鯛損の「でっかい夢釣りあげよう!!」

魚釣りをもっと楽しく、 魚釣りでもっと綺麗な海を!! フィッシングメッセンジャー野澤鯛損は、 釣りの世界のインタープリターです。 HOOKかんきょう『協育』事務所のページと、 併せてご覧下さい!! 釣り人も、そうでない人も、大人も、子供も、 でっかい夢、釣りに来て下さい。
 
2020/08/11 9:06:01|お魚紹介
どっちがどっち!?(お魚紹介とプチスタディー)
さて、先ずは上の写真を見比べてみて下さい。
「同じ魚じゃん!?」って、
思われると思いますが、実はこのお魚さん、
右と左で、全く別の魚なんです。

今日は、お魚紹介のカテゴリーですが、
敢えて「レッツスタディー」的に、
問題として、どっちがどっちの魚なのか、
皆さんにも考えて戴きたいと思って居ります。
なので、プチスタディーです。

先ず、二つの魚種名から言いますね。
片方がブリ(鰤)―。
もう片方は、ヒラマサ(平政)―。
と、言います。

ブリは皆さんもご存じの通り「出世魚」ですが、
片方のヒラマサは、出世魚ではないので、
個体によって呼び名が変わる訳ではありません。
単に大きいヒラマサ、小さいヒラマサで、
差し支えありません。

八丈島では、良くヒラマサの方が釣れます。
以前、このブログで紹介したワカナゴは、
島では殆ど釣れる事はありません。
これは、棲んでいる環境が少し異なるからで、
逆に美保などでは、殆どヒラマサは釣れません。

どんな風に見ても、余りにそっくりですよね。
でも、双方で大きく異なる特徴があります。
さて、ブリとヒラマサは、
何処がどんな風に違うのかも考えて下さいね!!

当てずっぽうでたまたま当たっても、
本物を見た時、果たしてどっちなのか、
先ず分からないと思いますよ。

ヒントを一つだけ出して置きましょう。
何故、双方の写真は「顔」のみなんでしょうか?

これ以上はノーヒントです。
よ~く見ないと分かりませんよ(^o^)

さあ、どっちがどっち!?







2020/08/10 10:06:01|レッツスタディー!!
今日はチラシでレッツスタディー!!
いやあ、暑いですね~!!
梅雨が明けた途端の連日猛暑日って、
辛いですよね。
マスクもしなきゃだから、余計に暑いです。

子ども達もおおよそ夏休みに入ったと思うので、
どうかお母さん、子どもさんがお家ではしゃいでも、
「どっか連れてって~!!」と、わがまま言われても、
穏やかにお過ごし下さいませ。
特に熱中症には、くれぐれもお気を付け下さいね。

そこで、夏休みの宿題のお助け企画の第2弾として、
こんな活動はいかがでしょうか?
やり出すと、きっとお子さんでも、
結構ハマってやってくれると思います。
が、肝心なのは、「宿題感」を、臭わせないこと―。

ちょっと手伝って欲しいの―。
くらいのテンションで、サラっとお願いする事です。
やっているううちに、色々とお魚の事や、
お魚の流通について、気が付く事がたくさんあったりで、
お金も掛からないで、遊び感覚で学べる活動なんです。

と、云う事で、今日はチラシで、レッツスタディー!!
用意するのは、スーパーマーケットのチラシのみ。
1枚だけでも良いのですが、
別々のスーパーの物を用意したり、
同じスーパーの物を、日を変えてストックしたりすると、
もっと楽しく学べるかもしれません。

それに、最後の締めくくりとして、
世界地図とか地球儀なんかがあれば、
グッとクオリティーも上がって来ますので、
是非ぜひ、トライして見て下さいな!!

では、どんな風にするのか、説明しますね。

普段、私たちが何気なく食べている魚は、
実は、世界の色んな国から輸入されています。
勿論、国産もたくさんあって、
全国の都道府県から取り寄せられるのですが、

それを調べるのにうってつけなのが、
スーパーのチラシなんです。

夏の食材で言うなら、
酢の物なんかに入れると美味しいタコ―。
普段スーパーで購入される時、
産地を見ていらっしゃるでしょうか?
勿論、賞味期間などは、
ちゃんと確認されていると思いますが、産地って、
余り細かくは確認していらっしゃらないかもしれません。

このタコ、勿論国産もありますが、
こんな産地を知ってますか?
モロッコ産・モーリタ二ア産・地中海産・・・
などです。

アジやサバなどは、
ノルウェー産・オランダ産・アイルランド産・・・

エビは
インド産・インドネシア産・
アルゼンチン産・エクアドル産・・・

外国からやって来た食材が余りに多いことに、
お気付きになると思います。

ここだけでも傾向が見られると思いますが、
食材によって、国は違えど地域はどうでしょう?

そしてその食材は、天然魚でしょうか?
それとも、養殖魚でしょうか?
輸入国によって、値段の違いは見られるでしょうか?

チラシで見つけた国や地域を、
世界地図や、地球儀に落とし込んでみると、
もっと興味深いと思います。

子どもさんが、
「調べたよ~!!」なんて言って来たら、
「凄いじゃん。」って、褒めてあげてから、
「じゃあこの国は何処にあるの?」とかって、
次の課題を出してみて下さい。

そのうち、一緒にスーパー行こう!!
なんてなったら、それこそお手伝いさせるチャンスです。
産地調べで世界旅行―。
きっと、このコロナ禍だからこそ盛り上がると思います。

そして、このままコロナが続いたら、
「みんなが好きなお魚、どうなっちゃうかな?」とか、

「どうして日本にもいっぱいお魚がいるのに、
気が付いたらあんまり食べてないねえ。どうしてだろ?」

とかって、設問を更に小出しにしていくと、
もっと面白いですよ。

お魚嫌いだったお子さんが、急に食べてくれたり、
ちょっと視点を変えれば、
カップ麺の中にも、レトルト食品の中にも、
素材として、色んな海産物が入っていて、
結構、魚食べてんじゃん!!
みたいな、事にも気付くかもしれません。

勉強しろ―。って、言われれば、
余計にしたくなくなっちゃうのが子どもの常です。
こうして遊び感覚で学ぶのが、
勉強を好きになるコツですので、

値段だけじゃなくって、
こんなチラシの活用法もお試し下さい!!








2020/08/09 9:06:01|釣り具の小宇宙
イカ角の小宇宙(イカは何故にこんな物で釣れるのか!?)
久々に、『釣り具の小宇宙』の、
カテゴリーで投稿します。

今回、取り上げる釣り具は、『イカ角(ヅノ)』です。
多くのイカは、群れを成して生活していますが、
その群れの中に、このイカ角を投入する事で、
何故かこんな無機質な物に、
抱き付く形で釣れて来ます。

ルアーっちゃあ、ルアーなのですが、
この角単体では、なかなかイカをゲットできません。
勿論、良く釣れる角には傾向があるのですが、
そればっかりにしてしまうと、
何故か急に釣れなくなったりします。
それでは、この不思議な『イカ角』の小宇宙へ、
皆さんをお連れしましょう!!

ところで皆さん、
イカは軟体動物の中の頭足類に分類され、
ツツイカ類と、甲イカ類に、更に区分されるのを、
ご存じでしょうか。

ツツイカの「ツツ」は、「筒」の字を当てますが、
要は筒の形をしたイカの事で、
スルイメイカ・ヤリイカ・アカイカなどは、
名前を聞いた事があると思います。

一方、甲イカ類には、
モンゴウイカ・スミイカ・シリヤケイカなど、
頭に甲羅を持っているイカの仲間を指します。

そして、この甲イカ類には、
余りこのイカ角は使われず、
その代わり、よりルアーに近い「餌木(エギ)」や、
特に底に居るタイプのイカには、
魚などを船のようなオモリの上に縛って使う、
「テンヤ」が、用いられます。

この様に、全てのイカに共通で使う訳でないのが、
イカ角の不思議な使用方法かもしれないですね。

お正月や、めでたい席に欠かせない「スルメイカ」と、
冬場に甘くなる美味しいイカの「ヤリイカ」には、
ほぼ、左上の写真のタイプが使われます。

さて、突然ですが、
イカの脚は何本ですか?
と、聞かれたら、どう答えますか?

無難なのは10本―。でしょうね。
タコは8本、イカは10本と覚えるのが一般的です。

が、正確には脚はタコと同じ8本で、
他に2本、食腕と呼ばれる「手」があって、
これを脚と数えれば10本―。と、なるのです。

スルメイカは特にこの蝕腕が長く、
しっかり餌を捕まえる事が出来るため、
イカ角には18㌢の長めの角を使い、

蝕腕の短いヤリイカには、
11㌢の短い角をと、使い分けます。

さて、イカ角を使う場合の仕掛けは、
幹イトにエダスを付けて、
一番下にオモリを付ける「胴突き仕掛け」です。

が、最近は、胴付きではあるものの、
エダスで角をブランコの様に揺らすのではなく、
イカ角を直結して使う場合も増えて来ました。

角が揺れる事でルアー効果を狙う―。
と、云うのには、少し違和感がありますよね。

おそらくイカたちは、
群れで素早く移動する中で、
イカ角の色そのものよりも、
その色に反射する、光の屈折度合いによって、
ルアー効果を得ているのではないかと推測できます。

中には「泡(アワ)入り」と、云って、
角の中に気泡が入っている物もあります。
この泡があることで、光の屈折が変化し、
より釣れるのではないかと云う泡ですが、

これは、元を辿ると、
たまたま気泡が入ってしまった失敗作だった・・・。
と、云うのも面白い事実です。
今は、当然ですが、泡は敢えて入れてあります。

ですから、イカ角の配列パターンは、
その日の天気や潮の色によって、
複数の角を組み合わせる事。そして、
取り込みやすい所の角に、
良く釣れるとされる角を配すと、
釣果が伸びるとされます。

この組み合わせの妙や、
群れの動きに乗じて、
直ぐに仕掛けを投入・回収できる手際の良さが、
イカ釣りの醍醐味とも言えるでしょうか。

一方、右上の写真は、
イカ角ではありますが、『スッテ』と呼ばれ、
使い方も、一般のイカ角とは、若干異なります。

見ての通り小さいですから、
小型のイカに使われるケースが多く、
竿によるアクションで、釣果が伸びたりもします。
また、さほどハリ数を多くせず、
1~2本で、誘いながら釣るイメージです。

マルイカ・ジンドウイカ釣りなどに多く使われ、
フワフワな動きをする「浮きスッテ」と、
オモリが入ってシャープな動きをする、
「ナマリスッテ」とが、あります。

また大型になる、タルイカやソデイカなどには、
巨大な浮きスッテもあります。

いずれも角の先に付いているのがハリで、
釣りバリの様に「カエシ」は、付いていません。
が、針先が鋭く角を抱くと非常に刺さりやすく、
パラソル状にハリが上を向いているため、
抜けにくい―。と、云う特徴があります。
このハリの事を、「カンナ」と呼びます。

角に凝り出すと数ばかり増えてしまいますが、
自身のイカした必釣パターンを見つけてしまうと、
イカにも簡単に、イカが釣れちゃうかも(^_^;)

イカ角の小宇宙、イカがでしたかm(_ _)m










2020/08/08 9:06:01|釣魚料理
どう?これどう?
またまた八丈繋がりの記事でごめんなさい。
以前、「アオゼのお造り」や、「島寿司」も、
紹介させて戴きましたが、
釣れて美味しいお魚は、
まだまだたくさんあります。

で、アオゼのお造りを戴いた同じお店で、
過去に戴いたお魚の写真など探していたら、
ありましたよ。
豪快な舟盛りの写真を、ちゃんと残してありましたぁ!!

どうですか!?
これ、どう?
凄いでしょ(^^)/

先ずドーン!!
左の写真は、チビキ(アカサバ)です。
島寿司にも使われたりするお魚ですが、
どうです?美味しそうでしょ(^^)

並んで右のお魚は、ドーン!!
このお魚、もう覚えましたよね。
そうです。カンパチです。

他にもメダイの写真もあったのですが、
肝心なお刺身を、ほぼ食い尽くしてあったので、
それは、ボツにしちゃいましたあ!!

来年は、絶対にまたここに帰って来て、
八丈フィッシュを食べるんじゃーっ!!







2020/08/07 9:06:01|トピック
ホントは今日が・・・ビバ八丈Ⅲ(こんなん釣れましたあ!!)

例年8月7日は、海洋道中の『自首活動の日』で、
釣りがしたい子は、釣りができる唯一の日ですが、
今年は、無し―。

なので、気分だけでも「あの日」に、行って戴いて、
空想の八丈の釣り―。
を、楽しんで下さいませ!!

って、云う事で、8月7日の今日の記事は、
これまで釣れたゲストの中から、
特に珍客さんをご紹介しましょう!!

以前にも釣れたお魚も入ってはいますが、
釣れた年も、釣った中学生も違う子なので、
改めて紹介しちゃいますね。

では、写真を順に追いかけましょう。

一番上の写真のお魚は?

『エソ』です。
ルアー好きの子がルアーで釣ったんですが、
結構、歯がエグいのです。ギザギザで鋭くて、
他の魚を食べるフィッシュイーターです。
一方、このお魚は小骨が多いんだけれども、
白身で美味しいお魚でして、
エソのかまぼこは高級品です。

お次の2枚目のお魚は?
『オジサン』です。
ヒメジっていうお魚の種類、
お口の下に長いひげがあるでしょ?
このお姿が、おじさんの風貌なので、
この名前が付きました。
でも、このオジサン、淡泊で白身で、
なんとも繊細で美味しいお魚なんです。
島ではオリーブオイルでマリネして、
カルパッチョで食べましたよ!!


最後の3枚目
『オヤビッチャ』です。
スズメダイ科のお魚で、黒潮と一緒に、
遠い海からやって来る、黒潮の使者―。
で、残念ながら島では繁殖ができません。
そのため、「死滅回遊魚」なんて、
呼ばれてしまうこともあります。

更に、珍客さんと云えば、
ハリセンボンも釣れました。
アオヤガラも釣れました。

でも、あいにくお写真がないm(_ _)m
ホント色んなお魚が居て、
楽しい八丈島の釣りでございます~!!