横浜のアパートで飼われていた、 大蛇、『アミメニシキヘビ』が、 ついに見つかりました!!
警察による大捜索も、 打ち切りとなってしまったのが21日でした。
その翌日、専門家の立ち会いの下、 付近に目撃者も、形跡もなかった事から、 同アパート内に潜んでいる可能性の示唆があり、
オーナーさんに許可を得たうえで、 アパート内の捜索を開始、 22日の午後になって、天井裏で確保―。 いやあ、被害が出る前に見つかって、 本当に良かったです。
これで周辺住民の不安も、拭える事でしょう。 先ずは、めでたしです。
いやあ、さすが専門家です。 天晴れです!! 灯台もと暗しとは、良く云ったものです。 変温動物のヘビですから、 雨で気温が下がったりして 動けないでいたんでしょうね。
そもそも、 許可を得て飼育していたそうですが、 外来種ですし、ペットにする際は、 皮下にマイクロチップを入れて、 所在が確認できる様にする事が、 法律で義務付けられている筈―。
この飼い主さんには、 猛省を求めたいですね。 生きものが好きな方だというのは、 良く分かるので、批判は避けます。
さて、自分もアウトドア好き、 大の釣り好きでありながら、 実は、ヘビは大の苦手なのです(>_<) できたらお遭いしたくない生きものです。
川や湖で釣りをしていると、 夏などは結構、ヘビと出会ってしまいます。 毒蛇もいれば、思わぬ大蛇にも遭遇します。
そこで今日は、 日本の野外で遭い易い、ヘビを紹介します。 刺激しなければ、噛まれたり、 襲われたりはしませんが、
意外に気付かずに踏んでしまったり、 別の物と見間違えて拾おうとして噛まれたり、 そんな事がありますので、 用心する意味も兼ねて、紹介します。
では、左の写真を見ながら、 解説していきましょう!!
一番上の写真― 『シマヘビ』です。 比較的どこにでも居るヘビで、庭にも出たりします。 毒はありませんし、攻撃的なヘビではないので、 やり過ごすのが一番です。 石を投げたり、棒で突っついたりしないで下さい。
水辺にも良く出て来ます。 一度、富士川で鮎釣りをしていて、 シマヘビが泳いで来た―。
って、思ったら掛かっちゃったですよ。 運良く切れてくれたので助かりましたが、 おとり鮎はロスしました(>_<)
二枚目の写真― 『アオダイショウ』です。 コイツは、以外にデカくなります。
毒はありませんが、自分が出会った中で、 一番デカかったのは、 握りこぶし1つくらいの太さで、 2bはあったと思います。
コイツには、芦川で遭遇しました。 やはりおとなしいヘビですが、 刺激して巻きつかれでもしたら大変です。 やっぱり、そっとやり過ごしましょう。
もし、小型犬などのペットの散歩中だったら、 わんちゃんは、抱き上げてあげて下さいネ。
三枚目の写真― 『ヤマカガシ』です。 少し前までは無毒だと言われてきましたが、 有毒で、しかも猛毒であることが分かっています。 田んぼ周辺にも良くいますし、 とにかく、水辺が大好きなヘビです。
やっかいな事に、 体色にオレンジ色が入っていて、 以前、工事用のトラロープだと見間違えて、 拾おうとしたら、 すんでの所で気付いて手を引っ込めました。 いやあ、危なかったぁ!!
毒歯はアゴの奥の方にあって、 もし咬まれたりすると、血液が凝固しますので、 非常に怖い毒ヘビです。 木登りも上手で、 時に木からボトッと落ちて来る時もあります。
コイツに釣り場で遭ったのは、 北巨摩の大門川です。 ある堰堤へ降りて行く道の途中でした。 ウェーダー履いてて良かったです。
四枚目の写真― 『マムシ』です。 日本で毒ヘビと云ったら、このヘビか、 沖縄のハブですが、ハブはこっちには居ませんから、 マムシに絞りましょう。
このヘビは、茶褐色で保護色な感じなので、 とにかく気付き難いんですよね。 釣ってる最中には殆ど見ませんが、 移動中に時々いらっしゃいます。
最大の特徴は、後ろから見て逆三角形の頭部と、 銭形の体の模様です。 意外なのは、余り大きくないことです。 たまに1bくらいのが居ますが、 大概、30〜40センチくらいじゃないかと・・・
マムシの毒は「出血毒」です。 もし咬まれたら、 血清を投与しないと命に関わります。 絶対に、患部から口で吸い出す―。 なんて事はしないで下さい。
単独釣行だったら、咬まれた上部をキツく縛り、 自ら救急車を呼び病院直行です。 動くと、毒が回り易くなるので、 GPSをONにしたまま、現地で待つ事―。
マムシはヤマカガシと違い、 上顎の先端に毒牙があります。
とぐろを巻いている状態は、 臨戦態勢ですから、目を離さず、 そっと後ずさりします。 竿なんか振ったりしたら、 ヤバいですよ!!
咄嗟の場合は、タオルなどを投げて下さい。 それに飛びかかってくれれば、 毒はタオルに注入されますから、 難は逃れます。
何もなかったのですが、 コイツと釣り場で遭ったのは、 県境付近の釜無川でした。
他にも、結構あちこちで遭っちゃいます(>_<)
こんなところが、 釣りで遭いやすいヘビたちです。
ピカピカなヘビは、 おそらく「ジムグリ」か、 「ヒバカリ」ですが、 毒はないのでそっとしておきましょう。
なにはともあれ、 ヘビも人も無事で良かったです。
※ 当方初期救急の指導者でもあり、 応急処置についての記載は指針に基づいています。
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