『空飛ぶボラ』として、 『トビウオ』を、紹介させて戴きました。 なので今回は、本家本元の『ボラ』について、 お話ししたいと思います。
『ボラ』は、今では余り歓迎されないお魚かもしれません。 ちょっと臭って来そうな河口部にもたくさん居るし、 釣りでも、何処に行っても「外道扱い」(T_T) 余りにも可哀想な気がしませんか!?
なので、自分がボラの名誉にかけて、 全力で弁護したいと思っています。 それでは、タイトルを『愛しのブッチャー』と、 した理由からお話しましょう。
ブッチャーって聴けば、 おおよそプロレス好きの方には、 直ぐにその姿が想像できると思います。 その通り!! ブッチャーと言えば、あのお方です。 黒い呪術師の異名を取るヒールレスラー、 アブドラー・ザ・ブッチャーさんの事です。
彼は黒人レスラーとして、 大きな偉業を成し遂げた伝説のレスラーで、 敢えてヒールになって、嫌われ役を貫きましたが、 それは、レスラーとして成功するための手段でした。
彼は、黒人の置かれていた状況を打開するために、 ファイトマネーの多くを、貧しい黒人と、 その子ども達のために投資し、光を当て続けました。 なので、彼は黒人の方たちにとって、 正に光であり、憧れの存在なのです。 そんな彼の生き方に心を打たれます。
それとボラと、どういう関係があるんじゃ!? って、事ですが、ブッチャーの得意技って、 ご存じですか?
たくさんあるんですが、特に知られているのが、 「地獄突き」と、「ヘッドバット(頭突き)」です。
そして、頭突きを連続して繰り出すと、 もうブッチャーの勝利パターンです。 その後、地獄突きで、観衆を魅了し、 相手が倒れれば、毒針エルボーでフィニッシュ!! でしたね(^o^)
このままだとブッチャーの話し― で、終わってしまうので、 ボラに繋げましょうm(_ _)m
自分は、黒鯛のダンゴ釣りが大好きなのですが、 この時、税金のように釣れるのがボラです。
いわゆる「外道」には、違いないのですが、 ボラが釣れないと黒鯛は釣れないのです。
この時、ボラが黒鯛を連れて来てくれるからこそ、 本命の黒鯛が余計に嬉しいのですが、 このダンゴに、ヘッドバットを食らわしてくるのが、 誰あろうボラ様であり、 あの立て続けのヘッドバット攻撃と、 主役を引き立てるヒールを演じるボラ様は、 正に『愛しのブッチャー様』って、訳なんです。
それだけではありません。 ボラ様は元々、大衆にとって手の届く、 「美味しい魚」の、筆頭でした。
白身で旨味が強く、 酢味噌で戴く、『ボラの洗い』は、 そこの水質が良ければ良いほど、 美味しく絶品です。
また、昆布の旨味を加えた『昆布締め』や、 あの高級珍味、「カラスミ」は、 ボラの卵巣を塩漬けしたもので、 なかなか手に入らない貴重なものです。
また、珍味と言えば、 ボラの幽門は、「ボラのへそ」とか、 「ソロバン玉」などとも呼ばれ、 甘辛いタレを付けて、焼けば、 砂肝のような食感で、通好みの味なのです。
マダイだよと言われて、ボラのお刺身を出したら、 きっと、誰もがマダイだと疑わないでしょう。 それくらい美味しい魚なのです。
と、云う事はですよ。 ボラをヒールにしてしまったのは、 我々だって事ですよ。 その事を、先ずは我々が強く認識しなきゃいけません。
ボラは我々と川と海との、 正しい関係を知る、バロメーターだと信じて、 川も海も大切にしないといけませんね。
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