今日9月22日は秋分の日であり、 秋のお彼岸の御中日でもあります。
先のお盆では、帰省を自粛された方も多く、 墓参の代替えをするサービスなどもありましたが、 やはり、お盆と並んで、先祖を敬い手を合わせる機会として、 春と秋のお彼岸も大事にしたいって、 日頃より考えています。
さて、自分はこの投稿で「釣り」の、 話しを中心に発信させて戴いていますが、 釣りは、そもそも『殺生』を、伴う活動です。
釣りをして多くの魚の命に向かい合って来ました。 その殆どで、「食べる―」と、云う事をして、 魚の命を奪って来たことは、紛れもない事実です。
そんな自分が言える立場ではないのかもしれませんが、 盆とお彼岸には、絶対に釣りはしない―。 と、勝手に自分のルールにしています。
人も他の生きものも、全てが食べる食べられると云う 食物連鎖で繋がって居り、 食べる事は生きることだと、繰り返し伝えても来ています。
それと同時に、もし祖先の御霊が、花に、虫に、魚に宿って、 我々俗世の者を見守ってくれているのだとするならば、 せめて、この期間だけは、無用な殺生はしたくないな・・・。 って、そのルールを自分に課しています。
実は自分には、両親が二人づついます。 一人は、言わずもがなの実の両親。 そして、もう一人は、養子に入った先の両親です。
自分が18歳の秋、母方の実家に養子に入りました。 養母は、実の母のお姉さんで、養父は、婿養子でした。 が、子どもを授からなかったので、 次男の自分が、母の実家の姓を継ぐことになりました。
が、既にその時、養父は病気で死の間際に居り、 また養母も昏睡状態で居り、 養父の死にも立ち会えなかったのです。
自分は若干18で養父の喪主を務め、 それから10年後に、 昏睡状態だった養母も、見送って来ました。 そんな養母が好きだった花が「萩の花」でした。
秋の七草でもある「萩」は、 まさに、自分にとっては彼岸の花であり、 自分もまた、萩のはかない美しさが好きになりました。
今日は御中日―。 だから、当然釣りはしません。 実母と一緒に、これから養父・養母の墓参に行って来ます。
商店ブログであるのは充分心得ていますが、 今日は、自分の為に投稿させて戴きました。 何卒、お許し下さい。
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