一昨日の夜、
首都圏を襲った大きな地震―。
きっと、皆さんも驚かれた事でしょう。
10時41分だそうですから、
もうお休みになっていた方も多いでしょう。
自分は、一瞬グラーッと横に揺れた時に、
地震だとは思わず、目眩がした・・・。
そんな風に感じました。
そしたら、結構長い時間、グラグラ揺れてましたよね。
自宅の辺りの震度は3との発表でしたが、
都内と埼玉県の一部地域で震度5強―または、
都内の多くの地域で震度5弱―
を、記録しています。
この強さは、3.11以来なんだそうですが、
電気が止まり、電車が止まり、
マンホールから水が噴き出し、
帰れない人が駅に集まって来る・・・。
あの日、帰宅難民になった多くの人々が、
パニックになった光景が、改めて思い出されました。
そして、交通機関は昨日も終日混乱していました。
もし本当に首都直下型の大震災が起ったら・・・
そう考えると、改めて防災インフラの、
脆弱さを露呈した感じになってしまいましたね。
ところで、地震の後先は魚が釣れない―
そんなジンクスがあるのをご存じですか?
実際、粘ってもボウズで終わってしまった時、
どこかで地震が起きていたり、
「何も釣れねえなあ・・・」
って、嘆いていた時に、
突然、堤防で揺れを感じたり・・・
そんな経験は、自分も何度かあります。
その前に、
地震の時に釣りなんかしちゃダメっしょって、お叱りはご尤もなのですが、
突然の地震まで予知できないので、
釣りに行ってしまうことがある事は、
どうかご容赦下さい。
では、
地震が起った時に、
そこに居る
お魚さんたちは、
一体どうなっているんだろう・・・?
どうやって、地震を耐えているんだろう・・・??
そんな事、あなたは考えた事があるでしょうか?
自然相手の遊びですから、
当然、地震も自然現象なので、起こりえますよね。
けれど、突然何も釣れなくなったりするのは、
きっと、本能的に魚達は危険を察して、
何処かに身を隠すとか、逃げるとか、動かないとか、
その様な危険回避する行動をしている―
そう考えるのが、普通だと思います。
なのに、あちこち結構調べてみても、
それを解説できるような、エビデンス(科学的根拠)が、
ないんです
確実に釣れなくなる状況はあっても、
それについて、理由がきちんと説明出来ない以上、
それは、なかった事―。
肩から先の問題!!
と、云われても当然ですよね。
地震の直後にダイビングして調査する事は、
危険ですから、先ず出来ないでしょう。
しかしながら、もしそのメカニズムが解明できれば、
これは、ノーベル賞ものの成果になり得るんです
今年度のノーベル物理学賞に選ばれたのは、
日本人の、真鍋 淑郎先生です。
先生は、今や世界の環境問題の最大の懸念材料である、
地球温暖化のメカニズムに着目しました。
気候変動には、
空気中のCO2(二酸化炭素)の濃度が関係して居る事を、
大気と海洋を結合した物質の循環モデルを提唱し、
物理の数式で計算し数値化する―
と、云う、
ちょっと常識では考えつかないような事を、
世界に先駆けて明らかにされた凄い方です。
その先生曰く、
研究の最大の動機は、
「好奇心である」と、
何度も何度も、仰っていました。
どうしてか分からないけれど、
何か違う、
いつもと違う・・・
あれ?
どうしてだろう・・・
何でだろう・・・
って、云う感覚は、自分も含めてですが、
多かれ少なかれ、釣り人であれば、
肌感覚で感じると思います。
もし、魚や、海の生きものたちが、
地震時に、どのような行動をするかを、
きちんとしたエビデンスを以て、
伝えられたら、きっと凄い事だと思います。
ナマズは地震の前に暴れる― とか、
リュウグウノツカイが水揚げされたら地震の前兆― とか、
色々俗説がある訳ですが、
そうした事も含めて、今も研究は続いています。
釣り人初のノーベル賞のテーマは、
『地震時の海洋生物行動のパターンと要因について―』な〜んて、論文が世界に認められたら、
凄い事になるぞって、思いません!?
まあでも、世界じゃそんなに魚釣りって、
メジャーな趣味じゃないか・・・
何でだろう〜 ♪♩
なんでだろう?
何故だ?
なんでだ!?
何故だ??
なんでだろう!? ♩♪
魚釣りは、何でだゲームですから、
大いに学びになるのだあ
写真は、あまり記事には関係ありませんが、
母なるメコン川と、国境を繋ぐ船です。