鯛損の「でっかい夢釣りあげよう!!」

魚釣りをもっと楽しく、 魚釣りでもっと綺麗な海を!! フィッシングメッセンジャー野澤鯛損は、 釣りの世界のインタープリターです。 HOOKかんきょう『協育』事務所のページと、 併せてご覧下さい!! 釣り人も、そうでない人も、大人も、子供も、 でっかい夢、釣りに来て下さい。
 
2020/05/08 9:06:01|レッツスタディー!!
浜辺かいじゅう『ザニゴン』を解剖せよ!!
『ビーチコーミング』って、知ってますか?
ビーチは、海岸。
コームっていうのは、髪の毛を梳く櫛(くし)の意味です。
それに現在進行形の 〜ingが付いてますね。

ビーチコーミングって云うのは、
海岸を櫛で梳きとる様に丁寧に見ていく事で、
浜辺に打ち寄せられた、漂流ゴミやその他いろいろ、
拾ったり、集めたり、浜辺を綺麗にする活動、
『ビーチクリーン』と、併せて活動したりします。

ゴミ拾い―。って、云ってしまうと、
なんだかネガティブな感じもしますが、
なかなかどうして、浜辺は美的好奇心も誘っちゃう、
魅惑的なフィールドです。

確かにゴミも多いけれど、別の人が見たら、
面白いとか、キレイ!!だとか、
ワアって思わず叫んじゃいそうな、素材が、
広がっている―。そんな場所ですから、
少し視点を変えて、改めて浜辺に行ってみませんか?

結構、まだ使えそうな、ウキとか、ルアーとか、
タダでゲットしちゃえる時もあるから、
釣り人さんも、『リユース』の意図も込めて、
是非、コロナが収束して海に行ける様になったら、
ビーチコーミングを体験してみて下さいね。

ところで、上の写真をご覧ください。
結構インパクトあるでしょ!?

実は、この怪獣みたいな「ヤツ」の名前は、
浜辺かいじゅう『ザニゴン』って、言います。

実はこのかいじゅう、
自分が講師に行っていた専門学校の実習で、
新潟県の上越エリアの某海岸で、
ビーチコーミングをやって、
拾い集めた「素材」で、創作してもらったオブジェです。

それでは、ここで今日のレッツスタディーです。

写真をよ〜っく見て、このザニゴンが、
なんでできているか、細かく解剖してみてくださいな。

ゴミとかじゃなくって、頭は○○。と、○○・・・
ボディーは、○○と、○○と、○○・・・
みたいに可能な限り、使われている素材が何か、
どんどん書きだしてみてください。

そしたら、更にそこから、
素材のストーリーを考えてみましょう。

この素材が何で、どうしてここにあるのかな?
どこからやって来たのかな?
誰が流したのかな?
誰かが大事にしていた物なのかな?

なんて、その素材にストーリーを持たせることで、
ザニゴンは更に動き出します。
更に、色んな事を伝えてくれるかもしれませんよ(^u^)/







2020/05/07 9:06:01|お魚のふ・し・ぎ?
銀化の不思議(渓を追われて・・・)
山の緑が日に日に濃くなって来ましたね。
本当は、昨日で終わるはずだった、
緊急事態宣言ですが、
今月いっぱいにまでに延長になってしまいました。

また自粛かと考えると辛くなりますが、
自然の営みは、力強く続いています。
是非、窓を開けて、山の生命力を感じると、
きっと勇気が湧いてくると思います。

ところで、上の写真ですが、
左の魚は、サツキマス。
右の魚は、サクラマス。って、言います。
どちらも、今頃の季節にピッタリの名前ですよね。

そうそう。サクラマスは、富山県の名物の駅弁、
『ますのすし』に、なるお魚ですよ。

実はこの両者、渓流釣りで有名な、
あるお魚の銀化(ギンケ)した個体なんだけど、
知っていますか?

サツキマスは、アマゴの銀化。
サクラマスは、ヤマメの銀化です。

じゃあ、そもそも「銀化」って、どういう事でしょう。
なぜ、同じ魚なのに、銀化する個体と、
しない個体がいるってどうしてでしょう?

今日は、この銀化について解説しますね。

さて、ヤマメもアマゴも、
そもそも、どんなお魚の仲間かって云うと、
サケの仲間なんです。

サケって、皆さんも知っている通り、
川で生まれて、海に出て、
また、ふる里の同じ川に戻ってきますよね。

これを、難しい言葉で、
「母川回帰(ぼせんかいき)」って、言います。
だから当然、仲間のヤマメもアマゴも、
同じ習性を持ってるよって事なんです。

では、サケの肌ってどんなかって云うと、
ちっちゃい鱗がビッシリ貼り付いて、
銀ピカなんだよね。川に戻って来るまでは・・・

この銀ピカが「銀化」の、完成形です。
要するに銀化は、サケになるって事と同じです。

じゃあ、もともとヤマメやアマゴは、
何処に棲んでいるかって云うと、
海の見える河口からは、遠く離れた渓流にいるよね。

渓流エリアにいるヤマメも、アマゴも、
斑紋型のパーマークが特徴で、
大きくても「尺」。30センチくらいですよね。

でも、サケはって云うと、
70センチとか、時には1メートルなんて、
大きいのもいますよね。

サクラマスも、サツキマスも、
大きな個体では、サケと同じくらいになります。

大きさでは圧倒的に、銀化した方が勝ちなんだけど、
実はね、銀化した子は、縄張り争いに負けちゃって、
渓流から離れて来た個体なんだって!!

遠くまで逃げて来て、
もうすぐ海になるって頃に、
ヤマメはサクラマスに、
アマゴはサツキマスになるために、銀化します。
この様な個体を「海降型」と云い、
渓流に留まる個体を「陸封型」と云います。
ですが、人為的な建造物等の構造上の問題から、
海への道を遮断されてしまった場合は、
そのエリアから、上流と下流で、
陸封型と海降型で分かれる事になります。

そのままの体だと海に行けないから、
暫く川の水と海の水が交りあう、
汽水域で過ごすうちに、
体がピカピカになって来ます。

これが、銀化―。
スモルツとも呼ばれています。

そして、サケと一緒に海に出て旅をして、
同じ川に帰って来ます。
そして、卵を産み孵った仔魚たちは、
ヤマメ・アマゴになるために、
強い個体は、川を上って行きます。
ねっ。不思議ですよね。

これは遠い遠い昔から、
渓魚たちが、子孫を残すために引き継いで来た、
不思議な不思議な本能なんです。







2020/05/06 9:06:01|釣り用語の解説
似てますか?(マッチザハッチって・・・)
フライフィッシングで使われる用語の多くは、
英語が使われています。
なぜなら、この釣りの発祥が、英国だったからです。

フライは英国紳士の中でも、特に上流階級の中で、
ハンティングと併せて流行して居り、
ハンティングで打ち落とした、鳥や獣の羽根や毛を使って、
虫や魚に似せて毛バリを巻きました。
そして、その毛バリで魚を釣ったのでした。

この毛バリの素材になる羽根や動物の毛の事を、
『マテリアル』と、呼びます。
で、この毛バリそのもの事を『フライ』と、呼びました。

右側の毛バリの写真は、『メイフライ』
と、呼ばれる毛バリで、メイとはカゲロウとか、
トビケラとか、カワゲラだとか、
水生昆虫の総称として使われる事が多い様ですが、
メイフライとカゲロウは、同義とする事が多い感じです。

このメイフライの中でも、成虫を模したものを「カディス」。
亜成虫は、「ビートル」。などと呼び、
水面に浮かせて釣るのが「ドライフライ」。
沈めて釣るのが「ウェットフライ」。

また、魚に似せて作った毛バリは、
「ストリーマー」と、呼ばれます。

ところで、フライフィッシング用語の中で、
フィッシャーがいつも考えている事―。
これが、タイトルにもある「マッチザハッチ」です。

では、このマッチザハッチって、
どう云う意味があるのでしょう。

直訳ですが、マッチはマッチングの意味なので、
「合わせる」と云う事。そして、ハッチは、
ミツバチの名前などではなく、水生昆虫が羽化して、
川面を飛び回る様を表しています。

そして釣り人は、飛んでいるどの虫が、
川に居る魚が食べてる虫かな?と推理して、
たくさんある毛バリの中から、
ハッチ中の『メイフライ』を、イメージにして
巻いた針に合わせていく作業が、
「マッチザハッチ」と、呼ばれています。

イワナ・ヤマメ・アマゴ・・・
もう直ぐ渓魚たちは、瀬に出て泳ぎ、
ハッチを待ちわびています。

そのハッチにライズして来たら、
いよいよマッチザハッチの始まりです。







2020/05/05 14:16:23|トピック
やってみました(伝説の魚 クワルビー)
今日はこどもの日スペシャルってことで、
直前の記事のレッツスタディー
『伝説の魚を描いてみよう!!』を、
自分でもやってみました。

この魚は、富士五湖のひとつ、
『西湖(さいこ)』を、架空の伝説の舞台として、
考えてみた魚で、
その名を『クワルビー』と、言います。

西湖畔の集落に、「くわるび」と、
云う地区があります。

この魚は、西湖のこの辺りで、
ごく稀に、見る事が出来ると言います。

西湖は、度々風水害に遭っていますが、
大雨や、台風が近づくと隠れ家から出て来て、
身を守れる場所に移動するそうで、
今も語り継がれる昭和41年に起きた、
『足和田災害』の、大雨の直前、
この魚が見られたとされています。
しかも陸を歩く様に、くねくねと・・・

クワルビーは、真っ黒い魚体で細長く、
体長は約1メートル。身体の側面にだけ、
鮮やかな赤い点が並んでいます。
目の位置にもこの赤が光っていますが、
目は退化して見えず、臭いを頼りに、
行動しています。

この赤の色が、宝石の『ルビー』の様だった―
と云う、話からいつしか「クワルビー」と、
呼ばれるそうになったんだそう。

ウナギに酷似しますが、実は『肺魚』の仲間で、
肺呼吸が出来る為、冬は冬眠もできます。
普段は、湖底の溶岩のすき間でひっそりして居り、
なかなか動く事はありません。
エサは、湖底にある有機物や、魚の死骸などを、
食べているのではないかと、説明されています。

産卵場所は不明ですが、
肺呼吸が可能なため、おそらく水中ではなく、
湖にほど近い陸地の湿った草地に、
つがいでやって来て、そこの浅い土の中に産み付け、
放精後に雄が土やスコーリアを被せます。

雪解けが進む四月頃、
そう富士山に「農鳥」が現れる頃に、
卵がかえると云われています。
その稚魚は自力で、
湖に帰っていく習性があるそうです。

※注 話は全てフィクションです。

が、西湖には自然界で絶滅してしまい、
『奇跡の魚(うお)』として、この地で生き続けて来た、
秋田県田沢湖の固有種であった、
『クニマス』が、今も生きています。

また、西湖を囲む樹海の中には、
竜宮という神社と洞窟が今もあり、
貞観の大噴火で、広い「瀬の海」が寸断され、
溶岩が湖に流れ込んで、中にいた生きものは、
全て焼き尽くされました。

それらを鎮めた龍の伝説も残っています。
富士五湖の中にあって、
ひときわ神秘的な湖かもしれません。

遠い昔から、姿が変わっていないとされる、
この『クワルビー』が、本当にいるのかも・・・
って、考えるのはロマンがありますよね。








2020/05/05 9:06:01|レッツスタディー!!
伝説の魚を考えよう!!
あなたのご自宅の近くに、
池や沼、湖・・・。その他の水辺はありませんか?

日本には、色んな伝説があって、
その伝説の多くは、その地域にとって、
非常に大切にしてきた自然や事象があって、
それを子々孫々に至るまで、
永きに渡って守り続けていく為に、
誰もが畏れる「神様」として、
巨きなもの、怖きものの存在を示し、
悪しき者が近付かぬ様、警告しているという、
側面があるようです。

よく聞く、「○○の主」などと呼ばれる、
巨大魚や未知の魚も、その類と思われます。
あなたの住んでいる地域にも、
そんな言い伝えや、伝説がありませんか?

そこで、こどもの日の今日のレッツスタディーは、
あなたの身近な水辺の「主」を、
考えて、絵に描いてみよう!!って云う課題です。

では、こんな風に考えながら描いてみてください。

@ 考えてみたい地元の「ある水辺」を決める。
 例 実際にある場所。 かつてあった場所。
   あったらいい場所 ありそうなのにない場所など

 架空の水辺でも大丈夫です!!

A その場所の伝説を考える
 例 実際にある伝説や言い伝え。 
   自分が好きな場所を守るための架空の伝説など


さあ、ここからが大事ですよ!!

B 魚なので、先ず産卵の仕方を考える

 石に産みつける。水草に産みつける。砂の中に産み付ける。

その水辺にしかないとある場所(でも、割と具体的に)

神様が産んだってのはナシ

C 何を食べているか?で、どんな口してるのか?

 でっかいけど、エサはちっちゃいプランクトンとか、
 ちっちゃいけど、自分より大きい魚を追い掛けて食うとか、
 そして、それが出来る口の形も考えてみよう!!

D 基本的には自由でいいけど、

 おっきさは、どれくらいなのかとか、
 マグロいみたいな流線型・タイみたいに平べったいとか、
 カレイみたいに扁平だとか、
 ウナギみたいにニョロニョロとかも決める

E 最後に名前を付けてあげて!!
 その主にふさわしい名前をお願いしまーす!!

この課題で大切なのは、
実際にその場で、その魚が活きて居られる事が前提で、
しっかりとした「仮説」が、立てられる事です。

そして、ちゃんと「魚」である事が大事です。
人と同じ手や足がある―。とか、
ヒレがない―。とか、
母乳で育てる―。とかは、あり得ないのでナシです。

こんな魚がいたら、ホント主だよね〜とか、
あっ、だからこんな形なんだぁって納得しちゃうとか、

そんな伝説の「魚」に、チャレンジしてみてね!!
そして、本当に伝説がある場合には、
地域の人が大切にしているものが何か、
コロナが収束した後で、調べにいこう!!

写真は、昨年度まで講師に行っていた専門学校で、
山形県出身の学生が描いてくれた、
伝説の巨魚『半魚竜』です。

鯉に似たフォルム・角があって、
大きな口をあけたまま泳ぎ、プランクトンを食べます!!

さあ、レッツスタディー!!
チョッと難しいけど頑張ってトライしてみてね。