鯛損の「でっかい夢釣りあげよう!!」

魚釣りをもっと楽しく、 魚釣りでもっと綺麗な海を!! フィッシングメッセンジャー野澤鯛損は、 釣りの世界のインタープリターです。 HOOKかんきょう『協育』事務所のページと、 併せてご覧下さい!! 釣り人も、そうでない人も、大人も、子供も、 でっかい夢、釣りに来て下さい。
 
2020/10/19 9:06:01|釣り具の小宇宙
タコもイカもタイもタチウオも!!(テンヤの小宇宙)
昨日の投稿で、甲イカを釣る道具として、
『テンヤ』なる、釣り具に、ちょっと触れました。

では、「テンヤ」ってなに?
って聴かれると、バシっと答えられない自分です。

見たままで云えば、オモリの付いた掛けバリ―。
と、云うのが、分かりやすいかと思います。
フォルムとしては、ジグヘッドのような、
日本の釣り独特の、エサ釣りとルアー釣りの、
両方の特性を併せ持った、釣り具なのです。

そこで、テンヤで何が釣れるの?って聴かれたら、
タイトルの通り、色んな魚や頭足類(イカ・タコ)が、
釣れちゃうんです。

でも、対象魚によって、テンヤの形は様々です。
上の写真は、左が『タコテンヤ』
右が『スミイカ(甲イカ)テンヤ』です。

ちょっと写真では分かりにくいのですが、
左のタコテンヤの真裏にオモリが付いていて、
その上にかまぼこの板の様に、
平たくなっていますね。

一方の『スミイカテンヤ』の方は、
真っ直ぐな棒の先にハリ、そしてオモリは、
最も手前の部分に釣り鐘状に付けられています。

これは、ここに付けるエサと釣り方により、
この様な形状の違いが生じます。

昨日の投稿で、
スミイカ・カミナリイカの釣り方として、
底をトントンして誘う―。と、書きましたが、

このトントン小突く作業がし易い様に、
この場所に、オモリが付いています。
そしてエサのシャコは、棒に真っ直ぐ通して、
ピンク色の糸で更に巻いて、シャコを安定させるのです。

一方のタコテンヤは、一見した形は船の様で、
底で安定させて余り動かさないのが特徴です。
タコテンヤに縛るエサで有名なのは、
白い物に興味を持つタコの習性があるので、
ブタの脂身を乗せて縛ったりします。

その他、好物なのはカニとエビなので、
赤い布を貼り付けたり、
当然、本物が手に入るなら、本物の方が間違いありません。

また、タイのテンヤは生きたエビを、
タチウオのテンヤは、魚の身を刺して使ったりします。

テンヤって、ある意味とっても不思議な釣り具です。
また、その語源も良く分かっていないらしいので、
日本独自の釣り文化の産物って思えば、
格調高い釣りもできるってもんです!!








2020/10/18 9:06:01|お魚紹介
甲イカはどっち!?
次第に朝晩の冷え込みが、
気になる季節になって来ました。
北海道なんかでも、初雪の便りが早かったので、
今年は、寒い冬になってしまうかもしれませんねえ(涙)

ところで、釣りの方はと言いますと、
寒くなったら寒くなったなりの対象魚がある訳で、
それに寒さに耐えるために脂を乗せた魚たちに、
出会える季節でもある訳です。

そこで今日の投稿は、
東京湾の冬の定番となる、甲イカについてお伝えしましょう。
早速ですが、ここでクイズです(^_-)

上の写真の、どっちが甲イカでしょうか!?
って、「どっちも同じじゃん!!」って、
ツッコミを感じます(^_^;)

その通り、どっちも甲イカです。
「何じゃそりゃ!?」って、
ふたたび、ツッコまれてますよねm(_ _)m

が、正確に申上げると、
甲イカと云うのは、甲羅を持ったイカ類の事を指すので、
どっちも「甲イカ」で、間違いではありません。

但し、左右の写真を、よ〜く見比べてみてください。
何か違いが見つかりませんかぁ!?

それでは、それぞれの正式和名を申上げます。
先ず左の甲イカは、『スミイカ』と、云います。
続いて右の甲イカは、『カミナリイカ』と、云います。

そのように言われると、カミナリイカの模様に、
稲妻に似た線が見えて来ませんか?

釣りではどっちが多く釣れるかは微妙ですが、
若干、カミナリイカの方が比率が高い様な気もします。

江戸前寿司のイカのネタと云えば、
スミイカが最高だと言われていますよ。

身はどちらも厚くて、ねっとりした甘さが特徴―。
でも、捌いてそのまま刺身にするより、
一度冷凍にしてから、常温で解凍した刺身の方が、
甘さが強い様に思います。

最近のスミイカ釣りでは、
定番のテンヤ釣りの他に、餌木での釣りも流行っています。
通常エサには、シャコをテンヤに縛り付けて、
底を叩くように誘って釣ります。

そろそろスポーツ新聞の釣りコーナーでも、
スミイカ釣りの船の釣果情報が、
載り始める頃だと思いますので、
是非、興味のある方は、チャレンジしてみて下さいね。

但し、スミイカもカミナリイカも、
墨をかけられる恐れがあるので、
くれぐれも、お気を付けて(^_-)
 







2020/10/17 9:06:01|トピック
ザリガニ釣りまでケチつけないで!!
投稿用に、色んな写真を探していたら、
アメリカザリガニの写真がありました。

ご存じの方も多いと思いますが、
アメリカザリガニは外来種、
かつて、食用ガエル(ウシガエル)が持ち込まれた際に、
そのエサとして、持ち込まれました。

それが爆発的に繁殖し、
在来の、ニホンザリガニを駆逐したと言われています。
でも、それとて確信的な答えだとは、
自分には思えません。

元々あった畦を破壊して、
コンクリートで固めた用水路を造ったのは誰ですか?
農薬の影響は、絶対になかったと言い切れるのですか?

アメリカザリガニは、
日本の田んぼに入り込み、畦に穴を開け、
稲の根を食い荒らすなどの被害が出ていることから、
『農業害虫』として、駆除の対象にもなっています。
ペットとして持ち込まれた、
外来のザリガニが近年多くなって来た事で、
アメリカザリガニを特定外来種の本丸として、
指定しようと云う流れもありますよね。

が、自分もそうであった様に、
水辺の自然に触れる機会として、
真っ先に、見たり触れたりできるのは、
やはりアメリカザリガニではないかと思います。

ザリガニ釣りは、全ての釣りの入門でもあり、
割り箸にたこ糸を垂らして、
煮干しや、スルメを巻き付けて、
そりゃあ良く釣りに行ったものです。

中でも、大きなハサミを振りかざし威嚇してくる、
まっ赤なアメリカザリガニの事を、
「マッカチン」と呼び、
時にハサミで指を挟まれたりして、
自然は痛い―。って、云う感覚も、
覚えて来た様に思います。

今、外来種問題がことさら取り上げられる様になって、
アメリカザリガニを子どもが釣る事にさえ、
眉をひそめ、ケチをつけたがる人が、
増えて居るような気がします。

被害の事を思えば、
多少は仕方がない部分もあるでしょう。
しかし、子どもはこうした遊びから、
水辺の自然を見て、触って、体験して学のです。

網でアメリカザリガニを掬い取って、
悪い奴らだと、子どもにハサミを引きちぎらせる、
そんな誤った体験をさせた―。なんて話しも聞きます。

被害については、その時には知らなくっても、
小学生にもなれば段々と気付いてくるものです。
それに気付きさえすれば、子どもは考えます。
自ら学ぼうとします。

けれど、鼻から悪者扱いにして、
子どもにやっつけさせるのは、
明らかに大人の誤ったエゴです。看過できません!!

在来種であれ、外来種であれ、
命の重さに変わりはありません。

先日とある番組で、
ドイツでも増えてしまっているアメリカザリガニを、
調理して、ハンバーガー弁当にしている―。
そんな、番組を見ました。
あっ、それいいなあ。って、思いました。

本国のアメリカでは、
あのカーペンターズの名曲『ジャンバラヤ』にも、
ザリガニのパイが出て来ますし、
各国で食用にもされています。

むしろ日本は、身近な水辺の水質が悪化し、
その中でも懸命に命を繋いで来たマッカチンに、
水質悪化の責任転嫁をしている観さえあります。
人の手によって、連れて来られただけなのに・・・。
です。

大手を上げて奨励はしませんが、
子どもが水辺の自然に触れる機会としての、
ザリガニ釣りにまで、ケチつけるな!!
と、言いたいですね。

そんなこんなの投稿文を書いていたら、
アメリカザリガニの特定外来種指定の見送り―。
そんなニュースが出て来ました。

理由は、特定外来種に指定され、
飼育の届け出義務が課せられるのを嫌がり、
大量投棄される恐れがあるからだそうです。
「・・・」

それよりも、いい加減「生態系云々・・・」の、
議論はやめにしませんか。

第一、生態系を理路整然と説明できたとしたら、
それこそ怪しいと、自分は思いますけどね・・・。







2020/10/16 9:06:01|釣り用語の解説
釣りの『ちょうちん行列』ってご存じ!?
今年の秋は、新型コロナウィルスの影響で、
地域の方々の、心の拠り所にもなっている、
『秋祭り』が、あちこちで中止の憂き目に遭っています。

と、云うか、お祭りに限らず、
人が集まるイベントそのものが、ことごとく中止で、
淋しい思いをされている方も、きっと多い事でしょう。

ところで、お祭りの照明の定番である、
ちょうちん(提灯)に、ついては、皆さんご存じですよね。

お祭りによっては、ちょうちんを手に持って、
鎮守様までとか、地域の方やお客さんも混ざって練り歩く、
『ちょうちん行列』なんて、お祭りならではの風情ですよね。

そんな『ちょうちん行列』が、最大のイベントになる、
お魚釣りがあるのをご存じでしょうか!?

海の上に、ちょうちんがズラッと並ぶんです。
しかも赤々と・・・。
って、ちょっと気になりません!?

そこで今日の投稿は、
釣りの『ちょうちん行列』に、ついてお話ししますね。

上の写真を見て戴くと、
なんとなくハハ〜ンと、察しがつくと思いますが、
まっ赤な魚が、行列を成して浮いていますよね。
これが、釣りで云う『ちょうちん行列』です。

では、この浮いているちょうちんの正体はなんでしょう。
皆さん、これほど赤い魚体をしている魚って、
どんなお魚を思い浮かべますか?

そう。そのお魚は、おおよそ『キンメダイ』です。
が、良く見てもらえば分かるでしょうが、
赤いけれど、キンメダイとは明らかにフォルムが違う魚が、
紛れ込んでいます。でも、このお魚も赤いでしょ!?

このお魚は、「アコウ」と、云うお魚で、
漢字では『赤魚』と、書きます。
が、スーパーなどで、漬け漁や干物になっている、
「赤魚」とは、別の種です。

そしてアコウは、『メヌケ』とも呼ばれています。
目が抜けてしまうから『メヌケ』です。

キンメダイも、アコウも、割と深海に住むお魚で、
浅くても、水深400b。
深い場所だと、600bも沈めないと出会えないお魚です。

釣りそのものは、とても静かで、
幹イトに20本〜最大100本くらいの枝バリを付けて、
その全てに、イカの短冊だとか、
サバの切り身だとかを付けて、海に投入します。

そして、船長が指示した水深まで達したら、
上げろの合図があるまで、ひたすら待つ―。
そんな地味な釣りです。加えて、糸の出し入れは、
今ではほぼ、大きい電動リールを使うため、
合図があったら、リールのスイッチをポンと押すだけ。
ねっ、字で書くだけだとなんか退屈そうな釣りですよね。

けれど、20本以上ものハリに、
エサを付けるだけでも大変ですし、
ましてや、それを全く絡ませたりせずに全部さばくのは、
年季がが居るのです。玄人肌の釣りなのです。

船長の合図で巻き上げると、
次第に魚の内臓や、目などは水圧の変化についていけず、
目が飛び出たり、大口を開けたまま、ぽっカーンと、
浮いてしまうので、この様な行列になるのです。

それが赤い灯りのちょうちん行列となるって事です。
キンメダイも、アコウも、これからが脂が乗って、
美味しい季節になりますので、

我こそは!!と、思う方は、
海に赤いちょうちんの花を咲かせに、
チャレンジしてみて下さいね。

ああ、キンメの煮付けが食べたーい(^o^)/







2020/10/15 9:06:01|トピック
バスは流出しない!!
上の写真は、信州の野尻湖畔にある、
『遊漁券』の、自動券売機です。

早朝に来ても、漁券の購入ができるように、
湖畔の幾つかの場所に設置されています。
この券売機を利用して漁券を購入するのは、
おおよそバスアングラーの方が多い様です。

が、野尻湖の漁券には、
ブラックバス(ラージ・スモール問わず)は、
漁業権の対象魚種にはなっては居りません。なので、
極論を言えば、バスアングラーは、
漁券を購入しなくても釣りは可能な筈です。

ところが、
仮にバスオンリーと思われるルアーで釣りをしても、
漁業権の対象魚種である魚が釣れないとは限りません。
そこで、野尻湖漁協では、バスアングラーにも、
漁券の購入を求めています。

これに異を唱えるバスアングラーは、
自分が知る限り、ほぼ皆無である―。と、言えます。
野尻湖におけるバスアングラーの方々のマナーは、
誰が見ても模範的で素晴らしく、
湖畔にルアーや、ラインが放置されている様な状況は、
只の一度もありません。

関東圏で唯一、スモールマウスバスが、
釣れる貴重な湖として、その名は、全国に響いています。

野尻湖漁協では、
バスアングラーに漁券を購入してもらう事で、
遊漁券収入を確保し、そのお金を使って、
ワカサギを中心に、育苗と放流に力を入れて居ます。

逆に冬期は、バスは禁漁にして、
ワカサギ釣りの集客によって、
漁業の運営を行っています。
収支についても、非常に透明性が高いのが素晴らしいです。

また、絶対にバスが外部の河川等に流出しないように、
二重・三重に防護ネットを張り、
最も外側のネットでは、ワカサギの稚魚も通さない程、
小さな網の目で流出を防いでいます。

この様な対策をしっかりと施したうえで、
広くバスアングラーにも配慮されているので、
ここから外部にバスを持ち出してやろう―。
だなんて輩は、絶対にいないと断言できます。

バスアングラーは、バスが釣れる釣り場を守りたい―。
そんな思いの方が圧倒的ですので、
世間で言われる様な、『心ない釣り人』は、
来ないですし、絶対に来れない仕組みを構築されています。

ここまで書いても、少なからず批判的な方はいるでしょう。
そう言う方にこそ、
野尻湖へ行って対策を見て来て下さい。
漁協に行って、どれだけ対応されているか聴いてみて下さい。
きっと、ぐうの音も出ない程、返す言葉はないでしょう。

間もなくバスも禁漁となるので、
蔓延る外来魚排除論に、
正しく現実を直視してもらいたい―。

野尻湖に限らず、
バスを釣ることができる湖沼を有する漁協では、
流出に対しては、本当に徹底して管理されて居ますし、
バスアングラーも、よからぬ事を考える様な人は、
いらっしゃらない―。
それが、正直な感想です。

ですからイメージや偏見で語られぬ様、
今日の投稿を書きました。

因みに自分は、ほとんどバス釣りは嗜みませんが、
バスアングラーに嫌な気持ちにさせられた事は、
只の一度もありません。
これだけは、強く申し伝えます。