鯛損の「でっかい夢釣りあげよう!!」

魚釣りをもっと楽しく、 魚釣りでもっと綺麗な海を!! フィッシングメッセンジャー野澤鯛損は、 釣りの世界のインタープリターです。 HOOKかんきょう『協育』事務所のページと、 併せてご覧下さい!! 釣り人も、そうでない人も、大人も、子供も、 でっかい夢、釣りに来て下さい。
 
2021/05/25 9:06:01|レッツスタディー!!
アナゴで一句!!(旬を知り歳時記を味わう俳句)

今日は久々の、『レッツスタディー』での、
カテゴリーでの投稿です(^_^;)

先日カーラジオに流れていたのは、
リスナーからの投句を、
著名な俳人が選んで紹介する番組でした。

この番組は俳句だけではなく、
短歌や、川柳などの回もあって、
ずっと続いている人気番組です。

自分も投句することはないものの、
俳句や、川柳、短歌に詠まれる兼題を、
色んな人が色んな角度から見て詠まれているのが、
仕事でも凄く参考になるので、
割と好きで聴いています。

さて、この日の俳句の兼題は、
『アナゴ』でした。
そう。あのニョロっとした魚―
ウナギに似た魚―
お寿司が、天ぷらが美味しい―
あの、アナゴです。

なんでも、この日のゲストの俳人さんが、
お好きらしく、兼題にしたって、
仰っていました(^_^)v

で、冒頭で紹介された二句が、
いきなり、「アナゴ釣り」の様子を、
詠んだ句でした。

釣り上げたアナゴが勢い良く、
道糸にまで絡まって来た様子を詠んだ句と、

アナゴ船を営む家の子どもさんが、
家業は継がないけれど、
アナゴは釣ってる・・・。
そんな光景を詠んだ句もありました。

当然、蒲焼きや、アナゴ天や、アナゴ寿司や、
垂涎のアナゴ料理を詠んだ句。

手際よく捌かれたアナゴの血で、
まな板がほんのりと赤く染まる・・・
そんな様を詠んだ句。
と、様々でした。

以前、かなり季節を先取って、
アナゴ釣りの話題を投稿しましたが、
今日のレッツスタディーでは、
山梨の皆さんが思う
「アナゴ」と、云う魚で、
一句捻って欲しいなって思って、

自由な観点と発想で、
アナゴを詠んで下さい―。
って、云うのが、今日の課題です。

実は、アナゴ釣りには、
思い出があるんです。

まだ釣具店勤務時代、
静岡県内の店舗に勤務していた事は、
何度も触れていますが、

このアナゴ釣りも、
良く行った釣りでした。
特に清水のお店に居た時には、
夏になると、必ず何度か行きました。

場所は、清水港内の某堤防です。
そこは、食用油を精製する工場があって、
独特な匂いがするのですが、
アナゴが良く釣れる事と、
もひとつ、お気に入りの理由がありました。

工場は夜も動いていて、
結構、大きな音が響いて来るのですが、
釣り人なんかは殆ど夜はいなくなるので、
工場の音しか聞こえて来ないんです。

しかも、
常夜灯が港内の海面を照らしているんですが、
全体ではなく、
ひと筋の光が海面を走って居るように見えました。
それが自分には、天の川の様に感じたんです。

ぶっ込みの仕掛けに、サバの切り身か、
アオイソメ・ジャムシなどのエサを付けて、
天の川の光の筋に放り込みます。

待っていると、
穂先が小気味よく震える魚信(アタリ)があり、
リールを巻いて来ると、その光の筋から、
アナゴがぴょんと飛び出すんです。

アナゴって結構気が荒くて、
うっかりすると噛みつかれますし、

グルグルと仕掛けに絡まって難儀しますが、
美味しいアナゴ天が食べられると思うと、
つい通っちゃう―。
そんな釣りでした。

今は、この場所へは、
改正ソーラス条約の規定で入ることができません。
清水港のほぼ全体がそうなっちゃったので、
夜アナゴ釣りができる場所も限られちゃいました。

そんな思い出のアナゴ釣りで一句

ひと筋の
 星の川より穴子釣る  鯛孫


もう一句

穴子釣り
 埠頭を照らす星の道  鯛孫


まだまだ未熟者ですが、
こうやって、季節の魚を詠む事で、
魚の旬を知り、歳時記を味わう事は、

俳句という世界で最も短い文芸に、
取り組むいい機会になるかもしれません。
是非とも自由に、大人も、子どもさんも、
詠んでもらえると嬉しいです(^_-)

季語重なりだっていいじゃないですかっ!!

アナゴに限らず、
魚の季語ってたくさんあります。

以下に、夏の魚の季語を幾つか列記しますので、
こっちの魚でも、詠んでみてはいかが・・・

鮎並(あいなめ)(あじ)石首魚(いしもち)
(あゆ)岩魚(いわな)(うなぎ)追川魚(おいかわ)

もっとたくさんありますから、
歳時記、開いてみて下さい(^^)/

鯛孫は、なんちゃって雅号なんです。
実はこの雅号で、
富士山を詠むって云う俳句の賞で、
運良く入選できたんですよ(^_-)

写真は大好きな、
煮穴子のお寿司と穴子天丼です!!
うまそ〜ラブ

 







2021/05/24 9:06:01|トピック
釣り場で出会うヘビたち(毒蛇も、デカいのも来るぞ!!)

横浜のアパートで飼われていた、
大蛇、『アミメニシキヘビ』が、
ついに見つかりました!!

警察による大捜索も、
打ち切りとなってしまったのが21日でした。

その翌日、専門家の立ち会いの下、
付近に目撃者も、形跡もなかった事から、
同アパート内に潜んでいる可能性の示唆があり、

オーナーさんに許可を得たうえで、
アパート内の捜索を開始、
22日の午後になって、天井裏で確保―。
いやあ、被害が出る前に見つかって、
本当に良かったです。

これで周辺住民の不安も、拭える事でしょう。
先ずは、めでたしです。

いやあ、さすが専門家です。
天晴れです!!
灯台もと暗しとは、良く云ったものです。
変温動物のヘビですから、
雨で気温が下がったりして
動けないでいたんでしょうね。

そもそも、
許可を得て飼育していたそうですが、
外来種ですし、ペットにする際は、
皮下にマイクロチップを入れて、
所在が確認できる様にする事が、
法律で義務付けられている筈
―。

この飼い主さんには、
猛省を求めたいですね。
生きものが好きな方だというのは、
良く分かるので、批判は避けます。

さて、自分もアウトドア好き、
大の釣り好きでありながら、
実は、ヘビは大の苦手なのです(>_<)
できたらお遭いしたくない生きものです。

川や湖で釣りをしていると、
夏などは結構、ヘビと出会ってしまいます

毒蛇もいれば、思わぬ大蛇にも遭遇します。

そこで今日は、
日本の野外で遭い易い、ヘビを紹介します。
刺激しなければ、噛まれたり、
襲われたりはしませんが、

意外に気付かずに踏んでしまったり、
別の物と見間違えて拾おうとして噛まれたり、
そんな事がありますので、
用心する意味も兼ねて、紹介します。

では、左の写真を見ながら、
解説していきましょう!!

一番上の写真―
『シマヘビ』です。
比較的どこにでも居るヘビで、庭にも出たりします。
毒はありませんし、攻撃的なヘビではないので、
やり過ごすのが一番です。
石を投げたり、棒で突っついたりしないで下さい。

水辺にも良く出て来ます。
一度、富士川で鮎釣りをしていて、
シマヘビが泳いで来た―。

って、思ったら掛かっちゃったですよ。
運良く切れてくれたので助かりましたが、
おとり鮎はロスしました(>_<)

二枚目の写真―
『アオダイショウ』です。
コイツは、以外にデカくなります。

毒はありませんが、自分が出会った中で、
一番デカかったのは、
握りこぶし1つくらいの太さで、
2bはあったと思います。

コイツには、芦川で遭遇しました。
やはりおとなしいヘビですが、
刺激して巻きつかれでもしたら大変です。
やっぱり、そっとやり過ごしましょう。

もし、小型犬などのペットの散歩中だったら、
わんちゃんは、抱き上げてあげて下さいネ。

三枚目の写真―
『ヤマカガシ』です。
少し前までは無毒だと言われてきましたが、
有毒で、しかも猛毒であることが分かっています。
田んぼ周辺にも良くいますし、
とにかく、水辺が大好きなヘビです。

やっかいな事に、
体色にオレンジ色が入っていて、
以前、工事用のトラロープだと見間違えて、
拾おうとしたら、
すんでの所で気付いて手を引っ込めました。
いやあ、危なかったぁ!!

毒歯はアゴの奥の方にあって、
もし咬まれたりすると、血液が凝固しますので、
非常に怖い毒ヘビです。
木登りも上手で、
時に木からボトッと落ちて来る時もあります。

コイツに釣り場で遭ったのは、
北巨摩の大門川です。
ある堰堤へ降りて行く道の途中でした。
ウェーダー履いてて良かったです。

四枚目の写真―
『マムシ』です。
日本で毒ヘビと云ったら、このヘビか、
沖縄のハブですが、ハブはこっちには居ませんから、
マムシに絞りましょう。

このヘビは、茶褐色で保護色な感じなので、
とにかく気付き難いんですよね。
釣ってる最中には殆ど見ませんが、
移動中に時々いらっしゃいます。

最大の特徴は、後ろから見て逆三角形の頭部と、
銭形の体の模様です。
意外なのは、余り大きくないことです。
たまに1bくらいのが居ますが、
大概、30〜40センチくらいじゃないかと・・・

マムシの毒は「出血毒」です。
もし咬まれたら、
血清を投与しないと命に関わります
絶対に、患部から口で吸い出す―。
なんて事はしないで下さい。

単独釣行だったら、咬まれた上部をキツく縛り、
自ら救急車を呼び病院直行です。
動くと、毒が回り易くなるので、
GPSをONにしたまま、現地で待つ事―

マムシはヤマカガシと違い、
上顎の先端に毒牙があります。

とぐろを巻いている状態は、
臨戦態勢
ですから、目を離さず、
そっと後ずさりします。
竿なんか振ったりしたら、
ヤバいですよ!!

咄嗟の場合は、タオルなどを投げて下さい。
それに飛びかかってくれれば、
毒はタオルに注入されますから、
難は逃れます。

何もなかったのですが、
コイツと釣り場で遭ったのは、
県境付近の釜無川でした。

他にも、結構あちこちで遭っちゃいます(>_<)

こんなところが、
釣りで遭いやすいヘビたちです。

ピカピカなヘビは、
おそらく「ジムグリ」か、
「ヒバカリ」
ですが、
毒はないのでそっとしておきましょう。

なにはともあれ、
ヘビも人も無事で良かったです。

※ 当方初期救急の指導者でもあり、
 応急処置についての記載は指針に基づいています。



 







2021/05/23 9:06:01|ニッポンの釣り
マダイ釣りを変えたタイラバゲーム
緊急事態宣言は、
更に沖縄県も対象になりました。
期間は、6月20日までだそうです。

これに併せて、東京・大阪などの宣言地域も、
延長になるのは必死と見られているんだとか!?
けれどもオリンピックは、
今尚、強硬開催に向けて突き進んでいます。

ところで、過日、
船釣りで良く用いられる、
専門用語の一部を、解説させて戴きました。

その文中の一節で、
APCさんが、はもので『タイラバ』をやる―
って、船長に許可をもらった云々・・・
​​を、​書いて、
「タイラバについては、またいつか―」
と、お茶を濁して終わりにしました。

書いちゃうと、あの投稿自体が、
すっごく長くなってしまう、
恐れがあったからです(^_^;)

と、云う事で、
本日、そのタイラバについて、
お話ししようと思います(^_^)v

皆さんは、主にブラックバス釣りに使う、
『ラバージグ』と、云うルアーをご存じですか?
多くのバサーは、
縮めて「ラバジ−」と、云いますが・・・

ヘッドと呼ばれるオモリの周りに、
スカートと呼ばれる、
ラバー製(ゴム製)の、ヒラヒラが付いていて、
フックが直接ヘッドに付いている形―。

要するにジグヘッドに、
ゴムのヒラヒラが付いたルアーが、
『ラバージグ』です。

このラバージグを、
マダイ釣り用に応用したルアーが、
タイ(用)ラバー(ジグ)』を、
ギュッと縮めて『タイラバ』と、
呼ぶようになりました。

ルアーフィッシングのエリアと、
可能性を広げたこの釣りを、
『タイラバゲーム』と、呼ぶようになり、
今では、『コマセ鯛釣り』よりも、
人気が高いかもしれません。

考案されて以降、
一気に流行が拡大した観があります。

さて、上の写真をご覧下さい。
左側のイラスト画像が、タイラバの基本形です。

ブラックバス用の『ラバージグ』と、
大きく異なるところは、

ヘッドスカートネクタイフックが、
それぞれ別になっていて、
釣行時の反応を見ながら、この3つのパーツを、
自由に組み合わせられるところだと思います。

これが、着せ替え人形の感覚に似てるので、
女性ファンも多いのかなあ・・・

また、ブラックバスの釣りでは、
ラバージグにアクションを加えますが、
タイラバは、ボトムまで落とす―。
糸ふけを取り、一定の速度で巻く―。
アクションは、基本つけません
これを繰り返す釣り方です。

スカートの動きが、
絶妙に鯛の食い気を誘うのでしょうが、
アクションをつけないんだったら、
ルアーって呼べるのかな・・・
そんなツッコミも入れたくなりますね(^_-)

で、ウマくパターンが決まれば、
右の写真のような立派なマダイが、
ゲットできるのかもしれません!!

タイラバゲームの人気は、
ますます高まるかもしれませんね(^^)
 







2021/05/22 9:06:01|トピック
本栖湖クリーンアップをご存じですか?

まだ梅雨入り雨はしていませんが、
ここ数日、お天気がくずついてますね(>_<)

ところで、
​​​​​​『本栖湖クリーンアップ』と、云うイベントを、
皆さんは、ご存じでしょうか!?

実は、毎年の6月の第一週の土曜日に、
富士五湖の一つ本栖湖に、
多くのダイバー、釣り人、カヌーマン・・・etc
が、一同に介して、
本栖湖丸ごとキレイにしよう―。
そんな呼びかけで始まったイベントです。

本栖湖クリーンアップ2019 | 本栖湖 | Lake Motosuko Tourist Information

自分も、これまでに3回参加致しました。
釣り人組に入って、
主に湖畔のゴミを拾い集める作業をしました。

できれば毎年参加したいところですが、
丁度、他の仕事とブッキングする事が多く、
参加できない状況もあります。

昨年は、コロナで人が集まるイベントは、
ほぼ中止になってしまい、
この『クリーンアップ』も、中止になりました。

そして今年は
公式ホームページをチェックし続けていたところ、
6月5日に、形を変えて実施―
と、情報がリリースされていました。

詳細が決まり次第、
ホームページに改めて発表―。

と、あったので、
感染対策を万全に講じての実施と、
どうやらなりそうな感じです。

例年、参加すると『ほうとう』を、
振る舞ってくれるのですが、

もしかしたら、
飲食についてはNGになるかもしれませんね。
でも、湖畔で食べるほうとう、ウマいんですよ〜

ともあれ、参加すると楽しいイベントですので、
興味がある方は、
ホームページにリンクが貼ってあるので、
是非チェックしてみて下さい。
(前の文中にリンクあります)

梅雨の晴れ間にゴミ拾い―。
富士山もキレイです!!富士山
終わると結構、気分爽快ですよ(^^)/

上の写真は、
ゴミ拾い中の光景と、
湖底から回収された「ワーム」です。







2021/05/21 9:06:01|お気に入りの場所
長野県野尻湖でのバスフィッシング(バサーと釣り人の好ましい関係)

先日の投稿(5月17日)で、
自分が非常勤で講師を務めていた、
新潟県妙高市にある専門学校の実習の1コマを、
紹介させて戴きました。

妙高周辺の水辺で、
釣りと様々なアクティビティーを楽しむ―
『水辺のアクティビティー実習』の、事です。

その中で、海辺の活動は自分で、
淡水の水辺は、相棒の先生―。
が、それぞれ担当していた事にも触れました。

淡水の釣り体験のメインは、
何と云っても、妙高から30分足らずで行ける、
お隣の長野県にある、『野尻湖』での、
バスフィッシング
です。

ブラックバスの話題を持ち出すと直ぐに、
侵略的外来種で、生態系を破壊する―。
だとか、在来種を駆逐する―。
だとか、ことさら危機感を煽って語られる事に、
皆さんは違和感を覚えませんか?

『池の水・・・』の、
見過ぎかもしれませんよ(T_T)

確かに食害は無いとは言えませんし、
言ってもいませんが、バスの食害によって、
絶滅してしまった種はありません。

そんな事がもしあったとしたら、
きっと今頃は、
日本のどんな水辺も、
バスで埋め尽くされている筈―。

そうならないのは、
バスも地域の生態系を形成する一員として、
棲息している―。
と、考えるのが普通だと思います。

さて、このバス釣り体験は、
単にバスを釣る―。
だけではない、非常に有意義な実習でした。

今日は、このブラックバス問題についても、
皆様にも問題提起をしたいと思い、
投稿させて戴く事にしました。

この実習を企画された相棒の先生は、
ご自身も、かつてバスフィッシングで、
プロのトーナメントにも出場経験のある方です。

この、いわゆる『ブラックバス問題』につき、
疑問と違和感を抱き、
徹底的なご自身での調査や検証によって、
多くの事実と、誤解を解き明かして来られた方です。

そして現在も、業界を通じて、
様々な問題を提起し続けている、
インフルエンサーです。

そんな先生が企画された実習ですから、
学生達にとっては、正に目からウロコの連続で、
驚きと、正しい事実認識ができた実習だった筈です。

自分自身も、多くの事を先生から聴き、
学び、誤解を戒め、事実を認めて、
ブラックバスに対する偏見は、
全く無くなりました。
自分にとっても、師と仰げる人です。

本県の、河口湖西湖山中湖では、
ブラックバスは、漁業権対象魚種です。
国内では、この富士三湖と、
箱根の芦ノ湖でしか、
漁業権対象魚種にはなっていません。

漁業権の対象になると、
当該する漁協(漁業協同組合)は、
増殖の義務を負う事になります。

この増殖の為に必要となる資金の一部を
「入漁券」や、「遊漁券」として、
釣り人が購入することで、協力する仕組みが、
いわゆる「入漁券」と、云う物です。

が、野尻湖では、
漁業権対象魚種ではないブラックバスを、
バスを釣る人達(バサー)に、
対象魚種が釣れる可能性がある事を理由に、
入漁券の購入を求めています。

それに、バサーの方々も快く応じ、
入漁券収入があがり、その収益で、
ワカサギ・ヒメマスなどの、
漁業権対象魚種の増殖に貢献しているのです。

野尻湖漁協については、
以下のHPをご覧下さい。

野尻湖漁業協同組合 | (nojiriko-gyokyo.com)

では、漁業権の対象魚種ではない魚を釣るのに、
どうして、抵抗なくお金が払えるのでしょう?
そこが、この野尻湖の漁協の素晴らしいところです。

それは、徹底的な漁場の管理と、
観光収入の増加と云う、
相乗効果により、
一般の釣り人も、バサーも、
観光客の方々も、好ましい関係を築き、
非常にマナー意識が高い場所だからでしょう。

実習では、先ず組合長様から、
バス流出阻止に講じた対策でのご苦労や、
関連団体との調整などについて、
直接お話しを窺う事から始まります。

学生達は、真剣に組合長様の話しを聴き、
時に素直でダイレクトな質問を投げます。
が、それに対して、極めて真摯に
丁寧に答えて下さります。

この組合長様とのディスカッションも、
相棒の先生がいらっしゃればこそ、
実現できた、大変貴重な学びの機会です。

また、漁協の運営状況についても、
極めて良好で健全な、運営が成されています。

一気にバスに対する、
誤解や偏見が消えた学生達は、
純粋にバスフィッシングを楽しむのです。

自分も、純粋に楽しんでいます。
勿論、きちんと入漁券を購入し、
バスが対象魚でない事も確認し、
釣っています。

野尻湖に棲息するバスは、
殆どが魚食性が高く、
繁殖力も強いとされる『スモールマウスバス』

ですが、流出事例は皆無なのです。
この流出防止ネットも、
実習の中で見学しています。

実習で入るのは、
おおよそ菅川エリアです。
産卵床の観察がしやすいからです。

釣る前に相棒の先生から、
バスの産卵行動についても、
正しいレクチャーを受けてから、
釣りを始めます。

ですから、例えノーフィッシュであっても、
全員が納得して釣っているので、
とても充実した釣りになるのです。

是非、機会があったら、
野尻湖でのバスフィッシングを、
体験してみて下さい。


ブラックバスへの偏見がなくなり、
生きもののつながりと、人の正しい関わりが、
体感できる場所です。