鯛損の「でっかい夢釣りあげよう!!」

魚釣りをもっと楽しく、 魚釣りでもっと綺麗な海を!! フィッシングメッセンジャー野澤鯛損は、 釣りの世界のインタープリターです。 HOOKかんきょう『協育』事務所のページと、 併せてご覧下さい!! 釣り人も、そうでない人も、大人も、子供も、 でっかい夢、釣りに来て下さい。
 
2020/08/31 9:06:01|釣り用語の解説
嗚呼、痛恨のボウズ(>_<)(2010年の八丈)
毎日のブログ更新も、
ついに4ヶ月を超えました。
飽きもせず読んで下さっている方がいらっしゃる事に、
改めて心から御礼申し上げます。

そして、節目節目で、過去の八丈島キャンプでの、
釣果報告をさせて戴きましたが、
8月最後の投稿に、敢えて、釣れなかった報告をしますね。

しかも、投稿のカテゴリーは、
『釣り用語の解説』と、しての投稿であります。

釣果がただの一尾も釣れない時を、
釣り用語では、「ボウズ」とか、
「オデコ」と云います。
これは、知ってらっしゃる人も多いかな(^_^;)

で、10年前の2010年の八丈キャンプでの釣りは、
自分が八丈に行くようになって、
後にも先にも、この年しかないのです。
じゃあこの時、魚がいなかったか・・・。
と、云うと、釣れても良いくらいのムロアジの群れも、
いたのですが、竿は誰の竿も一度として曲がらないまま、
全員ボウズで終わってしまいました。

この時には、早朝に希望者を募って行う釣りと、
自主活動での釣りと、2本立てだった訳ですが、
なぜか、どっちの機会も全くアタリがありませんでした。
団長さんも朝早くから手伝ってくれましたし、
前年まで島の担当だった方も、
釣り名人のお友達と一緒に手伝ってくれたのですが、
一向に釣れず、変な雰囲気でしたね〜

炎天下で子ども達も頑張ってくれたのでありますが、
とうとう何も釣れないままジエンド(>_<)

でも、この次の年の3月にあった東日本大地震を思うと、
もしかしたら、地震の予兆が海で起こっていたのかも・・・

それにしても、
ボウズってのは、やな響きですねえ(涙)

上の写真のどっちも、なんかシラケた雰囲気ですよね。









2020/08/30 9:06:01|お魚紹介
渓流シーズン残り1ヶ月です(山女魚に逢いにいこう)
今年は長雨、長梅雨でした。
しかも、多くの河川で川の氾濫があって、
本当に甚大な被害が、各地で起きてしまいました。

そして、長い梅雨が明けたと思った途端の猛暑―。
そんな夏でしたから、
アユ釣りの方も、そして、渓流釣りファンの方も、
殆ど釣りに行けなかったし、
釣りにならなかったと思います。

そして、もう2日後には9月―。
川での釣りシーズンも、残り僅かとなってしまいました。
早い川で2月から始まった今年渓流釣りシーズンも、
コロナでの自粛も含めて、
大雨の7月、酷暑の8月と続いたので、
再び禁漁となる残り1ヶ月で、
渓の有終の美を飾って戴きたいものです。

写真の魚は、渓流の女王として知られる
山女魚(ヤマメ)です。
数年前、道志川で釣れた7寸ほどの個体です。

山梨県では、アマゴとヤマメが混在していますが、
富士川筋以外の河川では、
おおよそヤマメが釣れます。

本当に美しい魚体で、
手に取って眺めていると、
思わず顔がにやけてしまうほどです。

この時のエサは、
クロカワムシ(トビケラの幼虫)を使いました。
清らかな流れを割って、この魚が顔を出した時、
本当に探し求めていた彼女に逢えた気分でした。

7寸ありましたから、やりとりもとても楽しくて、
嬉しかったのを思い出します。

日本にしかいない、渓流の女王は、
本当に美しい大事な大事な魚だと思います。

のこり1ヶ月となった渓流釣りシーズン、
美しい山女魚に逢いに行ってみませんか・・・








2020/08/29 9:06:01|釣り具の小宇宙
餌木(エギ)の小宇宙
暑い夏を超えて、
そろそろ秋風が感じられる様になったら、
いよいよ、見えイカ狙いのエギングシーズンです。

今やエギングは、海のルアー釣りのジャンルとして、
すっかり定着していますね。
では、この「餌木(エギ)」そのものは、
いつから日本の釣りシーンに出て来たのでしょうか。

餌木の歴史は思ったよりも古く、
江戸時代中期には、おそらく使われていただろう―。
と、想像できます。詳しい文献は残っていない様ですが、

その昔、松明(たいまつ)を焚いて、
船上で漁をしていた際に、
落とした松明にイカが抱き付いたことから、
考案された釣り具だとも言われて居ます。
発祥の地は奄美大島だとされ、以降、薩摩に伝えられ、

最初は大型だったものが、エビの形に似せ、
おおよそ現在の形状になっていったのだろう・・・
そんな推測が一般的の様です。

イカの多くは他の魚を食腕で抱えて捕食しますが、
甲イカの類いは、海底のエビなどを捕食します。
なので、エビにも魚にも見える餌木は、
双方のイカに用いる事ができ、しかも、
エサを付ける必要がないことから、
広くイカ漁に使われる様になりました。

こうしたルアー効果に着目し、
一つの餌木でルアーのようにキャスト、
レトリーブを繰り返すことによって、
編み出された釣法が、『エギング』です。

冒頭の話題に戻ると、
エギングに最も入門し易い季節が、
今年生まれたイカが、
自分でエサを捕まえるシーンが、
目視できるようになる、
9月から10月くらいの時季です。

堤防の上からでも元気なイカ君たちが、
しきりに小魚を追いかけている姿が見られます。
そんな姿を見たら、餌木をキャストしてあげれば、
おおよそ興味を示し、抱いてくれるケースが増えます。

そろそろそんな便りが聞こえてくる時季ですので、
今年こそエギングデビューって思っている方は、
是非ともチャレンジしてみてくださいね。

只、資源確保の為、一部の地域では、
エギングを禁止としている地域もあります。
お出かけの前に、地元の釣具屋さんとか、
当該エリアの漁業調整規則をHPで確認するなどして、
お出かけ下さい。

漁業調整規則については、
またいずれお話しさせて戴きます。

いやあ、でもアオリイカのお刺身、
甘くて美味しいからなあ!!








2020/08/27 9:06:01|トピック
もしも釣り場で人が倒れたら・・・(コロナ禍での心肺蘇生)
連日の猛暑で、
さすがにうんざりされている方も、
きっと多い事でしょう。
兎にも角にも熱中症には、くれぐれもご留意下さいね。

ところで、熱中症に限らず家の外で活動すれば、
そこにいる人が自分だけではない限り、
倒れている人を発見したり、
正に倒れた瞬間を目撃してしまったり、
そう云うリスクは、絶えず付いて回ります。

特に今は、世界が怯えている新型コロナウィルスの、
感染下にある訳で、
倒れている方が、感染されていないと云う補償はありません。
が、目の前で人が倒れていたら、
やはり自分事として捉え、
必要な手当を施すべきだと思います。

先日、久しぶりに釣りをした―。
と、お伝えしましたが、
やはりこの日も、猛暑でした。
熱中症の予防対策をしたうえだったので、
もちろん何もなかったのですが、

釣り場で人が倒れていたらどうする?
って事は、頭の片隅にいつも置いておいて欲しいものです。
自分はボランティアで、
ファーストエイドの指導もしていますが、
このコロナ禍で、
それを伝える機会も、ストップしてしまっています。

伝えられない期間が長くなればなるほど、
自分の身の回りでもしそう云う事が、
今起こったら・・・。と、考えると、
果たして手順通りに、正しく、
救命のための手当ができるのか・・・。と、
不安になります。
起こらないのが当たり前の日常ですから、
伝えられない今は、それを指導する立場であっても、
不安が募るのです。

ですから、ここで敢えて書いて伝える事で、
自分自身の不安とも向き合うって意味で、
今日の投稿をしたいと思います。

過日、厚労省のHPに、
このコロナ禍における、心肺蘇生の方法について、
一部見直しがありました。

それは、前記した通り、
倒れている人が、新型コロナウィルスに感染していれば、
救助者である「私」は、
当然ですが、濃厚接触者です。

が、それを確認できる術はありませんから、
従来の手順では、意識・呼吸がなかなったら、
胸骨圧迫30回と、人工呼吸はできたら2回組み合わせて、
心肺蘇生を試みる―。と、云う手順でした。

が、今回の見直しでは、
当面、胸骨圧迫のみを、その方が目を覚ますまで、
もしくは、救急隊員に引き継ぐまで、
継続するようにと云う見直しです。

人工呼吸は、通常の手順でも、
感染のリスクがある場合や、
生理的に受け付けない場合も含めて、
迷ったら、人工呼吸しない―。
と、云う流れですので、
変わっていない。とも、受け取る事はできます。

が、このコロナ禍では、相手が成人の場合は、
人工呼吸するな―。と、云う、縛りができました。
ここで云う成人とは、
未就学児以上の全ての人を指します。

が、逆に未就学児の場合、
この縛りはどうなるかと云う事です。

幼児の場合、窒息で呼吸が止まってから心臓が止まる、
「呼吸原性心停止」の、ケースが多いので、
明らかに呼吸原性である場合は、
感染防止を図ったうえで、できるだけ人工呼吸する。
感染防止が図れない際は、人工呼吸しない―

と、云う理解でいいかと思います。
とにかく救助者自身の「安全確保」が、大事です。

それらも踏まえて、もし釣り場で人が倒れたら、
どうするか―。と、云う事を、
釣り人も、是非考えて戴きたいと思います。

とかく釣り場にはAEDは先ずないので、
可能な限り、現地に居合わせた方と一緒に、
救える命を救って戴きたいと願っています。

では、改めて自分自身で確認するためにも、
救命の手当の手順を書いてみようと思います。
一緒に、確認して戴けたら有り難いです。

1 倒れている人を発見

2 直ぐに駆け寄るなどせず、先ず立ち止まって、
 周囲の安全を確認し、近づけるようであれば近づき、
 危険があれば、通報のうえ、
 その危険を排除する事に努める

3 全身の観察をする。
 高い位置から全身を俯瞰的に見て、大出血、
 手足のねじれ変形、その他の異常があるかを確認する。

4 反応(意識)の確認をする。
 相手の肩を叩いて耳元で大きな声で呼びかけて、
 反応の有無を確認する。

反応がなければ、手を高く挙げ、協力者の要請をする。
必ず指名して、救急車の手配、AEDの手配、
その他の協力を要請する。

5 呼吸の確認をする。
 膝立ちくらいの高さで、胸とお腹の動きを確認。
 動かない。動いたかどうか分からない場合。
 変な動きをしている場合。どの場合でも、
 「普段通りの呼吸ではない」ので、
 そのまま心肺蘇生に移行します。

そして、現状では前記の通り、
相手が成人なら、胸骨圧迫のみを継続し、
相手が乳児・幼児なら、
できたら人工呼吸もしながら継続―。

と、云う流れになりました。
どうでしょう。合っているでしょうか?

水の事故も例年に比べ多く、
しかも死亡事故が増えているそうですから、
過日ここでも書いた「浮いて待て―」を、
先ず実践して戴いて、

より安全に、思いやりの心を持って、
自分の活動を続けて戴けるよう、
一緒に考えて参りましょう!!

※ここでは釣り場と云う設定で、
敢えてAEDの取り扱いには触れませんでした。
ご承知置き下さい。









2020/08/26 9:06:01|お魚紹介
秋と云ったらワラサでしょう!!
夏の終わり頃から、各地で聞こえてくるのが、
ワラサが釣れだした―。と、云う便りです。
夏が過ぎて徐々に脂が乗りだし、
型もグッと大きくなって来ます。

ワラサと云えば、言わずと知れたブリの若魚のことで、
イナダより大きく、ブリにはちょっと物足りない―。
と、云うのがワラサです。

出世魚であるブリは、
ワカシ・イナダ・ワラサ・ブリと名前が変わります。
ワラサが釣れ始めると、
そのポイントは、たちまち大船団が押し寄せて、
本当にお祭りのようです。

船長の指示ダナでコマセを振って、
誰かの竿が海面に突き刺さる様に曲がれば、
図ったように順番に竿が曲がります。

ドラッグをきつく締めて、
とにかく時間をかけないようにやりとりするのですが、
敵も然る者、とにかくグイグイ引っ張るので、
そりゃあもう、スリリングなのです。

これまで最高に釣れたのが6本だったのですが、
終わる頃には腕がパンパンで、
握力もボロボロになりますが、あの引きは最高です!!

以前は、毎年のように出かけていましたが、
ここのところ、すっかりご無沙汰なんです(T_T)

なので、余裕が出来たら、
あの荒々しい引きを堪能したいし、
ワラサならではの、弾けるようなプリプリのお刺身や、
カマの塩焼きを味わいたいものです。

さあ、この秋のワラサ便りは、
どこから最初にやってくるでしょう(^o^)/