鯛損の「でっかい夢釣りあげよう!!」

魚釣りをもっと楽しく、 魚釣りでもっと綺麗な海を!! フィッシングメッセンジャー野澤鯛損は、 釣りの世界のインタープリターです。 HOOKかんきょう『協育』事務所のページと、 併せてご覧下さい!! 釣り人も、そうでない人も、大人も、子供も、 でっかい夢、釣りに来て下さい。
 
2020/09/10 9:06:01|ニッポンの釣り
男なら一度はやってみたい釣りはコレだ!!
数ある魚釣りの中でも、
男たる者、やっぱり一度はやってみたい釣り―。

それは、なんと言っても、
「カツオの一本釣り」です!!

なぶらを見つけたら、イワシが跳ねる様を演出する、
「水しぶき」を、海面に放水することで、
カツオが一気に集まって来ます。

それを、竿一本と自分の腕っぷしの力だけで、
2`余りもある、カツオを豪快に釣り上げる。
しかも、板子一枚下は、黒潮洗う太平洋(^o^)/

後ろに放り出されて、
空中高く舞い上がったカツオが、
上で針が外れて、甲板の上で踊り狂う様は、
正に男の漁場に相応しい!!
コレ、やっぱり憧れてしまいますよね〜。

竿は棒高跳びのバーとほぼ同じ素材(グラスファイバー)の、
5bほどもある長い竿。
針は、「カブラ」と呼ばれる、
魚皮などをあしらって、
ルアー効果で食わせる擬餌針で、カエシは付いていないので、
放物線のてっぺんで針が外れて、
そのまま甲板に放り込まれるのです。

ところで、この一本釣りですが、
遊漁船で、僅かにやらせてもらえる所はあるのだけれど、
やっぱり、絶えず危険と隣り合わせなので、
もしやるとしたら、カツオ船に乗るしかないのかなあ!?

そのカツオ船も、今では外国の方が多く、
一本釣りも、だいぶグローバル化しています。
けれど、男だったら、自分の体で勝負したいっしょ!!

でも、きっと船酔いしちゃうだろうなあ(>_<)







2020/09/08 9:06:01|お魚のふ・し・ぎ?
美しいのに腹黒い魚です!!
「あの人、腹黒いよね〜!!」
のっけから、穏やかでは無い書き出しですが、
欲深く、意地の悪い人を例えて、
こんな言い方で揶揄する事がありますよね。

特に見た目は、とてもそんな人には見えない、
優しそうな人、穏やかな人の、
予想だにしなかった黒い一面を、
知ってしまった時に使われます。


では、「あの魚、腹黒いんだよね〜」
って、言われたら、一体どんな魚だろう・・・。
きっと、そう思いますよね。

毒があるんじゃないか!?とか、
きっと臭いが酷いんだよ!?とか、
そんな魚は決して食べたくない―。
そんな風に考えてしまうのではないでしょうか?

が、しかし、その腹黒い魚が、
メッチャ美味しいお魚だとしたら、
食べてみたいって思います?

それとも、
やっぱり、食べるのはやめておこう。
って、思うでしょうか?

いずれにしても、腹黒いとは、
どう云う意味だと思われるでしょうね。

さて、写真のお魚は、サヨリと云う魚ですが、
何を隠そう、このサンマにも似た、
ピカピカで美しい魚体のこの魚こそ、
お腹の中が真っ黒な魚なんです。
いやあ、見てみると一目瞭然なのですが、
相当、黒いです。いやあ、黒い!!

でも、美味しい、ホントおいしいお魚なのです。
回らないお寿司屋さんのひかりものとして出て来たり、
上品なお出しのなかにクルンと結ばれた
片身が入ったお吸い物とか、

サンマとは逆で、
庶民って云うより、セレブが好むようなお店で、
食べられているイメージです。

ちょっと前の投稿では、
このサヨリにパラサイトする、
『サヨリヤドリムシ』を、紹介しましたが、
このパラサイトのせいで腹黒くされた訳ではありません。
不思議な事に、始めから黒いんです。

では、何故サヨリの腹が黒いのか、
少しお話しさせて戴きたいと思います。

写真をクリックして、魚体を良く見てみて下さい。
ピカピカしていますが、
それ以上に青っぽく透き通って見えませんか?
実は、この透き通る様な魚体にこそ、
腹黒い原因が隠されているのです。

サヨリは、見ての通りくちばしの様に、
長い口をしているのは、見ての通りなのですが、
どっちが長いかと云うと、
下顎の方が、極端に長いのです。
いわゆる、超受け口をしています。

なんでこんなお口かと云うと、
サヨリは主に海面近くにいる、
プランクトンを食べています。

プランクトンが主食のお魚の事を、一般的に、
「プランクトンフィーダー」と、云いますが、
魚体に合わせて、効果的に食べられる様に、
進化をする訳です。

その際、下顎が長い方が、
海面近くの餌を、掬い取り易いからなのです。
分かり易く例えると、
下顎に、柄杓がくっ付いた形なのです。
面白いでしょ!?

そんな魚なので、日光の影響を受け易い訳です。
そのため、日光の透過により、
魚体が熱に晒されないようにするために、
腹の黒い部分で、遮光してるらしいのです。

腹黒い魚にも、ちゃんと訳があるんです。
「いやあ、お魚って本当に不思議ですよね。」







2020/09/07 9:06:01|トピック
あなたは鯨食についてどう考えますか?
台風10号は、依然危険な状況です。
どうか引き続き、命を守る行動を最優先にして下さい。

先日、和歌山県の太地町で、
今年もイルカの追い込み漁が始まった―。
と、云うニュースが流れました。

太地町のイルカ漁については、
アカデミー賞まで獲った、
米国のドキュメンタリー映画に於いて、
非道だと、国際的な批判に晒されている事は、
きっと多くの皆さんも、ご存じだと思います。

イルカに限らず、鯨類を食すこと―。
に、ついて、皆さんはどの様な考えをお持ちでしょうか?

周囲を海に囲まれた日本は、
古の時代より、鯨のことを「いさな」と、呼び、
神が与えてくれた魚として、
その身は食料として、脂は、燃料として、
内臓は薬として、
ひげなどの部位は、バネなどの部品や、
工芸品などに加工して、余すことなく使い切っていました。

鯨は、本当に貴重であり、
日本人の生活には欠かすことの出来ない水産資源でした。
前記した「いさな」は、「勇魚」と、書き、
和歌の枕詞にもされる、
正に生活に密着した「大きな魚」だったのです。

が、鯨類は哺乳類である―。
と云う事実と、多くの国で捕鯨が行われた結果、
鯨類の絶滅が危惧されるようになると、
各国で捕鯨できる期間や頭数を厳しく規制して、
いわゆる「商用捕鯨」の、禁止が制度化されました。
このルールを取り決めたのが、
国際捕鯨委員会(IWC)です。

日本もIWCに加盟し、このルールを遵守して来ましたが、
度重なる調査捕鯨の妨害行為に端を発し、
漁師の方々の生活や、
名誉まで傷つけられる様な事態まで生じ、
ついに、昨年の6月に日本はIWCを脱退し、
商用捕鯨を復活させたのでした。

ところで、写真は、ある水族館のレストランで、
来園したゲストに供されるランチなのですが、
右上の煮魚は「メカジキ」で、
手前の味噌汁の中に、
少し黒っぽく見えているのが、鯨の肉です。
数年前に訪れた時に戴きましたが、
懐かしさも相まって、とても美味しかったです。

この水族館では、来場したゲストにも、
敢えて鯨を食べてもらう事で、
捕鯨や、鯨食について考えてもらうきっかけとしています。

50代の自分は、かつて学校給食にも、
鯨肉のベーコンや、
鯨肉の竜田揚げなどのメニューがありました。
鶏肉よりも歯ごたえもあって、
自分は、この竜田揚げが大好物でした。

また、肝油ドロップスという、
今で云うサプリメントが、食後に2粒ほど配られて、
お湯で飲む―。なんて、習慣もありました。
この肝油も、実は鯨の肝臓の脂から生成されたものです。

戦後から高度経済成長を成し遂げた我が国にとって、
鯨は国民を支えた食文化―。で、あることは、
紛れもない事実だと思います。

が、一方で、食文化だけで通してしてしまうのは、
国際的にも、些か説得力に欠けてしまうでしょう。

では、どの様にすれば、説得力を持って、
国際的な認知を得られるのでしょうか?

これこそ、科学的根拠であるエビデンスに基づき、
丁寧に、誠実に伝えていく必要があるでしょう。

人に限らず生きもの全てが、
他の命を食べる事で命を繋いでいます。
「かわいそう」とか、「惨い・・・」とか、
感情論で語るべきものではないと思うし、
そんな単純なことではないでしょう。

イルカも鯨も、釣りの対象にはなりませんが、
釣りも「漁」の、一端であることを思えば、
この問題に目を背ける訳にはいきません。

若い皆さんは、鯨やイルカを食べる文化さえ、
知らない方も多いでしょうが、
日本は現在も、捕鯨国であり、
鯨食国家である事は間違いありません。

この事実を、あなたはどのように受け止めますか?
一人一人が考えてみて下さい。







2020/09/06 9:06:01|お魚紹介
カマス釣り色いろ
以前、自分が釣り具店の勤務をしていた時代、
静岡県の清水のお店にいた事は、
ワカナゴや、ナマズの投稿の際にお話ししました。

特に清水に居たときには、
本当に様々な釣りを見て、体験して覚えて来ました。
お店のオーナーが釣り好きだった事もあり、
地元ならではの釣りも、たくさん教えて戴きました。

鮎のドブ釣り、ザリガニ餌の甲イカ釣り、
ぶっ込みのキビレ釣り、そして、
カマスの手持(てじ)釣りもその一つです。

最近では、小型のジグやミノーを使ってのルアー釣りや、
専用のカマスサビキを使った、
胴突き仕掛けの投げ釣りが主流となっていますが、
清水港には以前から、
手持(てじ)のカマス釣り―。
と、云う独特の釣りがありました。

竿は使わず、手で仕掛けの操作をするので、
「手持」と、書いて「てじ」と呼びます。
仕掛けは丸い仕掛け巻きに巻いてあるのですが、
ハリは1本バリで、餌はキビナゴの身餌を使います。

糸巻きに巻いてある糸の先端に、
全長30センチ弱ほどのアーム型の天秤で、
中通しオモリ(6号くらい)が、
天秤の腕に直接通して固定されています。

ハリスは、当時は細いワイヤーが使い出されて居ましたが、
おそらくそれ以前は、
硬めのハリス糸を15センチほど付け、
カマス針か早掛け針を付けていたと思います。

釣り人は、細長く短冊に切ったキビナゴの身餌を、
皮目を表にして付けて、
堤防に陣取って、先ず天秤から海に落とすと、
オモリの重さで、スルスルと仕掛けが出ていきます。

着底したら底を切って、一定のリズムで引いたり、
止めたりしながら、指先でアタリを待ちます。

群れが来ると、素早いアワセと手慣れた糸さばきで、
糸を回収してくると、美味しそうなカマスが、
一尾、また一尾と釣れて来るのです。

自分と云ったら、糸さばきが上手くできなくて、
その度に、道糸が絡まってしまって、
全く釣りになりませんでした。が、ベテラン衆は、
いとも間単に、良型カマスを釣り上げていくのです。

そんな中でひとり、
名人と呼ばれる女性がいらっしゃいました。
当時70代くらいだったと記憶しているのですが、
夕方になるとほぼ定時に堤防にやって来て、
このカマスの手持釣りを始めるのです。

あっという間に数尾釣り上げると、
それ以上は釣らずに、颯爽と帰って行かれるのです。
おそらく、食べる以上は釣らないんですね。

それでも、ほぼ確実に釣って行かれるので、
その方は、いつからか「岸壁の母」って、
清水の釣り人の間では有名な方でした。

自分も数回、釣っている姿を拝見したことがありますが、
実に楽しそうな表情で、
見事に糸を操って釣っていらっしゃいます。

なかなかあんな風に釣りはできないですね。
秋になると、あの手持のカマス釣りを思い出すのです。

自分はもっと簡単に釣りたい派なので、
専用のサビキ仕掛けを買ってしまうのですが、
それでも、釣果は敵わないかもしれません。

おそらくあの清水のカマス釣りも、
今では殆どやられていないと思います。

また見てみたくって、投稿してみました。

カマスって片袖に開いた干物がポピュラーですが、
釣りたては、やっぱりお刺身が美味しかったです。

秋は、カマス釣りの好シーズンです!!

写真は、左がアカカマス。右がミズカマスです。








2020/09/05 9:06:01|トピック
釣りで捕まってしまう事もあります(漁業調整規則を知ろう)
超ド級の台風10号が、
今日から月曜日に掛けて、
沖縄・奄美・九州南部に、
甚大な被害を及ぼしてしまいそうな、
大きな不安が募ります。
どうか、少しでも被害が小さく済んでくれるよう、
心から祈っています。
そして、どうかどうか、命を守る行動を最優先して戴いて、
ご無事で居て下さるよう願います。

さて、秋ザケ漁が始まった―。
そんなニュースが
TV・ラジオで流れる様になって来ました。

秋ザケ漁は、産卵を控えて故郷の川に戻る前の鮭を、
最も脂が乗って美味しくなるなるこの時季に、
海域で刺し網や、小型の定置網で採捕する漁の事です。
因みに秋ザケという鮭がいる訳ではなく、
あくまでも、産卵前の海にいる鮭の事で、
おおよそ「白鮭」の、商品名のようなものです。

このブログでも何度か、
漁業法や漁業権については解説していますが、
実は、この秋ザケ漁も、
海で採捕できるのは、ほんの短い時季で、
川に戻った鮭は、水産資源保護法の元で、
採捕してはならない魚種とされています。

ここでもう一つ、
「水産資源保護法」と、云う法律を出しました。
水産資源保護法は、漁業法と並び、
限りのある水産資源の枯渇を防止するために、
採捕できる起源や、
漁法、魚種などについて定めた法律です。

この、漁業法と水産資源保護法を基準に、
漁業権を付与する当該地域の都道県知事は、
各県の水産資源を守る為に、
独自に『漁業調整規則』を定めて、
密漁や違法な手段による採捕を禁じているのです。

なので、初めて釣りに行った土地で、
軽い気持ちで釣りを楽しんでいたら、
『漁業調整規則違反―』で、
突然に逮捕されてしまう場合だってあるのです。

知らなかった―
では済まない事態に陥ってしまう事もあり、
高額の罰金刑や、
最悪の場合は禁固刑まであり得る厳しいルールです。

釣りって気軽なレジャーの様にも思えますが、
「魚」と、云う水産資源を捕まえる訳なので、
ルールを破れば、当然「密漁者」に、されてしまいます。

ですから、特に海域に釣りに行く際には、
その場所の都道府県が定めている『漁業調整規則』を、
事前に確認してから行くようにしましょう。

漁業調整規則には、
例えば堤防釣りでは定番である「コマセ(撒きエサ)」を、
禁じている行政区も多くあります。

少し前に紹介したエギングも、
釣り禁止にされている場所もあったり、

銛で魚を突いたり、投網で魚を捕ったり、
ガサガサなんて云うのも、規制の対象になります。

殊に、体験事業だとして知らずに子ども達に体験させたら、
主催者が捕まった―。では、本末転倒ですよね。

各都道府県の漁業調整規則は、
今では簡単にネットでも見ることができます。

遊びの釣りで、捕まってしまうことが決してないように、
命を扱う者として、ルールを厳守したいですね。

写真は、秋ザケ漁の風景です。