明日は3月3日ですから、 もう『おひな祭り』。桃の節句です。 女の子のお子さんがいらっしゃる方の中には、 既に「おひな様」を、飾りましたでしょうか・・・。
けれど、最近の住宅事情では、 鼻から飾れなかったりしているんですよね。 それに、山梨県では来月にお節句―。 そんなご家庭も結構あるのかな(^^)
ところで、釣りと桃の節句には、 特に接点はないのでしょうが、 お魚と、桃の節句には、大いに接点があるように思います。
お魚というのは、卵をたくさん産みますから、 昔から「子宝」を、願う意味で縁起物とされました。 子孫繁栄を願った訳ですね。
そんな願いを形にした「おひな様」が、あります。 それが「つるし雛」では、ないでしょうか。
東伊豆に稲取と云う温泉町がありますが、 ご存じの方も多いと思いますが、 稲取の沖は、『キンメダイ』の漁場として有名です。
そして稲取には、古くから桃の節句の時に、 地域でこぞって「つるし雛」を、飾って、 女の子ばかりでなく、 地域と子供達の健やかな成長を願いました。
ひな人形は高価なため、 なかなか手に入れられる代物ではなかった訳です。 そのため、地域の方が手作りした人形を、 天井から吊して、 地域ぐるみで、子供の健やかな健康を願った―。 これが、『つるし雛』の、由来だそうです。
漁師町では、こうやって桃の節句を祝ったんですね。 例年ならばこの時期に、 稲取地区のあちこちに「つるし雛」が飾られ、 観光客でも気軽に見る事も可能なんです。 キンメダイの人形もあるんだそうですよ(^_^)v
コロナ禍のこの春は、どうなるか分かりませんが、 こうした地域の風習を楽しみ、味わいつつ、 釣りも楽しまれてみてはいかがでしょうか・・・。
きっと今頃は、河津桜も満開でしょうね(^_-)
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