鯛損の「でっかい夢釣りあげよう!!」

魚釣りをもっと楽しく、 魚釣りでもっと綺麗な海を!! フィッシングメッセンジャー野澤鯛損は、 釣りの世界のインタープリターです。 HOOKかんきょう『協育』事務所のページと、 併せてご覧下さい!! 釣り人も、そうでない人も、大人も、子供も、 でっかい夢、釣りに来て下さい。
 
2021/02/03 9:06:01|お魚紹介
今日は立春なので春告魚のお話し(^_^)v
昨日は、124年振りの2月2日の節分でした。
なので、今日も124年振りの2月3日の立春ですね(^_^)v

お魚で春って云ったら、やっぱりあのお魚しかいません!!
『春告魚』とも書かれ、
俳句では「春の季語」でもありますし、

やっぱり、春がイチバン美味しい季節でもあるし、
クリッとした丸い目がカワイイあのお魚と云ったら、
そうです。『メバル』ですよね〜(^o^)/
漢字では、『眼張』って書きますよね。

でも最近では、すっかりルアー釣りの対象魚で、
年中、釣れてるって気もしない訳ではないですね(^_^;)
『メバリング』って、
釣りのジャンルまで、できちゃいました!!

でも、春の穏やかな海の状態を、
「めばる凪」って云うくらい、
とにかく、春にメバルは、
切っても切れない代名詞です。

ところで、どうして春になると、
メバルが活性化するのでしょう?

メバルはおおよそ、波の穏やかな内海に居る事が多く、
昼間は海藻の森の中で、
ひねもす寝てばかりいます。

実は上を向いて、目を開けたまま寝てます。
が、夜になるとあの目を更にらんらん見開いて、
餌を探し周ります。そう。夜行性なんです。
春に産卵を控えているので、春先はホント食いしん坊です。

ちなみにこのメバルも、
以前、お話しした「ウミタナゴ」と同様、
卵はお腹の中で孵し、お魚の姿で産み落とす、
卵胎生のお魚としても知られていますね。

だから、海藻の森の中に居れば、
稚魚も比較的に安全だって訳です!!

春になって小魚が動き出す頃になると、
メバルの食欲も、ぐぐっとアップしちゃうんですね。

今はさほど話題にならないのですが、
メバル釣りって云ったら、それこそ「めばる凪」の日に、
活き餌(イワシやドジョウ)を、
ハリに付けた胴突き釣りで狙う場合が多く、

『イワシメバル』とか、『ドジョウメバル』なんて、
釣り方もあるんです。
故に「メバル釣り」も又、春の風物詩です。
だからこそ、
あえて「春告魚」って、呼んだんでしょうね。

よかったら、あなたも「めばる」で、
一句、詠んでみませんか(^_^)v

合格が決まる朝げの眼張魚(めばるうお)
お粗末でした〜(^_^;)

お母さん、合格発表の日の朝には、
筍と一緒に煮たメバルの煮付けを添えたって下さい!!
「目ん玉しっかり開いて自信持って見ておいで〜っ」
ってね(^_^)v
えっでも、今年はオンラインでの発表かもね(>_<)

受験生の皆さ〜ん、頑張って下さいね!!






 







2021/02/02 9:06:01|釣り具の小宇宙
磯竿の小宇宙(表示について)
当然ながら、自分は無類の釣り好きです。
中でも好きな釣りは、クロダイ釣り―。

と、云う事は、お話しさせて戴きました。
特に、筏釣りやカセ釣りって分類される、
ダンゴを使った『ダゴチン釣り』が、好きだと言いました。

一方で、持っている竿で多い竿は何か―。
って、言われると、大好きなチヌ用の竿よりも、
汎用性の高い『磯竿』が多いんです(^_^;)

釣りも最近は、堤防での釣りが多く、
必然的に、磯竿を使う頻度が高くなっています。
それに、磯竿でも黒鯛は釣れますからね(笑)

ところで、釣りをされて居る方はきっとご存じでしょうが、
磯竿にはメーカーを問わず、
おおよそ共通した表示がされています。
どの様な表示かと云うと、

当然ですが、先ずは商品名です。

例えば 『○○グレ』とか、
『○○黒鯛』と云う、何を釣る竿であるかの表示。

続いて 号数です。
おおよそ、1号から5号くらいまでですが、
中には、0,6号とか、1,25号とか、
数字が使われています。
後で詳細を書きますが、これは竿の硬さの表示。

お次は、長さです。
4.5 5.4 6.3などあり、単位はb。
時には、450とか540とか、
センチで表示している竿もあります。

そして、これはある竿と無い竿がありますが、
PTSとか、TSとかSとか、
アルファベットの表示がある竿もあり、
これは、使っているガイドについての表示です。

この様な表示を見て、釣り人は竿を選ぶのです。
けれど、この表示って、
釣りをしない方には、全く以て意味不明―。
ではないでしょうか?

そこで、
久々の『釣り具の小宇宙』のカテゴリー投稿ですから、
磯竿とその表示について、
お話しさせて戴きたいと思います。

では先に長さの表示についてお話しします。
4b50aとか、5b40aって、
割と中途半端な長さだと思いませんか?
だったら、5bって統一しちゃえばいいじゃん―。

仰る通りだと思います。が、実は磯竿って、
横文字のネーミングがされていようが、
日本っぽい名前であろうが、
外国の釣りには、そもそも存在しない竿なんですよね。

で、この長さは、日本独特の長さの基準で、
一間(いっけん・1.8b)と云う長さの値が、
基準になっているんです。

磯ではやはりそれなりに長さがあった方が、
仕掛けが振り込み易いので、
二間(3.6b)以下の竿って、殆どありません。

それで、二間半の長さになる4.5bから、
三間で5.4b三間半で6.3bとなって、
おおよそこの範囲で竿が作られて居り、
敢えて世界基準になっているフィートなどは、
使われないのが一般的です。

が、元々外国由来の、ルアーやフライフィッシングは
長さの基準がフィートやインチなので、
釣りをしない方には、ホント分かりにくいですよね(^_^;)

もっと良く分からないのが、
前記で「硬さの表示」とした、号数ではないでしょうか。
「何の号数やねん!!」と、ツッ込まれそうですが、
号数が小さい竿の方が全体的に柔らかい竿で、
号数が大きくなると、次第に硬くなっていくんです。

で、何の号数かと云うと、これも分かりにくいんですが、
この竿の性能を活かすために最適な、
「ハリスの太さ―」の、号数だと思って下さい。

日本では、釣り糸は号数で表示される事が多く、
日本で初めて「テグス」として発売した、
ナイロン製の釣り糸の商品名を、
「銀鱗(ぎんりん)」と云いました。

そこで、太さを区別する為に用いたのが号数で、
ナイロン糸の1号を、0.148_から0.185_の、
範囲内として、そこから太さの値を決めたんです。
で1号とした訳ですが、ほぼ同じ商品のみだったので、
1号ではなく、1鱗(いちりん)と、
呼ぶ人が圧倒的に多かったんです。

まあ、そこはさておき、
ハリスと云うのは、ハリを結ぶ糸の事を指し、
仕掛けをポイントに誘導する道糸をテグス―
って呼んで、分けたんですね。

そこで、竿が軟らかい=結ぶハリスを細くできる。
竿が硬い=ハリスは太くなる。と、云う理屈から、
竿の号数が決められていったんですよね〜。

只、現在では、釣り糸の素材も多様化し、
太さも自在に調整できる様になって来て、
1号以下の表示とか、
合間の細かい表示もされるようになったんです。
ややこしいでしょう。

因みに釣り糸も、欧米で主流の強度の表示のものが増えて来て、
こちらは「lb」ポンド。
長さをヤードで表示しています。


一般的に黒鯛釣りは軟らかい竿(1号以下)を選び、
めじな釣りには硬めの竿(2号〜3号)
青物やカゴ釣りには超硬い竿(3号以上)って、
使い分けるのが良いとされています。

そして最後のアルファベットでは、
リールに巻いた釣り糸を導くガイドやシートを、
付記する様にしてあって、
「PT」は、投げ竿にも使われるガイドと、
「S」はリールシートの表示です。

「SI」は、
ガイドの内側の輪っかに、
シリコンコーティングを施した「SICガイド」が、
使われているよって、そういう表示です。

それだけ、日本の釣りが多様化している証であり、
磯竿を選ぶ際の、基準として機能しているのです。

ご静読、ありがとうございました(^o^)





 







2021/02/01 9:06:01|トピック
今年の節分は明日です!!お間違いなく(^_^)v
皆様、既にご存じの方が多いかと思いますが、
今年は、何と124年ぶりに、2月2日が節分です!!
もう福豆はお求めになりましたでしょうか?

その理由については、
地球の自転なども関係しています。
なので、国立天文台のサイトで詳しく解説しているそうですよ。
気になった方は、見て行ってみて下さい。

「節分」と云えば、2月3日が定番ですから、
どうかお間違えのないよう、ご準備下さいね(^_^)v
今年は2月3日が「立春」ですよ!!

まだまだコロナの収束が見通せないので、
せめてご自宅では威勢良く、
「鬼は外!! 福は内!!!」って、
大きな声を出して、豆まきしましょう!!

ところで、節分の日に柊(ヒイラギ)の枝に刺した、
イワシの丸干しの頭を、玄関に飾る風習を、
皆さんご存じですよね。

おおよその方は、風習なんで・・・。と、
その意味まで考えることはないかもしれませんが、
実はその期限はとても古く、
平安時代にまで遡るとされています。

元々、季節の変わり目には、
「邪気」が、入りやすいと言われています。

節分は文字通り季節の分かれ目なので、
邪気を「鬼」になぞらえたのでは・・・。
と、云われているそうです。

平安の当時、
節分の日に、「魔除」として門口に「しめ縄」を用意し、
そこに「柊(ヒイラギ)の枝」と、
ボラの頭を刺して飾る風習があったようです。

ボラの頭って結構な大きさですから、
それが「いわし」に変わっていったとされています。

柊の葉っぱって、トゲトゲしいでしょ!?
尖ったものや、イワシの臭いが苦手な鬼は、
それが飾ってある家には入り込まない―。
って、云われているそうですよ。

また、臭いに弱い鬼を追い払うために、
更にらっきょうやにんにくなど、
臭いの強い野菜を刺す地域もあるそうです。

こうした風習を単なる迷信とかたずけないで、
やはり日本の文化として引き継いでいきたいですよね。

イワシも以前よりは漁獲が減っていると聴きます。
地球温暖化の影響を受けているとも云われています。

が、日本人とイワシは、
やはり切っても切れない大切な食文化です。

昨年は色んな所で、
「イワシ爆釣!!」の、便りもありましたが、
脂の乗ったイワシは、本当に美味しい魚ですので、
もっともっと食べましょうね〜(^_^)v

最後にもっかい念を押しますよ。
今年の節分は、明日(2月2日)です。
間違わないようにして下さいね(^_-)

「福は〜内!!」







2021/01/31 9:06:01|レッツスタディー!!
魚を捌くことは命を考えること
今日のレッツスタディーは、
いつものようなワークショップ型ではなく、
知識教授型でお話ししたいと思います。

今やスーパーマーケットでも、
魚は、「切り身」や、「割(サク)」の状態で、
パック詰めされて売っている事が多いので、
その魚の元々の姿って、
結構、知らない人も多いのではないかと思います。

もしあなたが唐突に、
「マグロの絵を描いてみて下さい」って、言われたら、
描けそうですか。更に、「キハダマグロだよ」って、
マグロの種類まで指定されたら、
おそらく描けないのではないかと想像できます。
釣りをしている自分も、自信はありません。

が、切り身で売っている―。
と、云う事は、
当然ながら切り身にしてくれた人がいるって事です。
あなたは魚を捌いた事がありますか?

上の写真は、キャンプめしを紹介したキャンプで、
イナダ(日本海側ではフクラギ)が釣れた時に、
参加していた女子学生が、
果敢にチャレンジしている光景です。

この魚を捌く事で、
気付かされたり、学べる事って非常に多いと思います。
なので、八丈島のキャンプの中でも、
男女を問わず、魚を捌く体験をしてもらっています。

一番大切なことは、命ある(あった)ものを、
我々の命として身体に取り込むための作業である―。
と、云う事です。当たり前ですが、
魚には、人間と同じ様に血も流れていますし、
ほぼ同じ内臓が機能しています。

捌き方を誤れば、魚は傷み、味も損ないます。
が、適切な処理をしたうえで捌く事で、
新鮮さが保たれ、味は飛躍的に良くなるはずです。

また、魚の体のしくみも見て触れて知ることができます。
主要な臓器がどのように付いているか、
哺乳類の臓器とどう異なるのか、また、どう共通しているか、

切り方で味が変るのはなぜか―。
エラはどうして赤いのか―。
何を食べていたか―。

本物は何よりも事実を語りかけて来ます。
そして、自分が捌いた魚を食べた人が、
「美味しい」って、
言ってくれたら、どんな気持ちになるか
逆に「不味い」って、言われたらどうか・・・etc

是非、キャンプなどアウトドアに出かけた際には、
体験として「魚を捌く事」に、チャレンジしてみて下さい。

生きていたものですから、生臭いの当たり前です。
自分で捌いてみることで、
スーパーに並んでいる魚が、
どういう行程で処理されているのかにも、
気付かされる筈です。

だからこそ、大切に大切に、
魚を扱ってくれる様になるでしょう。

因みに上の写真の女子が捌いてくれたイナダは、
「カルパッチョ」に、して、みんなで食べました。

オリーブオイルでマリネして、
塩と黒こしょうで味を整えて、
これはきっと、捌きながら気付いたからそうなったのです。

若々しい初夏の味わいがして、
とっても美味しかったですよ(^_^)v







2021/01/30 9:06:01|トピック
さかなクンのさかな愛に感動!!
業界初の試みとなった、
オンラインでの『釣りフェスティバル』が、
24日の日曜日、無事に終了しました。

メインステージ、イベントステージで、
様々なトークイベントや、
各メーカーからの商品紹介などが開催され、
たくさんの映像を無料で視聴する事ができました。

自分は、なかなか時間が合わなくって、
出たり入ったりを繰り返していました(^_^;)
でも、予告の段階から絶対に見たかった、
きいてギョギョギョ『さかなクンのお魚の話し』だけは、
しっかり拝聴させて戴きました。

実は、もう何年も前なのですが、
仕事でご一緒させて戴いた事があるんですよ。
その時、さかなクンの「おさかな愛」を間近に感じ、
とても感動したんです。

その時に戴いたのが上のサイン色紙です。
ご挨拶させて戴きながら、サインをお願いしたのですが、
「どんなお魚が好きなんですか?」って、聴いて下さって、
「黒鯛が好きなんですよね」って、お答えしました。

そしたら、サラサラっとイラストを描いて下さって、
自分の名前まで書き添えて下さいました。
後でお聴きしたのですが、
サービス精神の塊のようなさかなクンは、
必ず魚のイラストを描いて下さるので、
いわゆる「サイン会」は、しないのだそうです。
それだけに、とっても嬉しかったですね。

さて、フェスティバルでのステージに話しを戻します。
さかなクンが初めて釣りをした、
小学校2年生の頃のエピソードから始まりました。

テレビ番組で釣った魚しか食べられない―。
って云うチャレンジをした時の事とか、

アマゾン川でピラニアを釣った話しだとか、
楽しそうに語っているさかなクンを拝見しながら、
こっちまで釣りをしてる気分でしたよ(^_^)v

どのお話しも楽しかったのですが、
中でも自分が感動したお話しが2つありました。
さかな愛がほとばしっていて、
思わず共感して涙も出そうなくらいでした。

そのお話しと云うのは、
一つ目、「お魚に外道はいない!!」って、お話し―。
以前の投稿で少し触れたかと思いますが、
釣りの用語で、釣りたい魚とは違う魚が釣れると、
その魚の事は、「外道(げどう)」と、呼びます。

けれど、どんなお魚も一生懸命に生きているし、
命あるものなので、外道は失礼―。と、云うお話しでした。
有り難くないクサフグちゃんとか、釣れてしまっても、
ちゃんと海に返してあげてね・・・。って、呼びかけは、
きっと多くの子ども達に響くでしょう。
さかなクンの優しさがダイレクトに伝わってきました。

二つ目、「海を魚を守るのが釣り人の役割!!」
って、云うお話しです。
以前、さかなクンが海で見かけた光景―。
シマイサキやフグが干からびたまま捨てられていて、
ゴミもたくさんあった。とっても悲しかった・・・。

自分も、こうした光景を良く見かけています。
その度に胸が痛み、何かできないか・・・。
そんな思いが、今の仕事に自分を向かわせたのです。

同じ心の痛みを覚えたって事に凄く感動し、
さかなクンの足もとにも及ばないけれど、
魚釣りが大好きな釣り人として、
フィッシングメッセンジャーとして、
全身全霊で伝えていきたい―。
って、改めて決意しました。

是非、多くの皆さんもギョ一緒に、
海を愛しましょう!!
魚たちを愛しましょう!!
釣りを心から楽しみましょう!!そして、
魚釣りができる自然を愛し、守っていきましょう!!

この映像は今でもHPで公開されています。
左のリンクから入って、イベントステージの画像を、
ギョギョっとチェックして下さい!!