鯛損の「でっかい夢釣りあげよう!!」

魚釣りをもっと楽しく、 魚釣りでもっと綺麗な海を!! フィッシングメッセンジャー野澤鯛損は、 釣りの世界のインタープリターです。 HOOKかんきょう『協育』事務所のページと、 併せてご覧下さい!! 釣り人も、そうでない人も、大人も、子供も、 でっかい夢、釣りに来て下さい。
 
2021/03/15 9:06:01|お魚紹介
ガサガサで採れる生きもの(これ、な〜んだ?)
一昨日の投稿で、
春のガサガサ遊びを、紹介致しました。
その中で、色んな生きものが捕れる―。
そんな事を書きました。

と、云う事で、
上の写真を、ご覧下さいな。

この生きもの、
数年前の春に甲府市を流れる、
某河川でガサガサした時に採れたのですが、
この生きもの、知っていますか?

多分、キッズ達の方が詳しいかもしれませんね(^_-)
実は、この生きものの正体は、
『ミズカマキリ』です。

見てお分かりの通り、
確かにカマキリに似ては居ますが、
実は苦手な方の多い、カメムシの仲間なんです。

こんな体で、こんな色をしていますから、
川原の芦の茎なんかにとまって擬態しつつ、
オタマジャクシなんかを食べています。

同じカメムシの仲間で、
このミズカマキリを、
もっと平べったくしたような体型をしているのは、
『タイコウチ』と云う生きものです。

更にタイコウチを平べったくすると、
『タガメ』です
みんなカメムシの仲間ですから、
カメムシって、結構、不思議な虫ですよね〜!?

で、この水辺のカメムシ三兄弟は、
自然界では、相当その数を減らしていまして、
絶滅が危惧されているんです。

さて、ミズカマキリの最大の特徴は、
お尻に針の様に伸びている『呼吸管』です。
この先を水面から出して呼吸するんだそうですが、
やっぱりカメムシの仲間ですから、
臭いんでしょうかね〜!?

あなたの身近な川にも知らないだけで、
希少種が、たくましく、生きているかもしれません。

ガサガサ遊びは、こんな命に出会えるかも・・・。
の、とってもワクワクする、遊びなんです。

今日は、お魚紹介のカテゴリーでしたが、
「生きもの紹介」として、お話ししましたぁ(^_^)v







2021/03/14 9:06:01|ニッポンの釣り
富士五湖のヒメマス春解禁の情報です!!
今日は、ホワイトデーでありますが、
ちゃんと、お返しは考えていますか!?
お返しは、男性は戴いた分の倍返しらしいですよ(^_-)

さてさて、もう間もなく富士五湖(全部じゃないよ)での、
春のヒメマス解禁が近付いて参りました。

富士五湖でヒメマス釣りができるのは、
西湖と本栖湖のみです。

以前、クニマスを紹介した時にも触れていますが、
西湖には、このクニマスが居ます
で、特に春解禁の際に釣られやすい傾向があるため、
見た目に明らかに黒い魚体が釣れた時には、
クニマスだと思って、魚に触れない様にして、
仕掛けのハリスを切って、リリースしてあげましょう。

それでは、解禁日とルール等に付いて書きますね。

先ずは、西湖についてです。
今年の解禁日は、
3月20日(土)
の、予定です。

期間は、5月31日までです。
ヒメマスの他、ワカサギ釣りも可能です。

続いて 入漁料についてです。
一般(大人)は、1700円です。
但し、女性と子どもは半額の850円です。
現地売りは、2200円です。

尚、詳細については、
以下の西湖漁協のHPで確認して下さいね!!
マナーとお願い | 西湖漁協協同組合 (lakesaiko.com)

制限匹数は、30尾まで。
それと、コマセ釣りは禁止です!!
これは、絶対に守って下さい。
岸からの釣りもできません。
必ずボートを借りて楽しみましょう。

一方、本栖湖の解禁日は、
少し遅れて、
3月25日(木)〜4月25日(予定)
までです。
こちらは1ヶ月限定で解禁です。

つい先日、本栖湖では、
試し釣りをされていた組合員の方が、
ボートから転落し、尊い命を亡くされました。

水温が非常に低いですから、
落水事故には、厳重に注意して下さい。
ライフジャケットは絶対着用です。

入漁料は3,150円で、制限は西湖と同じ30尾までです。
が、本栖湖では、コマセ釣りが可能です。

ヒメマスは、ベニザケの陸封個体ですから、
とにかく食味はバツグン
です。

コマセの可否に拘わらず、釣り方はサビキ釣りが基本。
タナを確実に捉える事で、釣果はあがります。
但し、西湖ではコマセカゴの使用もいけません。

どちらの湖でも、
ルールは厳守して下さいネ。

 







2021/03/13 9:06:01|お気に入りの場所
春だガサガサ行ってみよう!!
さてさて、こちらのブログの方では、
通常投稿に戻していこうと思います。
お気に入りの場所―
の、カテゴリーにはしてますが、
場所じゃなくって、お気に入りの活動―。
ですね(^_^;)

北陸や、東北、北海道などで、
大雪だったこの冬も、もうそろ終わりかなあ・・・
って感じが、日に日に増していきます。

花粉症の方は、お辛い季節になってなっていますが、
日差しが暖かな日も増えていますから、
水もだいぶ温んで来た事でしょう。

既にサクラ開花が宣言された所もありましたね!?
が、コロナがなかなか収まらない中では、
今年も花見でドンチャンするのは難しいでしょうね。

自分は下戸なので、会食付の花見は殆どしませんが、
散歩がてらにふっと見上げるサクラは大好きです。
密にはならない一人花見です(^_^)v

一方、渓流釣りもそうですが、
やはり水が温めば、心も温む!!
春の水辺の楽しみ方の一つに、
ガサガサがあります
(^o^)/

川に入って、緩い流れや淀んでいる所、
川原の水草の下や奥、手網1本携えて、
ガサガサってかき回す
と、
色んな生きもの達が網に入って来ます。

水生昆虫も、サワガニちゃんも、お魚ちゃんも、
お眠な、カエルちゃんも、そして時には、
「ん?」な生きものも、摂る事ができます。

いよいよ春です。ガサガサのシーズンインです。
外活動なので、密にはなりにくいし、
大人数でやることでもないし、

ただ捕まえては、見て、観察して、
また、逃がして・・・。の、繰り返し(^_^;)

でも、生きもの探しは楽しいです!!
この春、チャレンジしてみてはどうでしょうか!?

只、一点、気をつけて下さいませ。
網は網でも投網をやったらいけません。
下手をすれば、自分が捕まっちゃいます。

手網さえも使えない場所もあります。
採ってはいけない生きものや、植物もあります、
天然記念物とか、希少種なんかも、
意図せず、採れちゃう場合もあります。

分からない時は、その川の漁協さんか、
行政の窓口で確認してから遊びましょう!!

採って逃がすが前提であれば、
おおよそ、黙認してくれますが、
採った生きもの、
許可無く持って帰っては絶対ダメですよ。

また、ありゃあ・・・
な、外来生物が捕れちゃったら、
必ず、保健所か、もしかすると警察か、
漁協さんに連絡して、対処してもらいましょうね。

ましてや、他のエリアには、
絶対に逃がしちゃダメですよ!!

上の写真は、講師に行っていた専門学校での、
生きもの観察のためのガサガサ授業の様子です!!
もちろん、許可を得てやってます。

左は採ってる最中。
右は、同定中(^_^)v

この時は、確かヤゴや、カエルが多かったかなあ・・・

さあ、春だ!!
ガサガサしよ〜っ!!



 







2021/03/12 9:06:01|お気に入りの場所
回想 アクアマリンで釣ったヨ!!

昨日の投稿で、
『東日本大震災』で、大きな被害を受けた、
福島県の子ども達に、
勇気と元気を届けよう―。

と、云う環境教育の仲間からの号令の元、
『海辺の環境教育フォーラムIN福島』を、
実施するために、実行委員会に手を挙げた―。
と、記しました。

また、それ以降の活動については、
もう一つの、HOOKかんきょう『協育』事務所の、
ブログからお伝えする旨を書きました。

夢を育むお手伝い。    HOOK(フック) かんきょう 『協育』事務所へようこそ!! (easymyweb.jp)

なので、実行委員会における以降の展開は、
そちらで確認して下さいネ。

今日は、釣りの話しです(^_^)v
実行委員会で何度か会議を重ねて、
やっぱり、現地に下見に行こう―。

と、そういう事になって、
2011年の12月に、仲間6人と、
会場となる『アクアマリンふくしまへ、
下見に行って来た時の、お話しをします。

行った際に、自分が最も見たかったのが、
水族館では非常に珍しい、
『釣り堀』を、見る事でした。

実際に見てみて、ここで何をするか―。
できない事は何か―。

そして、魚を見せる場所で、
魚を釣らせるって云う事の意味と、
取り組みを見たかったのです。

行ってビックリ。目からウロコの光景でした。
釣るだけじゃなく、なんと食べる事までできる―。
しかも、自分で捌いて・・・。

と、云う常識を覆す様な施設が、
実は、命の大切さを伝え、更に、食べる事が、
「命を繋ぐ行為である事」に、さりげなく気付かせ、
食べる事は生きることである―。

そんな命の循環を、
体感する施設である事を実感しました。

12月でしたが、
寒い中でも、結構、釣りをしていました。
釣りの対象魚は、銀ザケでした。

夏はマアジやマダイも入っていますが、
やはり冬期は釣れなくなってしまうため、
確実に釣れる魚を入れているそうです。

早速、自分たちも竿をお借りしてチャレンジ!!
そしたら・・・。
あっという間に釣れて、自分で捌いて・・・

ボランティアさんが手伝って下さるのですが、
ハハッ (^_^)v
捌くのは慣れたものです(爆)
なので、調理はお任せしました。

食べさせてくれたのは、
「銀ザケの唐揚げ」でした。
衣にも味が付いていて、そのままパクっ(^^)
「ウマっ!!」
衣はサクサク、中はふっくらじゅわ〜
「ねっ」。
仲間も嬉しそうに食べていました。

この1回だけで、
すっかりアクアマリンファンになったのでした(^_^;)

写真は上から

1枚目
エントランスに『えっぐ釣り堀』の、案内がドーン!!

2枚目
地元のお子さん達が、
ボランティアさんに手伝ってもらって、
釣っていました!!

3枚目
で、自分たちも・・・
「コレ、釣りましたぁ!!」


 







2021/03/11 9:06:01|トピック
あの日、海が襲った・・・
今日は3月11日です。
様々な場面で、メディアで、
今日がどう云う日であるのか―。
知っていらっしゃる事でしょう。

そう。10年前の今日、東日本大震災が起こりました。
このブログは、釣りやお魚の事、環境教育の事・・・
を、お伝えして居りますが、

やはり、今日のこの日に、
未曾有の大震災となった『東日本大震災』の、話題から、
目を背ける訳にはいきません。

なので、自分があの日に何をしていたかも含め、
あれから10年が経って、
被災地の今に心を寄せる機会にしたいと思います。

海なし県に暮す自分などには、
あの日の惨状は、
到底、想像もできない光景だったでしょうが、

だからこそ、絶対に忘れない事―。
絶対に風化させない事―。
が、当事者ではない私ができる、
何よりも大切な事なんだと思っています。

そして、被災地の方々にとっても、
いつも傍にあって、
穏やかであった『ふるさとの海』が、
突然、牙を剥いて襲って来た事は、
余りにも大きなショックだった事でしょう。

さてここからは、
あの日の自分は何をしていたか―。
そこから話したいと思います。

自分の仕事は、体験を提供する仕事なので、
冬期は完全なオフシーズン。

だから、毎年割り切って、3月いっぱいまでは、
アルバイトで生活を繋いでいるのです。

あの年、自分が選んだ短期のバイトは、
引っ越し業者さんでのバイトでした。
体力的にもしんどかったですが、
割と稼げる仕事ではありました。

あの日も引っ越しの依頼をされたお客様の、
新しい生活の場所に、その方のお荷物を、
その業者さんの荷物が集まって来るステーションに、
積み込みに立ち寄ったその時でした。
午後2時46分・・・

荷台に立っていた自分は、突然の揺れに驚き、
荷台になんとか捕まって、揺れを耐えていました。

余りにも長く大きく揺れましたが、
山梨県内では、確か震度5弱だったと記憶しています。

なので、その時点では、
東北が、津波であんな事になってしまうとは・・・。
微塵も思ってもいなかったのです。

バイトでは、ドライバーさんの指示に従って、
とりあえず荷物を積んで、
お客様のお宅に、行こうとしました。
が、周りの信号は全て消えていました。

新規オープンしたばかりのショッピングモールから、
たくさんのお客さんが外に出て来て騒いでいました。

カーラジオの情報から、少しづつ状況が分かって来て、
大津波警報が発令されたことも分かりました。

結局、お客様が新しいご自宅に着けなくなってしまい、
お荷物だけ、お宅に運び入れて終わりました。

自宅に帰る途中、
家電量販店のテレビで見た光景は、
ただただ怖くて、どうなってしまうんだろう・・・
先の見えない不安と恐怖を感じていました。

とにかく、家電量販店さんでは、
きっと必要になるであろう懐中電灯を買って家に戻りました。
最後の1個でした。

夕食を買おうとしてコンビニに立ち寄りましたが、
お弁当やオニギリの類いは、
既に全て売り切れていました。
仕方なく余っていた菓子パンを買って、夕食にしました。

翌日も、すさまじい状況ばかりが目に飛び込んで来て、
当然ですが、バイトはその日からできなくなりました。

そんな状況で被災地の事を考えると、
つい昨日まで、
生活の全てであった筈の、「地元の海」に、
呑み込まれたたくさんの方々や、家々のことを考えた時、
胸が痛んで仕方なく、
被災者の方々の心情を、ひたすら考えていました。

一方、翌日の12日、
自分は所属している救護の団体からの依頼で、
ファーストエイド講習の指導を任されていました。
中止だろうと思っていたら、GOサインが出ました。

講習会が始まって暫く経って
あの原発事故の一報が入って来ました。

集まって下さった皆さんに、
だからこそ、自分たちでできる手当を学ぼう―。
そう、お伝えしたのをハッキリ覚えています。

あの日、海が襲った・・・
その事実は覆りません。

これからも、ずっと海と関わり続けなければならない、
島国日本の、未来の事を海から考え直したい・・・。


そんな思いが湧いて来た頃、
福島県の水族館で、
子ども達を勇気付けるイベントを敢えてやろう!!
子ども達に、笑顔を取り戻そう!!

仲間からそんな声があがり、
海なしの県に住む自分も、直ぐに手を挙げて、
『海辺の環境教育フォーラムIN福島』の、
実行委員に名を連ねることにしたのです。

この先の取り組みについては、
もう一つの、
HOOKかんきょう『協育』事務所のブログで、
お伝えして行きます。

写真は、被災地にボランティアに入った、
仲間から戴いたものです。

荒れ狂った海の怖さを、まざまざと感じました。