おはようございます。 10月も、もう残り僅かですね。
明日は、衆議院総選挙の投票日です。 有権者の方は、必ず投票に行って下さいネ。
ところで、 実際に釣りに行くと、 色々と、変化に気付く事があります。
今回出掛けた『田子漁協』も、 以前釣りをしたのは、10年以上も前の事でした。
港全体の景色は、 さほど変った様子は感じませんでした。
が、海の中は、以前の記憶とは、 だいぶ様子が変った様に感じました。
まず、堤防の上からのぞき込むと、 まだまだ元気な、季節回遊魚がたくさんいました。
上の写真のソラスズメダイの他、 トゲチョウチョウウオ・ツノダシ・オヤビッチャ・・・ さながら、釣りじゃなくってスノーケリングの雰囲気―
「前はこんなに居なかったよなあ・・・」 「おお」
兄に聴きました。
「アレ、サンゴだよね!?」 「そうだよな。あれもなかったじゃんな!?」
兄も変化に気付いた様です。
種類が同定できないのが何とも情けないのですが、 ソフトコーラル系のサンゴが、 たくさん堤防のヘチに定着していました。
バケツで海水を掬って水温を計ると、 25℃ありました。
11月になろうとしている季節に、 やはり若干、水温高めの気がしました。
で、報告致しました通り、 釣れたのは、アオブダイにヒブダイと、 ブダイがメインでした。
が、伊豆に多いアカブダイ系ではなくって、 どちらかと云うと、 関東以南が主な棲息域だろうと思われるブダイです。
この釣果からしても、 先日の海辺ゼミで聴いたお話しと、 俄然リンクして来ました。
海藻食の魚類の北限が上がっている―
その辺りの海藻が食われると、 サンゴがそこに定着する―
更に記憶を辿れば、 この辺りはテングサの産地でしたが、 近年、その漁獲については殆ど聞きません。 テングサはご存じ、寒天の原料です。
昨日の投稿に書いた、 ハバノリをエサにしていたお兄さんが釣ったのは、 アオブダイ系じゃなく、通常のブダイでした。
自分はオキアミのエサで、 アオブダイとヒブダイを釣り上げました。
ハバノリは、採ったものじゃなく、 おそらく近所の産直のお店で、 買ったものだと思います。
深くて見えなかったのですが、 きっと海藻の植生も変っていて、 テングサや、ハバノリは少なくなっているのかな? と、想像しました。
以前は、もっとアカモクみたいな、 ホンダワラ系の海藻が、 堤防のヘチに繁茂していた記憶があるのです。 定かではないのですが・・・
今回、アイゴは1尾も釣れませんでしたが、 コマセを撒くと、小さいアイゴが浮いてきたので、 たまたま釣れなかっただけだと思います。
何が釣れても嬉しいに決まっていますが、 直前に聴いた、 海の異変の話しと見事にリンクした事に、 改めて驚いた釣行でもありました。
気候変動を意識せずにいられなかった― この事も敢え付記して置こうと思います。 |