鯛損の「でっかい夢釣りあげよう!!」

魚釣りをもっと楽しく、 魚釣りでもっと綺麗な海を!! フィッシングメッセンジャー野澤鯛損は、 釣りの世界のインタープリターです。 HOOKかんきょう『協育』事務所のページと、 併せてご覧下さい!! 釣り人も、そうでない人も、大人も、子供も、 でっかい夢、釣りに来て下さい。
 
2020/11/26 15:54:41|トピック
訃報『釣りキチ三平』矢口高雄先生がご逝去されました
今朝、新聞に載っていた訃報のニュースを知り、
目を疑い、そして、寂しさが込み上げて来ました。

自分が釣りを始めたのは、
家族の影響が大きかったのだけれど、
でも実際に、釣りを教わったのは、
あの漫画から全てを教えてもらった―。
そう言っても、決して過言ではありません。

そう。あの『釣りキチ三平』の作者、
漫画家の矢口高雄先生が、
11月20日、午後5時46分に、
膵臓がんのため、
入院先の病院でお亡くなりになりました。
謹んでご冥福をお祈り致します。

自分がまだ小学生の時に、
週間の漫画雑誌で、
『釣りキチ三平』が、連載されていました。

毎号、ストーリーの後に、
釣りの仕掛けの絵と解説が載っていて、
自分は、それをスクラップして、
仕掛け作りは、ここから覚えました。

当時はまだ祖父も存命で、
一平じいちゃんよろしく、糸の結び方や、
ハリの結び方を教えてもらって、
釣りに行くのが楽しみでした。

先生の自然に対する畏敬の念や、
故郷の自然への愛が絵からあふれ出ていて、
自分と三平くんを重ね合わせて、
釣りが上手くなりたい―。って、憧れていました。

そして、自分は「釣り具屋」さんにまでなり、
子どもの頃、先生と三平くんから教えてもらった釣りを、
今もずっと続けています。

そして、先生が描く釣り場にはゴミ一つなく、
こういう綺麗な環境の中でこそ、
釣りをしたい―。と、願うようになり、
釣り具屋と云う仕事に、いつしか違和感を覚え、
今の仕事が始まったのでした。

思えば、自分の心の中には、
常に三平くんと、取り巻くキャラクター達が居て、
希望と勇気を与え続けてくれた気がします。

自分にとってかけがえのない存在が、
ご逝去されてしまった事は、
たまらなく寂しいです。

だからこそ、先生がいつも描き続けていた、
美しい風景の中で、釣りができる喜びを、
ずっと伝えていきたいな。と、
改めて、決意を新たにしました。

先生の故郷にある記念館には、
現在、祭壇が設けられたそうです。
また、公式ホームページにメッセージも寄せられる―。
との、事でした。

在りし日の先生に、
釣りのイベントで一度だけお会いしたことがあります。
あの優しい笑顔は、忘れられません。

矢口先生、そして、三平ファミリーに、
心から感謝を申上げます。

本当に、本当にありがとうございました。

写真は、三平くんと一平じいちゃんが、
故郷の山、鳥海山を見上げている晩秋の一コマです。



 







2020/11/26 9:06:01|トピック
釣りの後の温泉はいいよね〜(*^_^*)
今日11月26日は、
語呂合わせで、なんと『いい風呂の日―』なんですって!!
一日の疲れを癒やし、明日の活力にもなるお風呂は、
日本人には、欠かせない養生です!!

もちろん、それが温泉であったなら、
尚幸せですよね。
だって、ほっこりするもん!!

そして、釣りをした後に入る温泉って云うのも、
何よりのご褒美!!
みたいな存在で、時間さえ許してくれるのならば、
釣行の度に、温泉をセットにしたいものです。
が、大概、直帰なんでよね。残念!!

ところで、上の写真は東京と伊豆大島を、
わずか数十分で、飛ぶ様につなげる高速船、
東海汽船が所有する『セブンアイランド号』です。
なんで、そんな船の写真を貼ったかといいますと、

実は、今年の5月に、環境教育のお仲間達と一緒に、
伊豆大島で、釣りによる「生物調査―」を、
行う予定であったのです。
が、5月と云えば、コロナの第一波が
猛威を振るっていたので、
さすがに・・・。と、
自粛する事にしたのでした。

で、この伊豆大島での釣行の際のお楽しみって云うのが、
釣りの後に太平洋を望みながら味わう、
露天風呂からの絶景なんです。
いや、これがホント最高なんですよ(^o^)/

暑い時は、汗と潮でべたついた体を流してくれますし、
寒い時には、冷えた体を芯から温めてくれます。
いやあ、お風呂って、本当にいいものですよね。

ところで、どうして伊豆大島なのかと云うと、
釣行調査を段取って下さる、
自分にとっては環境教育のお師匠さんが、
大島にセカンドハウスを所有されていて、

これまでに何回か、他の環境教育の仲間や、
お師匠さんが指導されている大学の学生も一緒に、
宿泊付で、釣りと温泉と料理までセットになった、
現地調査―m(_ _)m
を、企画して下さっているんです。

自分は、一応、釣りの経験は誰よりも長いので、
調査団の釣り部長で、何故か、釣りでは師弟が逆転します。
否、させて下さってるんです。が、

近くの堤防で日がな一日釣りをして、
釣れた『魚類』を、きちんと記録に残しつつ、
釣りが終わったら、温泉へ浸かり、
その夜は、釣った魚を肴に料理して、
みんなで戴く、味わう・・・。
って、云うのが定番なんです。

一昨年は、女子の参加もあったので、
夜のメニューは、『カサゴのアクアパッツァ』に、
『アカハタのカルパッチョ』に、
『こっぱメジナのアヒージョ』などの、
バル料理に、料理長でもある自分が挑み、
参加してくれた皆さんに振る舞いました(^_^)v

でも、コロナ禍で、
そんな仲間達と会う機会って云うのが、
制限されてしまったんです。

そこで、特に若手の女性有志が声掛け合って、
「オンラインでフォーラムしよう!!」
って、事で動き出しました。

そして、ついにそんな仲間達と、オンラインで、
久々に再会できるフォーラムが、
いよいよ明後日28日から始まるんです。

このコロナ禍を逆手に取っての企画ですが、
逆に、これまでなかなか来れなかった遠くの仲間達とも、
会う事が可能になり、皆さんとの再会が待ち遠しいです。

なので、今夜はちょっとゆっくりお風呂に浸かって、
英気を養っておこうかなあ・・・

尚、このフォーラムの模様は、可能な限りオンタイムで、
このブログにも紹介できればなあ・・・。と、
考えていますので、もう一つの『HOOKかんきょう・・・』の、
ブログと併せて、ご覧戴けたら有り難いです。

 







2020/11/25 9:06:01|レッツスタディー!!
果たしてこれは何の何?パートW
果たしてこれは何の何シリーズの第4弾です。
写真のコレは、果たして何の何でしょう(^_-)

この時季に見つけるのは、なかなか難しいものです。
が、しかし、これがある事で、
「干潟」と、云う生態系が守られています。

まあ、見た目は如何にもっ!!
って、感じではありますが、
コレを何がどうしてどうなったものかを、
皆さんに推理して欲しいと思います(^_^;)

健康な生きものは必ずするものです!!
干潟に棲んでいる生きものを、
あれこれ思い出していくと、

果たしてコレが何の何―。
って、云うのが分かって来ると思いますよ(^_^)v







2020/11/24 9:06:01|お魚紹介
すき焼きが美味しいらしいです!!
先日、ニザダイが寿司ネタになった―。
そんなニュースをお伝えしました。

ニザダイに限らず、割と美味しい魚であるにも拘わらず、
敬遠されがちな、いわゆる「未利用魚」は、
割と多いのが現状です。

一方で、地元の利を活かして、
新鮮なうちに、驚くような料理方法で、
美味しく食べられている魚って云うのも、
割と多いんです。

特に海藻などをエサにしている磯魚などは、
そんな傾向があるみたいですね(^_^;)

今回ご紹介するお魚も、
市場には殆ど出回っていないお魚です。
『タカノハダイ』って、云います。

体の模様が、猛禽類の「鷹」に似ているため、
「鷹の羽」と、同じ模様の魚だって云う事で、
「タカノハダイ」と、呼ばれる様になりました。
釣り人の間では、
「タカッパ」と、呼ぶことが多いですかね。

磯魚ではありますが、主にカニやエビと云った、
甲殻類を好んで食べるため、いわゆる、
磯臭さ―。は、そんなに強くありません。
が、夏場は、皮目から強い臭い臭いを放つ事があるので、
大概は敬遠され、
釣ったその場で捨てられてしまう事が多い様です。

が、晩秋から冬にかけては、臭いも殆ど感じないため、
特に伊豆辺りでは、「タカッパのすき焼き」が、
とても人気の食べ方の様なのです。

基本白身でクセがない味ですので、
割り下には、とても合うと思います。
また、皮下(かわしも)に脂が乗っているので、
皮目を付けたまま、「焼く」事で、
とても味わい深くなるんでしょうね。

自分なんかは、釣れた時には持って帰って、
フライにして食べる事が多いです。
身は身はふわっとした食感で、サクッと衣が弾けて、
ソースもタルタルも、とっても合いますね。

ですが、夏には焼くだけで臭いが出ますから、
タカッパのすき焼は、季節限定の漁師鍋ですね。

でも、狙うとなかなか釣れないんですよね〜(>_<)


 







2020/11/23 14:13:00|トピック
今日は『えびす講』ですよね(^_^)v
11月23日と云えば、勤労感謝の日です。
古くは新嘗祭(にいなめさい)と云って
宮中行事(現在も行われている)が、由来とされていて、
その年に収穫された作物を、神様からの賜り物として、
天皇が自ら食す儀式を執り行う日と、されています。

一方、11月23日と云えば、
自分なんかは、『えびす講まつり』を、良く思い出します。
甲府の町なんかは、特にこの日は賑わっていて、
楽しかった記憶が蘇ります。

ところで、恵比寿様と云えば、七福神の中のひとりですが、
満面の笑顔で右手に釣り竿を持ち、
左脇には、大きな鯛を抱えていますよね。

一般的には、商売繁盛の神様として知られていますが、
その風貌からして、海の神様であり、
漁業の神様だとも、されていますよね。

また「寄り神様」と、呼ぶ地域もあるようで、
これはクジラを「神化」した姿が、恵比寿様である―。
と、云う伝承なんだそうですよ。

クジラは遠い外洋からやって来る神の魚―。
クジラが寄れば、七浦が潤うとまでされた、
貴重な水産資源だった訳で、

それを「神」と、して崇めたのは良く理解できますし、
恵比寿様は、大黒天と並んで、
外来の神様だとも云われています。

恵比寿様の風貌を見れば、
そのお姿は、まさしく「釣りの神様」でしょ!!

えびす顔で過ごしていれば、
きっとこのコロナ禍も、笑顔で乗り切れる筈―。

皆さん、苦しいことも、大変な事も、
たくさんあると思いますが、
辛いときこそ「恵比寿様」の、お顔を思い出し、

笑い飛ばしていきましょー!!