早速ですが、上の写真をご覧下さい。 バケツの中に、お魚が幾つ見えますか? パッと見てお分かりの通り、入っているお魚は、 1種だけじゃなくって、結構色んなお魚が見えていますね。
真ん中に見えるのが「マアジ」です。二つ見えますね。 で、バケツの底にも一つ見えます。 合わせてアジは三つ見えますね。
更に、一番手前のお魚は「カマス」です。 カマスが一つ。 で、お腹を向けて浮いてしまっているお魚は、 おそらく、「マエソ」だと思います。 が、確認できてないので、マエソらしい魚が一つ・・・。
なので、合わせて五つ見えますよ。 結構、釣れていますよね(^^)/ しかも、そこそこ大きいですよ。
さて、ここまでの文章の書き方に、 ちょっと違和感を覚えませんか? お魚の数を数えるのに、「何尾?」とか、「何匹?」 って聞き方じゃなく、あえて「幾つ?」って、聞いてます。
実はこれが今日の投稿の肝の部分なんです(^^;) 釣りの専門用語に、「ツ抜け」って、言葉があります。 この「ツ抜け」の意味が、実は文章の中に隠されています。
このバケツの中には、魚が5尾じゃなく五つ見えます。 では、このまま続けて数えてみますよ。 一尾釣れたら、全部で六つ。更に一尾釣れたら七つ。 続けざまに2尾釣れたら、九つですよ(*^_^*)
もう勘の良い皆さんにはお分かりになりましたよね。 九つ―。までは、「○○つ」って、数えられるけど、 10尾まで達すると、 さっきまで言えてた「つ」が、抜けるでしょ!?
これが、「ツ抜け」と云う、釣り用語の意味であります。
どんな釣りも釣果が2桁に達すれば、 もうこれは、好釣果と云って差し支えのない数でして、 その釣果が実際に釣れた数ではなくっても、
「やっとツ抜けたさあ・・・」って、謙遜して言ったり、
「ツ抜けにも及ばずで・・・」って、貧果を嘆いたり、
「オレだけツ抜けてさあ・・・」って、見栄を張ったり、
自身の腕前をやんわり誤魔化す事ができる、 釣り人にとっては、とっても重宝する言葉なのです。
なので、もし釣り人さんのお友達がいらっしゃったら、 敢えて、こう聞いて下さい。 「幾つ釣れたでえ!?」
ちゃんと数を言える人は正直ですが、 「ツ抜け」を、使ったら、 見栄っ張りかホラ吹きさんですよ(*^_^*)
そうそう。釣り人さんの名誉のためにもう一つ。 たくさん釣っても自慢しない、とっても優しい人です。 ねっm(_ _)m
お試しあれ!!
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