鯛損の「でっかい夢釣りあげよう!!」

魚釣りをもっと楽しく、 魚釣りでもっと綺麗な海を!! フィッシングメッセンジャー野澤鯛損は、 釣りの世界のインタープリターです。 HOOKかんきょう『協育』事務所のページと、 併せてご覧下さい!! 釣り人も、そうでない人も、大人も、子供も、 でっかい夢、釣りに来て下さい。
 
2021/06/24 9:06:01|提供できるプログラム
今年の夏休みにこんな活動をしますよ(^^)/
昨日でついに残り一ヶ月、
強行開催される見込みの東京オリンピックですが、

とうとうお酒類の販売も、
飲酒そのものの禁止が決定した様ですね。

当たり前っちゃあ、当たり前ですが、
ステイクホルダー(利害関係者)の存在を、
示唆していただけに、腹の内が見られた形になって、
そうせざるを得なくなっちゃったんでしょう。
でもまあ、これは英断だと思いますよ。

って、自分は鼻から下戸で飲めませんから、
全く問題はありません(^_^;)

第一、懸命に頑張る選手の皆さんを、
お酒なんか飲んで応援する気にはなれませんから、
良かった、良かった・・・。って、感じです。

始まったら、ルールを守って、
選手達の頑張りや、たくさんの競技の数々も、
しっかり目に焼き付けて、応援しましょうね(^^)/

でも、も1個の心配事―
子ども達の夏休みだけは、
大人の都合で短くしたり、
体験の機会を奪っては、絶対にダメグー
今年の夏休みは、のびのび過ごして欲しいなあ・・・

そして、色んなもの、色んな事に興味を持って、
どんどんチャレンジして欲しいなって思います。

そして、もし自由研究の宿題も出たら、
生きもの好きな皆さんには、
親子でこんな体験プログラムは、いかがでしょうか!?

実は、夏休み中の7月31日の土曜日に、
清里にある、『キープ協会』さんの、

広大な敷地の中にあると、
その間を縫うように流れる小川を使って、

そこに棲んでいる生きものたちの、
観察会の講師をさせて戴く事になりました(^_^)v
↓(以下 リンクです)
トップページ | KEEP協会 - 山梨県立八ヶ岳自然ふれあいセンター - 北杜市 山梨県

今年の夏、清里でこうした観察会に、
どうして呼んで戴いたかと云うと、

自分が専門学校で指導していた学生が
環境教育の老舗中の老舗であるキープ協会に、
晴れて今年、レンジャーとして採用された
んです。

で、先月に本人から連絡を直接もらって、
自分が就職祝いのプレゼントを持って、
会いに行って来たんですよ!!

そこで、一緒に森の中を歩いたりして、
何か一緒にできるといいねえ・・・。

なんて、コラボレーションの夢を話していたら、
嬉しい事に、なんと実践してくれる事になりました。

そんな教え子に会って来た時の様子は、
もう一つの自分のブログ、
HOOKかんきょう『協育』事務所のホームページで、
現在、詳しく解説してあります(^_-)
こっちも、良かったら見てみて下さい。

夢を育むお手伝い。    HOOK(フック) かんきょう 『協育』事務所へようこそ!! (easymyweb.jp)

皆さんは、水辺の観察会―。
なんて云うと、網とか持ってバシャバシャ・・・
みたいな、ちょっとワイルドな体験を、
きっと想像したかと思うのですが、

今回は、どうもそうじゃないみたい・・・。
しっとりと、じっくりと、でもしっかりと、
観察も、水と遊ぶこともできる、
そんな体験会に、どうやらなりそうなんです。

詳しい内容は、
またこれから決まっていくと思っていますが、
きっと自由研究の参考にしてもらえると、
思っていますよ〜!!

楽しいかどうかは皆さんが決めてくれる事ですが、
間違いなく講師の自分が楽しいですから、
きっと自分の事も観察してくれたら、

楽しいなあ!! 面白いなあ!!
何コレ!? うわーっ!!
そんな声が、きっと上がると思いますョ(^_^)v

只今、八ヶ岳自然ふれあいセンターの、
ホームページから既に参加者募集中
です!!

午前と午後の2回開催ですが、
各回10名ずつの募集ですから、お早めにどうぞ(笑)

この夏、皆さんに清里の涼しい森で、
お会いできるのを、楽しみに待ってま〜す(^^)/

写真はサワガニちゃんですが、
こんな生きものも、見つかるといいね(^_-)







2021/06/23 9:06:01|お魚のふ・し・ぎ?
実は今日の午後・・・
どんなに国民が反対しても、
五輪開催は、既成の事実の様です。

ところで今日の午後、
甲府市内の某小学校で、環境学習会の講師として、
環境の授業を行います。

メインは、自分のライフワークでもある、
『イルカのKちゃん』を、教材にした授業です。
が、その学校の児童の皆さんは、
事前に環境問題などについて、
調べ学習をしているそうです。

そこで過日、主催する甲府市環境部を通じて、
子ども達からの質問が届きました。

確認してみると、非常に多岐に渡って、
環境についての質問が寄せられていて、
関心の高さを実感し、嬉しい限りでした。

一方で、やはり知識中心の質問が多く、
環境問題を繋がりで捉えている観は、
それほど感じる事ができませんでした。

なので今日は、
海ゴミによる「絡まり事故」で、
命を落としてしまった子イルカの実話を、
絵本と、映像で感じてもらった後で、

多くの環境問題は、単独の問題ではなく、
全てが繋がっている事に、
少しでも気付いてもらえるように進めるつもりでいます。

さて、子ども達からの質問にどう対処していこうかと、
講師の自分も、
色々と考えて資料を作ったりしていたのですが、

直近のネットニュースに、
ミズウオについての記事を見つけました。

ミズウオと云うのは、
エソなどと同じヒメ目に属す深海魚の事ですが、
実はこのミズウオ、非常に不思議な魚で、
体に熱がかかると、水のように融けて無くなってしまうため、
この和名が付いたと聞いています。

自分が、かつて釣具屋勤務時代に、
清水(静岡市清水区)のお店にも居たことは、
このブログでも度々触れていますよね。

で、同じ清水区内の三保の海岸で、
しばしば、このミズウオが打ち上げられた―。
と、云う話しは、当時も良く聞いていました。
場所柄、某、海洋系の大学のキャンパスがあり、
学生のバイトくんも結構来てたんですよね。

が、大概、もう融けちゃった・・・よろよろ
と、云う様な事で、
その姿を実物で確認できた事は、只の一度もありません。

三保沖は、急深なのでミズウオだけではなく、
度々、深海魚が打ち上げられるのです。

が、ネットニュースでは、
ミズウオの食べたプラスティックゴミが、
消化されずに、そのまま胃袋から出て来た―

そんな例を幾つか紹介する記事でした。

ミズウオが棲む深海は、光のない世界―。
なので、ミズウオは目の前にあるものを、
何でも丸呑みして食べてしまう習性
があります。

そんな中で、温度変化が少なく、
且つ酸素が希薄な深海という過酷な環境の中では、
プラゴミが分解されずにいる―。

そんな実情を知らせる記事でした。

この記事の事も、
きっと授業で使えるなあ・・・。
と、思い、要点をメモして、時間的な余裕があれば、
この話題にも触れてみたいと思いました。

また、サブのテーマは、
「SDGs」でもあることから、
子ども達と一緒に、生態系のこと、温暖化のこと、
生物多様性や、外来種問題などについても、
色々と考えてみたいと企てています(^_^)v

どんな授業になったかは、
このブログと、も一つあるHOOKかんきょう・・・
の、ブログでも紹介するつもりですので、
是非、ご期待下さいね。

写真は、そのミズウオの写真です。
コワイ顔してますでしょう!?
それに、この歯、この目、
釣りたくはありませんよね〜(^_^;)

 







2021/06/22 9:06:01|トピック
知らなんだぁ〜!! 今日はDHAの日なんですって(^_^)v
こんな記念日まであるだなんで、
知らなかったぁ〜!!

今日6月22日は、なんと『DHA』の日なんですって!!
DHAと云えば、お魚魚ですよ〜!!

特に青魚に多く含まれているって云う、
不飽和脂肪酸の一つであるDHAは、
ドコサヘキサエン酸の事です。

EPA(エイコサぺンタエン酸)と並んで、
記憶力だとか、
集中力だとかを高める効果があるって事で、
「頭が良くなる成分」って、云われていますよね〜(^^)/

皆さん、青魚を食べてますかぁ!?
青魚って云えば、
代表格は、アジサバが有名ですが、
イワシも、サンマも、美味しいですよね〜!!

もちろん、もっとでっかいカツオや、
マグロにもDHAは含まれていますから、
今日はお家で、青魚パーティーなんてどうですか!?
手巻き寿司なんていいんじゃないですか(^_^)v

ところで、
6月22日が、どうしてDHAの日になったかって、
調べて見ました。

が、理由は書いてはあるのですが、
良く分からない(>_<)

化学式が、全く見当も付かないので、
とりあえず、そういう日なんだと思うことにしました。

で、書いてある理由はこんな感じ・・・

DHAが6つのシス型の二重結合を含む、
22個の炭素鎖をもつカルボン酸の総称
であることから―

ですって!!
分かりました??

ところで、魚離れが叫ばれて久しいのですが、
何でも最近、徐々に魚食が見直されて来たのだとか。

お肉も美味しいですが、
やっぱり、日本人は魚です!!

さかな、さかな、さかな〜♪♪
さかなを食べると〜

あたま、あたま、あたまが良くなる〜♫♫


この日にあやかって、
魚を食べる日にしましょー(^_^)v
 







2021/06/21 9:06:01|お魚紹介
ムギイカの季節です!!
先日、ふとラジオニュースから耳に入って来た、
茨城県で、麦の刈り取りが始まった―
そんなローカルなニュース。

そう言えばそんな時季だよなあ・・・
と、自分が思い浮かべたのは、
広い麦畑ではなくって、
大海原でムギイカを釣っている光景でした(^_^;)

稲と異なり、麦の収穫時期は丁度今頃・・・
なので、この時季を『麦秋』なんて呼びますよね。

この麦の穂が実る頃、
沖ではムギイカ釣りが盛んになって来ます。

が、実は『ムギイカ』云う名前のイカが、
存在している訳ではないんですよね。
この名前は、通称と云うか、
季節限定の呼び名なんです。

このイカの正式和名は、
きっと皆さんも良く知っている、
『スルメイカ』なんです。

が、この麦の穂が黄金色に輝くこの時季に、
体長が20a〜30aほどに育った、
スルメイカの新仔(若い個体)が、
群れを形成して釣れ始める
んです。

ピチピチのイカは、
白じゃなくって、茶褐色に輝いています。

余談ですが、
スーパーなどでちょっと白っぽくなったイカは、
鮮度が落ちちゃってますので、
イカがなものかと・・・(^_^;)

この茶褐色の体色も、
麦の穂の色に似ているので、
敢えてこの時季のスルメイカの事を、
ムギイカって、呼ぶようになったんです。

スルメイカは、どちらかと云うと大ぶりで、
炙ったら旨い、あのイカの加工品とか、
塩辛だとか、歯ごたえが楽しめるイカですが、

ムギイカは新仔なので、
身が柔らかく、甘く、お刺身にも最適です。

皮も余り気にならないので、
塩ゆでにして生姜醤油で食べたり、
丸焼きにしてもウマいんですラブ
シンプルイズベスト!!

な〜んて考えていたら、
ああ、ムギイカが食べたくなっちゃったぁ!!

ところで、
スルメイカを釣るときは、割とデカくて長い、
18aくらいのイカ角を使うケースが多いのですが、
ムギイカはまだ小さいので、
でっかいイカ角を抱き切れません。

なので、小形のスッテを使う事が多いんです。
そすると、ムギイカの他に、
マルイカってイカも釣れます。

このイカがまたウマいんですよ〜
それに、釣りがちょっと難しいので、
最近は、専門に狙うイカ釣り師が増えてます。

マルイカってのも通称で、
正式な和名は、『ケンサキイカ』です。

麦秋や
 沖はイカ釣り海盛る  鯛孫


イカがでしたでしょうかぁ〜(^_^;)
 







2021/06/20 9:06:01|読み物
不定期連載 『バッスくんのなみだ』U
6月17日の自分の誕生日に、
初めて載せた、オリジナルの童話
『バッスくんのなみだ』

前置きばかりが長くって、
さわりの、さわりの部分しか
載せる事ができませんでした(>_<)

2回目の今日は、
もう少し長く、お話しの方を載せます(^_^;)

では、前回の振り返りから・・・

柳の木の下で、
じっと上を向いているブラックバス―。
このブラックバスこそ、
バッスくん― なのですが、

誰もが怖がるブラックバスと並んで泳ぎながら、
しつこく何をしているのか質問して来る、
鯉のプーカにイラつきながらも、
じっと待つ事をやめません。

そのうち、真上でせわしく鳴いていた、
一匹のアブラゼミが、
水面に落っこちて来ました・・・

以下、本文のままです。

ばっしゃん。バクッ!
あっという間の早技だった。

バッスくんは 一瞬身をひるがえすと、
あっという間に、そ のセミを一口で食べちゃったんだ。

「すごいね。初めて見たよ。お腹が減って たんだね。」

「そうでもないけど、セミも食わないと
 こ こじゃ生きていけないからな」。
って、バッスくんは言った。

その目が、ち ょっと悲しそうだったのを覚えてる。

「オレはな、ここで生まれたのに、
 ここに いる誰もがオレを避けて暮らしてるんだ」。

「でも、ぼくはここにいるよ」。

「だから、変わったヤツだってことさ」。

「それは、きみがブラックバスだから?」

「ああそうさ。何でも食っちまうってな。
 このでっかい口で、さっきセミを食ったの見 ただろ。
だからみんなオレを怖がる・・・」。

「あのさ、
 きみのご先祖さんは外国から来 たんだったよね」。

「そうだ。良く知ってるな」。

「前におじいちゃんから聞いたんだ」。

「おじいちゃんも、
 バスを見たら逃げろっ て、教えてくれたんだろ?」

そうぼくに言うと、また悲しい目をした。

「違うよ。みんなここに住んでる仲間だか ら、
 仲良くしないとダメだぞって、教えてく れたんだよ」。

「いいおじいちゃんだな」。

「今度、会わせてあげるよ」。

「ホントか?おまえ、オレと仲良くしてく れるのか?」

「もちろん。バッスくんって呼んでいい?
 ぼくの名前はプーカ。鯉だからね。」

バッスくんとの出会いはこんな感じだった。 

ここは、町はずれにあるかんがい用の池。

この町の人は、
この池の事を『鯉 池 (こいいけ )』って、呼 ぶらしい。

昔から鯉がいっぱい居たかららし いけど、
今では色んな生きものが一緒にここ で暮してる。

たまに釣り人が来るけど、とて も平和な池だ。

その中でも、ぼくのおじいち ゃんは長老で、
「鯉池の主」って、呼ばれて る。

この池ができた時から生きて来た。

その おじいちゃんに今日はバッスくんを紹介する。

「おお、おまえがバッスくんか?
プーカか ら友達になったって聞いておるよ」

と、自慢の長いひげを胸びれでなでながら、
バッスくんにこう言ったんだ。

「おまえのご先祖さんは苦労したのう」。

そしたら、急にバッスくんの大きな目から、
涙がポロポロとこぼれたんだ。
ぼくは驚いた。

なぜって、
こんなに泣いちゃうなんて思って もいなかったから。

おじいちゃんから聞いた 
話しをしようと思う。 



落っこちて来たセミは、
バッスくんのごはんで
した。

ブラックバスは、昆虫も食べます。
蛾やセミが水面に落ちると突然水を割って、
ブラックバスが捕食するシーンを、
見たことがある人はいらっしゃると思います。

盛夏の木陰(シェード)で、
『虫パターン』と、
呼ばれるルアーを使う人がいますよね。

この時バッスくんは、
セミも食わなきゃ生きていけない・・・
と、思わずプーカにこぼします。

バッスくんの少し哀しげな目を見たプーカは、
自分のおじいちゃん(鯉池の主)から、
この池の全部の生きものたちと仲良く・・・
そう云われている事を告げます。

プーカにとってバッスくんは、
怖い存在では鼻からなかったんですね。

そんなプーカに心を開いたバッスくんは、
友だちになってくれるのか・・・
と、恐る恐る聴くわけですが、
プーカの答えは、もちろんYES

こうして、
鯉とブラックバスの奇妙な(?)
友情関係が生まれます。

そしてプーカは、
バッスくんとの約束を果たすために、
おじいちゃんに会わせます。

長く生きてきたおじいちゃんは、
ブラックバスが日本に来た事情も知っていて、
「苦労したのぉ・・・」
と、日本に居るブラックバスのことを労ったのです。

その言葉に救われたバッスくんは、
突然、ポロポロと大粒の涙をこぼしたのでした。

次回の展開では、
ブラックバスが日本に連れて来られた理由と、
悪者―。と、虐げられて来た過去と、
現状がプーカから語られます。

自分は、決して外来生物問題を、
軽んじている訳ではありません。


只、事実も知らないまま、
悪者にされ続ける外来生物が不憫でなりません。

そして、その度に悪の元凶にされるのが、
何故か釣り人だと云う事にも憤慨しています。

どの遊びにもマナーが守れない人はいます。
けれど、総じて釣り人が・・・
と、揶揄される事は、侮辱でしかありません。


人の都合で連れて来られた外国生まれの生きもの―
批判されなければならないのは、
生きものではなく、人間であるべき―。

こんな、ご都合主義の外来種問題に、
一石を投じたいのです。