鯛損の「でっかい夢釣りあげよう!!」

魚釣りをもっと楽しく、 魚釣りでもっと綺麗な海を!! フィッシングメッセンジャー野澤鯛損は、 釣りの世界のインタープリターです。 HOOKかんきょう『協育』事務所のページと、 併せてご覧下さい!! 釣り人も、そうでない人も、大人も、子供も、 でっかい夢、釣りに来て下さい。
 
2020/11/21 9:06:01|ニッポンの釣り
お野菜でお魚シリーズ第3弾 らっきょうでタコを釣る!!
つい先日、キャベツが釣りエサになるかも!?
そんな話題をお届けしました。

更にもっと前、ブダイ釣りにホウレンソウを使う、
そんな話題もお届けしました。

と、云う事で、今日は第3弾です。
らっきょうで、タコを釣っちゃう―。
と、云うお話しです。

が、この釣りをされる人は、既に周知の事実ですので、
ご興味のある方にお話ししますね。

全てのタコがらっきょうで釣れる訳でもありませんが、
らっきょうが威力を発揮するのが、
『イイダコ釣り』で、ございます!!

イイダコは、マダコに比べれば凄くちっちゃくて、
大きくても10a前後ですが、
良く、おでんの具に入っていたりだとか、
串焼きにして売られていたりうだとか、
結構、色んなところで皆さんも食した事があるかと思います。

『イイダコ』の『イイ』は、
ご飯を現わす「飯」です。イイダコは頭の裏側に、
米粒のような卵を、たくさん抱えているため、
飯を持った蛸―。と、云う事で、
「飯蛸」と、呼ばれているのです。

実は多くのタコは、白い物に興味を示します。
これは、好物であるカニの裏側の白い色、
もしくは、貝の殻の色に似ているからで、
マダコ釣りには、「ブタの脂身」なんかも、
エサに使われています。

が、イイダコは、前記した通り、ちっちゃいタコさんですので、
脂身だと、興味はあっても抱ききれないので、
白さや、粒ぞろいなところ、それに入手のしやすさから、
定番エサとして、もう古くから使われているのです。

写真の様に、依然説明した「テンヤ」
と、云う道具を使って、海底をコツコツ叩きながら誘います。
写真では割と大きく見えますが、
イイダコ用のテンヤは、小さくて可愛いテンヤです。
らっきょうを巻くのは、おおよそ縫い物用の木綿糸です。

何を隠そう、ワタクシ、
実はらっきょうが大の苦手でありまして、
そのらっきょうで釣りをするのに、
些か躊躇して、実はイイダコ釣りをしたことがありません(>_<)
が、あのプリプリコリッとした食感は大好きなのであります。

魚に限らずこうした頭足類の釣り全て、
状況や、色、臭いなどで、意外な物が、
エサや、疑似餌として使われています。
また、それを上手く使うのが、
ニッポンの釣りの真骨頂かもしれません。

そんな事で、お魚釣りのエサとして、
野菜が意外に使われてるぞ!!
と、云う事で話題提供でありました。







2020/11/20 9:06:01|レッツスタディー!!
『釣りインストラクター』って資格をご存じですか?
さて皆さん、魚釣りの世界にも、
資格の試験が存在している―。
って、事をご存じですか?

そこで今回は、釣りをされない方であっても、
チャレンジできる資格を紹介しますね。

実は、何を隠そう自分も、その資格を有して居ります。
何という資格かと云うと、
『釣りインストラクター』と、云う資格です。
この名前から想像する限り、釣りを教える資格!?
みたいに思われがちですが、
実は、ちょっと違うイメージですよ。

この資格があるからって、TVに出てるような、
釣りタレントさんみたいな活動ができる訳ではありませんし、
一切、対価も発生したりは致しません。

もっと云えば、釣りを教えたい人は、
メーカーに自分を売り込んだら・・・。って、思います。
が、自分は、この資格を取って良かったなと思っています。

なぜなら、この資格を取るための学びの中で、
「気象・海象」に、関わる知識だとか、
それまで余り考えなかった、
「釣り」と、云う活動の周辺に存在する、
様々な法律や、規則についても学べたからです。

実は、法律上、釣りは「レジャーや遊興」ではなく、
「遊漁」と、云う漁業者である―。
そんな事も、この資格を取る際に、詳しく知りました。

そうすると、色んな問題が目に付く様になって来ました。
水産資源の継続的な利用だったり、
釣り人と漁業者間のトラブルについてだったり、

日本を取り巻く海の環境はもとより、
広く山・川・海・・・。と、云った繋がりと、
水の循環についても、考える様になりました。
因みに、内水面と、海面の2通りが選択できます。
が、広く知識を得たい場合は、海面で取得した方が、
面白いかもしれませんね。
自分は、山梨に住みながらも、海面で取得しています。

そんな事があって、自分は現在、
この資格の1ランク上の、
「フィッシングマスター(上級釣り指導員)」と、云う
資格も取得致しました。

この有資格者は、国家資格ではないのですが、
管轄の農林水産省が公認していて、
その名簿は、国の公認を得て記載されます。
ですから、釣りを教える人ではないんです。

まあ、でもインストラクターって肩書きが出来るから、
かなり勘違いしちゃっている人も、いらっしゃるんですけどね。

それより、釣りという活動から、
自然と漁業、水辺の利用について新たに知ることができるのは、
とっても魅力的だと思います。

この資格は、『全日本釣り団体協議会』と、云う団体が、
主催して居りまして、丁度、今くらいの時季に、
資格試験が行われますので、

興味があったら、是非チャレンジしてみてください。

写真は、自分が取得した際に戴いた認定証とワッペンです。
 







2020/11/19 9:06:01|お魚のふ・し・ぎ?
シーバスでもいいんだけどね・・・
さて、上の写真を見て、
「何て言う魚ですか?」って、聞かれたら、
あなたは、何て答えますか?

何の疑いもなく、『シーバス』って、答える人は、
相当な釣りバカさんかもしれませんねm(_ _)m

残念ながら、『シーバス』って、云う名前のお魚は、
世界中探しても居りません。

海で釣れる、オオクチバスに似た魚なので、
誰かが勝手に『シーバス』って、命名したに過ぎません。
自分も含めてですが、お魚の名前まで、
釣り人目線で変えてしまうのは、不思議ですよね〜!?
「お魚のふ・し・ぎ?」じゃなくて、
これは、「釣り人のふ・し・ぎ?」ですね(^_^;)

このブログは、魚釣りメインの話題で書いて居りますが、
余計なお節介ですが、
お魚の名前は、正確に覚えた方が良いと思いますよ〜(^_^)v

勿論、学名まできちんと覚える―。って、事ではなくって、
釣りをされない方に、「俗名」で伝えたばっかりに、
その名前が正式な名前であるかの様に伝わってしまうのは、
あまり好ましい事ではありません。

正確な名前を、先に伝えて置いてから、
「実は釣り人は、この魚をシーバスって呼ぶんだよ」って、
それだったら、いいと思いますけれどね(^_-)
鼻から「シーバス」は、正しくありません。

では、改めて、上の写真のお魚は、
「何て言うお魚ですか?」
そうですね。左が『ヒラスズキ』で、
右が『マルスズキ』です。

そして、スズキは「出世魚」とも、呼ばれていて、
幼魚の時は、「セイゴ」。若魚の時は、「フッコ」。
そして、成魚になると「スズキ」になります。

なので、ヒラスズキの幼魚は、『ヒラセイゴ』
若魚は・・・。と、出世する訳でございます(^_^)v

ところが、静岡の西部にある汽水湖周辺では、
ヤバいくらい(メーター級)でっかくないと、
決して「スズキ」とは、認めてくれません。

じゃあ、何て呼ぶかと云えば、
ほぼ全てが、「マダカ」なのです。

「スズキにはマダカぁ!!」って事らしいのですが、
そもそも、メーターを超えるくらいでないと、
「スズキ」と、して認知してくれないので、
ほぼ全てが、「マダカ」で、一蹴されちゃいます。
これは、シーバスって呼ぶより・・・。
ねえ。ちゃんと呼んであげてくださいよ〜!!

ところで、一般的に磯付近に住んでいて、
荒れた海でも、ガンガン捕食するのが『ヒラスズキ』で、
湾内とか、湾口とか、運河とか、
確実にエサにありつこうとしているのが、マルスズキです。

荒れた海であればあるほど、
ヒラスズキは捕食活動を、ガンガン仕掛けて来ます。
なので、ヒラスズキを釣りに行った人が、
磯で足を滑らせるなどで、事故に遭うケースが多いのです。
荒れたら、釣りに行ってはいけません(>_<)

お魚のお名前は、しっかり覚えましょうね〜!!
まあでも、スズキ、釣りたいよね〜(^_^;)







2020/11/18 9:06:01|作ってみよう!!
記念の一尾が釣れたら魚拓をとってみよう!!
これから寒くなっていくと、
なかなか魚釣りに行く機会も減ってしまうでしょう。

更に、水温の低下とともに魚たちもまた、
なかなか活性があがらず、釣りそのものが難しくなります。

が、これからの時季は、『寒(かん)○○』と、呼ばれて、
釣れたらステイタスとなる、ある意味チャンスでもあります。

自分が『釣った証―』。
と、して記録する手段としては、やはり『魚拓』です。
魚拓は一般的に二つの手法があって、
直接魚に墨を塗って取る「直説法」と、
釣った魚の、よりリアルな色と躍動感を、
細部にまで再現した「間接法」の、二つです。

最近では、「デジタル魚拓」なんて云うのも、
流行っているみたいですよ!!

ですが、やっぱり最初の記念すべき一尾が釣れたら、
よりダイレクトに記憶にも残る、
「直接法」で、魚拓をとってみてはいかがでしょうか(^_^)v

写真の魚拓は、自分が釣ったものではありませんが、
「黒鯛」の、直接法による魚拓です。
が、この状態だと、まだ未完成なんです。

完成させるには、ここから余白の部分に、
釣った日の日付。 釣った場所。
釣った魚の名前。体長と目方(重さ)、
更に、現地で釣った事を確認してくれた人の名前など、
釣った魚についての情報を書き加えます。

そして、魚拓にとって、
最も大切な「眼入れ」を、行います。
眼の入れ方一つで大きく魚の印象が違って来ますが、
マイアニバーサリーであれば、
その時の気持ちを、魚の眼に表現しても面白いですよね(^_-)
笑っている眼。つぶらな瞳。
釣られちゃった〜って、お魚の無念の眼。
そんなのもきっと味わい深いと思いますよ。

自分のアニバーサリー魚拓は、もう無くなってしまいましたが、
西伊豆の某所で釣り上げた、「年無し」とも、呼ばれる、
体長51aの黒鯛の魚拓でしたよ。

アニバーサリー魚拓は、必ずしも大きくなくたって平気です。
あなたにとってスペシャルなら、それで充分!!

是非、チャレンジしてみて下さいな(^o^)







2020/11/17 9:06:01|お魚紹介
アフリカの国と同じ名前で呼ばれています(^^;)
いきなりですが、
あなたは普段、お友達やご家族から、
どんな風に呼ばれていますか?

お名前のまま、呼ばれているのでしょうか?
それとも、ニックネームで呼ばれているのでしょうか?
なんでも、最近は「あだ名」って、云うのを、
使わない様にしよう―。

特に学校の現場では、「あだ名」と、云う言葉は、
使わなくなったそうですよ。

自分なんかは、あだ名もニックネームも、
「鯛損」で、ありますが(^_^;)
その理由は、正しくあの伝説のボクサーに、
見た目が似てるからなんですけどね(爆)

でも、お陰で、ほぼお会いした方は、
「鯛損」を、一発で覚えてくださいます(^^)

そんな事はさておき、
見た目から親しみを込めて、あだ名を付けられるなら、
「おっ、いいじゃん!!]
なんて、思って下さるかもしれないのですが、

全く見た目とは関係のない名前で、
いきなり呼ばれる様になったら、
その方は、困惑してしまうかもしれませんよね。

しかも、それが国の名前とかで、
いきなり呼ばれたら、その国に対しても、
もちろんその方に対してでも、
余り気持ちのよろしいものじゃないでしょうねえ・・・

さて、写真のお魚ですが、
もちろん、正式な和名は存在しているのですが、
釣り人も、おそらく漁師さんも、
この魚が捕れたら、こう呼びますよ。

「おお、エチオピアじゃん!!」
「・・・(^_^;)」
なんで、その名前なん!?

このお魚の正式和名は、
「シマガツオ」って、言います。
見た目から言わせてもらえば、
「これも、あだ名ちゃうん!?」
って、言われてしまいそうですよね。

どうして、このお魚に国の名前が付けられたか―。
って、云うと、諸説あるそうなんですが、
この説が、最も有効なんだそうです。

では、その説を説明しましょうね。
このお魚が捕れ始めて、
広く食卓にもあがるようになったのが、
1930年代後半なんだそうで、丁度その頃、
日本に、エチオピアからご皇族が来日されていて、
事情は良く分からないのですが、
何でもその来日中に、ロマンスの噂が立って、
当時の新聞を賑わわせたそうなんです。

そんな事から、当時の国民がエチオピアと云う国に、
親しみを持ったらしく、
初めてこの魚の実物を見た人が、
その珍しい魚体を見て、『エチオピア』って、
勝手に名付けた―。と、云う説が最も有望らしいんです。

このお魚に聞いてみないとわかりませんが、
まさか、国の名前で呼ばれているとは!?
きっと、ギョっとしちゃいますよね(^o^)/

専門に狙いはしないのですが、
普段は深い所に居て、夜になると海面近くまで、
あがって来て、捕食行動をする魚なので、
水圧の調整が上手らしくって、
とにかく、「すげー、引く!!」
って、釣った事のある人は、
みんなそう云いますよ(^_^)v

そうそう。見た目から、
『オッペタンコ』って、呼ばれる場合もあるみたいですよ。