鯛損の「でっかい夢釣りあげよう!!」

魚釣りをもっと楽しく、 魚釣りでもっと綺麗な海を!! フィッシングメッセンジャー野澤鯛損は、 釣りの世界のインタープリターです。 HOOKかんきょう『協育』事務所のページと、 併せてご覧下さい!! 釣り人も、そうでない人も、大人も、子供も、 でっかい夢、釣りに来て下さい。
 
2021/02/08 9:06:01|トピック
何処よりも早い渓流解禁情報 2 山梨県中西部の渓流
一歩づつ、少しづつ、春は近付いています。
そして、待ちわびた渓流解禁の日も、
確実に近付いて来ています。

なので今日からは、地元山梨県内の河川の、
解禁情報について、お知らせしたいと思って居ります。

現状での予定については、
山梨県漁業協同組合連合会のHPに掲載されています。

2021年 渓流魚等漁協別 解禁日及び料金 - 山梨県漁業協同組合連合会|山梨県|釣り (yamanashi-gyoren.com)

表では、3月1日が解禁となって居りますが、
コロナの感染状況次第で、
変更される可能性を含んでいます。

では、手始めとして、3月1日の解禁が予定されている、
甲府市を中心にした、山梨県中・西部の河川の情報から、
県内を何ブロックかに分けて、
順次、お知らせしていく所存です。

中央漁協では「昇仙峡」を、抱えていますし、
峡北漁協では、釜無川・塩川・武川・尾白川・・・etc
など、名水を讃えた川が流れています。

また峡東漁協では、
笛吹川を中心に、そこに注ぐ支流や、
秩父水系の川も数多くありますね。
春の桃源郷の様も見事なエリアです。

以下に、当該河川を管轄する三つの漁協さんの、
HPへのリンクを貼って置きましたので、
詳細については、ご自身で直接確認して戴けると幸甚です。

上の写真は、峡北漁協が管轄されている、
塩川の上流部付近の渓相と釣ったアマゴ

では、以下のHPから詳細を直接、お問い合わせ下さい。


山梨中央漁協
山梨中央漁業協同組合/鮎/やまめ/放流 - yamanashi-chuo-fishing|山梨|鮎|やまめ|放流情報 (jimdofree.com)

峡北漁協
峡北漁業協同組合 | 山梨県北部河川、釜無川・塩川の今をお伝えします!! (kyohoku-gyokyo.com)


峡東漁協
HPが無いため、上記の連合会のHPより、
直接お電話などでお問い合わせ下さい。

尚、各漁協の遊漁規則と漁場の詳細は、
県のHPより確認戴けます。
山梨県/漁業協同組合ごとの遊漁規則と漁場図 (pref.yamanashi.jp)

ルールを守って楽しく釣りましょう!!
 







2021/02/07 9:06:01|釣り具の小宇宙
ウェーダーの選び方(常に安全を意識して)

渓流釣り解禁―。
が、段々と近付いて来ています。

なので、投稿の方も「渓流釣り系」の話題が、
増えてしまって居りますが、
何卒ご容赦下さいませ(^_^;)

ところで、今日は『釣り具の小宇宙』の、
カテゴリーからの投稿です。
でも、どちらかと云うと、

うんちくを語るものはでなくって、
今日は最も大切な、釣り人の「安全」を、
意識して書かせて戴こうと思います。

その釣り具というのは、『ウェーダー』です。
『ウェーダー』と云うのは、川や池や湖や、
水辺から一歩、水の中に立ち入るための、
長靴の様な釣り具でして、
ベテランさんなどは、「バカ長(なが)」って、
呼んだりしている、釣り用の履き物です。

が、時に見ていて危ないなあ・・・。
って、思う事がしばしばあります。

何が危ないかと云うと、
長靴を履いている―。
って事で安心してしまって、
結構な流れの中に、
そのウェーダーで立ち込むか!?

って、注意したくなる、
そんな無謀な釣り人さんが、
割といらっしゃるなって思っているからです。

『ウェーダー』って、確かに長靴―。
と、云ってしまえば長靴なのですが、

単に水深のある場所に立ち込むだけであれば、
海パンと履き慣れた靴(スニーカー)の方が、
動きやすいし、濡れても構わないし、
そっちの方が断然に安全です。

が、春先の冷たい水に、
素肌をさらしてなんか入れませんし、
滑る川底に足を取られて流される―。
そんなリスクも考えなければいけませんし、
濡れることによる体温の下降の障害―。
『低体温症』の、リスクも考えなければなりません。

だからこそ、『ウェーダー』と云う、
釣り用の履き物がわざわざあるのです。

では、左に縦に3つ並んでいる写真をご覧下さい。

上から、『ヒップウェーダー』

真ん中が、『ウェストハイウェーダー』

一番下が、『チェストハイウェーダー』です

見ての通り、膝上・腰・胸までありますよね。

この中で、
ベテランさんが好んで履いていらっしゃるのが、
一番上の写真の『ヒップウェーダー』です。

当然ですが、靴の長さ以上の流れに立ち込めば、
水が浸入して来ますよね。

このウェーダーで立ちこめる範囲は、
せいぜい「膝下」までです。

それを平気で、「膝上」とか、
もしくは、それ以上の、
深い流れに入って釣りをしている人が、
多い様に感じます。
失礼ながら、お歳はおおよそ60代以上の方が、
このスタイルです(>_<)

危険を仮にお伝えしても、
「何年、釣りしてると思ってんだ!!」って、
逆ギレされたことも、正直、度々ございます。

要は、好きに釣りをさせろ―。
って、云う事だとは思いますが、
川でのリスクに気付けば気付くほど、
その行為を止めたくなるのです。

そこで、ウェーダーの正しい選び方を知って、
ご自身の釣りのスタイルを、
見つめ直して戴ければな・・・。
と、余計なお節介をしたいと思いました。

先ず肝心なのは、
「邪魔くさい―」と、
感じる気持ちを捨てて下さい。
渓流釣りは、割と危険な釣りです。
そこを先ずは認識して下さい。

そして、立ちこめる部位として、
以下の3カ所を厳守して下さい。

ヒップウェーダー 『膝下』

ウェストハイウェーダー 『膝上』

チェストハイウェーダー 『腰』

全て『  』まで、です。

ウェーダーに水が浸入して最も危険な事は、
ウェーダーと体の間に水が入ることで、
ウェーダーがそのまま、
「浮力体」になってしまう事です。

こうなってしまうと、脚と頭が、
逆転して流される―。
そんな怖い状況を、
思い浮かべて下さい。どんなにもがいても、
脚にウェーダーがある限りそのまま流されます。

実は、渓流釣りでの落水死亡事故の多くが、
このパターンです。
呼吸ができなくなるので、溺死と判断されます。

写真の様なナイロン製や、
ゴム製品は、特に注意が必要です。

が、上記の部位以上の所に絶対に入らなければ、
快適な釣りができるでしょう。

自信の無い方は、今までのウェーダーよりも、
長いウェーダーを選んで下さい。

また、ソールは、川であれば「ラジアル底」より、
「フェルト底」の、ウェーダーを選びましょう!!
湖や池などは、グリップ性能が高い、
『ラジアル底』の方が、良いと思います。

で、もし経済的に可能なのであれば、
保温性の高いネオプレン製を選びます。
ネオプレン自体が浮力が高いので、
脚を上げれば、体は浮きます。

呼吸は保たれるので、リスクが減ります。
ラッコの格好で竿を離して流されます。
頭を守って、石は足で蹴って流れます。

夏は、ウェーダーより、
ウェット素材の『タビ』と『タイツ』にして、
ご自身の体温で身を守ります。
アユ釣りしない方でも、
アユ用のタビ・タイツの方が安心ですよ。

少しでも、一歩でも、
魚のいる場所に近付きたい―。

そう思う気持ちは、自分も同じです。
が、大事なのは「釣果」じゃなく、
「無事に帰る事」です。

解禁を待ちわびていらっしゃる皆様、
コロナ明けの春、
渓流デビューと考えていらっしゃる皆様、

ウェーダーは単なる長靴にあらず―。
身を守るためのアイテムなり!!
そう肝に銘じて、慎重に選んで下さいね(^_^)v
 







2021/02/06 9:06:01|ニッポンの釣り
江戸前のアナゴは美味しいよ〜(アナゴ釣りに行こう!!)
今日は、少し季節を先取りして、
春から初夏にかけての『ニッポンの釣り』を、
ご紹介しましょう!!

節分に、「恵方巻き」を食べた方も、
きっとたくさんいらっしゃると思いますが、
海苔巻きに、この魚が入っているとグレードアップして、
江戸前寿司の真髄とも呼ばれるネタと云えば―。

アナゴですよ。
ア・ナ・ゴ(^_^)v
特に東京湾(即ち江戸前)のアナゴは、
世界に誇れるアナゴなのであります!!

特に走りのアナゴは、「メソ」って呼ばれていて、
親指くらいの太さの、活きの良いアナゴたちです。
メソは、寿司ネタでも、
天ダネとしても、正に超一級です。

このメソが東京湾で釣れ始めるのが、
目黒川の桜が散り始めて、
若芽が生き生きと伸び始める頃です。

名残の夜桜なんぞを愛でながら、
夜の東京湾に竿を降ろすのです。

昨年は、丁度その頃、
緊急事態宣言が出てしまいましたし、
屋形船でクラスターが出てしまった事もあって、
この粋な船遊びも、出来なくなって居ました。

なので、今年こそは無事に「アナゴ釣り」が、
東京湾で始まって欲しいなあ!!
って、願いも込めての投稿なのです。

ところで、アナゴはどの様に釣るか―。
簡単に解説させて戴きますね。

夜行性のアナゴは、
夜になると「穴」から出て来て、エサを探します。
釣りでは主に「アオイソメ」や、「ジャムシ」と、
云った「虫エサ」や、イワシやサバ、イカの身を、
短冊型に切った「身エサ」などを、使います。

しかも、光る物に興味を示すので、
ハリスに細い蛍光のパイプなんかを通して、
エサを目立たせる工夫をしたり、

アナゴ用の水中ライト(小さめ)や、
ケミカルライト(小型のケミホタル)を付けて、
底を小突きながら、
上下に誘ってアナゴの魚信(アタリ)を、待ちます。

この時に活躍するアナゴ釣り独特のアイテムに、
「釣鐘(つりがね)オモリ」と、
これを真ん中にして、両方にアームを付けた、
「アナゴ天秤(釣鐘天秤)」です。

この「釣鐘オモリ」は、
お寺にある、あの「釣り鐘」と同じ形です。
その釣り鐘の底の平らな部分で、
底を叩くと、泥が舞い上がって中に隠れていた、
小魚や多毛類の存在をアナゴにアピールします。

すると、コンコン、コンコン、と、
魚信’(アタリ)が来ます。が、直ぐにアワセないで、
しっかり食いつくまで待ちます。

ぎゅんと重く竿が引き込まれたら、
軽く竿を立てるようにすれば、フッキングしやすいですよ。

この時、東京湾で長年釣っているベテランさんなどは、
テバネの竹竿を二本、器用に操ってアナゴを誘います。

で、釣れたら、おおよその釣り船屋さんでは、
アナゴを捌いてから手渡してくれます。

ああ云うニョロ形の魚ですから、
躊躇していると、くるくるっと巻いてしまって、
美味しくなくなってしまいます。なので、
持ち帰って捌く―。
なんて、無謀なチャレンジしない方がいいです。

料理としては甘辛く煮て食べるか、
天ぷらも最高。勿論、蒲焼きもウマいです。

こんな魅惑的な釣りが東京湾でできるのならば、
今こそ、忍耐です。昼間のアナゴのように、
ステイホームして、みんなで協力し合って、
コロナの感染を食い止めようじゃ、あーりませんかっ!!

 







2021/02/05 9:06:01|トピック
フィールドサインを見落とすな(獣との遭遇を避けて・・・)
渓流釣りは、
ある意味、山の奥深くに身を置く活動です。
言い換えれば、人間にとっては「非日常」であり、
日常、山の獣たちが暮すエリアへ分け入って、
釣りをさせて戴く行為です。

昨年の秋、
多くの地域で「熊」の、発見が相次ぎました。
コロナ禍によって、夏に多くの人が入っていた山に、
「人の臭い」が、付かなかった事で、
逆に安心した熊たちが、今度は人が暮す「日常」へ、
ひょっこり出て来てしまった―。
と、自分はそんな風に考えています。

で、多くの熊が人に危害を与えかねない―。
と、して、射殺されたケースも、
とっても残念ですが、多かったのも事実です。

が、コロナ禍は改めて、
人と、獣たちとの、『お互いの日常』の、
正しい距離感に、
気付いた一年だったのかもしれません。

渓流釣りをする方であれば、
多かれ少なかれ、何度かは野生の動物たちと、
バッタリ遭遇してしまった体験が、
あるかと思います。

自分も、まだ怖い思いはした事はないけれど、
熊にも、イノシシにも、お猿さんにも、
出会った事があります。

そこで、上の写真をご覧下さい。
これ、何だか分かります?
ころころした茶色い玉が散らばっていますよね。
実はこれ、「鹿の糞」なんです。
平たく云えば「う○こ」です。

今、山で鹿が増えすぎている―。

そんな話題は、良く耳にしているかと思いますが、
こうした「野生の獣たちが残した様々な痕跡―」
の、事を『フィールドサイン』と、云います。

これは、食べた後の排泄物ですが、
何処にあったかと云うと、
過日ご紹介させて戴いた山菜を見つけた場所で、
落ちていたもので、脇には沢が流れています。

と、云う事は、
ここに鹿が水を飲みに来た―。
って、予想ができるし、まだ湿っていますから、
近くにいるかも・・・
って、予想もつきます。

鹿であればそんなに怖くない・・・。
って、思う方も多いかもしれませんが、
角のある雄の鹿に、もし角で攻撃されたら、
きっと深い傷を負ってしまうでしょう。

人とバッタリ遭遇してしまうと、
鹿もパニックになるので、
怖いから攻撃して来るかもしれません。

こうした『フィールドサイン』を見落とさず、
よくよく注意を払って、
極力、獣たちと遭遇してしまわないように、
配慮してあげたいものです。

強いて言えば、
山にとって人は招かざる客なので、
こうしたフィールドサインを見落とさずに、
お互いに快適な「距離」を、保って下さい。

これも、山に分け入る際の、
「ソーシャルディスタンス」です。

雪が残っている季節であれば、
その上に「足跡」も、残ります。
蹄(ひづめ)で、あれば鹿かイノシシ。
肉球であれば、キツネやタヌキ、
もしかしたら「野犬」かもしれません。

青葉の伸びる頃になれば、
熊の足跡も残ります。でっかい肉球です。
山に県内の川でも、割と何度も見ています。

時には風下にいると、明らかに獣の臭いが、
して来る時もあります。
そしたら、人間の方から一歩引きましょう。
そこから先は、獣たちの日常です。

 







2021/02/04 9:06:01|釣魚料理
キャンプめしを極める その弐(燻製)

キャンプめしの極意は、
『いい加減が良い加減―』だ!!
なんて、書きました。

確かに野外では、
アバウトさがかえって、
良い味になる事が多いのですが、
中にはじっくり手間暇かけて作るのが、
美味しい逸品も当然あります。

その最たるキャンプめしメニューこそ、
「燻製」では、ないでしょうか!?
仕込みから行うとなると、なかなか1泊では難しく、
デイキャンプでは不可能です。

だから、
たっぷり時間が取れるキャンプならば、
一度は、燻製作りにチャレンジしてみると、
ますます奥深さが分かって、
結構ハマっちゃいますよ(^_^)v

左の写真は、
例の専門学校の実習で作った時のものです。
2013年度だったと記憶しています。
この時くらいまでは、前半が淡水の水辺の活動―。
後半が海辺でのキャンプになっていました。

そこで、キャンプに入る前日までに、
ルアーでニジマス釣りを体験し、
釣った魚を燻製にしてみよう。
で、キャンプで食べよう!!
って、事になりました。

その時に学生が釣ったのが、
下写真のニジマスです。
美味しくするために大事なのが、
血合いを残さないように下処理をする事―。

内蔵を出したら終わりではなくって、
背骨に沿って走っている動脈(血合い)に残る、
固まった血液をしっかり洗います。

そこまで処理した魚を、
今度は、『ソミュール液』に暫く付け込みます。・
ソミュール液は、言うなれば味付け液です。

粗塩と少量の三温糖などに、
香味野菜(セロリの葉・パセリの茎など)の
屑などを入れ、下味を付ける訳です。
勿論、セロリも、パセリも、
全て美味しく戴きました(^_-)

この作業まで、学生達にやってもらいました。
ここまでに1日掛かります。

宿に戻ってから、魚をソミュール液から取り出し、
塩抜きをします。この作業を怠ると、
しょっぱくて、台無しになってしまいます。
この工程は、自分が担当しました。

翌日、今度は魚を陰干しして水分を飛ばします。
この工程での肝は、天日に晒してしまわないことです。
風通しの良い日陰で、ゆっくり乾燥させました。
明日から、キャンプが始まります。
ここまでで2日掛けました。

キャンプが始まった翌日、
いよいよ「燻煙作業」に、入りました。
この時に活躍してもらったのが、
上の写真の、手作り段ボール製燻製機です。
100均で網を買って取り付け、
そこにたこ糸を吊して魚をぶら下げました。
わざわざ、燻製機など買わなくっても、
出来ちゃうんです。

アルミ製の皿に「ナラ」のウッドを置き、
周りにサクラのチップをばらまいて、
ウッドに火を付け、燻します。
「温燻(おんくん)法」で、燻しました。

ウッドもチップも、アウトドアショップや、
最近では、コンビニやホームセンターなどでも、
手に入るようになりましたね。
サクラ・ナラ・ヒッコリーなど色々あります。
そうそう。リンゴなんかもありますね。

網の上に乗っけてあるのは、
ちくわ・カマンベールチーズ・笹かまぼこなど、
学生達が、燻してみたい食材を乗っけてみました。
お餅や、ゆで玉子なんかも美味しいんですよ(^_-)

ここからは温度管理が大事なのですが、
実習中は他の活動も行うので、
火が消えないようにだけ気をつけて、
活動を続けました。

その夜、いよいよ試食と相成った訳ですが、
いやあ、美味しかったですね〜!!
学生達も、女子を含めて骨まで完食でした(^_^)v

都合、3日間掛けて作りました。
これを、「冷燻(れいくん)」で行うと、
燻煙時は、付きっきりで温度管理する必要があります。
が、これこそ時間をたっぷり使える、
キャンプの贅沢―。なんだと思いますよ(^o^)/

うまし(^_^)v