鯛損の「でっかい夢釣りあげよう!!」

魚釣りをもっと楽しく、 魚釣りでもっと綺麗な海を!! フィッシングメッセンジャー野澤鯛損は、 釣りの世界のインタープリターです。 HOOKかんきょう『協育』事務所のページと、 併せてご覧下さい!! 釣り人も、そうでない人も、大人も、子供も、 でっかい夢、釣りに来て下さい。
 
2020/11/07 9:06:01|釣り用語の解説
10月31日の投稿での専門用語の解説です・・・汗
昨日の投稿で、
釣り女子さんとの会話に出て来た、
ルアーフィッシングの専門用語を、解説させて戴きました。

が、10月31日の投稿の際、
臨場感を出そうと思って、
敢えて専門用語を多用していますよね(^_^;)

なので、後日にその専門用語の解説をします―。
と、書きました。
そこで今日は、そこで書いている用語を、
改めて解説する事にしますね。

尚、昨日の投稿で解説している用語については、
ここでは重複するので省きます。
それと、今日は、更に分かり易くなるように、
用語を箇条書きにして、その解説をすることにします。

皆さんは、10月31日の記事を辿って戴いて、
今日と併せてお読み戴けると嬉しいです。

では、始めますね。

1.  キャスティング(キャスト)
おおよそ想像はつくかと思いますが、
竿を振って、ルアーを投げる行為の事を指します。
決して配役ではありません・・・m(_ _)m

2. ロッドアクション
無機質なルアーに動きと変化を与えるために、
ロッド(竿)を、人為的に動かして、
ルアーを引く行為の事です。
昨日に解説したジャークも、ロッドアクションです。

3. ミノーイング
使用するルアーを、敢えて小魚のイミテーションである、
ミノーに絞って釣る事を云います。
が、ミノーも多様で、浮かせて使うフローティング、
沈めて使うシンキング。更には、
中層で使うシャローミノーなどがありますが、
どのタイプのミノーを使っても、ミノーイングと云います。

4. フッキング
引っ張っているルアーを、対象魚がエサと認識し、
咥えてハリ掛かりした瞬間を、フッキングと呼びます。
一方、フッキングせずに、
ちょっかいを出している際には、『チェイス』。
咥えただけは、『バイト』と、呼びます。

5. ストップフィッシング
直訳で、釣りを止める。即ち釣りを終了する事です。

以上の5つです。
他にも、意味が分からない用語がまだあれば、
遠慮なく、ご指摘下さいね。







2020/11/06 9:06:01|釣り用語の解説
ルアーフィッシングの話しをしていたら・・・
先の山口出張で、
釣り女子さんとご一緒した事は、既にお伝えしました。
が、お会いした直後に、
彼女とルアーフィッシングの話しをしていたら、
誘って下さった彼女の先輩が、
「ふたりの会話が全くわからない・・・」と、
おっしゃっていました(^_^;)

特段、やたらと専門用語を多用してはいなかった筈なのですが、
やっぱり、釣り人同士の会話と云うのは、
釣りをされない方にとっては、全く異世界の会話の様です。

この投稿を書くのにも、
かなり気を遣って書いてはいますが、
それでも、意味不明―。と、
思われて居る方も、いらっしゃるかもしれないですね。
いやあ、反省じゃm(_ _)m

そこで、今回の投稿では、
その時、釣り女子さんと交わした会話の一部を、
記憶をたどりながら、専門用語の解説をしてみたいと思います。

釣り女子さんが、主にされていたのは、
ジギングと、エギングでした。
この言葉さえ、良く分からない用語ですよね。

どちらも、釣り方を現わした言葉で、
端的に言えば、使うルアー(疑似餌)が異なる事で、
当然ですが、釣り方が違って来る訳です。

先ずジギングですが、
使うルアーは、主に『メタルジグ(写真)』
と、云う、金属製のルアーを使います。
おおよそエサになり得る、小型の魚の姿に似せて作ってあります。
が、金属なので、流線的なルアーではなく、
その研磨方法や塗装によって、
バリエーションが異なります。

一方のエギングは、「餌木」と、云う和製ルアーで、
イカ類を専用に狙う釣りです。
なので、造語ですよね(*^_^*)

エギには、フック(ハリ)の代わりにカンナと呼ばれる、
傘を逆に広げた形の独特なハリが付いて居り、
昔から日本にあるイカ釣りの道具を、
ルアーとして使っているので、
敢えて、「エギング」と、呼ぶようになりました。

他に使った言葉は、「ショア(ジギング)」
と、云う言葉―。ショアは、岸から釣ると云う意味で、
逆に船で沖に出て釣るのを、「オフショア」と、云います。

続いて、ルアーの引き方(巻き方)についても話しました。
ジギングには、色々な引き方があるのですが、
「ジャーク」と、云う引き方があります。
ルアーが金属なので、
放って置くとルアーは当然ながら沈みます。

そこで、一定の『レンジ(水深)』を保ちながら、
引く―。と、巻く―。
を、繰り返しながらルアーを引っ張るのですが、
その際、竿をぎゅん、ぎゅんと、あおる様な動作を繰り返します。

若干、言い当てていないかもしれないのですが、
この引き方を、『ジャーク』
又は、『ジャーキング』と、云います。

特に竿による動きを加えず、
単純に巻く事を「タダ巻き」と、呼んだりします。

一般的にルアーを引いて来る動作は、
『レトリーブ』と呼ばれ、その速さでファスト、スロー、
みたいに呼びます。

ルアーではエサを付けませんよね。
なので、ルアー自体がエサな訳です。

「食べているのは、イワシだったよ」って、
食べてる魚の名前を云えばいいのに、
それを敢えて「ベイト」と、呼ぶんです。

そして、ルアーが落下している最中に魚が食えば、
「フォール(落ちる)」で、食ったと云い、
引いている最中に食えば、「ジャーク」で、食ったとなります。

面倒臭いですよね。でも、ルアーマンの会話はこんな感じで、
敢えて日本語にしたりして話すと、
「何だ、コイツ・・・」みたいな目で見られちゃうんですよね。
なので、彼女の釣りの知識を測るのに、
ちょっと専門用語を多めにしてしまったかもしれません。
でも、全て的確に答えて下さったので、
相当、釣りに行ってらっしゃる方だ―。
と、云うのも想像できました。

まだまだ色々と専門用語はありますが、
皆さんの頭の中でオマツリになってしまわないように、
これくらいにしておきますね。







2020/11/05 9:06:01|釣魚料理
管釣りのニジマスだって美味しく食べよう!!
渓流のシーズンが終わって、
来年の春までは充電期間―。の、人もいれば、
とんでもない!!
今年はコロナで渓流釣りに行ってない―。
って方も、いらっしゃる事でしょう。

充電期間の方も、
釣りに行けなかった方も、
この時季、釣りたい欲求を満たすのは、
『エリアフィッシング』ですよね。
そう。管理釣り場です。

最近では、様々なロケーション、多様な魚種で、
釣りが楽しめる管釣りが多い様です。
一方このコロナ禍で、
廃業に追い込まれてしまった所もあるようです。

ところで、
今はノータッチリリースがルールの管釣りが、増えていますが、
BBQ施設も備えて、是非食べてみて下さい―。
スタイルの管釣りもありますよね。

突然ですが、管釣りで釣ったニジマスなど、
あなたは、食べていますか?
それとも釣るだけですか?

以前、某老舗の管釣りで、
釣れて持ち帰らない魚を捨てていく「捨て場」が、
用意されている管釣りがありました。

あの死んでしまった魚の姿を見て、
こんなんするんだったら、釣りすんな!!
と、憤ったのを覚えています。
さすがに今は、そういう所はないですけどね・・・

まあでも、ニジマスにしても、ヤマメなどにしても、
美味しいお魚ですから、
可能な限り、食べてあげたいものです。

川魚のイチバン美味しい食べ方は、
なんと云っても、「塩焼き」では、ないでしょうか!?
シンプルイズベストです。

できれば炭火で、じっくりと、
遠火の強火で焼き上げましょう。

それでは、釣ってから美味しく戴くまでを、
シュミレートしたいと思いますので、
是非、試してみて下さいね。

先ず、腹を割いて内臓を出す。エラも取りましょう。
次は、串を打つ。
口から串先を入れて、中骨を縫うように、
踊っている様に見えれば合格です。

続いては、塩を振る。
利き手を高く上げて、できれば頭上あたりから、
皮目の両側に、パラパラと振り掛けます。
これを、「高塩(たかしお)」と、云います。

次にヒレには、塩をもむように、こすり付けます。
この塩は、「化粧塩(けしょうじお)」と、云います。
ヒレが燃えてしまうのを防ぐと同時に、
見栄え良く焼くことができます。

さあ、今度はいよいよ「焼き」ですよ。
先ず、背中側から焼きます。
皮目の水分を飛ばして、脂を封じ込めます。

皮目の水分が飛んだら、今度はお腹側を焼きます。
腹骨を伝って、余計な脂が落ち、旨味が凝縮します。

全体が乾いて、塩が浮き出てくれば、焼き上がりです。
アツアツを背中から、ガブッといきましょう。
フーフー、ハフハフ、指を舐めたって大丈夫です。

ああ、塩焼きが食べたくなって来たぞ(^o^)/
お酒がいける人は、骨酒・ひれ酒にしても美味しいかも〜。
かも〜?って言うのは、自分が下戸だから、
わかんないんですぅ(爆)



 







2020/11/04 9:06:01|トピック
久々に食べてみたくなって・・・
山口出張の最終日、
先の投稿で、地元の道の駅で戴いた、
チョー美味しい、お魚朝食の話題を出しましたが、
道の駅に寄って下さったのであれば、
ここでお土産を買って行こう―。
と、云う事になりました。

あれこれ品定めしていた時に、
赤い缶詰が、自分を呼んでるみたいに、
目に飛び込んで来たのです。

もしや、あれは・・・。
と、思い近付いて行くと、やっぱり、アレでした。

手に取ったのは、『鯨の大和煮缶』
皆さん、これ食べた事ありますか?
自分の実家は、かつて乾物屋さんを営んでいたため、
缶詰も売っていて、この缶詰には本当に世話になりました。

が、商業捕鯨がなくなって、
こうした加工品も、余り食べる機会がなくなっていました。
それを、初めて訪れた捕鯨の町で見つけて、
思わず自分へのお土産として買って帰って来ました。

この缶のデザインはずっと変わっていないので、
もしかすると気付かなかっただけなのかもしれません。
が、久しぶりにオンザライスで食べてみて、
懐かしさが込み上げて来ました。
美味しかったです。

表示を見ると、使われていたのは、
「ミンククジラ」でした。

捕鯨や鯨食の是非についての論議は、
まだまだこれからも続くと思いますが、
海洋国日本として、きちんとこの捕鯨の文化を、
世界に納得できるように説明して欲しいですよね。
 







2020/11/03 9:06:01|お魚紹介
よく似ていますよね!?(タカハヤ&アブラハヤ)
今日は文化の日です。
なので、文化の香り高く、
魚類のお話しを致しますね。
俗っぽい言葉や、方言などは使わずに解説します。

さて、先日の山口県での
川遊びのプログラムの中で採取できた魚類は、
『タカハヤ』と、『ヨシノボリ』でした。
ヨシノボリの写真は、以前に載せていますので、
ここでは割愛しますね。

しかしながら、全く同じ事を関東でやったとすると、
おそらく、タカハヤは採れず、
『アブラハヤ』が、採れた事でしょう。

ところで上の写真、
どちらも良く似ていますよね。
この写真の左が『タカハヤ』で、
右が『アブラハヤ』です。
どちらも、コイ科の淡水魚です。

先日の「甲イカ」の時と同じように、
同じ魚―。と、言えない事もありません。
それくらい、そっくりです。

では、この両ハヤの何処が違っているのか―。
きっと、それを見極める方が、
面倒だと思いますし、
同種だと言っている地域も、あるのが現状です。

写真では、分かりにくい部分でもあるのですが、
両者の違いを説明していきますね。

では先ず、右のアブラハヤに注目して下さい。
因みにお腹が少しぷっくりして見えるのは、
抱卵しているからです。

アブラハヤの背ビレ側の体側を、良く見て下さい。
黒い縦縞と云うか、側線のある辺りが、
黒っぽく帯になって見えます。

一方のタカハヤの方は、
この黒い帯はぼんやりしていて不明瞭です。
また、アブラハヤの方が、
何となく目がパッチリで、
タカハヤの方が、「つぶらな目」を、しています。

また、分かりにくいのですが、
尾びれの切れ込みが、タカハヤの方が、
なだらかな曲線で、アブラハヤの方がシャープです。

また、大阪辺りを境に、
西は、タカハヤが優占種であり、
東は、アブラハヤが優占種だと言われています。

が、現在では、
移入や他魚種の放流の際に混入するなどで、
分布は、ほぼ全国に両方が拡散して居ます。

が、自分が小さい頃から、
『タカハヤ』と、云う名は、聞いた事がありませんから、
おそらく、関西以西では、
『アブラハヤ』の名前も、
聞いた事がないのではないでしょうか。

ハヤは、こうした小さな魚の総称であり、
語源は「蠅(はえ)」だ、そうです。
まるで、蠅の様にたくさん居る―。
と、云う例えの様です。

また、これは分布しているエリアで、
共通しているらしいのですが、
アブラハヤの方が中流から下流域に棲息し、
タカハヤの方が、上流部に棲息する傾向がある様です。

こんなに小さな魚にさえも、
場所によって異なる魚種が存在し、混在しています。
が、微妙に棲息域を変えながら、
共存する姿も見られるのです。

見た通り、どちらもサンオイルを塗った様な、
『ぬらっと観』が、ありますが、
日本の河川には馴染みの深い魚種でもあります。