鯛損の「でっかい夢釣りあげよう!!」

魚釣りをもっと楽しく、 魚釣りでもっと綺麗な海を!! フィッシングメッセンジャー野澤鯛損は、 釣りの世界のインタープリターです。 HOOKかんきょう『協育』事務所のページと、 併せてご覧下さい!! 釣り人も、そうでない人も、大人も、子供も、 でっかい夢、釣りに来て下さい。
 
2021/02/13 9:06:01|トピック
何処よりも早い渓流解禁情報 4 富士川本支流
日本三大急流の一つになっている富士川は、
山梨県内を縫うように流れ、
やがて駿河湾に注いでいきます。

その富士川には、たくさんの支流があって、
山梨県の南部の渓流釣りを支えています。
以前、文豪『井伏鱒二』が、愛し、
足繁く通った下部川についても、触れましたが、
井伏と親交のあった多くの文人達が、
このエリアでの渓流釣りを楽しんで来ました。

思い当たる支流を列記してみますが、
上記の下部川を始め、大柳川常葉川佐野川戸栗川
波木井川福士川芝川・・・etc
どの川も変化に富んだ渓相をしています。

そこで、山梨県内の渓流釣り解禁情報の3回目は、
この富士川の本支流の情報をいち早くお知らせ致します。
詳細は、以下の富士川漁協のHPでご確認下さい。

富士川漁業協同組合(公式ホームページ) (fujikawa-gyokyo.or.jp)

ところで、富士川の解禁日は、
県内の他の漁協と同日の、3月1日(予定)となっています。

一方、同じエリアの早川漁協が管轄するエリアでは、
3月15日が解禁となります。
前回までと同様、遊漁規則と漁場については、
県のHPで確認して下さい。
山梨県/漁業協同組合ごとの遊漁規則と漁場図 (pref.yamanashi.jp)

また、富士川本流の静岡県側は、
漁協による管理は行われて居りません
ので、
釣行の際は、地元で問い合わせてみて下さい。

かつては、サツキマス富士川と、
駿河湾を行き来していました
が、
現状は大きな堰堤で遮られて居り、
山梨県側で、サツキマスを見る事は先ずありません。

が、現在、復活を目的とした団体等により、
アマゴの放流が実施されています。

いずれにせよ、本流でもまれた魚は大きく、
支流の魚たちは美しく、
大河富士川で命を繋いでいるのです。

写真は、かつて富士川舟運で使わていた船。
富士川町 鰍沢宿付近です。







2021/02/12 9:06:01|釣魚料理
渓流釣りの密かな楽しみ 2(山菜の・・・)
先の投稿で、渓流釣りの密かな楽しみ―
として、「山釣り」の、話しをさせて戴きました。

魚ばかりを追い求めるのでは無く、
山の恵みも、ちょこっとお裾分け戴くのが、
「山釣り」です。
その中でも、やはり美味しい山菜を見つけた時には、
一気にテンションが上がりますね(^_^)v

前回の投稿では、見つけた山菜の一例で、
野生のワサビと、モミジガサを紹介しました。

で、今回はと云うと、
採った山菜を、じゃーん天ぷらにしてみました!!
この山菜、何だか分かりますか!?

実はこれ、『コゴミ』です。
「コゴメ」って、云う地域もありますね。
正確には、『クサソテツ』の若芽です。

このコゴミ、実は何度もお話ししている、
専門学校のキャンプ実習内で見つけたもので、
なんと、川原一面が「コゴミのじゅうたん」―。
みたいな場所でした。

コゴミの他にも、トリアシショウマや、
ヨモギもたくさんあって、
釣った魚を塩焼きにして、この天ぷらや、
茹でて味噌マヨで食したり、コゴミの味噌汁にしたりと、
なんとも贅沢なキャンプめしとなったのでした。

場所が特定できないように、
天ぷらだけの写真をあえて使いました(^_^;)
何処で採った―。
とは、言えません。悪しからず・・・

けれど、こんな凄い山釣りは、
あの時がイチバンだったなあ・・・(*^_^*)

 







2021/02/11 9:06:01|ニッポンの釣り
今日は建国記念の日でありますが・・・
今日は2月11日―。
「建国記念の日」で、祭日でお休みです。

ところで、この「建国記念の日」って、
どのような祭日なのかご存じですか?

今は祝祭日に、玄関などに「日の丸の旗」を飾る習慣も、
薄れていますし、なかなか祝祭日の所以まで、
改めて学ぶ機会も少なくなっている様な、
そんな気がしてなりません。

建国記念の日は、
「紀元節」と云う、日本の歴史上、
最も大事な一日となった日の出来事を指します。

日本で最初の天皇は、神武天皇ですよね。
これは、おそらく日本史で学んで、
きっと良くご存じかと思います。

この神武天皇が即位された日が、
2月11日であったとされています。
後の明治5年に、
この日を「紀元節」と、制定したんです。

この神武天皇が即位されたことで、
今の日本が始まった訳ですが、
それ以前は「神話」で、語られて居り、
それらを納めた、日本最古の書物が、
「古事記」
であり、「日本書紀」です。

ですから、神武天皇ご本人も、
その生い立ちは神代の世界で語られています。

では、神武天皇の生い立ちを、
ちょっと日本書紀から辿ってみましょう。

皆さんは、『海幸彦と山幸彦』の、
お話しはご存じでしょうか!?
これは、古事記にも日本書紀にも納められていて、
絵本で「昔ばなし」と、して読んだり、
聞いたりして、知っていらっしゃる方が多いと思います。

両者で若干、ストーリーは異なる訳ではありますが、
凄く乱暴に要約すると、こんなお話しですよね(*^_^*)

その昔、釣りが得意な「海幸彦」(以下、海幸)と、
狩りが得意な「山幸彦」(以下、山幸)と、
云う兄弟がいました。
神話の中では、海幸は、火照命(ホデリノミコト)
山幸は、火須勢理命(ホスセリノミコト)と、
表されています。


ある時、二人はお互いの狩猟道具を交換して、
海幸は山に狩りに行き、海幸は海に釣りに行きました。
が、やはり上手くいかず、二人とも獲物は獲れません(>_<)

それだけだったら、お互いに、
「上手くいかなかったなあ」と、笑って済んだのでしょうが、
弟の山幸は、海幸が大切にしていた「釣り針」を、
無くしてしまったんでしたね。

山幸が謝りますが、海幸は許してくれません。
それどころか、同じ釣り針を持って来いと、
厳しく責めたのです。それでも、弟の山幸は、
許してもらうために、自身の『十束の剣』を、
鋳造し直して1000本の針を作り懇願しても尚、
海幸は許しませんでした。

その後、鯛の喉にその針が残っていた事を知り、
山幸は、船に乗って沖に漕ぎだし、
綿津見神宮(わたつみのかみのみや)へ赴くのでした
そしてっ・・・

とまあ、おおよそこんな流れです。
「綿津見神宮(わたつみのかみのみや)」に赴いた山幸は、
豊玉姫と結婚し、子供を授かるのですが、
豊玉姫が産んだ子が
鵜草葦不合命(うがやふきあえずのみこと)と、云い、
なんとその子供が神武天皇なのです。
ですから、山幸は神武天皇のお祖父ちゃんなんですね。

この神話の中で、釣り名人の海幸は、
我侭な兄として描かれ、弟の山幸は、
自分の孫が日の本の国を治める事になる訳で、
正しく正直者で、律儀なヒーローとして描かれています。

そして、この神話は後世には形を変えて、
『浦島太郎』の、お話しの元となったのです。

豊玉姫は、乙姫として、山幸は浦島太郎として、
綿津見神宮(わたつみのかみのみや)が竜宮城です。

あれこれ神話についてお話ししましたが、
周囲を海に囲まれ、内陸には川が流れる日本にあって、
「幸」を得るための行為として、
既に神世の時代から「釣り」が行われていた事に、
気付かれた事と思います。

そして、あまねく釣り人は我侭である―。
そんな事にも気付いてしまったかもしれません(^_^;)
そして、日本の釣りこそが神にも選ばれた採捕手段なのだ!!
って・・・(^_-) なーんてね!!

我侭な兄の海幸は、綿津見神宮(わたつみのかみのみや)で、
山幸にもたらされた霊力のある玉(宝)によって、
懲らしめられ服従するのですが、

自分なりに勝手に意訳すると、
獣の棲む森や山、魚の棲む海、間をつなぐ川・・・
こうした繋がりの中で、世界(自然)は形成され、
人に恵をもたらしてくれる。

だからこそ、海と山は兄弟でなければならず、
我々は、自然に活かされている子供なのではないか―。

そんな風に感じた「海幸彦と山幸彦」の神話でした。
お話しからは無くした針は、
鋳造された金属製であったと想像もできますが、

遠い古(いにしえ)の時代に、
写真の様な動物の骨を削って作った釣り針が、
見つかっています。

それほど、日本人と釣りとの関わりは深いんです(^^)
 







2021/02/10 9:06:01|レッツスタディー!!
水の(釣りの)物語を書こう!!
緊急事態宣言の延長が決まり、
もう暫くは、自粛の日々が続きそうです。
昨年ほどではないにせよ、やはりステイホームでは、
できる事って限られて来ますよね。

でもまあ、そのお陰で、
このブログの毎日更新も、
出張の都合で1日だけ切れてしまいましたが、
昨年の4月20日から、
ほぼ10ヶ月間も続けて来られました。

故にステイホームは、
何かをする「きかっけ」になった人って、
自分以外にも結構たくさんいらっしゃるかもしれません。

と、云う訳で、今日のレッツスタディーは、
少し視点と趣向を変えて、
皆さんに、創作活動をして戴けたらいいなあ・・・。
と、こんな提案をさせて戴きたいと思います。

題して、『水の(釣りの)物語を書こう!!』です。
皆さんも今まで色んな文学に、
触れていらっしゃったと思います。

そして、たくさんの刺激や、生きるための指針や、
ワクワク、ドキドキ、ソワソワ・・・etc
色んな感情も育んでいらっしゃった事でしょう。

そんな素晴らしい過去に触れて来た文学作品の中で、
「水」や、「水辺」や、「釣り」や・・・。
とにもかくにも、「水」がテーマになっている、
作品ってどんな作品があったでしょうか!?

と云っても、「水」を、連想させる言葉やフレーズが、
一度も出て来ない作品って、触れた事があるでしょうか。
それだけ「水」が、全ての存在にとって、
掛け替えのないものだと云う事です。

そこで、まだ続くこの緊急事態宣言の最中、
お時間があったら、皆さんお一人お一人の感性で、
自由に、「水」の物語を、創作してみて下さい。

例えば、
水と世界を守るヒーロー!! とか、

水で癒やしを与えるキャラクターストーリーとか、

世界を旅する海賊のアドベンチャー!! とか、

水と隣り合わせの暮らしを綴ったルポルタージュとか、

釣り名人の釣行記とか、

水に関わる物語であればOK!!
長さも自由―。
書式も自由―。
全て自由の、ウォーターフリー(^_^)v

だって、「水」は、自由なんですからあ(^_^;)

実はね、上の写真、ワタクシが出版した本なのですよ。
けれど、出版社が無くなってしまって、
その流れで絶盤になってしまいましたが、

今の仕事に向かう意志と決意を、
なんとなーく散りばめて、
まだ釣り具店勤務の時代に書いたエッセイです。

もう、自分の手元にもないのですが、
結果はどうあれ、凄い経験になりました。
印税までには至りませんでしたが、
ちょこっとは売れたんですよ(*^_^*)

スイマセン(^∧^) 脱線しました。

と、云う事で、
是非とも皆さんも、内なる水に思いを寄せて、
水の物語を書こう!!
 







2021/02/09 9:06:01|トピック
何処よりも早い渓流解禁情報 3 山梨東部の渓流
自分もそうですが、
山梨県民って、何処に行くにもクルマなので、
県内であれば、特に「遠いなあ・・・」なんて、
感じないのではないですか?

でも、山梨県って、自分が思う以上に広いですし、
しかも山が深い―。ので、同じ県に流れていながら、
その川筋によって、
微妙に棲息する魚類の生物相が、
違っていたりもするんです。

でもそれこそが山梨の渓流の特徴であり、
魅力なのかもしれません。

例えば、昨日ご紹介させて戴いた、
中西部を流れる、山梨中央漁協が管轄する河川と、
峡東・峡北漁協が管轄する河川は、共に富士川筋の河川です。
富士川筋で釣れる渓流魚として多いのは「アマゴ」ですが、

今日ご紹介する県東部を流れる河川は、
多摩川筋、相模川筋であり、こちらで釣れるのは、
アマゴに良く似ていますが、「ヤマメ」
です。

見た目は、身体の側面に朱点が飛んでるかどうか・・・。
と、パッと見では、ほぼ変らないので、
混在域である山梨県では、どっちが釣れても、
「ヤマメだ!!」と、
断言して譲らない方も多いですよねぇ(*^_^*)

だからと言って、目くじらを立てる必要はありませんが、
でも、河川にとっては割とシビアな状況になりますので、
富士川筋で釣ったアマゴを、「ヤマメだから・・・」と、
多摩川筋の河川に放流するような事は、
絶対にしないで下さいね。

ところで、昨日と同様に県内河川の解禁情報は
山梨県漁業協同組合連合会のHPで、確認して下さい。
2021年 渓流魚等漁協別 解禁日及び料金 - 山梨県漁業協同組合連合会|山梨県|釣り (yamanashi-gyoren.com)

また、遊漁規則と漁場の確認については、
山梨県のHPで確認して下さい。
山梨県/漁業協同組合ごとの遊漁規則と漁場図 (pref.yamanashi.jp)

そのうえで、この投稿では、
県東部の漁協さんのHPにリンクを貼りました。
なので、釣行を計画されている方は、
直接、お電話等で各漁協に、詳細を尋ねて下さいね。

では、山梨県東部の漁協さんは、以下のリンクから・・・

1、 桂川漁協
桂川漁業協同組合 (katsuragawa-gyokyo.net)

2, 都留漁協(桂川下流域)
都留漁業協同組合 公式サイト – 未来のために自然保護活動する Tsuru Fisheries Cooperative (tsuru-gyokyo.org)

1・2はいずれも、特に首都圏のファンが多いですよね。
ここ近年、一気にルアー・フライの釣り人が、
増えたように感じます。

3、小菅村漁協(但し解禁日は3月6日の予定)
小菅村漁協 KOSUGE River | ☆小菅川釣り情報
関東で初めてルアー・フライ専用区を設け、
キャッチ&リリース区間が設定されました。

4、丹波山漁協 公式HP無し。(但し解禁は3月15日の予定)

3・4は、正しく東京の奥座敷―。多摩川の源流です。
最近は、グッとアクセスもしやすくなっています。

5、道志村漁協
※漁協としての公式HPはありませんが、以下で確認して下さい。

道志村漁業協同組合|道志川渓流フィッシングセンター (goope.jp)

6、秋山漁協 公式HP無し。

5・6は、横浜などの水がめになっている清流です。

また、県を跨ぐ相模川水系の詳細は、
相模川漁連のHPをご覧下さい。

相模川漁業協同組合連合会 (sagamigawa-gyoren.jp)

以上が県東部の解禁日の情報です。
が、釣りは「不要不急の外出―」では、ありません。

釣行については、熟考のうえお決め下さい。
また、この緊急事態宣言の延長による変更についても、
現場の漁協さんに必ず問い合わせてから、
釣行するようにして下さいね!!

上の写真は、清流「道志川」です。
本当に清らかな流れを湛えています。