実は、先日パソコンを新調しました。 が、セットアップを外部にお願いしていて、 「完了が27日です」との事で、 「ヤバい、更新が途切れちゃう・・・」。
と、慌てて予約投稿と云う機能で、 1週間先の記事として、これを書いて居ります。 なので今回は、文章のみで更新です。 何卒、ご容赦下さいませ。
さて、自分が魚釣りから環境教育を発信したいと、 この『フィッシングメッセンジャー』の、肩書を携えて、 環境教育の実践者のネットワークに加わったのは、 2004年の事でした。
当時、西伊豆の賀茂村(現西伊豆町)で、 開催された『海辺の環境教育フォーラム』 と、云う全国規模のミーティングに、 初めて参加しました。
この時、その場所へ行って何を言われるのか、 正直、酷く怯えている自分がいました。
きっと多くの人が、釣り人を良く思っていないだろう。 「釣り人が海を汚す」 「マナーがなっていない」 多くの批判を浴びることになるだろう・・・。と、 本気で思っていました。
が、いざそのミーティングに出かけてみると、 「やっと、釣り人さんが来てくれたよ」 「一緒に、頑張りましょう」 「ぜひ、一度、釣りを教えて下さい!!」など、 批判など微塵も感じることはなく、 たくさんの方々が、声を掛けて下さったのを、 今でも鮮明に覚えています。
そして、その翌年には、 お話してきた冊子を作る事になったのです。 このミーティングへの参加が、 自分の環境教育の実践者として、 大きなターニングポイントになった事は間違いありません。
2泊3日のミーティングの最終日、 ある方が、一枚の写真を自分に見せてくれながら、 「こんなイルカの子がいたんですよ」と、 教えてくれた方がいました。 続けて、「この子、釣り糸が尾びれに絡まって・・・」 と、哀しいエピソードをお話しして下さいました。
この方がそれから3年後に、 自分の活動の大きな柱となる『イルカのKちゃん』の、 著者である、田口周一さんでした。 只、この時は、「そうですか?胸が痛いです」と、 差し障りのない会話で終わってしまい、 再会はできるかな・・・。 程度の交流しかできませんでした。
その2年後に、今度は三浦半島へと 開催地を移して行った同じミーティングに、
「あなたが鯛損さんですか?」と、絵本を持って、 声を掛けてくれた、お二人の女性がいました。 たまちゃんと、さくちゃんでした。
彼女たちは、この絵本を読んでみてください。と、 自分に手渡してくれました。 表紙にある著者の名前を見て驚いたのです。
「もしかしたら、この方と一昨年お会いしています。」 「聞いていますよ」と、彼女たちは言いました。
あの時お話してくれた悲しいお話が、 絵本になった事を聴き、 「ぜひ、鯛損さんに釣り人として、この話を伝えて下さい」 そんな風にお話し下さったのです。
絵本から伝わるメッセージも、 釣り人への批判など微塵もなく、事実を知る大切さと、 釣りをする方だからこそ伝えられる事がある・・・。 そんなお話をして下さり、 早速、絵本を一冊買わせて戴いたのでした。
じっくり読むと、Kちゃんを苦しめたのは、 確かに釣り糸でしたが、どうやら漁で使うもの―。 の、様でした。が、そんなことは関係なく、 人間が作った釣り糸が絡まって、 イルカの尾びれがちぎれてしまうほどの、 ダメージを与えてしまったと云う事実―。
この事実は決して変えようがなく、 頭を鈍器で殴られた様な強い衝撃を受けたのです。 以前に見せて戴いた、実物を写した写真より、 ずっとリアルに響いたのです。
「やらせて下さい。やってみます!!」
そう返事した自分は、帰宅後に直ぐに動きました。 先ず、この絵本の紹介と、釣り人への問題提起として、 釣り人しか読まない、いわゆる「業界誌」に、 記事を投稿したのです。その記事は採用され、 Kちゃんが、釣り人に紹介されたのです。
記事は思いのほか反響があった様で、 後日、田口さんをはじめ、 この絵本を手掛けた皆さんから、 御礼のメッセージを戴いたのです。
更にその翌年に地元の仲間達と、 環境教育に関わるイベントを開くことにしたのですが、 当初、お招きしようとしていた方がNGとなってしまい、 急遽、自分の提案で田口さんをお呼びして、 Kちゃんのお話をしてもらおうと、 お声がけさせて戴いたら、 喜んで引き受けて下さったのです。
お招きして更に驚いた事に、 実は、田口さんは、山梨県の大学を卒業されていたことや、 地元の地名や、お店も良くご存じだった事に、 仲間も感動して交流が始まったのでした。
以来、自分は折に触れ、Kちゃんの絵本の読み聞かせと、 海の環境について講演させて戴いています。
マイクロプラスティックの問題が報道されて、 ここ数年で更に関心も高まって、 年々、講演数が増えているんです。
こうした状況を、 Kちゃんは、山梨の海を元気に泳いでいます―。 って、自分はお伝えしています。
イルカのKちゃんとの出会いは、 海のない山梨と、広くて大きな海を繋いでくれました。
長くなってしまって、ごめんなさい。
|