鯛損の「でっかい夢釣りあげよう!!」

魚釣りをもっと楽しく、 魚釣りでもっと綺麗な海を!! フィッシングメッセンジャー野澤鯛損は、 釣りの世界のインタープリターです。 HOOKかんきょう『協育』事務所のページと、 併せてご覧下さい!! 釣り人も、そうでない人も、大人も、子供も、 でっかい夢、釣りに来て下さい。
 
2020/06/12 9:06:01|釣り用語の解説
ご存知ですか?『タナ』と『タチ』
夏は、船釣りにも最高の季節です。
ところで、
皆さんは「船釣り』って、やった事ありますか?

「船酔いしそう・・・」とか、
「なんか難しそう・・・」とか、
割と初心者の方は、敬遠しちゃいそうな釣りですよね。

確かに以前はベテランさんが多くて、
もたもたしてると怒られちゃったり、
仕掛けが絡んで睨まれちゃったり、
敷居が高い釣りだった事は、否めないのですか、

最近は、先ず船もとっても大きく綺麗になったし、
サービスもとってもいいですし、
何よりも、魚の居る場所に案内してくれるので、
釣れないと云う確率は、極めて少ない釣りなのです。

この夏、コロナパニックが落ち着いたら、
是非ともチャレンジして欲しいなあ!!
って事で、今日は、船釣りの専門用語を紹介しますね。

先ず知って置いて欲しい言葉が、
タイトルの『タナ』と、『タチ』です。
どういう言葉か想像できますか?

こんな風に使われますョ。
釣れそうなポイントに着くと、
船長さんが、こんな風に声を掛けてくれます。

「タナは、上から40(b)タチは80(b)だな!!」
「準備が出来た人からやっていいよ〜!!」

って、こんな感じ。
なんとなく理解できましたか?

先ず『タナ』ですが、
これは、魚が居るのが上(水面)から40bですよ。
って、意味です。
ですから、『タチ』は、このポイントの、
水深と云う事になります。

この場合、魚が40bくらいのところに居るから、
上から40b、仕掛けを落として下さいネ。
と、そう云う意味で使われます。

『タチ』まで伝えるのは、
仕掛けが地球を釣る(即ち底に引っかかる)事が、
ないようにって配慮と、
80bの深さがあると云う事は、
40b以上仕掛けを落としても大丈夫だよ。
って云うガイドだと思って下さい。

おおよそ、ハリスと呼ばれる餌を付けたハリと糸の、
長さくらいは余計に落として、タナの40bまで、
誘いあげても釣れるぞって云う意味でもあります。

この『タナ』と、『タチ』が分からないと、
なかなか釣果に辿りつけないので、
今のうちから、予習しときましょ(^◇^)/

ああ、久しぶりに船釣りしたいなあ!!

でも、タナを下(海底)から
指示してくれる船長さんもいますし、
釣る魚によって、変える船長さんもいらっしゃいます。

どっちか分からなかったら、確認してみてくださいね。
因みに右の写真はシロギス釣りなので、
船長さんは、『タチ』しか指示しません。







2020/06/11 9:06:01|トピック
さばく・捌く・SABAKU!!
前の記事で、釣りの七要素の4つ目、
(釣った魚を)絞める・捌く―。
に、ついて紹介させて戴きました。

魚を捌くと云う行為は、
ある意味、「解剖」に、通じます。
そして、魚の体の仕組みを知るためには、
とても有効な手段である事も、お伝えしました。

この捌く段階で、
その後の「食べる」時の、味まで決めてしまいます。
いい加減に捌いてしまうと、
もしかしたら、二度と魚を食べようって、
思わなくなってしまうかもしれないのです。

解剖に付きものなのは、「観擦」です。
捌きながら、良く魚を見る事で、
どこをどうしたら、魚を美味しく食べられるのかを、
魚が教えてくれます。

例えば、魚の肝臓は『肝』と、呼ばれて、
あんこうでも、カワハギでも、フグでも、
珍味として珍重されますが、肝臓には、それに、
胆汁を送る「胆のう」が、必ずある訳で、

うっかりこの胆のうを傷つけてしまうと、
胆汁が魚の身に触れてしまうと、
もうその身は苦くて食べられなくなってしまいます。
その胆のうは、肝臓に隠れる様に付いているので、
慎重に包丁を動かさねばなりません。
それも、観察していないと、できない事なのです。

三枚おろし、五枚おろし、大名おろし・・・
捌き方にも様々あるし、
魚によっても、適切な捌き方があります。

今はなかなか家庭で「魚を捌く」って、機会は、
難しいかもしれませんが、
子どもさんと一緒に、お父さん、お母さんも、
魚捌き体験を、してみる事をお勧めします。

できたら、クッキングシザースではなくて、
包丁を使って、さばく・捌く・SABAKU!!

親子でチャレンジしてみてくださいね(^v^)

写真は、どっちも捌いているのは
青魚代表の『アジ』ですよ。

この後、アジはどんな風に捌かれたかな!?







2020/06/10 9:06:01|レッツスタディー!!
釣りの七要素4 魚を絞める・さばく(魚の体のしくみを知る)
釣りの七要素の4つ目は、
『魚をしめる・さばく』です。

「釣れたら・・・」の、前提がありますが、
釣った魚の命を処す―。
行程へと、入っていきます。

「生き締め―」
と、云う言葉を聞いた事がありますか?
まだ生きている状態で、血抜きして、
瞬時に命を断つ行為の事を言います。

あなたは、釣った魚の「命」について、
きちんと向き合った事があるでしょうか。
お魚を食べる時、感謝して食べていますか?

先ず、食べる事が前提でないのであれば、
魚に極力手を触れない様にして、
逸早く再放流(リリース)してあげて下さい。
人間の体温は、
魚にとっては非常に高温ですから、
手に触れただけでも、
「やけど」した状態と同じです。

前にも書いたかと思うのですが、
「釣り」は、どんなに美化しても、
魚の命を弄ぶ行為に他なりません。
引きを楽しむ事も、
魚の必死の抵抗を楽しんでいる訳で、
考え方によっては、
本当にサディスティックな行為ですよね。

魚釣りは生きものの「命」と、
向き合う遊びだからこそ、
釣り人は魚の小さな命に、
責任を持つ事が大事だと考えています。

だからと云って、
必要以上に重く受け止めなくても良いですが、
釣った魚の命の処し方を体験する事で、
生きものへの、より深い思いやりと、

魚の体がどうなっているのかを実際に見る事で、
スーパーに切り身になって売っている魚たちが、
どんな姿をしていて、どんな行程を経て、
お店で売られているかを考えるだけでも、
食べる事についての気付きがあるでしょう。

ところで、魚を『生き締め』するには、
どのようにしたら良いでしょうか。

それは、最も太い血管(動脈)を、
一気に断ち切って、血液を体の外へ出す事です。
一般的には、えらの横と、尾びれの前に、
深く切り込みを入れて、
えらの横から、血液を抜きます。

また、眼球の横や、眉間にも急所があるので、
眉間から細長い鍵バリの様な物を刺して、
神経を断つ「神経締め」と、云う絞め方もありますが、
これはなかなか難しいので、
冊誌では、えらに包丁を入れるやり方を解説しています。

それでは、ここからレッツスタディーです。
魚を絞めてから、次にさばく段階に入る時に、
魚の体のしくみを見て、触って、
色々と感じて欲しいのですが、

魚の体は、他の生きものとは、
やはり少し違う構造をしています。
実際にやりながら見れば、その場で気付きますが、

レッツスタディーですから、
魚をさばいていると思って、
色々と考えてみて下さい。

人や陸上に棲む生きものの多くは、
「肺呼吸」ですよね。
お魚は、どうやって呼吸するかと云うと、
おおよそ「えら呼吸」ですよね。

では、「えら」で、
どうやって呼吸してるのでしょう。

呼吸ですから、
酸素を取り込んで、二酸化炭素を放出する訳で、
これは、えらのどの部分が機能しているのでしょう。
そして、肺の代わりに膨らんだり縮んだりするのは、
お魚の場合、何でしょう?

次に「消化器」です。
人の場合、食べた物は口内で小さくされて、
食道から胃に入り、腸に入っていきます。
が、魚の場合、食道に代わりに
「幽門(ゆうもん)」と、云う機関があって、
魚によって形状も異なっていることもあります。

では、この「幽門」について、調べてみましょう。
魚によって形状が異なる―。って、書きましたが、
どんな形があるのかも、併せて調べましょう。
きっと面白い事が分かると思いますよ。

最後に「ひれ」と、「うろこ」の、
役目についても考えてみましょう。

ひと言に「ひれ」と書いても、
付いている場所や、形も大きさも違いますよね。
背ビレ、胸ビレ、腹ビレ、尻ビレ、尾ビレ、
それぞれの役目も調べてみましょう。
この5つのひれの他にも、
色んなひれがあるのですが、それも調べてみましょう。

近くに魚を姿のまま売っている「お魚屋さん」や、
スーパーや、市場なんかがあれば、
実際に行って、聞いてみるのもいい勉強です。

では、クイズです。
トビウオは、どうやって空中を飛ぶのでしょうか!?
「ひれ」を知ると、それが見えて来ます。

さあ、レッツスタディー!!
楽しみながら考えてみてね(^v^)/







2020/06/09 9:06:01|トピック
釣り禁止から管理して開放へ(海釣りの新しいカタチ)

ようやく緊急事態宣言が解除になって、
新しい生活様式の中で、
少しづつ日常を、取り戻していこう―。
そんな動きが、各地で出始めていますね。

ずっと自粛が続いていた、レジャーや旅行も、
きっと来月以降には、少しづつ動き始める事でしょう。
まだまだ油断する訳にはいきませんが、
余暇を楽しみ、余暇を味わえる日々も、
少しづつ取り戻していきたいですよね。

ところで、先日テレビを見ていたら、
秋田県の秋田港北堤防を、
七月から有料釣り場として開放する―。と、云う、
ニュースが流れていました。そして、この釣り場の、
運営・管理スタッフも募集している―。
そんな事も、併せて伝えていました。

自分は、秋田港のこの場所に行った事は、
残念ながら一度もないのですが、
実は、この北堤防では、
釣り人が転落死する事故が相次いだため、
立ち入り禁止となっていたそうです。

が、禁止となって以降も、
釣り目的で侵入する釣り人が絶えなかった事もあって、
禁止から一転、管理を徹底して「有料釣り場」として、
開放すると云う動きがあって、
昨年、試験的に開放したところ多くの釣り人が訪れ、
ルールも守られた事から、
今年七月、満を持して開放する決定がなされた―。
と、云う事だそうです。

実はこうした流れは、各地で既に始まっています。
写真は、改正ソーラス条約による入港禁止に加えて、
それ以前から、釣り人と管理者との間で、
トラブルが絶えなかった、新潟県直江津港東堤防で、
地元のNPO法人が管理して、安全対策も万全として、
有料の管理釣り場として、開放されています。

オープンの翌年、専門学校の実習の一環として、
こうした管理された「釣り場」での、
釣りも体験し、正しい関わり方も学びました。
更に新潟県では、柏崎の西堤防でも、
同様に開放されています。

人が集まる釣り場は、基本的に釣れる場所です。
そもそものルール違反は論外の愚行ではありますが、
その為に、港湾施設の機能が損なわれたり、
事故の対応に追われてしまったりなど、
多くの問題も露呈している事からも、

ルールの厳守を徹底する事で、
例え有料であっても、安全に釣りが楽しめるのであれば、
やはり、こうした流れは好ましいものかと思います。

しかしながら、敢えて付け加えれば、
堤防は元々、釣りをする場所ではないのだと云う事を、
釣り人は、改めて認識しないといけないでしょう。
そして、ルール遵守が維持されないと、
こうした折角の流れも、
再び規制される事になってしまうでしょう。

このコロナパニックで、我々は、
本当に多くの課題に直面する事になりました。

釣りと云うレジャーも、
コロナ収束後には、様々な変容があることでしょう。

多くの人が釣りに触れる機会が増え、
社会の模範にされる様なレジャーに、
変わっていって欲しいと願っています。







2020/06/08 9:06:01|お魚紹介
へらぶなは日本のゲームフィッシュか!?
ルアーフィッシングが日本にやって来る、
ずっと以前から、日本にはエサを使わない、
『疑似餌(ぎじえ)』の、釣りがありました。

餌木(えぎ)・鏑(かぶら)・弓角(ゆみづの)・・・
などですが、どの疑似餌も、
漁で使う「漁具」と、して使われていて、
ゲーム性など、考えもしなかったでしょう。
全てが「食用」と、しての魚を捕る道具でした。

が、今では餌木はエギングのルアーとして、
鏑や弓角も、サーフトローリングのルアーとして、
目的は、すっかりゲームフィッシング用の、
タックルとして、理解されていると思います。

が、一方で、ゲーム性がない「釣り」は、
日本では、存在しえなかったのでしょうか。

実は、日本でも「釣り」を、楽しむためだけに特化して、
ゲームフィッシング用の対象魚として、
親しまれて来た魚がいるのです。

そして、その釣りは、
ルアーフィッシングが、広く日本で認知される
ずっと以前から、釣果を競う『競技』としても、
楽しまれていたのです。

その釣りこそ、『へらぶな釣り』であり、
食べる事を目的としない、
日本では、ある意味で特殊な釣りなのです。

ですが、『へらぶな』と、云う名前は、
いわゆる地方名であって、正式な和名ではありません。

元々、琵琶湖などに棲息している、 
『ゲンゴロウブナ』の事を、体高があって、
より平たく見える事から、
『へらぶな』と、呼ばれていました。

以前、紹介させて戴いた『ギンブナ』は、
大きくても30aくらいですが、
『ゲンゴロウブナ』は、時に40aを越えます。

ところで、このへらぶなを、
関東で逸早く放流したのは、山梨県の「精進湖」であり、
湖畔には、「へらぶな発祥の地」と云う、
石碑が建てられています。なので、
山梨県は、非常に「へらぶな釣り」が、盛んな場所です。

ところで、へらぶな釣りとは、どの様な釣りなのでしょう!?
ギンブナは動物性のエサも食べるのですが、
へらぶなは、藻類を主食としているため、
生きたエサは使いません。

そのため釣り人は、何をエサにしたかと云うと、
最初は、サツマイモも蒸かして練り餌状にした
「いもねり」や、お麩をふやかしてエサにしました。

それがやがて、マッシュポテトになり、
グルテン餌となっていきました。

餌を吸い込む様に食べるので、
普通の浮木子(うき)では、
食べた瞬間が分かりにくい事から、
特殊な形に進化しました。

鳥の羽根の軸などを張り合わせて作る「へらうき」は、
感度が抜群で、先に付けられたトップを色分けして、
それを「目盛」として使い、エサがある状態と、
エサが落ちてしまった状態までもが認識できる、
特殊な浮木子を作りました。

更に、エサのある場所に、
自由に泳層を変えられる特性に合わせて、
釣り方にも、様々なバリエーションができました。

基本は魚のいる泳層に、釣り人側からアクセスし、
「底釣り」・「宙釣り」・水面直下の「カッツケ」と、
仕掛けや、竿の長さによっても釣り分けたのです。

また、釣り場によっても釣り方を変えて、
自然の中で釣る「野釣り」と、
釣り堀などで釣る「箱釣り」に、分けました。
釣り堀のいけすを「箱(はこ)」と、表現したのです。

これを、それぞれの釣り方で競技にすることで、
釣りの人気がどんどん上がって来て、
今の「へら釣り」人気を支えているのです。

なので、へらぶな釣りを、
和製ゲームフィッシングと言ったり、
へらぶなをゲームフィッシュだと云う人も多いです。

確かにへらぶな釣りは、とっても面白いのですが、
それで競技する事に、自分自身は違和感を覚えます。 
どんな釣り方をするかは釣り人の自由だし、
釣果を導き出す、浮木子との会話を楽しむのも、
アリだと思っています。

純粋に釣りが楽しみたいので、
自分にとってはゲームフィッシュなどではなく、
「へらぶな」と云う名前の、釣りの一対象魚なのです。

皆さんは、「へらぶな」のこと、
どんな風に感じますか!?