

それに、変わった釣り具も色々と使うので、
自然にハマっていってしまうのが、カワハギ釣りです。

以前、「集奇(しゅうき)』と、云う、
ヘンテコな集魚用の釣り具を、
『作ってみよう』の、カテゴリーで紹介しました。

好奇心が旺盛のカワハギは、
先ず集奇が放つ怪しい光に誘われてやって来ます。

そこから、集奇と仕掛けによって、
釣り人様々な釣り方があるのも魅力の一つです。

集奇が途中に付いている―。
と、云う事は、当然ですが、放っておくと、
着底すれば弛む訳です。

そこで、わざと仕掛けを弛ませて、
下を向いてエサを食べようとするカワハギに、
「食う間―」を、与えて一瞬を捉える
『タルマセ釣り』や、

集奇も仕掛けもピーンと張って、
集奇だけかしゃかしゃ叩くように揺らして、
ホバーリングしながらエサを食おうとする
一瞬を捉える『タタキ釣り』とか、
バリエーションが豊富なんですよね。

しかも、仕掛けのイチバン下に付けるオモリすらも、
潮の流れに呼応して仕掛け全体が張れる様に、
オモリに舵が付いた、「舵付オモリ」なる、
そんなオモリを使ったりもするのです。
しかも目立つ様に、夜行色でコーティングされていたり、
そんなバージョンもあるんですよ。

エサ盗り名人―。
との異名を持つ、カワハギとの真剣勝負なので、
寒さもなんのその!!
って、感じでハマってしまうのです(^_^;)

当然、自分もハマっていましたよ〜!!
自分は節操がないので、とにかく釣るために、
タルマセも、タタキも、あの手この手を試しました。

いずれにしても感じたのは、
「間」が、大事な釣りなんだなあ!!って事です。

そしてご褒美と云えば、
釣った後の肝醤油で味わう「お刺身」ですよね。

皮が剥がれるのでカワハギですから、
捌くのもそんなに難しくないし、パンパンに張った肝は、
まあ、フォアグラ以上、あん肝以上に美味しいのです。

ああ、久しぶりにカワハギ釣りに行きたいなあ!!
なので、お次は、カワハギ料理についても、
語っちゃいますよ(^_^)v

 







2020/11/27 9:06:01|トピック
明日から『海辺の環境教育フォーラム2020 ONLINE』開催
これまで各地の海で持ち回りで開催していた、
『海辺の環境教育フォーラム』ですが、

コロナ禍で直接的な交流や、
地域を跨ぐ移動も制限された今年、
明日28日の午後1時から、明後日29日のお昼まで、
ついにオンラインで、開催される事になりました(^_^)v

オンラインですから、これまで
なかなか現地に来られなかった仲間達も、
距離を超えて参加してくれる様です。
中には、海外から参加するメンバーもいるようですよ!!

常連組の自分も、今年はコロナの洗礼をもろに受けて、
夏までの野外での仕事は、ほぼ全部キャンセルとなり、
ギリギリまで参加できるか分からなかったのですが、
なんとか「参加」の運びとなりました。

なので、たくさんの仲間達と話して繋がって、
有意義な2日間にしたいと思います。

フォーラムの軸は、
様々なセッションで構成されていて、
各自が、興味・関心があるセッションへ、
自由に参加して、アツい議論を繰り広げます。

自分も、今回は「セーフティーセンサー」に、ついて、
語り合うセッションで、
話題を提供する予定になっています。

海の活動のない時には、
ファーストエイドの指導にも関わっているので、
活動をするに当たっての、
事故防止や、安全管理には強い関心があるのです。

またコロナ禍で、
ファーストエイドの指導機会は無くなり、
今年は『水の事故』が、多発した現状もありました。
そんな訳で、コロナ禍で安全について、
どのように考えるか―。
何をしなければいけないか―。
そもそも「安全」とは何だ・・・etc

様々なフィールドで活躍する仲間と意見を交わし、
「安全」を、実践していきたいと考えています。

他にも、たくさんのセッションがあるので、
釣りの話題も、きっと出て来るでしょう!!
面白い話題があったら、
可能な限り、リアルタイムで更新したいなあ・・・。
って、考えて居ります。

一方で、話しに夢中になり過ぎて、
もし更新がおぼつかなかったら、ごめんなさい・・・(>_<)

29日には、申し込みされて居ない方でも、
集まって来る海のエキスパート達に、
海の事を、いっぱい聞けちゃう!!
って、云うセッションもあって、
生配信の予定なんだそうですよ。

と、云う訳で、明日と明後日の2日間、
釣りも大いに語って参りますので、
フォーラム明けの更新も、お楽しみに!!

写真は、「ワタシの海」って事で、
やっぱり八丈の海の写真にしました!!

『行ってらっしゃーい!!』
『おもうわよ〜!!』

島を離れる際、島の方達が、
マイボートや、ジェットスキーを駆って、
見送ってくれる最高の光景です。







2020/11/26 15:54:41|トピック
訃報『釣りキチ三平』矢口高雄先生がご逝去されました
今朝、新聞に載っていた訃報のニュースを知り、
目を疑い、そして、寂しさが込み上げて来ました。

自分が釣りを始めたのは、
家族の影響が大きかったのだけれど、
でも実際に、釣りを教わったのは、
あの漫画から全てを教えてもらった―。
そう言っても、決して過言ではありません。

そう。あの『釣りキチ三平』の作者、
漫画家の矢口高雄先生が、
11月20日、午後5時46分に、
膵臓がんのため、
入院先の病院でお亡くなりになりました。
謹んでご冥福をお祈り致します。

自分がまだ小学生の時に、
週間の漫画雑誌で、
『釣りキチ三平』が、連載されていました。

毎号、ストーリーの後に、
釣りの仕掛けの絵と解説が載っていて、
自分は、それをスクラップして、
仕掛け作りは、ここから覚えました。

当時はまだ祖父も存命で、
一平じいちゃんよろしく、糸の結び方や、
ハリの結び方を教えてもらって、
釣りに行くのが楽しみでした。

先生の自然に対する畏敬の念や、
故郷の自然への愛が絵からあふれ出ていて、
自分と三平くんを重ね合わせて、
釣りが上手くなりたい―。って、憧れていました。

そして、自分は「釣り具屋」さんにまでなり、
子どもの頃、先生と三平くんから教えてもらった釣りを、
今もずっと続けています。

そして、先生が描く釣り場にはゴミ一つなく、
こういう綺麗な環境の中でこそ、
釣りをしたい―。と、願うようになり、
釣り具屋と云う仕事に、いつしか違和感を覚え、
今の仕事が始まったのでした。

思えば、自分の心の中には、
常に三平くんと、取り巻くキャラクター達が居て、
希望と勇気を与え続けてくれた気がします。

自分にとってかけがえのない存在が、
ご逝去されてしまった事は、
たまらなく寂しいです。

だからこそ、先生がいつも描き続けていた、
美しい風景の中で、釣りができる喜びを、
ずっと伝えていきたいな。と、
改めて、決意を新たにしました。

先生の故郷にある記念館には、
現在、祭壇が設けられたそうです。
また、公式ホームページにメッセージも寄せられる―。
との、事でした。

在りし日の先生に、
釣りのイベントで一度だけお会いしたことがあります。
あの優しい笑顔は、忘れられません。

矢口先生、そして、三平ファミリーに、
心から感謝を申上げます。

本当に、本当にありがとうございました。

写真は、三平くんと一平じいちゃんが、
故郷の山、鳥海山を見上げている晩秋の一コマです。