つい先日、キャベツが釣りエサになるかも!? そんな話題をお届けしました。
更にもっと前、ブダイ釣りにホウレンソウを使う、 そんな話題もお届けしました。
と、云う事で、今日は第3弾です。 らっきょうで、タコを釣っちゃう―。 と、云うお話しです。
が、この釣りをされる人は、既に周知の事実ですので、 ご興味のある方にお話ししますね。
全てのタコがらっきょうで釣れる訳でもありませんが、 らっきょうが威力を発揮するのが、 『イイダコ釣り』で、ございます!!
イイダコは、マダコに比べれば凄くちっちゃくて、 大きくても10a前後ですが、 良く、おでんの具に入っていたりだとか、 串焼きにして売られていたりうだとか、 結構、色んなところで皆さんも食した事があるかと思います。
『イイダコ』の『イイ』は、 ご飯を現わす「飯」です。イイダコは頭の裏側に、 米粒のような卵を、たくさん抱えているため、 飯を持った蛸―。と、云う事で、 「飯蛸」と、呼ばれているのです。
実は多くのタコは、白い物に興味を示します。 これは、好物であるカニの裏側の白い色、 もしくは、貝の殻の色に似ているからで、 マダコ釣りには、「ブタの脂身」なんかも、 エサに使われています。
が、イイダコは、前記した通り、ちっちゃいタコさんですので、 脂身だと、興味はあっても抱ききれないので、 白さや、粒ぞろいなところ、それに入手のしやすさから、 定番エサとして、もう古くから使われているのです。
写真の様に、依然説明した「テンヤ」 と、云う道具を使って、海底をコツコツ叩きながら誘います。 写真では割と大きく見えますが、 イイダコ用のテンヤは、小さくて可愛いテンヤです。 らっきょうを巻くのは、おおよそ縫い物用の木綿糸です。
何を隠そう、ワタクシ、 実はらっきょうが大の苦手でありまして、 そのらっきょうで釣りをするのに、 些か躊躇して、実はイイダコ釣りをしたことがありません(>_<) が、あのプリプリコリッとした食感は大好きなのであります。
魚に限らずこうした頭足類の釣り全て、 状況や、色、臭いなどで、意外な物が、 エサや、疑似餌として使われています。 また、それを上手く使うのが、 ニッポンの釣りの真骨頂かもしれません。
そんな事で、お魚釣りのエサとして、 野菜が意外に使われてるぞ!! と、云う事で話題提供でありました。 |