鯛損の「でっかい夢釣りあげよう!!」

魚釣りをもっと楽しく、 魚釣りでもっと綺麗な海を!! フィッシングメッセンジャー野澤鯛損は、 釣りの世界のインタープリターです。 HOOKかんきょう『協育』事務所のページと、 併せてご覧下さい!! 釣り人も、そうでない人も、大人も、子供も、 でっかい夢、釣りに来て下さい。
 
2020/05/23 9:06:01|釣り具の小宇宙
ウキ(浮木)の小宇宙
先の記事で、川釣り入門にうってつけな、
お魚を2種類ご紹介しました。

その中で、ウキについて少し触れたので、
今日は、「ウキの小宇宙」として、
おおよその釣りには、欠かす事ができない、
「ウキ(浮木)」に、ついてお話しさせて戴きますね。

上の写真は、特に川の小物釣りに使われるウキです。
左の2本が、『トウガラシウキ』、
真ん中の丸っこい2本が、『ドングリウキ』、
いちばん右の球体の1つが、『玉ウキ』と、云います。

あんまりひねってない名前ですよね。
トウガラシウキの形は、
辛〜い、あの野菜の「唐辛子」に、似てますよね。
だからと云って、本物の唐辛子で作る事はありませんが、
ウキの先っぽの事をトップと云いますが、
脚の方に向かって、シュッと細くなっていきます。

魚がエサを食べると、余り抵抗なく、
沈む(消し込み)ので、食べた瞬間を捉え易い形状です。
写真のウキは、
カヤとプラスティックを併せて使っていますが、
プラスティックのみで作られたウキの方が、
価格的には、ずっとリーズナブルです。

お次のドングリウキはと云うと、
これは、元々は自然界のドングリを使って作りました。
ドングリの形や大きさは様々ですが、
楕円形であった事と、乾燥させると水に浮く事から、
ドングリ独楽(コマ)の様に、脚を付け、
釣りに流用したのではないかと考えています。
ですが、一般的に現在では、
トップが丸くて、脚が付いたウキを全般に、
『ドングリウキ』と、呼ぶ様になりました。

最後の玉ウキは球状ですから、
浮力としては、いちばん大きくなります。
釣る魚が小さければ、仕掛けも軽いので小さくし、
魚が大きくなれば大きくしていくのが、
セオリーなっています。

浮力が大きいので、沈み方は遅くなりますが、
その分、目印としては、非常に確認しやすくなるので、
釣り堀の仕掛けなどには、
誰のウキか識別し易くする様に、
この『玉ウキ』が、良く使われるのです。

ウキは、沈む事で魚が食べた事を知らせるだけが、
役目ではなく、見えない水底の情報を察知する、
センサーの様な役割を兼ねています。

先ず、仕掛けとのバランスが取れていないと、
魚も食べていないのに、沈んでしまったり、
寝たまま起きなかったり、

底までうまく届いていないと、
ぺこぺこ動くだけだったり、様々な情報をもらえます。

ウキから、エサの付いているハリまでの距離を、
『ウキ下』と、呼んで、魚の居る場所まで、
的確に届いているかを、測るアイテムがウキなのです。

ウキには、もっともっと種類がたくさんありますし、
用途も様々なのですが、

基本的なウキの形状と、役割についてお話ししました。
また、機会を作って、別のウキもご紹介しますね。







2020/05/22 9:06:01|トピック
最初はこんなお魚から釣ってみよう!!
先の記事で紹介した、環境学習で使える釣り入門の冊子は、
「海の釣り」に誘う内容にしましたが、
もちろん、「川の釣り」にも、汎用が可能です。

七つの要素については、
また別途お伝えしますが、
山梨県や、内陸地域のにお住まいの方には、
チョッと海は遠い場所なので、
近くの川でも気軽に釣る事ができる魚を、
今日は、2種ご紹介しましょう。

川釣りのはじめの一歩には、
うってつけの小物釣りです。

上の写真の左側の魚は、
『アブラハヤ』って、言います。
名前の通り、肌が少しぬめっとした感触で、
触れば、どうしてアブラハヤって云うのか、
直ぐに分かる、一番の特徴です。

一方、右の写真の魚は、
『モツゴ』って、言います。が、
『クチボソ』って云う俗称の方が、
良く知られていると思います。
見たまんま、口がちっちゃいですよね(笑)

アブラハヤの方が、川の中・下流から渓流域まで、
広範囲に棲息していますが、
モツゴは主に、中・下流域に棲息しています。

なので、おおよそ生息域も被っているので、
街に近い、中・下流域に釣りに行くには、
とっても入門しやすいお魚だと思います。

どちらも、コイ科に属していますが、
モツゴの口元には、ちっちゃなヒゲも見られます。

このお魚が、たくさん釣れそうな場所は、
「トロ場」と云って、流れが緩くて、
文字通り、とろ〜っと、ゆっくり流れている場所がベスト。

短い竿でいいので、エサが底付近を、
ゆっくり流れていくように、ウキ下と、
オモリの重さを調整してあげれば、
割と簡単に、出会う事ができますよ(^u^)

雑食性なので色々食べますが、
一般的にはサシ(ハエの幼虫)とか、
アカムシ(ユスリカの幼虫)とかが、
釣り具屋さんで手に入りやすいです。

でも、ご飯つぶや、魚肉ソーセージなどでも、
釣れちゃうし、川で石をめくったら採れる、
クロカワムシ(トビケラの幼虫)とか、
チョロ虫(水生昆虫の俗称)でも大丈夫。

川の観察から入るなら、
水生昆虫を採取してから始めても、いいと思います。
針は、ちっちゃくていいですよ。

袖バリの3号〜5号くらいあれば十分でしょう。

ウキは玉ウキか唐辛子ウキの小さいのでOKです。
ウキについては、また後日「小宇宙」のトピックで、
詳しく説明しますので、暫しお待ち下さい。

こんなに小さな魚でも、
手に伝わるのは、小さな命の躍動感―。
なので、きっとドキドキ・ワクワクする筈ですョ。

ですが、お子さんと行く場合は、
必ずライフジャケットを着させてあげて下さいネ。
それと、これからの季節は、水分は必携です。

昔、麦わら帽子にランニングシャツ、白い短パンで、
夢中で魚を追い掛けた日々が、蘇ります。
それに、子どもさんにとっても、貴重な体験になるでしょう。

コロナが落ち着いて来たら、親子で楽しんでみて下さい!!







2020/05/21 9:06:01|お魚紹介
代替ごはんはホウレンソウ!!
上の写真は、ブダイと云うお魚さんです。
写真ではチョッと分かりにくいのですが、
このお魚の歯は、カミソリの刃のような一枚歯です。
相当、硬いものでもスパッと噛み切れそうな、
鋭い一枚歯で、鳥のオウムの歯に似ています。

なので、このお魚の英名は、『パロットフィッシュ』―。
パロットはオウムの事で、オウムの歯を持つ魚
って、云う意味です。

そのパロットフィッシュが、なんでブダイと云うか
って、事なのですが、このお魚が捕れると、
舞い出したいほど美味しいってことで、
舞う鯛と書いて、「舞鯛(ブダイ)」だ、そうです。
伊豆諸島のグルメで有名な「べっこう寿司」は、
このブダイが、最高級ネタなんだそうですよ。

ところで、このお魚さん、
夏と冬で、食の嗜好がガラッと変わります。
夏は、磯に棲んでいるカニとか、エビなどの甲殻類や、
貝などを食べているのですが、

一転冬は、ベジタリアン。
海藻類を食べる様になって、夏の好物は食べません。
イチバン好きな海藻は、「ハバノリ(又はハンバノリ)」で、
テングサなども食べます。
例の歯で根っこを岩場から噛み切って、
バリバリと食べます。

そこで、冬場にこのブダイを釣る為のエサには、
当然、ハバノリが最良な訳ですが、
なかなか素人では採取できないし、
市販のハバノリは、人間の食用なので、
チョッとお高い・・・。て、云う、
経済的事情が発生します。

そこで代替のブダイのエサとして、
良く使われる様になったのが、
タイトルにある、「ホウレンソウ」なのです。

ホウレンソウなら、
八百屋さんで、割とお手ごろに買えますし、
これを茹でて使うと、ハリに付けやすい―。
って、云う事で、ホウレンソウが、
冬の定番エサになっています。

ホウレンソウを食べるとたちまち強くなる、
ポパイみたいに、このお魚の引きは、
結構、エグイですよ。引きます!!

釣り人たる者、エサが手に入りにくければ、
陸の代替品までエサにする、
したたかさと、アイディアがないとね(^u^)









2020/05/20 9:06:01|トピック
連続1カ月記念!!ビバ・八丈島(お魚天国で中学生達と釣りました)

ついに今日で、
このブログの毎日更新が一カ月を迎えました。
本当に有り難い事で、
ここ数日はアクセス数も伸びております。
訪れて下さった皆さま、
本当にありがとうございます。

いつまで続くか分からないけれど、
なかなか更新がおぼつかなくなったら、
仕事が戻って来たんだなあ・・・。と、
思って下さったら、助かります。

でも、これからも可能な限り、
毎日更新を続けて行きたいと思って居りますので、
引き続き、よろしくお願い致します。

ところで、今日は継続1カ月を記念して、
当方の夏の最大イベントである、
県の青少年育成事業であり、
八丈島での8泊9日の長期キャンプを体験する、
『やまなし少年海洋道中』の中で、たった1日だけ、
釣り希望者の中学生達との釣り体験があります。

そこで今回は、これまでどんなお魚さんが、
釣れてくれたのか、
写真も交えて、一気に紹介します。
さすがに黒潮洗う絶海の孤島ですから、
釣れる魚も実に豊富で、色んな魚が釣れました。

そして、釣果があれば必ず、
「捌いて、食べる」を、実践して来ました。
中学生達は、自分で釣った魚の命を処し、
自らの命の源である「食」に、ついて考え、
敢えてそれを伝えるまでもなく、
「いただきます」の、
言葉の意味を噛みしめて来ました。

そんな気付きを、多感な中学生達に与えてくれた、
お魚さん達を書き連ねてみますね。

ムロアジ・メアジ・サバ・カンパチ・シマアジ・
オヤビッチャ・オジサン・マダイ・ハコフグ・
カツオ・ハリセンボン・ユウゼン・ヒラマサ・
エース(メジナ)・ミギマキ・タカノハダイ・
スズメダイ・イットウダイ・イラ・・・etc

ざっと、このくらいの魚種は釣れていると共に、
同じ堤防で、釣れずとも観察できた魚は更に色々で、

イトヒキアジ・大型のサンノジ(ニザダイ)
・ササヨ(イスズミ)・アオヤガラ・ダツ・
ウスバハギ・ツバメダイ・ハタタテダイ
ツノダシ・ソラスズメダイ・・・!!
更には、アオウミガメ・アカウミガメまで見れちゃう!!

正にお魚天国、ビバ・八丈です。
今年も、八丈で子ども達と魚たちとの出会いを、
楽しみにしていたのですが、
この新型コロナウィルスの感染拡大の余波を受けて、

残念ながら、今年度は中止になってしまいました。
でも、また来年以降、山梨の中学生達に、
命の尊さと、釣りの楽しさ、食の根源を、
伝え続けてくれる事でしょう。

このブログを見て興味を持ってくれた、
中学生、小学生の皆さん、是非このキャンプに、
参加して来て下さいネ。

待ってますよ〜!!

写真は上から
タカノハダイ・オヤビッチャ、
イットウダイ(若しくはアヤメエビス)そして、
ザ・八丈のお魚ユウゼンです。









2020/05/19 9:06:01|お魚紹介
やっぱりそろそろこの魚ですよね!?
今日は5月19日、例年ならば毎年決まって、
明20日に、静岡市の興津川で解禁となるこの魚―。

待ちきれない太公望達が、前夜から場所取りのために、
川原でまんじりともせず、朝を待っています。
陣取った場所には、何本もサイリウムが立っています。
サイリウムは、皆さん知ってますよね。
コンサートの時にファンが振りかざす、あの光物です。

夜明けとともに解禁となるわけですが、
そりゃ、凄い人で、あの魚より人の方が多いんでないの!?
って、思ってしまうくらいの、
釣り人にとっては、まさにお祭りなのであります。

さあ、それでは、あの魚とは何なのか、
声を合わせて呼びましょ〜!!
せ〜の!!
「あゆ〜っ!!!」
そうです。もう待ちきれない鮎の解禁日です。

と云う事で、今日のお魚紹介は、
もちろん「鮎」に、ついて書いていきますね。

鮎は、前の年の秋に川で産卵し、
孵った稚魚は、一度、海を目指します。
海に降った稚鮎は、プランクトンを食べて育ちます。
これから、長い旅が始まるので、
モリモリ食べて、5センチほどになると、
今度は、一転、産まれた川に向かって旅立つのです。

大きな群れが川を遡るにつれて、
段々とバラけて行きます。
川に昇った鮎は、食性がガラっと変わります。

今度は、プランクトンではなく、
石に付いた藻類を櫛状の歯で削ぐ様に食べるのです。

このブログをずっと見ていて下さった人には、
「あの正体」が、分かりましたよね〜(^u^)

そして、自分のエサ場として、
「縄張り」を作ります。

他の魚や他の鮎が、その縄張りに近付くと、
追いかけまわして追い払います。
時に、体をぶつけても追い払おうとする習性があります。

この習性を巧みに利用するのが、
「鮎の友釣り」で、この解禁日を、
今か今かと待ち焦がれているのが、
「鮎釣り師」って訳!!

オトリと呼ばれる別の鮎に、
ハナカンを通し、逆さバリをシリビレ付近にさし、
そこから、掛けバリが垂らしてあります。

オトリの鮎を操作して縄張りに入れると、
野鮎が追いかけて来てハリに掛かってしまう―。
これが、鮎の友釣り―。で、

仕掛けは細いのに、二匹の鮎が下流に向かって走るので、
その釣り応えは、は〜っ、もう。やらないとわかんない!!
でも、一度やってしまったら、あなたはその場で、
立派な鮎釣り師になってしまいます。
あのスリリングな魅力には勝てないのです(^u^)

一尾釣れたら、今度は釣れた鮎をオトリにして、
再び川の流れに入れると、その手返しが、
早ければ早いほど、その鮎は、
自分の縄張りへ急ぎ帰ろうとしますが、
空いた縄張りにはもう次の鮎が入って来ていて、
また追い払ってドーン!!
このローテーションゲームがたまらんのであります。

強い個体ほど、上流まで遡り、
逆に下流で群れる鮎も居て、
釣り方も人それぞれで、見ているだけで楽しい釣りです。

いかん、アツくなりすぎた・・・
鮎は年魚と云って、その寿命は、たった1年。

この1年で川を昇り、縄張りを守り、
秋になると雌をめぐっての戦いもあり、命尽きます。
その刹那こそ、この鮎の生き様。
だからこそ、鮎はずっと昔から、
釣りと共にあった魚かもしれません。

魚へんに占うと書きますが、
これが中国だとナマズの事になりますが、
やはり、アユと書くより鮎と書きたいですよね。

一年をフルスロットルで懸命に生きる、
鮎の姿に、命の尊さと愛おしさを感じて下さい。