鯛損の「でっかい夢釣りあげよう!!」

魚釣りをもっと楽しく、 魚釣りでもっと綺麗な海を!! フィッシングメッセンジャー野澤鯛損は、 釣りの世界のインタープリターです。 HOOKかんきょう『協育』事務所のページと、 併せてご覧下さい!! 釣り人も、そうでない人も、大人も、子供も、 でっかい夢、釣りに来て下さい。
 
2021/06/04 9:06:01|トピック
外来種ばかりの水辺
先日、千代田湖を訪れた際、
割と衝撃的な光景を見ていました。

が、ある意味これが現実であって、
どうしたら良いのだろう・・・ とか、
この状況は、元に戻せるのか・・・とか、

そう云う気持ちでは無く、
この現状を冷静に見ないといけない―。
と、クールな視線で、ただ見ていました。

湖畔に蓮に似た花が、
繁茂している場所があったのですが、
いきなり、ボチャンと音が聞こえたのです。

何やらうごめいていたので、
コイかなあ・・・
なんて、思って目を凝らすと、
そこにいたのは、カメでした。

「ミシシッピーかっ!?」
直ぐに、この地名が口から出て、
更に見ると、耳の辺りに赤いライン

「ああ、やっぱり・・・」
と、思ったら、あっちにも、こっちにも、
カメのダンゴが出来ていました。

『ミシシッピーアカミミガメ』
この名前は、聴いた事があるかと思います。
昔、良く縁日などで露店で売られていた、
『ミドリガメ』が、成長した姿です。

外来種で、日本在来のイシガメなどと置き換わり、
多くの水辺で、最優占種となったカメであり、
特定外来生物です。
もちろん、持ち出しなどはできません。

千代田湖は、このミシシッピーアカミミガメの他、
直前の投稿で紹介した、『ブルーギル』
更に、『オオクチバス』もいます。

更に、これは目撃例ではありますが、
へら鮒釣りの方が、
「ワ二を見た!!」なんて云うのもあります。
ワニに竿の頭を噛まれたと・・・

が、さすがにワ二はあり得なく、
良く聞くと、ワニに似た魚だった―。と、云う事で、
おそらく『アリゲーターガー』または、
『ノーザンパイク』ではないかと思われます。

これが事実であれば、
ペットとして飼っていたが、大きくなりすぎて、
放流したと考えるのが正しいでしょう。

ここまで紹介した生きものは、
全て特定外来種であり、侵略的―。
と、云う括りまで付いています。

また、アメリカザリガニウシガエルなどもいます。

もっと云えば、
へら鮒は、ゲンゴロウブナを釣り用に改良した魚で、
在来種だとは云えません

コイも雑食性が高く、
在来種だとの勝手な思い込みで、割と野放図に、
各地で放流されて居り、
国内移入種―
即ち、広い意味で外来種です。

千代田湖は、元々人造湖ですから、
棲息している魚は、
ほぼ全てが人為的に放流されたものです。

が、帯那川をせき止めて造られているので、
当然、オイカワや、野鯉、ギンブナ、モツゴ・・・
などの在来種もいた事でしょう。

それが時を経た現在、気が付いたら
外来種ばかりの水辺になっています。

それらの生きものが、外部へ流出した―。
と、云う例は聞いていませんが、
管理する甲府市からは、
駆除などのアクションは起きていません。

周辺住民とも、訪れる釣り人などと、
特にトラブルになっていない現状を考えれば、
むやみにアクションを起こすことで、
問題が大きくなり、
更に外来化が進む可能性もあるでしょう。

ここで、一番考慮して戴きたいのは、
これらの外来生物たちには、
何の罪もない―。と、云う事です。

ただ彼らは生物として、
命を繋ぐ行動をしているだけなのですから、
これは本能で仕方ありません。

こうなってしまった原因にこそ、
大きな問題がある訳です。

ですから我々は、こうした問題を真摯に受け止め、
更なる外来化と、周辺の自然への被害にならぬよう、
一人一人が、当事者意識を持つ事が大事でしょう。

千代田湖の水質はかなり改善したと思います。
バブル期頃は、富栄養化により、
アオコの発生が顕著でした。

が、自分が今の活動を開始した20年ほど前には、
市民や、周辺の小学校の児童達らによる、
湖畔清掃や、水質改善等の取り組みにより、
随分と綺麗になりましたし、
目立ったゴミも少ない印象があります。

現在の千代田湖は、
ある意味、市民の憩いの場所になっています。

外来種とて生きものであることに変わりありません。
むしろ彼らと上手く付き合いながら、
環境を維持していく事が理想なのかもしれません。
 







2021/06/03 9:06:01|トピック
桂川の解禁日の釣果は上々だそうです(^^)/
いよいよ県内のトップを切って、
桂川で鮎釣りが解禁になった6月1日―。

県内外から、多くの太公望たちが訪れた様です。
で、その解禁日の釣果がどうだったと云うと、
地元紙でも、スポーツ紙でも、
上々の滑り出しだったと、報じていま〜す(^^)/

最長寸は、21aだそうですよ。
デカいですよね。

午前4時の解禁前から、
川原は、賑わっていたようです。

中には、120尾も釣り上げた人がいるそうです!!
120尾なんて釣った事がないから、
想像も付かないんですが、

もう、一投目からずっと入れ掛かり状態―。
で、なければ、そんな数にはいかないので、
よっぽど追いも良かったんでしょうし、
良い場所に入れたんでしょうね〜

ああ、羨ましいラブ
憧れの入れ掛かり、堪能してみたいなあ・・・

今度は、6月5日に峡北漁協が解禁です。
先日、おとり屋さんで水槽を準備されている、
作業をされていましたよ(^_^)v

と、云う事で、本日の情報源は、
地元紙の、この記事でしたぁ!!

 







2021/06/02 9:06:01|釣果報告
千代田湖でコレでコレを釣りました(^^) 普通のエサじゃなく・・・
昨日、甲府市の丸山貯水池(千代田湖)の、
紹介をさせて戴きました。

そして、釣りの最中の方に、
釣れた獲物を見せてもらったら、
ブルーギルが釣れていた―。

と、云う話しも書きました。
近いうちに釣りに行ってみよう―。
なんて、書いたらもうウズウズ(^_^;)

下見に訪れた日の夕方、
早速、釣りに行こう―。
と、思い立ちました。

ブルーギルなら、エサはキジ(ミミズ)かあ・・・
と、セオリーでは、おそらくこうなりますが、
普通に釣れたんじゃあ面白くない―
と、思ったんです。

で、敢えてエサは釣具屋さんではなく、
コンビニで買える物で釣ってみよう―。
と、買ったのは、コレ!!

と云う事で、上の写真をご覧下さい。
左の写真が、今回の釣りのエサなんです(^_^)v
一目瞭然ですよね〜!!

『魚肉ソーセージ』と、『さきイカ』ですよ。
これだけ見れば間違いなく、
お父さんの、お酒のあて―。
ですよね〜(^_-)

実は、意外と知ってる方も多いと思うのですが、
素材が魚ですから、『魚肉ソーセージ』は、
絶対に釣れると、踏んでいました。

一方、さきイカは美味しいので、
自分も食べつつ、試してみよう!!
と、最初は予備エサのつもりだったんです。

ブルーギルの、お魚としての詳細は、
また日を改めて、紹介する事にしますが、
今日の釣りの対象魚は、
ブルーギルとした―

と、云う事までにしておきましょう。

午後3時頃に千代田湖に到着―。
午前中に下見した場所が空いていたので、
同じ場所で竿を出してみる事にしました。

スタートのエサは、
やっぱり、魚肉ソーセージ!!
の、前に、先ずは自分でパクっと味見(^^)
「ウマい」ムフフ
最近の魚肉ソーセージって、美味しいんですよ。

予想では、直ぐに釣れる―。
って、思っていました。

なのに、予想に反して、
ウキも動きません。そんな筈は・・・

と、今度は、
「見えギル」が、群れている目と鼻の先へ、
仕掛けを落としてみました。

パーっと近寄って来て、
食べようとすると、
直ぐにプッと吹き出してしまい、
どうも、お気に召さない感じでした。

そこで、敢えて目の前で少し動かしてみると、
コツンと、云う感じでウキが入って、
手のひら大の、ブルーギルが釣れました。
右の写真が、釣れたギルちゃんです。

ブルーギルは、海のスズメダイに似ていて
写真を見れば、何となく分かりますが、
口がちっちゃいんです。

なので、釣り応えとしては、
小気味良く、キュンキュン引いてくれるので、
延べ竿で釣るのには、うってつけな感じです(^_^;)

エサに動きを与えたら食って来たので、
今度は少し細長く切り出して、
水流で揺れてエサが動く―
と、云うイメージで針付けしてみました。

ところが、もう見切られてしまったのか、
目の前にソーセージがあっても、完全スルー(>_<)
だめだこりゃ・・・。
思わぬスルーに、拍子抜けしちゃいました。

なので、エサをさきイカに変えてみる事にしました。
イカが・・・?

するとどうでしょう。
たちまちウキが活発に動き出して、先ずは一尾追釣!!
あっという間にツ抜け達成で納竿しました。

どうも、イカの臭いが功を奏した様です。
さきイカは、ザリガニ釣り―。
って、イメージだったのに、
圧倒的に魚肉ソーセージより、食いが立ちました

もちろん、たった2時間ほどの釣りで、
全部なんてエサじゃ使い切れませんから、
残ったソーセージとさきイカは、
自分がおやつとして美味しく戴きましたぁ(^_-)

全く下戸のワタクシには、
絶対にお酒のあてにはなりません。
美味しい、おやつでしたあスマイル

ところで、釣ったブルーギルについて、
これだけは、先にお伝えしておきます。
とても大事な事です。

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、
ブルーギルは、いわゆる『外来種法』で
特定外来生物に指定されている魚です。

なので、知らなかったとしても、
その場から、持ち出す行為は、
生きていても死んでいてもNGです。

絶対に、持ち帰らないで下さいネ。

この法律違反で逮捕された
判例も、既に数例あるんですよ。
高額な罰金を課されたり、
下手をすれば、懲役刑さえあり得ます。

自分は、釣って写真だけ撮って、
直ぐに再放流(リリース)しました。


パッと見は、カワイイ魚ですが、
割とヤバい魚でもあります。
この辺りの詳細も、また日を改めて・・・

ブルーギルは、釣りの入門には最適で、
コツさえ覚えれば、簡単に釣れちゃいます。

最近では、出来合いの仕掛けまであります。
特にお子さんと釣りを楽しむ分には、
全く問題はありませんので、
是非やってみて下さい。

そうやって釣りを楽しみながら、
この魚について、きちんとお話ししてあげられれば、
外来種だと差別を受ける筋合いはありません。
大事な学びにも繋がる事でしょう。



 







2021/06/01 9:06:01|ニッポンの釣り
甲府市内で気軽に釣りが楽しめそうな場所を探して・・・7

今日から6月ですね。
では皆さん、6月の事を『水無月』って、
どうしで呼ぶのでしょうね。

6月と云えば梅雨時なので雨
水は余るほどある筈じゃないですか!?
なのに、って、
おかしいですよね。

これには、諸説あるようですが、
無は連用使いで、
「の」の、意味と云う事で、
水の月を、表記では水無月とした―。
って、説が有望らしいです。

また、田んぼに水を張るので、
川や水路の水が減るから、
この様子を見て、水が無い―。
だから水無月って説や、

水張月(みはりずき)と云う説も、
あるらしいです。

まあ、水無月の話しはこれくらいにして、
本題に入りましょう。

甲府市の釣り場シリーズです。
6月の頭に紹介するのは、
左の写真の場所です。

どう見ても、川じゃないですよね(^_^)v
どうみても、池か湖です。がっ、
甲府市で間違いないですよ!!

甲府市でこの広さの湖沼と云えば、
あの場所ですよ。

昭和12年に帯那川をせき止めて作られた、
農業灌漑用人造湖です。
正式名称は丸山貯水池って云うんですョ

もう分かりましたか!?
そうです。ここは、千代田湖です。
もう今では、灌漑の役割は終わったそうですが、
昇仙峡にも近いし、自然も豊かなので、
皆さんも、一度は訪れた事があると思います。

自分は、小学校の遠足でもここに来ましたよ。
白山(しろやま)って云う、石灰岩だか、
真っ白い山肌の小高い山があって、
そこに登った思い出もあります。

昔は、ここでスケートした―。
って、叔父が言ってましたし、
ワカサギもたくさん釣れた―。
らしいです。

が、そういう人造湖なだけに、
色んな魚が入っていたり、
人為的に放流されたりで、

今では、ブラックバス釣りか、
へら鮒釣りのどちらか・・・
みたいな湖です。

湖畔にクルマは結構置けますので、
この日も、クルマを停めてから散策開始!!

湖の何カ所を写真に収めたり、
釣り人の様子をチラ見していたら、
何かが直ぐに釣れました魚

見せてもらったら、その魚はブルーギル
ブラックバスと、へら鮒の魚影は確認できました。
フラれ続けているコイは、
見つかりませんでした(^_^;)

近いうちに何が釣れるかを、
釣って、チェックしてみようと思ってます!!

 







2021/05/31 9:06:01|お魚紹介
鮎釣りの川原で美しい声を聴く・・・
さあ、いよいよ明日の朝、
桂川から、鮎釣りの解禁です。
場所取りで密にならないよう、
配慮して下さい。

ところで、各地の田んぼは田植えがほぼ終わり、
夜な夜なカエルの大合唱が聞こえていると思います。
我が家の前も田んぼなので、
そりゃあもう、大騒ぎです(^^)

嫌な声ではありませんが、
なんせ、数が数なので、時にうるさいなあ・・・。
って、思ってしまいます。

田んぼでひっきりなしに鳴いているのは、
おおよそ、シュレーゲルアオガエル
トノサマガエル、アマガエル・・・
と、云ったカエルたちでしょうか!?

そんなカエルたちとは全く異なる、
美声を響かせてくれるカエルがいます。
それが、上の写真のカエル―。

今日は、お魚紹介のカテゴリーですが、
水辺の生きもの紹介って事で、
ご了承、下さい(^_-)

カジカガエルって云う小さなカエルです。
が、写真で見てもお分かりの様に、
小さいうえに、周りの石と似た色なので、
自分も、そのお姿を拝める事は、
殆どないんです(>_<)

石のステージにちょこんと座って、
コロコロコロ・・・
コロコロコロ・・・
と、鳥のさえずりの様な、
でも、控えめで美しい声が聞こえてきます。

時間は夕方―。
昼の暑さが一段落して、
辺りがオレンジ色の光に包まれ始めると、
どこからともなく、
コロコロコロ・・・
コロコロコロ・・・

って、なんとも風情があるんです。

鮎釣りで心地良く疲れた後に、
すっと疲れが抜けています。

また、釣れなかった時も、
竿をしまっている時に聴けば、
また、おいで・・・
と、優しく癒やしてくれる鳴き声なんです。

けれど、カジカガエルも数が減っています。
川の水質が悪化しているからです。
清らかな川にしか棲めない、稀少なカエルになりました。

きっと、明日からは川原で美声を聴かせてくれるでしょう。
短い夏を、セミの声と共鳴して歌っています。

もし、川原でコロコロコロ・・・
って、聞こえて来たら、
その優しい声に耳を澄ませてみて下さい。