皆さんのお住まいのエリアでは、 「中秋の名月」が、綺麗に見えたでしょうか。 一夜が明けた今日は、十六夜です。 今夜も、空のお月様を眺めてみて下さいね。
さて、ホットなニュースとして、 スタジオジブリが作った数々のアニメ作品の写真を、 「常識の範囲内で、自由に使って下さい―」。 との、嬉しいニュースリリースがありました。
どの作品も大好きなのですが、 折角、このブログで使わせて戴けるのであれば、 やっぱりこの作品―。
『崖の上のポニョ』の、世界観と、 最近の海に起こっている事を、ちょっとMIXして、 皆さんにも色々考えて欲しいなあ・・・。 って、思い、今日の投稿を書いてみようと思います。 もちろん、映画館で見て来た作品で、 とても感動したのを鮮明に覚えています。 写真は、公式HPからダウンロードさせて戴きました。
物語は、5歳の宗介くんとポニョとの出会いから始まります。 ある日、さかなの子のポニョは、クラゲに乗って家出します。 が、途中でジャムの瓶に頭を突っ込んでしまって、 困っているところを宗介くんが見つけてポニョを助けます。
助けられたポニョは、宗介くんを好きになってしまい、 宗介くんもまた、ポニョのことが好きで、 「僕が守ってあげるね」と、 ポニョを大事にしてあげるのでした。
いつしかポニョは、 「人間になりたい」と、思うようになった事で、 ポニョのお父であるフジモトトに、 強制的に海の戻されてしまうのですが、
父フジモトの魔法を盗んで、 ポニョは再び、人間の世界に戻ろうするのです。
そして、海は怒り、荒れ狂います。 崖の上に澄む宗介くんごと呑み込もうと、 巨大な大津波が押し寄せるのでした・・・。
さて、この『崖の上のポニョ』の、 映画が公開されたのが、2008年の夏だったと思います。
その僅か2年半後に、大津波が東北各地を呑み込むと云う、 東日本大震災が起こりました。
ポニョのお話そのままに、 東北の町ごと海に沈んで流されてしまいました。
更に、度重なる異常気象によって、 台風や、大雨による災害が続いています。 昨年の台風15号・19号の大雨や高潮の被害も、 記憶に新しいことと思います。
そして、今年はコロナ禍に加え、 先の台風9号・10号による被害でも、海は荒れていました。
災害の度、人々は学び、知恵を出し合い、 希望を繋いでいますが、毎年の様に海が荒れる様は、 なんとなく海の怒りの引金を、 我々人間が、引いてしまったのかもしれません。
嫋やかで、たくさんの命に満ちた海―。 この海に囲まれた我が国こそ、 海に生かされている国なんだと思います。
もしかすると、あちこちの海にポニョがいて、 私たち人間に、自然に対してもっと畏敬の念を持てと、 警告してくれているのかもしれませんね。
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