上の写真は、ブダイと云うお魚さんです。 写真ではチョッと分かりにくいのですが、 このお魚の歯は、カミソリの刃のような一枚歯です。 相当、硬いものでもスパッと噛み切れそうな、 鋭い一枚歯で、鳥のオウムの歯に似ています。
なので、このお魚の英名は、『パロットフィッシュ』―。 パロットはオウムの事で、オウムの歯を持つ魚 って、云う意味です。
そのパロットフィッシュが、なんでブダイと云うか って、事なのですが、このお魚が捕れると、 舞い出したいほど美味しいってことで、 舞う鯛と書いて、「舞鯛(ブダイ)」だ、そうです。 伊豆諸島のグルメで有名な「べっこう寿司」は、 このブダイが、最高級ネタなんだそうですよ。
ところで、このお魚さん、 夏と冬で、食の嗜好がガラッと変わります。 夏は、磯に棲んでいるカニとか、エビなどの甲殻類や、 貝などを食べているのですが、
一転冬は、ベジタリアン。 海藻類を食べる様になって、夏の好物は食べません。 イチバン好きな海藻は、「ハバノリ(又はハンバノリ)」で、 テングサなども食べます。 例の歯で根っこを岩場から噛み切って、 バリバリと食べます。
そこで、冬場にこのブダイを釣る為のエサには、 当然、ハバノリが最良な訳ですが、 なかなか素人では採取できないし、 市販のハバノリは、人間の食用なので、 チョッとお高い・・・。て、云う、 経済的事情が発生します。
そこで代替のブダイのエサとして、 良く使われる様になったのが、 タイトルにある、「ホウレンソウ」なのです。
ホウレンソウなら、 八百屋さんで、割とお手ごろに買えますし、 これを茹でて使うと、ハリに付けやすい―。 って、云う事で、ホウレンソウが、 冬の定番エサになっています。
ホウレンソウを食べるとたちまち強くなる、 ポパイみたいに、このお魚の引きは、 結構、エグイですよ。引きます!!
釣り人たる者、エサが手に入りにくければ、 陸の代替品までエサにする、 したたかさと、アイディアがないとね(^u^)
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