夏の終わり頃から、各地で聞こえてくるのが、 ワラサが釣れだした―。と、云う便りです。 夏が過ぎて徐々に脂が乗りだし、 型もグッと大きくなって来ます。
ワラサと云えば、言わずと知れたブリの若魚のことで、 イナダより大きく、ブリにはちょっと物足りない―。 と、云うのがワラサです。
出世魚であるブリは、 ワカシ・イナダ・ワラサ・ブリと名前が変わります。 ワラサが釣れ始めると、 そのポイントは、たちまち大船団が押し寄せて、 本当にお祭りのようです。
船長の指示ダナでコマセを振って、 誰かの竿が海面に突き刺さる様に曲がれば、 図ったように順番に竿が曲がります。
ドラッグをきつく締めて、 とにかく時間をかけないようにやりとりするのですが、 敵も然る者、とにかくグイグイ引っ張るので、 そりゃあもう、スリリングなのです。
これまで最高に釣れたのが6本だったのですが、 終わる頃には腕がパンパンで、 握力もボロボロになりますが、あの引きは最高です!!
以前は、毎年のように出かけていましたが、 ここのところ、すっかりご無沙汰なんです(T_T)
なので、余裕が出来たら、 あの荒々しい引きを堪能したいし、 ワラサならではの、弾けるようなプリプリのお刺身や、 カマの塩焼きを味わいたいものです。
さあ、この秋のワラサ便りは、 どこから最初にやってくるでしょう(^o^)/ |