鯛損の「でっかい夢釣りあげよう!!」

魚釣りをもっと楽しく、 魚釣りでもっと綺麗な海を!! フィッシングメッセンジャー野澤鯛損は、 釣りの世界のインタープリターです。 HOOKかんきょう『協育』事務所のページと、 併せてご覧下さい!! 釣り人も、そうでない人も、大人も、子供も、 でっかい夢、釣りに来て下さい。
 
2020/07/27 9:06:01|お気に入りの場所
お気に入り水族館4(上越市立水族博物館)
政府始動のGOTOトラベルキャンペーンが、
新たな感染が広がりつつあるなかで、始まりました。

旅行に行かれる方も、
また、受け入れる観光地の方々も、
感染防止策を徹底して、少しでも賑わいを取り戻せるよう、
どうせやるなら、お互いに笑顔になれるように、
進めていけたらいいですね。

さて、お気に入りの水族館シリーズの4回目は、
正確に言うと、「お気に入りだった・・・」
水族館のお話しをしたいです。

が、決してその水族館が無くなってしまった訳ではなく、
数年前に新装オープンして、
とても素敵な水族館に生まれ変わったのです。がっ、

やはり昭和世代の自分としては、
とっても手作り感があって、親近感を持っていた、
新装前の、旧上越市水族博物館が大好きでした。

このブログで何度もお話しした専門学校の授業では、
改装工事が始まって、
以前の建物が取り壊される直前の年まで、
毎年、実習の最後の締めくくり体験として来館させて戴き、
バックヤードツアーにも参加させて戴きました。

バックヤードでは、スタッフの皆さんが、
旧式が多い管理設備を、本当に大事に、丁寧に使われていて、
工夫して作業されていた事が、強く印象に残っています。

また、フィーディング(えさやり)体験もさせて戴いて、
ウミガメや、ピラニアにもエサをあげさせてもらいました。

ピラニアなんかは、
ごっつい釣りバリにエサをエサを落とすと、
凄い勢いでエサを食いちぎっていくので、
コーフンものでした(*^_^*)

また、この水族館の最大のウリは何と言っても、
以前も今も、
マゼランペンギンへのフィーディングショーです!!

飼育員の皆さんは、ペンギン全員の見分けがつくそうで、
ちゃんと食べてる食べてないを確認しながら、
パフォーマンスされながら、エサを与えていくんですよね。
その見事なペンギンの裁きっぷりに、
毎回、メチャ感動していました。

改装後の新しい水族館では、
ペンギンたちのお散歩も見られるそうですよ!!

旧の水族館の大水槽でのフィーディングショーも、
なんかダイバーさんとの距離が近くて楽しかったなあ。

それと、地味なんですが、
地元の淡水系のお魚の展示は、
ちっさい魚が多いんですが、見応えがありました。
行くとそこで、いつも30分くらいは見てました(^^;)

学生達は、チープな感じのゲームコーナーが大好きでした。
それに、エントランス前の建物の壁一面に、
地元の子ども達のタイル絵が埋め込んであるんですけど、
これがまたかわいいんですよ!!

地元に愛されていた水族館が、
新しい息吹を加えて、地元にとっても、
観光客にとっても、憩いと癒やしの空間になりますように、
一ファンとして、これからもエールを送り続けますね(^o^)/







2020/07/26 9:06:01|お魚紹介
ワカナゴの夏(三保海岸での思い出)
各地で大雨で被害が出たり、
ずっとくずついた天気が続いていますね。
梅雨明けが待たれますね。
やっぱり夏は、太陽ギラギラ―。
の、方が気分は上がります!(^^)!

ところで、夏の釣りと言えばっ、
真っ先に思い浮かぶのが、
ワタクシの場合、三保海岸でのワカナゴ釣りです。
と、云うのも釣具屋さん時代に、
暫く清水に住んでいたので、
三保は足繫く通った場所なんです!!

『ワカナゴ』と云うのは、ブリの若魚の事で、
毎年の夏、7月の声を聞けば、
関東の沿岸に群れを成してやって来ます。

が、ワカナゴと呼ぶのは、
おおよそ沼津と清水くらいで、
他では、『ワカシ』と、
呼ばれている事が、多いかと思います。

中でも、沼津の片浜海岸や、
三保の飛行場下の海岸では、
ファンが朝早くから大挙して訪れます。

今では、サーフジギングやサーフトローリングなど、
ルアー釣りの方が多いかと思いますが、
自分が釣具屋時代の頃は、
まだまだ片浜仕掛けの、投げサビキ釣りがメインでした。

まだ暗い早朝4時前には海岸に着き、
白々と夜が明けて来るのを待ちます。
周りでは、すでにビュンビュンと、
メタルジグで、ジギングを始める人もいます。

片浜仕掛けと云うのは、
前記の片浜海岸でのワカナゴ釣りのために、
考案されたというオリジナルの仕掛けです。

ロケットカゴの上に大き目の木玉ウキが付き、
その下に、ハリスが2号前後のサビキ仕掛けが付き、
更にサビキ仕掛けの後ろに、小さめの木玉ウキ。
これで思い切りキャストして、コマセを振ると、
表層付近にいるワカナゴが、バシャバシャ跳ねながら、
バケバリに食いつくのです。

食いが立ってくるともう止まりません。
みるみる釣果が伸びていきますが、
もうこれくらいで・・・。なんて思わずに、
気が付いたら、100匹くらい釣れちゃった・・・。
なんて事もよくありました。

大勢の人がたくさんコマセを撒くので、
一帯の魚は皆、コマセ呆けしてしまい、
時には、マダイやクロダイなんかも、
表層で釣れちゃうこともあったっけ・・・。

時季を前後して、トビウオとソーダカツオも、
釣れだすので、夏は本当に楽しかったです(#^.^#)/

片浜仕掛けも、以前に比べると、
めっきり見かけなくなってしまいました。
それだけ、ルアー釣りにシフトした方が、
きっと多かったんでしょうね。

でも、自分にとって、
夏はワカナゴ―。
夏は、片浜仕掛けで三保海岸でした!!

ああ、懐かしいなあ( ^ω^)・・・







2020/07/25 9:06:01|釣り用語の解説
今日もフライつながりでいってみよう!!
本来であれば東京オリンピックが、
もう始まっていたんですねぇ・・・

必死の思いで代表を勝ち取った選手達のためにも、
なんとか来年の今日は、
無事に始まっていて欲しいですね(*^^)v

ところで、昨日はフライリールのお話をしました。
なので、今日もフライつながりでいってみよー!!
って事で、フライフィッシングで使われる、
様々な専門用語を、ご紹介しましょう!!

で、何で写真が虫なんじゃい!!
って、事ですが、
いえいえこれもフライに通じるのでございますよ( *´艸`)

写真の虫は、
どちらも「モンカゲロウ」と、言います。
左が幼虫で、右が亜成虫です。

この「亜成虫」と、云うのが良く分からないと思いますが、
幼虫を見て戴ければ、
その代わりぶりがよく分かるでしょ!?
幼虫の時は、見てお分かりの通り、
えらがあって、えら呼吸してるんです。

羽化した直後のモンカゲロウは、
しばらく、この亜成虫の時期を過ごし、
最後に再び脱皮して成虫になります。

この亜成虫の時期の水生昆虫を模した毛バリのことを、
フライフィッシングでは、『ビートル』と、呼びます。
また、カゲロウのイミテーションは、
『カディス』と、呼びます。

以前、「メイフライ」に、ついてお話ししましたが、
ビートルも、そのメイフライの一部だと思って下さい。
メイフライは、水生昆虫を模した毛バリ全般、
もしくは、水生昆虫そのもの。と、いう意味ですので、
ビートルもまた、メイフライです。

フライは、様々な鳥や動物の毛や、
時には化学繊維も使って、水生昆虫や魚を、
イミテーションするのですが、
こうした毛バリを作る素材のことを、
『マテリアル』と、呼びます。
まあ、これは何となく理解できますよね。

更に、毛バリを巻く際に使う、
ハリを固定する道具は、『バイス』と、呼びます。

そして、毛バリを巻く作業の事は、
『タイイング』と、呼びます。

敢えて横文字で呼ぶところに、
フライマンのこだわりがあるんでしょうね。







2020/07/24 9:06:01|釣り具の小宇宙
リールの小宇宙3(フライリールとラインの関係は?)
これまで、リールの小宇宙と題して、
先ずは「草創期」に、
登場して長く愛された国産リールと、
使い易さで、普及が図られたクローズドフェイスリールが、
日本では、予想以上に普及しなかった事を話しました。

続いて、スピニングリールの爆発的な普及が、
メーカーの技術革新を後押しして、
釣りブームの礎になった事なども話しました。

3回目のリールの小宇宙は、
日本では、最も近代になってから浸透した、
フライフィッシングに使われる、
『フライリール』と、それに巻かれる糸(以下、ライン)の、
関係性について、お話ししてみたいと思います。

が、恥ずかしながら、
自分自身は、釣り具店勤務の時も今も、
殆ど嗜んでいない釣りなので、
コアなファンが多い分野です。
もしかしたら、ソレ、違う!!と、
間違いを指摘されてしまうかもしれませんが、
知識を総動員して、お話しさせて戴きますね。

ところで、草創期で話した国産リールは、
元々は、フライリールをモチーフにして作られた物です。

より遠くへ仕掛けを飛ばすにはどうするか―。
と、云う課題を、リールを横倒しにすることで、
軸が回転し易くなり、竿のしなりと遠心力を利用して、
遠投を可能にしました。

一方で、フライリールは、
軽い毛針を遠くに飛ばすにはどうするか―。
と、云う課題に対して、
目的の異なる複数のラインを巻いて、
竿(以下、ロッド)の性能を最大限に生かすために、
リール自体は、こうした複数のラインを、
巻き止めておくための、大きなボビン(糸巻き)として、
使う道具として開発されました。

そして、フライリールが草創期の国産リールと、
大きく異なるのは、フィールドと対象魚によって、
当然ですが、毛針は変わるし、釣り方も変わるので、
ロッドに合わせる形で、
大きさも、様々あると云う事です。

ご存じだとは思いますが、
フライフィッシングのロッドには番手があります。
番手が小さいと、ロッドは細く短くなり、
大きくなるにつれて、太く長くなっていきます。

逆に毛針は、大きいハリの方が数字が小さく、
ハリが小さくなっていけば、数字も小さくなっていきます。

それでは、このフライリールに巻かれる、
目的によって、異なるラインと云うのには、
どんなラインがあるのかを説明していきましょう。

先ず、最も軸に近い場所に巻かれるのが、
フライラインが滑りにくくするために、
『バッキングライン』と云うラインが巻かれます。

続いて、キャストする毛針とロッドの番手に合わせて、
毛針を落としたいポイントに、
正確にキャストする目的として、
吸水性がなくて、毛針を操作しやすい、
ナイロンコーティングなどが施されたラインを巻きます。

これが、いわゆるフライラインで、様々な種類があります。
なぜなら、毛針はエサのイミテーションなので、
浮かせたり、沈ませたり、ちょっとだけ沈んだりと、
釣り人側の意思に合わせて変えていく必要があるからです。

例えば、浮く・沈むで、云えば、
フローティングライン(F)と、シンキングライン(S)。
更に、綺麗なループを描いて、
徐々にラインが伸していける様に、
太さが異なる部分を二つにした、
ダブルテーパードライン(DT)や、

よりピンポイントにキャスト出来るように、
ラインの先に重さを加えたウェイトフォワードライン(WF)。
更には太さが均一で操作性重視のレベルライン(L)。
他にもシューティングライン(ST)などもあります。

更に更に、フライラインの先にも、
毛針を付けるためのラインとして、リーダーが付きます。
日本の釣りで例えると、「ハリス」の部分が、
このリーダーになります。

フライリールの中には、
釣り人の思いや、釣りに対する価値観が巻かれています。
こんな事からも、フライフィッシングが、
紳士の釣りだと、言われているのかもしれませんね。









2020/07/23 9:06:01|お魚のふ・し・ぎ?
ひと言でアジと言っても・・・

さあ、今回は日本人が愛してやまない庶民の魚―。
味がいいから、アジという名前になった「鰺」の、
ふ・し・ぎに、触れていこうと思っています。

鰺を使ったお料理と言って、
皆さんが、真っ先に思い浮かべるのは、
どんなお料理でしょうか?

先ず、「アジのたたき」でしょ。
それから、なめろう。アジフライ、アジのつみれ汁、
アジの開きも美味しいですよね〜(*^_^*)

で、こんなお料理に使われるアジは、
おおよそ「マアジ」です。が、アジと云うお魚は、
意外なほど種類が多くて、利用も調理方法も様々ですし、
現在では、このアジまでも、
外国から多く輸入されています。

イギリス・オランダ・ノルウェー・アイルランド・・・
皆さんがお土産に戴いているアジの開きも、
地物より、実は外国産が多いので、
あの人お魚が好きだから・・・。って、思って、
アジの開きを買って行ったら、
ちょっとリアクションがビミョー・・・。
は、おおよそ、見て直ぐに、
輸入のアジだと気づいたからです。

地物のアジの開きは、
大きくても30aないので、
大ぶりのアジだったら、ほぼ外国産アジです。
まあでも、そっちも美味しいですけどね。

さて、写真を見て下さい。
これ、似てますが、全部アジの種類が違います。
分かります。よーく見ると、結構、違うので、
間違いさがしじゃあありませんが、
アジさがしにチャレンジしてみて下さい。

関西圏で最も食べられているお魚は、
ダントツでアジだそうです。

知ってるようで知らない、アジのふしぎ、
気が付いて戴けたでしょうか!?

では、このアジ何のアジ?
答えは上から、
マアジ・次がマルアジ、最後がメアジです。

でも、まだ他にも種類があるし、
海域によっても、大きさや身のハリが異なりますので、
やっぱ、アジは刺身で食べたいよね〜(*^_^*)