鯛損の「でっかい夢釣りあげよう!!」

魚釣りをもっと楽しく、 魚釣りでもっと綺麗な海を!! フィッシングメッセンジャー野澤鯛損は、 釣りの世界のインタープリターです。 HOOKかんきょう『協育』事務所のページと、 併せてご覧下さい!! 釣り人も、そうでない人も、大人も、子供も、 でっかい夢、釣りに来て下さい。
 
2020/07/17 9:06:01|釣魚料理
うんまい島寿司!!今年は食べれない(>_<)
皆さん、「島寿司」って、食べた事ありますか!?
伊豆諸島名物の島寿司、実は毎年食べていたのでありますが、
兼ねてからお話しさせて戴いている通り、
今年はコロナ禍のせいで、
恒例の八丈島キャンプに行けなくなってしまったので、
それは即ち、島寿司が食べられない―。
と、こういう事になってしまいました。

島寿司は基本、タレに漬けた『漬け魚』を、
ネタにしてシャリに乗せています。
使われる魚も色々あります。

メダイ、オナガ、アオゼ・・・・
多いのは、八丈の場合はメダイが多いと思いますし、
大島などでは、「べっこう寿司」とも云われ、
イスズミや、ブダイなども使われています。

ところで、島寿司の最大の特徴は、
ワサビではなく、
カラシをシャリとネタの間に乗せています。

これは、生のワサビが島という土地柄もあって、
手に入りにくい―。と、云う事もあって、
ワサビではなくカラシを使っています。

また、小さいけれどメッチャ辛い(>_<)
島唐辛子を醤油に落として食べたりしますが、
うっかりこの島唐辛子のかけらが口に入ると、
目から火が出そうなほど辛くって、
汗が一気に出ます。

でも、今年はこの島寿司が食べられない・・・
ショックです(>_<)







2020/07/16 9:06:01|お魚紹介
くっついて移動する魚
ここのところ、
淡水のお魚の話題から、少し遠ざかっている気がしたので、
今日は、どんな川にも居て、
決して珍しいお魚ではないんだけど、
ちょっと気になる能力を持ったお魚を紹介しますね。

気になる能力―。って、云うのは、
泳いでじゃなく、石や、河原の葦原などを利用して、
くっついて移動できる能力です。

そのお魚とは、『ヨシノボリ』です。
名前の由来は、葦を登る事ができる魚だからです。
まんまじゃん(爆)

では、なんでヨシノボリは、葦に登るのか―。
って、事からお話ししましょうね。
それを可能にしているのが、吸盤のような腹びれです。

右の写真は、
ヨシノボリのお腹を下から撮影したものですが、
どう見ても、これ、吸盤ですよね。

この腹びれの形は、ハゼ科の魚に共通してみられるもので、
移動する時には、この吸盤を川底や葦の茎などに押しつけて、
流れの中を移動するんです。
見ての通り、ずんぐりした体型ですから、
何かにくっついて移動しないと、流されてしまいます。

同じ様なフォルムをしていますが、「カジカ」は、
そもそも余り移動しないし、カサゴの仲間ですから、
この様な腹びれはしていません。

金沢名物として名高い『ゴリ』も、
実は、ヨシノボリの仲間です。
ゴリは、漢字で「五里」と、書くことから、
一日、五里も移動する魚って意味です。
五里って言えば、20キロですから、
相当な距離になりますよね。

川はくっついて登るべし!!
小さなクライムフィシュに、
マジ、リスペクトっす(*^_^*)







2020/07/15 9:06:01|レッツスタディー!!
果たしてこれは何の何?
海がお好きな方であれば、
この謎の物体の正体には、お気づきの事でしょう(^_^)

でも、この物体が何であるか知らない方にとっては、
謎でしかありませんよね。
「何じゃあこりゃあ!?」

大きさといい、形といい、色といい・・・
なんだか、茹でる前の即席ラーメンみたいですよね。
見れば見るほど、それにしか見えて来ないと思います。

さあそこで、今日のレッツスタディーですが、
この物体の正体が、果たして何の何なのか!?
解明して下さい―。って、云うのが、今日の問題です。

ちょっとした磯場や、タイドプールに行けば、
6月くらいに行けば結構見つかると思います。

それから、何の何であるか解明する事と、
これがどうやって作られて、
どうしてこんなものを作るのか!?までも、
考えて欲しいなあ。って、思います。

最初からワタクシ、
「何の何?」って、聞いていますよね。
と言う事は、何者かの何か―。
な、訳でございますm(_ _)m
これが、ヒントちゃあヒントですかね。

もう1個ヒントを書くとすれば、
このラーメンみたいなのの色には、
実はバリエーションがありまして、
オレンジ色や紫色みたいなのもあるんです。

さあ、それではレッツシンキング!!
果たしてこれって、何の何(*^_^*)







2020/07/14 9:06:01|お魚のふ・し・ぎ?
イワナ釣りの最強エサ『孫太郎』
今日の投稿を、
どのカテゴリーで紹介しようかと、迷った挙げ句、
こんなのを食べてる魚が居る―。
って、不思議かなあ?って、思って、
このカテゴリーにしてみました。
今日は、お魚ではなく、
お魚の食べてるエサについてお話ししますね。

写真の虫、結構、キモいでしょ!?
ムカデみたいな牙があるし、
「何だコレ!?」って、感じでしょ。
実はこの虫、
「孫太郎虫(まごたろうむし)」って、云います。
名前までキモいかな(^^;)

実はこの虫、ヘビトンボの幼虫でして、
普段は川の中に棲んでます。しかも、石の裏とかじゃなく、
おおよそ落ち葉が堆積しているような場所にいます。

イワナは渓流の奥深くに棲むサケ科のお魚ですが、
余りに奥だとエサも少ないでしょ。
イワナは、豊かな森があって、
特に大事なのは、広葉樹の森であることが、
イワナがその川に居るかどうかの、
大切な指標になります。

落ち葉が堆積した森の土が肥沃になることで、
森が育つ―。と、云うのはご存じだと思います。

それは川も同じで、落ち葉が川に堆積することで、
栄養をたっぷり含んだ腐葉土ができます。
腐葉土の中には、微生物だけじゃなく、
落ち葉を食べて成長する昆虫も、卵を産むために川を使い、
そこで生まれた幼虫や、亜成虫を、
食べる魚も居る―。と、云う訳です。

ヘビトンボは首が長く、
どこかカマキリに似たトンボの仲間で、
捕まえようとすると、
かま首を持ち上げてあの牙をガチガチするので、
さながらその姿がヘビの様だ―。と、云う事で、
付いた名前だと思われます。

元々、渓流部はエサが少ないので、
これだけ大きな虫なら、
イワナにとっては、最高のごちそうなのです。

時にエサが無くなると、ヘビやカエル、
はたまた小動物まで、
襲って食べると言われるイワナですから、
孫太郎が、いかにイワナにとっての最強エサかが、
想像できるかと思います。

山が近くにある方なら、
夏の蒸し暑い夜、
もしかしたら街灯などに、
ヘビトンボが飛んで来るかもしれません。

また孫太郎虫を、焼いて食べさせると、
子どもの疳の虫の治療に効果があると云う事で、
漢方薬としても割と有名なんです。

この大雨で、多くの川が氾濫してしまいました。
きっとその川の上流では、
土砂が落ち葉ごと流されてしまい、
多くの孫太郎虫も流されてしまった事でしょう。







2020/07/13 9:06:01|お魚紹介
死んでも毒はなくならないので・・・
堤防で釣りをしている時、
絶対に見たくない光景があります。

それは、目的の魚でなかったり、
毒を持っているため嫌われ者の魚だったりの死骸が、
干からびて放置されている様です。

特に多いのが、ネンブツダイ。クサフグ。そして、
写真のゴンズイです。
きっとご存じだとは思いますが、
ゴンズイは海に棲むナマズの仲間です。
ひげは、口の周りに4対。8本のひげがあります。

そのゴンズイが、
何故に嫌われ者で捨てられてしまったのか―。
やはりそれは毒があって、
痛い目に遭った人たちが、たくさんいるからでしょう。

これに刺されると、激痛が走り、患部が腫れ上がりますが、
夜行性のため、夜釣りで釣れちゃう事が多く、
気付かずに、むんずと握ってしまったり、
一尾釣れると、群れをなしているので、
ひたすら釣れ続く事になり、
腹を立てた釣り人が、憎さ100倍だと、
リリースしないで、堤防に叩付ける―。
みたいな事を、してしまうからなんでしょうね。

まあ、こう云うモラル的なものは、
本人が悔い改めない限り、続いてしまうのでしょうが、
ゴンズイは死んでしまっても毒はなくならないので、
サンダルの方が踏んでしまったり、
知らない人が海に投げようと触ってしまい、
刺されてしまうケースもあります。

なので、招かざる客であったとしても、
ゴンズイを放置するのは、絶対にやめてくださいね。

ゴンズイは海の中では、
『ゴンズイ玉』と、呼ばれる群れを形成し、
球状の群れで規則正しく泳ぐし、
黄色いラインとお口のひげもユーモラスなので、
触らなければ、人気者です。

が、彼らも生きるため、身を守るための毒バリなので、
もし釣れてしまったら、絶対に触らずに、
ハリスごと切ってリリースしてあげて下さい。

やはり釣り人は、全ての魚を愛して欲しいし、
「外道」と云う、野蛮な言葉で、
決してさげすんではいけないと思いますよ。

それにゴンズイは、ちゃんと処理してあげれば、
実に美味しいお魚なので、
勇気を持って食べてみるべし!!

きっと次に釣れた時の気持ちが一変しますよ(^^)