どんなに国民が反対しても、
五輪開催は、既成の事実の様です。
ところで今日の午後、
甲府市内の某小学校で、環境学習会の講師として、
環境の授業を行います。メインは、自分のライフワークでもある、
『イルカのKちゃん』を、教材にした授業です。
が、その学校の児童の皆さんは、
事前に環境問題などについて、
調べ学習をしているそうです。
そこで過日、主催する甲府市環境部を通じて、
子ども達からの質問が届きました。
確認してみると、非常に多岐に渡って、
環境についての質問が寄せられていて、
関心の高さを実感し、嬉しい限りでした。
一方で、やはり知識中心の質問が多く、
環境問題を繋がりで捉えている観は、
それほど感じる事ができませんでした。
なので今日は、
海ゴミによる「絡まり事故」で、
命を落としてしまった子イルカの実話を、
絵本と、映像で感じてもらった後で、
多くの環境問題は、単独の問題ではなく、
全てが繋がっている事に、
少しでも気付いてもらえるように進めるつもりでいます。
さて、子ども達からの質問にどう対処していこうかと、
講師の自分も、
色々と考えて資料を作ったりしていたのですが、
直近のネットニュースに、
ミズウオについての記事を見つけました。
ミズウオと云うのは、
エソなどと同じヒメ目に属す深海魚の事ですが、
実はこのミズウオ、非常に不思議な魚で、
体に熱がかかると、水のように融けて無くなってしまうため、
この和名が付いたと聞いています。
自分が、かつて釣具屋勤務時代に、
清水(静岡市清水区)のお店にも居たことは、
このブログでも度々触れていますよね。
で、同じ清水区内の
三保の海岸で、
しばしば、この
ミズウオが打ち上げられた―。と、云う話しは、当時も良く聞いていました。
場所柄、某、海洋系の大学のキャンパスがあり、
学生のバイトくんも結構来てたんですよね。
が、大概、
もう融けちゃった・・・と、云う様な事で、
その姿を実物で確認できた事は、只の一度もありません。
三保沖は、急深なのでミズウオだけではなく、
度々、深海魚が打ち上げられるのです。
が、ネットニュースでは、
ミズウオの食べたプラスティックゴミが、
消化されずに、そのまま胃袋から出て来た―。そんな例を幾つか紹介する記事でした。
ミズウオが棲む深海は、光のない世界―。
なので、
ミズウオは目の前にあるものを、
何でも丸呑みして食べてしまう習性があります。
そんな中で、温度変化が少なく、
且つ酸素が希薄な
深海という過酷な環境の中では、
プラゴミが分解されずにいる―。そんな実情を知らせる記事でした。
この記事の事も、
きっと授業で使えるなあ・・・。
と、思い、要点をメモして、時間的な余裕があれば、
この話題にも触れてみたいと思いました。
また、サブのテーマは、
「SDGs」でもあることから、
子ども達と一緒に、生態系のこと、温暖化のこと、
生物多様性や、外来種問題などについても、
色々と考えてみたいと企てています(^_^)v
どんな授業になったかは、
このブログと、も一つあるHOOKかんきょう・・・
の、ブログでも紹介するつもりですので、
是非、ご期待下さいね。
写真は、その
ミズウオの写真です。
コワイ顔してますでしょう!?
それに、この歯、この目、
釣りたくはありませんよね〜(^_^;)