おはようございます。
早速ですが、
昨日のセンバツ
で、
「珍プレー」が起りました。
学院高校を破って2回戦を戦っていた、
木更津総合高校VS金光大阪高校の試合です。
8回表の攻撃で、
ノーアウト1・2塁のチャンス―
次のバッターがバスターエンドランで、
打った打球は、三遊間を抜けるレフト前ヒット―
この時の二塁ランナーが、
サードベースをオーバーランしたところで足を滑らせました。
慌てて帰塁したところ、
サードベースコーチャーに
『肉体的援助』が、
あったとして、ランナーアウトになってしまいました。
これは、
サードコーチャーの手がランナーに触れた事で、
帰塁を援助した行為と見なされた訳です。
これは、ベースコーチャーが、
特に気をつけなければいけない事なのです。
自分は高校野球時代、
自ら望んで、サードベースコーチャーになりました。
この時に、人一倍ルールブックを読んで、
ケーススタディーで経験を積んで覚えて行きました。
この
『肉体的援助』も、知ってはいました。
が、一度、アウトにはならなかったものの、
ヤラかしてしまった、しょっぱい思い出があります。
あれは、3年の春の関東大会県予選の3回戦でした。
相手は、F・K口湖高校でした。
味方の4番がホームランを打ったんです。
負けていて、なんとか点が欲しいと思っていたので、
オーバーフェンスに喜んで、
チョッと興奮してしまったんです。
バッターランナーが3塁ベースを廻ったところで、
あろうことか、ハイタッチしちゃったんです。
しかもコーチャースボックスから、
出てしまってもいました。
公認のルールでは、
オーバーフェンスした時点で、
ボールデッドになるので、何のお咎めはない筈―
↓
野球規則6.01(a)(8)一塁または三塁にいるベースコーチが、
走者に触れたり支えたりすることで、
走者の帰塁や離塁を肉体的に援助したと、
審判員が認めた場合、
審判員は援助を受けた走者にインターフェア(守備妨害)
を宣告し、その走者をアウトにしてボールデッドにするですが、
アマチュア野球(高校野球含む)の試合では、
ローカルルールとして、
こうしたハイタッチも、肉体的援助になってしまう―
ケースがあるんです。
アピールプレーもなかったので、
本塁打は認められた訳ですが、
いやあ、監督さんにメッチャ怒られました。
いやあ、あのしょっぱい経験を、
思い出してしまったプレーでした。
木更津総合高校は、
2試合続けてのタイブレークになって、
残念ながら、
今度は死球押し出してサヨナラ負け―
悔しい結果になってしまいましたね。
あの1プレーが影響してしまったかもしれません。
ところで、この
『肉体的援助』ですが、
野球しない方にとっては、
ちょっと、えっちな言葉だと勘違いされそうです。
でも、だからこそ、
こうした援助は、社会的にもアウトですよ
特に、釣りでは割と起こり得る事案です。
最近は、女性のアングラーも増えていますし、
夏などは、結構な軽装で釣りをされている方も、
時折、散見する様になって来ました。
こんな時に、
たまたまその女性の竿に、
大物が掛かったとしましょう―
必死に引きに耐えている女性アングラー
声援を送るならともかく、
稀に、後ろに回って、一緒に竿を持って、
やりとりしよう―
なんて、
ヨコシマな釣り人さんもいらっしゃる―
もちろん本人から、
助けてください―
と、頼まれれば、代わって竿を取って、
やりとりの代行をする―
くらいなら、許されますが、
手と竿を一緒に握ったら、アウトですよ
特に別の竿を・・・
してしまったら、即刻 逮捕です。
春になって、暖かくもなって、
釣り場も賑わい、華やぐ季節かもしれません。
でも、
釣りにもルールがあります。
マナーはもっと大事です。
釣り人よ、紳士たれ