おはようございます。
今日は、
トンガの火山噴火の影響で発生した、
日本の太平洋沿岸まで到達した、
『津波』について、考えてみたいと思います。
昨日は、阪神淡路大震災の発災日―
と、云う事で、復興に絡めてお話しさせて戴きました。
その後の東日本大震災では、
『大津波』が押し寄せた事で、
甚大な被害となったのは、
皆さんも承知の通りです。
ですが、あの時の大津波は、
来るべくして襲って来た津波でした。
が、今回の津波は、
警戒はしていたものの、
一時は、
津波の被害はないだろう・・・気象庁の見解もそうでした。
が、深夜になって状況が一変―
1bを超える津波が到達した事により、
太平洋沿岸各地に、
津波注意報・
警報が発令されました。
でも、その時は、自分は既に爆睡中でした。
自分がそれを知ったのは、
午前5時過ぎ、早朝のアルバイトに向かうカーラジオで、
初めて聞いた情報だったので、
「えっ、そんな事になってんの」と、相当びっくりしました。
また、お世話になっている八丈島でも、
八重根で80a・神湊で50aの津波があったと知り、
大潮周りの潮汐なので、心配が募りました。
人的被害は幸い現状では起きていない様子ですが、
各地で漁船が港内で転覆したり、沈没したり、
係留してあった漁船が、
牡蠣の筏が沖に流される・・・
等々の被害も起っています。
「たられば」を、云うのはどうかとは思うのですが、
15日の午後、南太平洋で火山爆発と地震・・・
と云う情報が流れた際に、
「津波」は、予見されていましたよね。
なので、
念のため・・・と、して、日本沿岸への津波到達の可能性を示唆して、
船舶の係留等への警戒を呼びかけていたら、
漁船等への被害も避けられたのではないか―
と、思ったのは、おそらく自分だけではないと思います。
被害の心配は無いだろう―この情報が流された時点で、
おそらく
安心感が広がってしまったのではないか―
と、感じずにはいられません。
只、今回は火山噴火による震動による
「津波」だと云う事ですから、
明らかに、東日本のメカニズムとは違うものです。
しかし、専門家をしてさえも読み切れなかった―
非常にトリッキーな津波であったと云う事でしょう。
新たな津波の脅威を感じた、今回の津波でした。
一部の見解によると、
噴火の空振(空気の振動)で気圧が下がって?(不確かです)
海面が上から抑えられた―
再び気圧が上がって海面が元の高さに戻ろうとして、
周囲との潮位に差が生じた―
そんなメカニズムだと・・・
なんとなく分かった様な、不思議な津波だそうです。
一方、震源地は日本から遙か離れた異国の火山。
当然その時に、
もし釣りをしていたとしたら、
情報がなければ、
津波の可能性すら考えなかったと思います。
今回、第一波が到達するまでに、
半日ほどかかっています。
しかし、小笠原では午後7時頃に、
大きな潮位の変化が出てしまったそうで、
通常の津波では、余り考えられない・・・
そんな事もあったそうですね。
そんな状況で、例えば沖磯で釣りをしていて、
潮位の変化だったり、潮流の変化だったりは、
直後、目に見えて感じる変化があるのでしょうか。また、
今回、そんな変化があったのでしょうか。そんな事を考えてネットを見ていたら、
千葉県で釣り人が、
潮流の変化(逆流)を感じてケイタイを見てみたら、
津波注意報が出ている事を知った―
そんなニュースが出ていました。
↓
(ココです)釣り人が潮の流れが変わる様子を目撃 千葉・木更津市(TBS系(JNN)) - Yahoo!ニュースこのニュースの釣り人は、
「何かおかしい・・・」と、変化に気付く事ができました。
この段階で、避難すれば被害は避けられる筈です。
が、釣りに集中しすぎていた場合、
もし変化に気付けなければ・・・
と、思うと、ちょっと背中がゾッとしますね。
我々
釣り人は、
水辺からのダイレクトな状況を、
経験値とデータで判断しつつ釣りをしています。
遠い異国の
津波の種にも、
微妙な海の変化にも、絶えず
目と、気を配れる
釣り人でいたいものです。
ラグビー経験もある自分は、
勝手にトンガに親近感を持っています。
トンガと日本との距離は、およそ8000キロ―
現地では、電話もインターネットもなかなか繋がらず、
被害の状況がつかめていない様・・・。
どうか、トンガ国内の被害が少なくありますように・・・
写真は、願いよ届け―
と、ラグビーのプレースキックにしてみました。