鯛損の「でっかい夢釣りあげよう!!」

魚釣りをもっと楽しく、 魚釣りでもっと綺麗な海を!! フィッシングメッセンジャー野澤鯛損は、 釣りの世界のインタープリターです。 HOOKかんきょう『協育』事務所のページと、 併せてご覧下さい!! 釣り人も、そうでない人も、大人も、子供も、 でっかい夢、釣りに来て下さい。
 
2020/09/15 9:06:01|トピック
西湖のヒメマス秋解禁はこの日!!
前の投稿の最後で、
ヒメマス釣りの秋解禁を臭わせましたが、
ジャジャーン!!
今日は、その解禁日をお知らせしますね。

解禁日は、9月20日に決定した様です!!
春は、新型コロナウィルスの感染拡大で、
解禁されなかった様なので、おそらく釣れます!!

きっと、首を長〜くして、
待ちかねている方も多いでしょうね。
是非、ヒメマス釣りを存分に堪能して下さいね。

が、一方で、
ヒメマス釣りだからと言って、
感染のリスクは0ではありません。
なので、ご自身の検温、釣り具の消毒、
釣り終わった際のボートの消毒、
同行者とのソーシャルディスタンスなど、
自分でできる感染対策は、万全にしてお出かけ下さい。

それと、言うまでもありませんが、
前の投稿でも書いたコマセの使用禁止、
制限引数の厳守を徹底して下さいね。

また、同時にワカサギ釣りも解禁になりますので、
どっちの釣りの方も、ルールを守って、
楽しい釣りをお願いします。

一方、本栖湖の方の秋解禁は、
現状では10月25日の様です。
こちらは漁期が短いですから、お気を付け下さい。

尚、詳しいお問い合わせは、
両湖の漁協さんに、お問い合わせくださいね。








2020/09/14 9:06:01|ニッポンの釣り
クニマスからの〜ヒメマス釣りのご紹介
さてさて、『奇跡の魚』クニマスの、
発見にまつわるエピソード、
なんとなくご理解戴けたでしょうか?

クニマスはベニザケの陸封型の亜種である―。
これは、先の投稿の中でも書きました。
が、本来、ベニザケの陸封化の魚は『ヒメマス』です。
只、クニマスはこのヒメマスとの交雑が、
一切見られなかった事から、独自に進化した、
田沢湖の固有種である事が認定されました。

だからこそ、ヒメマスが混在する西湖にあっても、
ヒメマスと交雑する事無く、
命を繋げられたのだと思っています。

ところで、先の投稿でも書いた通り、
西湖では、クニマスがヒメマスに混ざって、
釣れていた事実がありました。

現在は保護区を設けてありますが、
クニマスが釣れないと言う保証はありません。

なので、今日の記事では、
改めて、西湖におけるヒメマス釣りと、
国内で行われているヒメマス釣りについて、
皆さんに知って戴く事で、
もし仮にクニマスが釣れてしまった時の対処について、
きちんと考えて戴きたいと思います。

西湖におけるヒメマス釣りは、
ボートに乗っての、胴突き仕掛けによるサビキ釣りです。
が、コマセの使用は、厳格に禁止されています。
自分が、この釣りを覚えた当初は、
コマセ釣りが主流で、釣具屋勤務時代には、
解禁ともなると、大量にアミコマセが売れたものです。
なので、今でもコマセの使用が可能だと、
勘違いされてしまわれない様に、
敢えて「コマセ禁止」と、書かせて戴きますね。
コマセカゴを付ける事も禁止です。

ヒメマスは群れで移動しますから、
その群れをとどまらせる為に、コマセが要った訳です。

現状の釣りでも、群れを捕まえる為に、
魚群探知機を使う方が増えて来ましたが、
基本的には、エサを付けた仕掛けを、
一旦、底まで落とし、少しづつ底を切りながら、
アタリのある棚まで巻き上げ、その棚を記憶して、
手返し良く、同じ棚を攻めて数を伸ばすのです。

そのため、竿を複数本用意して確率を上げるのと、
使うリールには、水深計が付いているリールを使うのが、
釣果を伸ばす秘訣だとされています。

ヒメマスのアタリは独特で、
普通、魚が食べると、クンクンと竿先が曲がって、
アタリを知らせてくれる訳ですが、
ヒメマスは、食いあげのアタリが殆どなので、
竿先は曲がらず糸がたるむのです。
なので、気付かずにいて、複数の竿を使っていると、
仕掛けが絡んでオマツ騒ぎになるのでご注意下さい(^_^;)

魚群探知機で探すのは、ヒメマスよりも、
その餌(ベイト)となる、小型のワカサギの群れを探し、
その付近の棚を攻めるのが一般的です。

一方、西湖と共にヒメマス釣りが可能な本栖湖では、
基本、釣り方は西湖と同じではありますが、
コマセの使用が可能です。
これは、本栖湖の方が水深がより深いことと湖の広さ、
また現状では、クニマスの棲息が確認されていない事から、
使用が認められていると云う事でしょう。

但し、この本栖湖へも発眼卵の移入があった事、
クロマスによく似た個体が釣れた例が複数ある事、
これらを考慮すると、今後、本栖湖でも、
クニマス発見のニュースが舞い込む可能性はあるでしょう。

さて、ヒメマスが釣れる湖は他にもありますが、
いずれも、岸からの釣りはできません。
この、富士五湖スタイルの釣りの他に、
「ヒメトロ」と、呼ばれる釣り方があります。

ヒメトロは、ヒメマスのトローリング釣り―。
を、ギュッと略した釣り方で、
ヒメトロ用のロッドで、先ずはワカサギの群れを演出する、
キラキラ光る集魚版を取り付け、
更に、そこからリーダーを付け、
ストリーマーなどのフライや、小型のミノーを付けて、
ボートで引っ張りながら、釣れる棚を探す、
ゲームフィッシングです。

いずれの釣り方にしても、ヒメマスは食味バツグンなので、
リリースするケースは少ないと思われます。
が、仮にリリースしたい場合には、
絶対に魚体を素手で触らず、ノータッチリリースしないと、
結局、死んでしまうでしょう。

細かい銀色の鱗が貼り付く様に付いていて、
とても剥がれやすいので、
リリースするなら触らないで下さい。

一方、クニマスは、鱗もありますが、
体表面は、粘液で覆われているため、
かつて、釣って放たれた個体が生き延びたのでしょう。
もし、ヒメマスと同じ棚で、
黒っぽくて、ネバネバした感じがあったら、
クニマスかもしれませんから、
極力触らずに、リリースしてあげて下さい。

但し、もし弱りが顕著であった場合は、
キャッチして、きちんと食べてあげた方が、
良いかなって、個人的には思いますが、

詳しくは西湖の漁協さんにお問い合わせ下さい。
秋解禁は、もう直ぐなので、
また、別途、お知らせしましょうね(^o^)








2020/09/13 9:06:01|トピック
奇跡の魚『クニマス』2 繋がっていた命
田沢湖は日本で最も水深がある湖です。
その深さは、最深部で423bもあるのです。
実は、更に不思議な事実もあります。

それは、田沢湖の水深が、
なんと、周辺の日本海の水深よりも深い―。
と、云う事実です。

これは、田沢湖はかつてはユーラシア大陸にあり、
地殻の変動により、日本列島にくっ付いたカルデラ湖―。
であることが、分かって来ました。

その田沢湖に居た固有種であったクニマスの先祖も、
実は、ユーラシア大陸に棲息していた、
サケ科の魚であったと云っても過言では無いでしょう。

さて、写真は2010年に山梨県の西湖で、
クニマスが発見された時の新聞記事です。

この世紀の発見に「さかなクン」が、
深く関わっていた事は、当時も大きなニュースでしたし、
絶滅から70年を超えて命を繋いでいた事実は、
本当に奇跡としか言い様がなく、
当時の今上天皇であった、平成天皇(上皇陛下)が、
「奇跡の魚(うお)」として、功績を讃え、
さかなクンの名前を出された事を、
記憶されて居る方も、きっと多いと思います。

では何故、クニマスは故郷の田沢湖から、
遠く離れた富士五湖の西湖で発見されたのでしょうか。
今日は、この事について書いていきたいと思います。

前の投稿の最後で、子孫を守るべく、
日本各地に、受精卵・発眼卵を移入させた―。
と、書きました。その一つが、西湖だったのです。

前記の通り、田沢湖は水深があるので、
水深が浅い湖沼は候補から外されました。

なので、移入されたとされる湖沼もまた、
それなりに水深のある湖沼が対象になっています。

西湖のほか、その隣にある本栖湖。
長野県の野尻湖。ほか、富山県内のある場所に、
移入したと云う記録が残っています。

クニマスが田沢湖の固有種とされた一方で、
クニマスは、同じサケ科である、
『ベニザケ』の、陸封個体であることも付記されました。

ベニザケの陸封個体として広くしられているのは、
『ヒメマス』ですが、
西湖・本栖湖は、このヒメマスの養殖と、
放流による繁殖にも成功したばかりか、
西湖周辺には、正に田沢湖周辺にゆかりのある、
『三浦』姓の方が多くいらっしゃいます。

その伝手を辿って、当時の組合長であった
やはり三浦さんが(お名前までは存じあげない)、
同じく西湖の組合長であった三浦さんに、
書状を添えて発眼卵10万粒を託したのです。
同じく、本栖湖にも10万粒が託されました。

一方、西湖ではヒメマス釣りが盛んで、
春と秋との2回、解禁されるのですが、
特に春解禁の折、
全身が黒いマスが、たびたび釣り上げられました。

が、食味が良くなかった為、
再放流されるケースも多く、
元では、『クロマス』と、呼ばれ、
ヒメマスの変わった個体―。と、云う認識のまま、
時を重ねていったのです。

そんな中、1995年から史実に基づいて、
懸賞金を付けて、「クニマスを探して下さい―」と、
云うキャンペーンが始まりました。

その背景には、魚の住めない湖であった田沢湖の水を、
ある程度中和させてから引き入れる施設が稼働し、
水質の改善が図られ、結果、
酸性でもある程度は棲息できる「ウグイ」などの魚影が、
戻って来た事に端を発し、

再び、クニマスを故郷の田沢湖に蘇らせる―。
と、云う願いを込めて行ったキャンペーンでした。

が、最高500万円まで
引き上げられた懸賞金も効を奏さず、
14個体が持ち込まれたものの、
全てが「ヒメマス」で、あったと云う鑑定が出て、
ついに、クニマスは絶滅のまま、
このキャンペーンは終了します。

当時自分はまだ、釣り具店に勤務していましたので、
懸賞金目当てで、何度も釣りに行った記憶があります(^_^;)
が、実はその当時から、
クロマスは間違いなくクニマスだ―。
との、確信を得ていた方が、
西湖漁協にいらっしゃったのです。

そこに目を付けたのが、
京都大学の中坊教授でした。

より正確なクニマスの絵を描いて保存する―。
と、云う目的で、敢えてさかなクンを指名します。
そして、絵を描く参考として、
ヒメマスを西湖漁協から取り寄せる様にと、
アドバイスを送ります。

依頼を受けた漁協は、刺し網で捕獲した個体の中に、
敢えて「クロマス」の、個体を紛れ込ませます。
それを見たさかなクンは、クロマスが余りにも、
クニマスに酷似している事と、
もしかしたら本当のクニマスである―。
との、見解を引き出すのです。

そしてついに、2010年にクニマス発見のニュースが、
一気に全国に広まったのでした。

通常は、先に学会に報告するのがセオリーの様なのですが、
中坊教授は、学会や書籍でのリリースを敢えて避けて、
マスコミによって、その事実を公表する事となった―。
と、聴いています。

実は、前記のエピソードは、
その仕掛け人たるご本人から、
直接、伺った話ですので、間違いないものと思われます。

そして、クニマスは絶滅種から、
野生絶滅に記載が変わり、今も西湖で命を繋いでいます。

そしていつの日にか、また田沢湖に、
キノシリマスが戻る日が来るかもしれません。

※尚、西湖漁協様の名誉を守るため、
 お名前も記載しませんし、一切の取材をお断り致します。









2020/09/12 9:06:01|トピック
奇跡の魚『クニマス』1 辰子伝説
上の写真は、秋田県仙北市にある、
田沢湖のほとりに立つ、「辰子像」と、云います。

田沢湖と云えば、
かつてこの湖の固有種であった「クニマス」の事、
あなたは、ご存じでしょうか?

このクニマスが、田沢湖にもたらされた伝説として、
写真の『辰子伝説』が、伝えられて来たのです。
クニマスには、別名と云うか俗称があります。

その名は『キノシリマス』です。
キノシリは東北地方の方言で、
薪の燃え残り(木の尻)の、事だそうです。
魚体が黒くくすんだ魚影は、
昔の人の目には燃え残った黒い木の尻にしか、
見えなかったのでしょう。

このキノシリマス誕生の逸話が、
辰子伝説に込められているのです。

辰子は絶世の美女で、その美しさを永遠に保ちたいと、
神に願掛けします。そして、北へ行けば、
美しさを保てる水が湧く泉があるとのお告げを受けます。

お告げを受けた辰子は、その泉を探す旅に出るのですが、
途中の川で黒い魚影を見つけ、それを焼いて食べました。
その魚はこれまで食べたことの無いくらい美味しく、
何本も食べました。やがて、喉の渇きを覚えた辰子は、
綺麗な湧き水を見つけ、その水を口にします。
しかし、飲んでも飲んでも渇きは潤う事がなく、
そして辰子は、いつしか「龍」に変わってしまうのです。

その泉が田沢湖であり、
辰子が食べた魚がクニマスでした。
龍になった辰子に投げた松明が、
黒い魚体になって泳いだと、伝えられているのです。

以降、辰子は田沢湖の龍神様として祀られます。

その伝説を語り継いでいくために立てられたのが、
写真の辰子像であり、辰子観音と云う観音像もあるそうです。

さて、かつての田沢湖は、
電源開発開発と農地開拓開と云う、
表向きには、国策―。と、された開発により、
上流にある玉川温泉から湧き出る、
強酸性の毒水が引かれる事となり、
棲息していた生きもの殆どが、死滅してしまいました。
1940年、昭和15年の事です。

現在であれば、当然反対運動やデモが起こり、
政策を阻止する事も可能だったかもしれません。
しかし当時は、太平洋戦争に向かう中で、
電源を確保する事業を阻止するなどは非国民とされ、
下手をすれば逮捕される恐れもある中で、
地域地域住民は、受け入れるしか術がなかったのでしょう。

そして、住民が最も守りたかったのは、
田沢湖にしか棲まず、地域の宝であった、
キノシリマス(クニマス)だったとされています。
そのキノシリマスも、国策の結果、
『絶滅』の、運命を迎えてしまった訳です。

クニマスは滋味に溢れ、妊産婦や病後の滋養には、
うってつけの食材で、高価であったそうです。
その貴重な魚を何としても守り抜くため、
当時の方が、ある秘策を思いつきます。

それは、クニマスが生き残れる可能性がある、
国内の候補地に、受精卵・発眼卵を移植し、
子孫を残すと云う試みでした。

明日は、クニマスの避難先として、
絶滅から脱するまでのお話しを書いてみたいと思います。

上手く書けるか心配ですが、
知り得る知識を総動員して、お伝えしたいと思っています。







2020/09/11 9:06:01|お魚紹介
カツオはやっぱし戻りが良い!!
昨日の投稿で一本釣りを紹介したので、
今日は、その主役の『カツオ(鰹)』を、紹介します。

カツオと言えば、
目に青葉 山ホトトギス 初鰹―。
の、句にある様に、
初夏が旬と云うか、最も美味しい時季だと、
思われている方も、きっと多いかと思います。

が、カツオはやっぱり、
『戻りカツオ』を、食さなければ、
本当の旨さは分からないと思います。

確かに、若いプリプリした初鰹は、
活きを食す―。には、うってつけの味。
けれど戻りカツオには、
脂が乗りきった、深い味わいがあるのです。
個人的には、カツオはやっぱし戻りが良い―です。

初鰹と戻り鰹って、何がどう違うの?って、聴かれれば、
どっちも同じカツオなのですが、
黒潮をお供の長い旅の道のりの違いなのであります。

カツオは、黒潮に乗って北上するのですが、
春から始まった旅が、
丁度、新緑が一斉に芽吹いて、
高知の沖辺りに到達すると、
『往きの初鰹』と、して採捕されます。

一方、宮城沖の金華山辺りから、
今度は、南下を始めます。
この頃には、うんと脂が乗って、
『戻りカツオ』として、採捕されるのです。

ところで、今シーズンはサンマと同様、
カツオの漁獲高も不漁なんだそうです。
初鰹の漁も、今ひとつだった様ですが、
やはり、上った魚が少ないからか、
下ってきた戻りカツオも不漁なんだとか!?
なので、今年は戻りカツオも食べられないかも・・・(涙)

もうかれこれ、20年以上も前の事ですが、
以前の釣り具店勤務していた、
静岡県時代に職場の近くに回転寿司店がオープンしました。

海の近くのお店ですから、
当然、ネタも豊富で、
回転寿司だからリーズナブルだろうと、
お店が終わってスタッフで行った訳ですよ。

で、10月頃だったから、当然あるだろうって、
「カツオ握ってくれる?」って、注文したら、
何て言われたと思います?
「今、時季じゃないんで捕れないから無いですよ」って、
いけしゃーしゃーと言い放たれてしまいました(>_<)

それ以来、回るお寿司屋さん不信が続きました。
が、その店、オープンして半年も経たないうちに閉店―。
相当、クレームあったんでしょうね〜。

あれから20年―。
今や、回転寿司店もそんな無知なお店はなくなりました。
戻りカツオにはプレミアも付いちゃって、
美味しいお店が増えましたとさ(^^)