鯛損の「でっかい夢釣りあげよう!!」

魚釣りをもっと楽しく、 魚釣りでもっと綺麗な海を!! フィッシングメッセンジャー野澤鯛損は、 釣りの世界のインタープリターです。 HOOKかんきょう『協育』事務所のページと、 併せてご覧下さい!! 釣り人も、そうでない人も、大人も、子供も、 でっかい夢、釣りに来て下さい。
 
2020/07/22 9:06:01|トピック
釣りでも気をつけたい毒を持つ生きもの
さて皆さん、昨日はウナギ、食べましたでしょうか!?
自分も、牛丼チェーンのお店のではありますが、
一応、戴きましたよ〜。お安いので、ガッツリ(*^_^*)

本来であれば、おおよそ昨日辺りから夏休みですよね。
ですが、このコロナ禍で、
学校を取り巻く環境は、一変してしまいました。
夏休みも短縮した学校が、ほとんどの様ですね。
仕方ないとは云え、貴重な体験ができる日々もまた、
新型コロナに奪われてしまいました。

ところで、釣りは当然、お魚を釣るための手段ですが、
時に、魚以外の生きものだったり、
ゴミも釣れてしまうことがあります。
時にそのゴミのなから、タコさんがにゅっと出て来た―。
な〜んて事もありますが、
こういう生きものが、もし釣れたら、
絶対に触らないで下さいね。かなりヤバいです。

それは、写真の生きもの『ウミケムシ』です。
ケムシだからと云って、何かの幼虫などではなく、
ゴカイなどと同じ、多毛類の仲間です。

写真では、ちょっと分かりにくいのですが、
体表に、無数の毛がはえて居りまして、
細くて鋭く、且つ毒もあります。
おまけに始末が悪いのは、その毛が途中で折れるので、
針先が体内に残ってしまうと、
そこから化膿して、とんどもない痛みや腫れに、
襲われる事もあるようです。

これから、海で遊ぶ機会が増えるでしょうが、
こいつを見つけたら、とにかく要注意です。

たまに、投げ釣りの仕掛けに、
ゾロっと釣れて来ることもあるので、
分からなかったら触らない―。
これ、基本ですよ〜m(_ _)m







2020/07/21 9:06:01|トピック
今日は土用の丑の日ですよね(*^_^*)
昨日、ようやく各地に晴れ間が戻り、
奄美地方に、ようやく梅雨明け宣言が出ました!!

いよいよ夏本番です!!
と、言いたいところなのですが、
本州の梅雨明けは、まだもう少し先になるみたいですね。

そして、今日7月21日が何の日かって云うと!!
もう、分かりますよね。
そうです。今日は、土用の丑の日。
ウナギの日でございますよ〜(^_^)/

ところで、皆さんは、
ニホンウナギが絶滅危惧種に指定されたのは、
きっとご存じですよね。

なので、例年だと、スーパーでも、
コンビニでも、蒲焼きの予約、予約!!
と、触れ回っていたのも、
余り騒がなくなりましたよね。

そして、うなぎの代替え品として、
最近は、ナマズの蒲焼きに、
脚光が当たって来た様にも思います。

ニホンウナギに限らず、このウナギという魚には、
まだまだ謎が多くて、分からないことだらけです。
海と川を行き来する生態も、不思議ですよね〜。

先ず、その産卵場所も、マリアナ諸島の周辺―。
と云う所までは分かったみたいですが、
まだ定かではないし、
その生態も謎のヴェールに包まれています。

日本各地でウナギ釣りも行われていますが、
夜行性なので、昼間は余り釣果は期待できません。
自分も何度かチャレンジしたのですが、
まだウナギを釣った事って、まだないんです〜。
アナゴは、静岡県に住んでた時に、
何度も夜釣りで、釣った事あるんですけどね(^^;)

でも、天然のウナギは、背中は真っ黒、
お腹は真っ黄色で、ピカピカに光っていて、
これを食べたら、もう他のウナギは食えない―。
とまで、言われていますよね。

でもまあ今日は、折角の丑の日ですから、
ちょっとだけ贅沢して、ウナギ食べましょう!!

また蒲焼きも、関西と関東で裁き方も、
焼き方も違います。
関東は、一度蒸して白焼きにしてから、蒲焼きにしますが、
関西では、そのまま蒲焼きにしますよね。
更に、ひつまぶしなんて、贅沢な食べ方もありますしね。

ウナギの未来を考えると、土用の丑の習慣が、
良いか悪いのか、正直、答えは分かりませんが、
希少な資源であるウナギと、
日本の風土に根ざした食文化も大切にしたいですよね。
一説には、夏に売れ残るウナギを売るために、
かの平賀源内が、土用にはウナギを食べよう
キャンペーンをやったからだとも言われています。

まあ、コピーに踊らされている気もしないではないですが、
やっぱり、夏はウナギ―。
ですよね!!

ああ、ウナギ食べたい・・・(*^_^*)







2020/07/20 9:06:01|トピック
ついに連続更新3ヶ月!!ビバ八丈島U(釣ったど〜!!)

ついに、今日で連続更新3ヶ月になりました。
見て下さった皆様、本当にありがとうございます。

で、更新1ヶ月の区切りで、
毎年夏に行っている八丈島キャンプの自首活動で、
中学生たちが釣った魚を、紹介させて戴きました。

でも、まだまだ色んなお魚を釣って来ました。
そこで、以前の釣果から、選りすぐりのお魚たち、
今日も紹介しちゃいましょう!!

特に今回は、世間で高級魚―。
と、されている、美味しいお魚を、
釣った子を紹介しますね〜!!

自分が、八丈キャンプに行くようになって、
実は、今年で18年目。に、なるはずでした。
が、このコロナ禍で中止となってしまい、
18年ぶりに八丈に行けない夏となるのです。
それだけ、重ねて来た月日の重さも感じます。

でも、初めて海釣り体験をする子も多い中で、
毎回、「釣ったど〜っ!!」と、
自慢げな笑顔を見せてくれる子ども達は、
釣った魚に負けないくらい、キラキラしてます。

都合上、その笑顔まで全部お見せできないのですが、
とにかく、最高の笑顔と、
最高級のお魚たちをご覧下さい。

写真は上から、
1枚目は、カンパチ釣ったど〜!!

2枚目は、カツオ釣ったど〜!!

3枚目は、シマアジ釣ったど〜!!

4枚目はなんと、マダイも釣ったど〜!!

です。どのお魚も、みんなで味わいました(*^_^*)
ねっ、凄いでしょ!?








2020/07/19 9:06:01|お魚のふ・し・ぎ?
外来種なんだけど・・・
写真のお魚は、もう見れば分かりますよね。
そうです。ニジマスです。
このお魚は、誰もが一度は釣ったり、食べたり、
した事がありますよね〜(*^_^*)

釣り堀のアイドル!!
管釣りスター!!
塩焼きの定番!!

と、数え上げたらキリがないほど、
日本では、すっかりお馴染みのお魚ですよね。
でも、このニジマスも実は外来種です。
もう日本に移入されて歴史も長いので、
日本の魚だと思っている方も、多いでしょうね。

このニジマスは、以前、専門学校の実習で、
管理釣り場で釣ったのを、
キャンプで、ホイル焼きと塩焼きにして食べましたが、
白身でフワフワで、ホント美味しかったぁ。

外来種―。
その言葉を使っただけで、急にナーバスになられる方も、
いらっしゃるとは思うのですが、
実は、鯉も、ワカサギも、鮎も、
別の場所に移せば、立派な外来種です。

ただ、付加価値が高ければ、外来種でもOK。
これ、不思議ですよね〜。
それ以外はNGってのも、なんか変じゃないですか?
魚類に限らず、日本にはたくさんの外来生物が生きています。

その命は、管理される事はあったとしても、
無駄に殺生して良いという事ではないですよね。
ましてや見たくれやイメージで判断されちゃあ、
全くもって、ご都合主義と云わざるを得ません。

生態系に影響を及ぼす―。
って、良く云いますが、
生態系って、ちゃんと分かるように説明できますか?
できないなら、その言葉、むやみに使っちゃダメでしょ。
日本の外来種問題は、そのくらい曖昧です。

まあでも、
遠火の強火で焼いたニジマスの塩焼き、
わたしゃ大好物で〜す(^_^)/








2020/07/18 9:06:01|お魚紹介
海のキンギョだなんて言わないで!!
海釣りの最中、撒きエサをしたりすると、
バーッと小さなお魚が集まって来て、
なかなか本命のお魚が釣れない―。
って事は、多々あるんですが、

先日、ゴンズイの紹介記事で、
招かざるお魚のことを、「外道」って、呼ぶのはやめて!!
と、そんなお願いをさせて戴きました。

もう一つ、招かざるお魚さん達のことを、
揶揄したように呼ぶ言い方も、ちょっと気になります。

「外道」なんて、野蛮な言い方ではないし、
可愛らしい気もするのですが、
『海のキンギョ』と、ひとくくりで呼ばれてしまう、
お魚さん達です。
パッと見、小さくて色が派手だったりすると、
『金魚』に、なぞらえて、『海のキンギョ』だと・・・。

その中でも、特にキンギョ扱いされているお魚さんが、
今日ご紹介させて戴く『ネンブツダイ』です。
この子達も群れで動いていることが多く、
特に潮が緩い時間帯で釣れ始めると、
延々と釣れ続けてしまうため、
釣り人には、嫌われてしまっているでしょう。

でも、この魚の生態を知って、改めて見てあげれば、
これほど健気に生きてる魚がいるのか―。
と、その扱い方が変わってくることを期待して紹介します。

ところで、右の写真と左の写真を見比べてみて下さい。
ソックリですが、チョッとだけ違いますよね。
皆さん、『ネンブツダイ』は、どっちのお魚か分かりますか?

正解は、左の写真の方がネンブツダイで、
右の写真の方は、「クロホシイシモチ」と、言います。
が、釣りをしている最中では、
どっちも同じに見ていると思います。

どちらもテンジクダイ科のお魚ですが、
クロホシは、頭頂部に黒点の事です。

クロホシイシモチには、ネンブツダイに見られる、
体側に見られる縦の筋がないのが特徴です。

まあでも、そっくりさんは他にも居て、
キンセイシモチ・フタスジイシモチなど、
混ざって釣れるので、キンギョってくくっちゃいがちですが、
釣れた時、ちゃんと見てあげて、
ちゃんと名前で呼んであげるといいですね。

それより、どうしてこのお魚の生態が健気なのか―。
そこを説明しないといけません。

それは、ネンブツダイの子育てに関わる生態です。
魚類には割と多いのですが、
卵を産むのは雌(♀)の役目。そして、育てるのは、
雄(♂)の役目―。
という生態です。

では、ネンブツダイの雌は何処に卵を産むのか―。
と、言うと、実は雄の口の中なのです。
正確に言うと、直接口の中に産む訳ではなくて、
雄が放精し受精卵になったものを全て口の中に入れて、
そこから雄が、正に不眠不休で子育てをするんです。

エラで絶えず新し水を取り込み、
卵に酸素を送り続けるのです。

雄は卵が無事に孵るまで、一切エサは口にしません。
さながらその姿は、一心不乱に念仏を唱え続ける、
僧侶の姿にダブらせて、この名前が付いたとも言われます。

そんな健気さを知れば、放置したりなんてしないで、
釣れてしまった時、「頑張れよ」って、そっと一言かけて
海に逃がしてあげて下さい。

もしくは、食べられるお魚なので、
調理はちょっと面倒ですが、
供養のつもりで食べてあげて下さい。

骨がちょっと硬いのですが、
身は白身でやわらかいので、美味しいですよ。