鯛損の「でっかい夢釣りあげよう!!」

魚釣りをもっと楽しく、 魚釣りでもっと綺麗な海を!! フィッシングメッセンジャー野澤鯛損は、 釣りの世界のインタープリターです。 HOOKかんきょう『協育』事務所のページと、 併せてご覧下さい!! 釣り人も、そうでない人も、大人も、子供も、 でっかい夢、釣りに来て下さい。
 
2021/08/26 9:06:01|お気に入りの場所
海の男 鯛損!! (ワタシが船酔い症を克服できた訳)
いやあ、航空高校お疲れ様でした野球
中盤までは互角でしたね。
どうか胸を張って山梨に凱旋して下さい
みんな、カッコ良かったですよチョキ

さて、毎度毎度でごめんなさい。
今日も八丈ネタで押させて下さいウィンク

やっぱり夏に八丈島に行かないと、
な〜んか物足りないし、
体に海を補充できないストレスが、
きっと貯まっているんだと思います。

海洋道中の4日目は、海洋の日―
朝から八丈の海を満喫できるのですが、
そのうちの一つが、
漁船船に乗っての、クルージング体験です。

例年、島のメインの漁である、くさや用の
ムロアジの、『棒受け網漁』を、見学させて戴いたり、
周辺の海洋生物たちのウォッチングを、
させて戴いて居ます。

トビウオがパーッと飛び出す様や、
悠々と泳ぐウミガメや、
時には、イルカやクジラも見られる時もあって、
子ども達は大興奮のプログラムです。

が、ちょっとでも海が荒れて、
余り生きものが見られないと、
たちまち顔が真っ青になり、
一人、また一人、うなだれてしまうのです。
そう。船酔いです。

だって、船なんて先ず乗る事がない山の子達です。
海のうねりは、胃袋を逆さまにされる様な、
そんな感覚かもしれません。

そんな中でも、ミヨシ(船首)に悠然と立ち、
ギラギラとした目で、生きものを探す男―
それがワタクシ、『海の男 鯛損』なのです照れ

他の船のミヨシで、
最初は威勢が良かった子ども達が、
海を見る事もできず、
ひたすら下を向く姿を見ると、

「ホレ、そこにウミガメいるじゃんか!?」
「てっ、トビウオすげ〜!!」

と、子ども達を煽りまくり、
イチバン楽しそうにはしゃいでいる男―
それもワタクシ、『海の男 鯛損』ですニコニコ

以前、割と荒れていた時があるんですが、
その時に無事だったのは、ワタクシと、
数名の女子のみ困った

指導者も含めて、ほぼ全滅でした。

そんなワタクシ『海の男 鯛損』も、
この子らと同じ、
かつては純朴な山の子だったのです。
ホントです困った

もう、船は大の苦手で、
遊覧船さえも、もう岸を離れてしまうとダメ泣き
典型的な船酔いっ子でありました。
車酔いもしましたから・・・

そんな自分が、どうしてこの船酔い症を、
克服できたかって云うと、
早く言えば、釣具屋さんの仕事で、
必要に迫られて乗る羽目となり、
たまたま釣れたら、酔わなかった―

と、云う偶然が、何度か重なって慣れた―
って、事でしょうが、慣れるまでどうしたか・・・
そこを話さないといけませんね。

自分も最初は、乗り物酔いを抑えるお薬―
に、お世話になったのですが、
まあ、薬を飲むと眠くなっちゃって、
釣りに集中できなくなっちゃたです。

次にお世話になったのが、
コレきっと同じ方も多いと思いますが、
バス酔いが酷い人も、こぞって釣具屋さんに来た―。
と、云う。あの伝説のリストバンドですグー

『ミ○ シ○ク オフ』です。
いやこれ、ホント効きましたびっくり

仕組みは、三半規管の活動を司って居るという、
手首にある「ツボ」を、リストバンドに付いた、
突起物が抑え続けることで、あら不思議・・・
酔わないんですよ。

けど一つ欠点があって、
手首をずっとその突起物が抑えてるので、
痛いんです。かなり・・・怒る

釣りが終わると、へこんでるんです。
そこが・・・

しかも、釣りの最中に、
度々、バンドのマジックテープに、
ハリスが絡んだりするんですよ。

なので、これも早く卒業しないといけない―
こんな事を、実践するようになりました。

以降、単なるおまじないなのか、
験担ぎなのか、まさかのエビデンスもあるのか、
全く定かではないのですが、

例のリストバンドで抑え続けるそのツボを、
割と強く親指で押さえながら遠くを見て

大漁節(斉太郎節)の一番だけ歌う
のです。

松島〜の さ〜よ〜 ずいがんじ〜 ほ〜ど〜の〜
 寺も〜 な〜い〜と〜え〜


で、一度抑えるのをやめて、
すかさずまた抑えて、

あれわえ〜 え〜 えと こ〜〜りゃ〜
 だ〜いりょう〜 だ〜え〜 


と、小声で一節唸れば、何故か酔わない・・・
様になったんです。コレが・・・

銭洲(ぜにす)に遠征した際も、
イカ角がこんがらがった時も、
大丈夫だったんです。

それと、これは後付け知識なのですが、
漁師の船長さんのお子さんは代々、
初めて船に乗る際に、例のツボの辺りに、
梅干しの種を貼り付けておくらしいのです。
絆創膏で・・・。
で、一緒に船に乗り続けると・・・

また、某公共放送局でやっていた、
ドキュメンタリーの番組で、
以前マグロ船乗りの屈強な男達が、
何故か陸で酔う― 
と、云う話しと共に、

確かソフトボール野球だったと思うんですけど、
球技をやってる映像が映っていて、
何故かホントに真っ直ぐ走れてないんですよ。
体が傾いたまま走ってるんです。
しかもジグザク・・・ポカン

で、こんな事を言ってました。
酔うのは、三半規管のバランスが崩れるからで、
揺れた方に体を預けると傾くじゃないですかびっくり

でも、酔う人はと云うか、普通は、
体を真っ直ぐに戻そうと直立するらしいのです。
でも、それをすると酔っちゃう・・・

揺れたら、揺れるのさ〜
って、言って居たのを覚えていて、
体を揺れに任せていたら、キモチ悪くない・・・

って風になって来たんです。
けど、未だに睡眠不足だとダメですけどねウィンク

これを子ども達に言っても信じてくれません。
ってか、大漁節なんて知らん!!
と、言われてしまう悩み

じゃあ、海の男を見せたるわ〜
っつこんで、以降、
ワタクシ『海の男 鯛損』は、
いつもミヨシで、
ぼこんとうをあおりまくっちもうってこんさ照れ

写真の真ん中辺りに写ってるおっさんがワタクシです。
ほら、もう何人かうなだれてるでしょう・・・







2021/08/25 9:06:01|レッツスタディー!!
深海に漏れていくプラゴミU(釣り人がしなければいけない事)
先日8月22日に投稿した、
深海に漏れ出しているプラゴミについての、
投稿の続きです。

前回は人類がこれまでに作り出した
プラスティックの総量が83億d

内、既にゴミになってしまった量は63億d
そして、年間排出されるプラゴミは、
2100万dにも及び、膨大な量のプラスティックが、
川と海とに漏れ出している―
そんな現状をお伝えしました。

しかも、2050年には魚の総量を超えてしまうだろう・・・
そんな試算もある―。
事も、お伝えしました。

現段階で既に、
海はプラスティックスープになりつつあるのです。

ですから、
魚がいなければ釣りもできない我々釣り人こそ、
自分事として各自ができる事を実践しなければ、
この先必ず、
釣りができなくなる日が来てしまうでしょう。

そこで、プラスティックゴミについての、
ポイント2は、

我々がどんな風にしたら、プラゴミを減らせるのか
それを、より具体的に考えたいと思います。

さて、
云うまでも無く、釣り糸の素材の殆どは、
プラスティックで作られています。

更に、
糸が巻いてあるコイルや・ボビン・スプール・・・
も、プラスティック。

おまけに、
プラスティック製のパッケージに入った状態で、
売られている商品が多いですよね。

と、云うか、
そうなったのは、我々ユーザーのニーズが、
どんどん多様化してしまったからに他なりません。

正に、釣り糸はオールプラスティックで出来ている―
そう言ってしまって、差し支えないでしょう。
先ず、この辺りから考えたいと思います。

漁師さんが使う業務用のテグスから、
我々釣り人が使う、テグス・ハリス・・・
ライン自体は、なかなか早急には、
他の素材に変えにくいでしょう。

いきなりは変えられないので、
ここは暫く現状維持で、致し方ないと思います。

一方、そのラインを巻いておく 
コイル・ボビン・スプールなどは、
ラインの長さを若干短くしつつ、
紙製の物変えていけないでしょうか―

多少、コストが上がってしまうでしょうが、
その分、巻くラインの総量を抑えれば、
同額・または若干割高で、製品化できるかと思います。

また、パッケージもプラスティックをやめて、
紙製のパッケージのみに義務化
してしまう―
これだけで、かなり減らせる筈です。

また、既に販売済みの糸巻きを回収して、
リサイクルさせるのも一案だと思います。

そのうち、釣り糸の量り売り―
欲しいメーターだけ、
切り売りしてもらう販売法もアリだと思います。

釣具は、他にもプラスティックに溢れています。
次に手をつけたい所は、
釣りバリ・仕掛け類の過包装を止める事です。

それでなくても、
ハリの種類も大きさも多様ですから、
アイテム毎に包装してある現状を、
少しでも変えられないかと考えます。

先ず、中身は見えなくても良いので、
現状のプラ製のパッケージを止めて、
小形の紙製(ミックス紙)のパッケージにする。

昔の釣りバリって、
のし袋みたいに、紙の袋に包んでありましたよね。
また、あのような形に戻すのもいいと思います。

便利ではありますが、
ハリス付きの商品を極力減らす―。
こんな事でも、プラスティックは減らせると思います。

出来合いの仕掛けは、
よりアイテムを絞るか、
紙の仕掛け巻きに巻いて、バラ売り―
こんな方法もあるかもしれません。

プラカゴ・ビシは製造を止めて、
また以前のような、金属製に戻す。
コマセ網も、以前のリング式に戻す。

安くて加工しやすいのが、
プラスティックの利点ですので、
釣具は、実際プラスティックの依存率が、
極めて高い製品です。

なんとか、少しでも減らしていきたいですね。

思い付いたままアイディアを提示しましたが、
どれも、言うは易し、やるは難し― です。

が、例え一人でも、少人数でも、
実践してみれば、「チリ積」ですから、
何か変るかもしれません。

そして、メーカー各社も協働で取り組めば、
釣りからのプラゴミは、絶対に減らせる
と思います。

どなたか、メーカーの方が、
このブログを偶然にでも、
見てくれていると嬉しいなあ・・・
一緒にやりましょう!!

再び脚光を浴びてきた、
釣りという、この素晴らしい活動を、
サスティナブルにする為にも、

プラゴミ0を目標に、
釣り人が率先して取り組んでいきたいですね。


 







2021/08/24 9:06:01|トピック
暑い北海道 イトウの原野で起った悲劇
皆さん、
覚えていらっしゃいますでしょうかびっくり

熱中症対策で、
土壇場で札幌での開催となった、
東京オリンピックの
マラソンと競歩の競技の事を・・・

皮肉なもので、
コロナ感染もさることながら、
北海道は、観測史上稀に見る暑い夏―ムンク

選手達はコンディショニングが旨くいかず、
結果、熱中症で途中棄権する選手が、
続出してしまいました。

何のために変えたのか―
あれだったら、東京の方が良かった・・・
様々な批判もあった様に思います。

そして、今日からパラリンピックが始まります。
オリンピック同様、
選手の皆さんを、精一杯に応援しましょうね嬉しい
処暑を過ぎましたから、
次第に涼しくなってくれるといいですね。

普段は、クーラーも必要がない北の大地で、
危険―
と、言われるレベルにまで、
気温が上昇してしまった今年の北海道では、

稀少な魚が棲む原野で、
余りにもショッキングな、
水辺の出来事があった様です泣き

それは、日本では北海道にしか、
野生に棲息していない、
日本最大の淡水魚イトウが、

暑熱に晒された河川で、
水温上昇による渇水と、
それに伴う酸欠により、
大量死してしまった
怒る

そんなニュースを、
ネットで見つけてしまいました。
猿払でイトウ大量死 記録的高温、渇水で酸欠か(北海道新聞) - Yahoo!ニュース

酷い―。余りに酷い光景です。
イトウは絶滅危惧種としても知られ、
国内には、保護団体も数多く存在し、
この稀少な魚を守って来ました。

これも自然―
と、云ってしまえばそれまでですが、
暑さと、酸欠でその命を落とすとは・・・
気候変動の凄まじさを感じずにはいられません。

ところで、
自分が初めてイトウと云う魚を知ったのは、

矢口高雄先生の『釣りキチ三平』で、
描かれた『イトウの原野』と、云う、
一連のストーリーです。

物語の中では、釧路湿原に棲む
巨大魚イトウを釣るために、
三平君と魚紳さんは、遠征します。


そこで、地元で「谷地坊主」と呼ばれる、
伝説のアングラーと出会います。

この谷地坊主は、
三平君のお父さん、三平平(みひらたいら)氏と、
どうやら竿を交えた事がある―

ずっと父の姿を追いかけて来た、三平君は、
谷地坊主との交流する中で、
その経験が本当であった事を確信するのです。

が、その三平 平氏と思えるそのアングラーは、
過去の記憶を亡くしていた―

そんなサイドストーリーが展開していきます。

そしてある日、三平君は、
いきなり飛び出した野ねずみを、
イトウが襲った光景を目の当たりにします。

そして、野ねずみをイミテーションしたルアーで、
見事に巨大なイトウを釣り上げる―
そんなストーリーでした。

その頃から、
イトウに興味を持って、いつか自分も釣ってみたい・・・
そんな憧れをも持ちました。

しかし、
この魚は世界で守っていかなくてはならない
そんな稀少な魚なのだ

と、自身で理解して以降は、
釣るのでは無く、いつか保護や保全に関わりたい・・・
そんな事を考えた時もあります。

夏の太陽に照らされた水辺が、
どんどん渇水する中で、
あの巨体に酸素を送り続けることができず、
死んでしまったのではないか―

記事では、そんな事を伝えていました。

夏は涼しい筈の北海道でさえ、
熱中症警戒アラートが発令された、この夏―

このニュースを、
可哀想だ― とか、
非常に残念だ―とか、

そんなひと言で終わらせてしまっては、
絶対にいけないと思います。

徹底的に原因を検証して、
こんな酷い出来事が、絶対に起らないよう、

釣り人一人一人が、
気候変動について、しっかり考えねばならない

そんな、タイミングなのかもしれません。
 







2021/08/23 9:06:01|トピック
今日は処暑なのでサンマの話題で参りましょう!!
今日は、二十四節気の一つである
処暑―
だそうです。

暦の上では、暑さがおさまる頃―
と、云う事で、
この日を境に、次第に秋めいていく・・・
こう云う日であります。

ところで、昨年の8月20日の投稿で、
『レッツスタディー』の、カテゴリーで、
皆様に、こんな問題を出したのです。
鯛損の「でっかい夢釣りあげよう!!」 (easymyweb.jp

サンマ釣りって、どうしてないの
って、云う問題でした。

あの日から、一年を経た処暑となった今日の投稿は、
この問題のアンサー編としたいと思います。

と、云っても、『レッツスタディー』は、
明確な回答を求める意図は全く無くて、
色々と、なんでだろう・・・
って、考えてもらう事が目的のカテゴリーです。

なので、別に正解も不正解もございませんから、
気にせずお読み戴けたら有り難いです。

このサンマ、
云わずと知れた秋の味覚の代表格ですが、
漁が解禁になり、初の水揚げがされるのが、
丁度この処暑の頃にあたります。

今年も8月19日の未明
小型の棒受網漁で捕れたさんまが、
北海道の厚岸(あっけし)漁港に水揚げされました。

が、今年も漁はサッパリで、
1200`も沖合の公海で必死に魚影を追いかけても、
漁獲はたった150`しかなかったそうです。
おそらく、大赤字です。

で、付いた値段が、1尾3780円怒る
高い、高すぎます。
庶民の魚でありながら、この値段じゃ食えん泣き
これは、もろ温暖化が原因だと思います。

と、云う所で、
なぜサンマ釣りがないか―
と、云う解説をしていこうと思います。

これだけ釣りが盛んな日本なら、
サンマ釣りもあって当たり前だよね〜
って、思うのは至極当然のことです。

が、昨年の11月だったか、
山口県長門市の堤防で、
季節外れのサンマが釣れた―
そんなニュースがありました。

この様に、本来の漁期と異なる時期に、
沿岸に群れが迷い込めば
釣る事は、たいして難しくありません。
サビキ仕掛けなどで簡単に釣れます。

ですが、沿岸に迷い込む事は、
極めて稀なケースです。

それでは、基本を先ずは抑えましょう。
サンマは回遊魚です。
大きな群れを形成して移動する魚です。

一方、サンマは低水温を好む魚で、
海水温が高ければ、
本能的にその海域を避けて通ります。

目安となる水温は、およそ18℃
これ以下にならないと、
サンマは獲れないどころか、いません。

ですから、この水温で安定しているエリアまで、
遠出しないと、サンマが獲れない―
と、云う事になります。

ですから、今回も1200`も沖合にまで、
行かなければならなかった訳です。
しかも、移動のスピードが極めて速い―

だから、例え船釣りであっても、
群れを留まらせる事が難しいので、
基本、釣りでは釣れない
と、云う根本的な理由があります。

一方、サンマ好きの方は、
おそらくですが、食べる際に内臓取りませんよね。
釣りでは、コマセを使ったり、
バケバリに巻いてあるプラスティックや、魚皮、
釣りバリなんかが胃の中に入る事も、
少なくないと思います。

サンマを食べて、そんなものが出て来たら、
嫌ですよね。釣った人だけが、
分かってて食べるのであれば問題ないでしょうが・・・

はらわたを出したサンマって、
どうなの?
って、思っちゃいますもん悲しい

食べる事を前提としていれば、
例えばリスクを負って釣り船を仕立てる、
そもそも需要がないのです。

従って、サンマ釣りはない
と、云う結論になって来ます。

でも、ここで考えなければいけない、
大きな問題がありますよね。
サンマが獲れない = 海水温が高い
と、云う事です。

以前は、東北から北海道沿岸では、
丁度この処暑の頃には海水温が下がり、
サンマが沿岸までやって来ていた―
と、そういう事です。

ここ近年の台風の迷走や、
大雨被害も、こうしたところに起因します。

が、現状では、沿岸エリアの海水温が高いので、
極論を言えば、獲れないのは当然―
なのです。
それを云っちゃあおしまいよ〜!!
と、云われてしまいそうですが、

自分の見解では、
それを云わなきゃなんめ〜よ〜!!
って、それくらいの覚悟です。

サンマの不漁を嘆くのでは、絶対に解決しません。
年を追うに連れ、この問題は深刻化します。

漁師さんのせいなんかではなく、
温暖化を助長させる、現代の我々の生活様式こそ、
変えていかないと、秋にサンマは食べられません。

プラゴミの問題もありますよね。
これもどうにかせんといかんです。

このように、一種の魚を考えただけでも、
様々な環境問題が絡んでいると云う事です。

みんなで、もう一度サンマリターンを願って、
気候変動に取り組みましょチョキ
きっと、日本人にしかできない事だと思いますよスマイル

もう既に・・・
でしょうが、サンマは高級魚になっていて、
庶民の口には入らない、高嶺の花になるでしょう。
でも、それは我々の責任でもある訳です。

それでも必死に、
旬を追いかけてサンマ漁をして下さって居る、
漁業者の方に感謝こそすれ、
漁獲圧(需要)を掛けるのは慎まないといけません。

最後に、処暑のサンマで一句詠んで終わりにします。

もう食えぬ
 高嶺の花よ 処暑さんま   鯛孫


お粗末さまでしたウィンク
 







2021/08/22 9:06:01|レッツスタディー!!
深海に漏れていくプラゴミ
7月5日の投稿で、
海洋研究開発機構(JAMSTEC)から、
講師をお招きして、
深海のプラスティックゴミについて、
オンラインで勉強会が開催される事―

但しリアルタイム配信の、
チケットは既に完売して、
講演の録画を見る事ができるようになった事―

などを、告知する投稿をさせて戴きました。
皆さん、覚えていらっしゃいますか!?
鯛損の「でっかい夢釣りあげよう!!」 (easymyweb.jp)

勉強会の開催日の翌日、
録画配信されたものが届き、
時間を掛けて、じっくり視聴させて戴きました。

申し送りの中で、
その録画が見られるURLは拡散不可だとの事で、
今日は、当方が見たまま感じたままを、
ポイントを抑えて、
お伝えさせて戴く事に致します。

では始めますね。

ポイント1は、
これまでどのくらいのプラスティックが作られて、
どれくらいの量がゴミになってしまったか―
です。

人類が「プラスティック」と、
云う素材を開発したのが、1950年代の事です。

軽くて加工しやすく、
しかも安く手に入るプラスティックの、
総生産量は、83億dにも及んでいるそうです。

この中で、既にゴミになってしまっている量は、
なんと63億dだと事です。
しかし、リサイクルされた分は、
全体の9%に過ぎないとの事です。

その中で、
毎年2100万dが海と川に流出しているだろう―
と、なんともショッキングな数字が示されました。
具体的な数字を示すのはここまでにします。

とにかく、大量のプラゴミが世界の海に、
流れ出ている事実を、
先ずは受け止める事
が大事かと感じました。

講師の方は、流出ではなく、
「漏れ出す―」と、云う言葉を使われていました。
言い換えると、管理できていないプラゴミが、
実はたくさんある―
そういう事であろうと想像しました。

そして、2050年には海洋に漏れ出すプラスティックが、
単純に魚の総量を超えてしまう
だろう・・・

そんな試算がある事を、
科学的根拠と、
実質的な数字を示して話して下さいました。
なので、信憑性は限りなく高いと感じました。

このブログは、
魚釣りやその周辺に横たわる諸問題を、
忖度無く伝えたいと思っています。

が、その事で魚が嫌いになったり、
釣りの業界や、
漁業者が批判を受けたりする事は、
絶対に避けたいと思っています。

我が国は、世界に誇る海洋国であり、
世界に誇れる釣り文化もあり、
守り育てられる漁業を実践できる、
唯一の国だと確信しているからですグー

その為には、
どうにかして新たなプラスティックの、
生産と流通を抑えていく
必要があるでしょう。

ポイントの1では、
既に海に漏れ出したプラゴミは、
我々の予想範囲を、
大きく超えているであろう事、

その事をお伝えして閉じたいと思います。

次回は、ポイントの2として、
我々釣り人が、海や魚のためにできる事や、
釣具業界の明るい未来に向けて、
提言したい事―

その事について、
皆さんと一緒に考えたいと思います。
少しだけ日も開けて、お伝えしますねスマイル