8月1日に、堤防釣りでの注意点など、 特に安全面についてお話しさせて戴きました。 もし、落水してしまったとしても、 ライフジャケットの着用と、 決して泳がず「浮いて待て―」。 もう、覚えて下さった事と思います。
ところで今日は、まあ堤防に限らずですが、 大人と子どもが、一緒に釣りをするとしたら、 やはり、堤防が圧倒的に多いと思うので、 「堤防」と、云う言葉を使いましたが、 船であっても、海岸であっても、 同じだと云う事で、ご理解戴けると有り難いです。
今回のテーマは、 親子でとか、親しい大人と子どもが、 「体験」として、一緒に釣りを行う際に、 大人の方達に、是非とも気をつけて戴きたい事を、 書かせて戴きたいと思います。
短くなってしまった夏休みですが、 「体験」する事は、子どもにとって「学習」です。 間違った価値観を押しつけてしまわないためにも、 ご一読戴けたら嬉しく思います。
いきなりですが、特にお母さん、 または女性に質問させて下さい。
ミミズって、好きですか? イモムシって、好きですか? カエルって、好きですか? ヘビって、好きですか?
自分の場合で云いますが、 自分は全て、あんまり好きではありません。 特にビジュアルが苦手だし、 ヘビに至っては、仮に見つけてしまった時、 カチカチに固まってしまいます。
けれど、ミミズを魚釣りにエサとして使う―。 イモムシ型のルアー、グラブを使う―。 2日の記事にも書いた、 カエルを、ナマズ釣りのエサとして使う―。
これは、嫌でも触らなければエサに出来ません。 お魚の多くが、人間には「気色悪い―」と、 見えるものを食べています。 そこに、好きとか嫌いとか、 人間の様な、感情はありません。 命をつなぐ別の命であるだけです。
良く言われる事ですが、 親が苦手な生きものは、 おおよそ、そのお子さんも苦手です。 無意識のうちに、こうした生きものに対して、 嫌悪感が優先し、汚い、危ない、気持ち悪い・・・。 を、我が子に擦り込んでしまっているのです。
これは、生物を学ぶ上に置いては、 非常に厄介な価値観となり、 生きものの繋がりの上に世界がある―。 と、云う事実を歪曲してしまったり、 結果、意にそぐわない他者を、 排除してしまう思考へと導いてしまうかもしれません。
気持ち悪い―。と、思う気持ちは、仕方ありません。 前記した通り、自分も苦手な生きものは多いですし、 食べ物の好き嫌いも、少ないとは言い切れません。
これが、釣りに何で関係してくるかと云えば、 お魚釣りで、そんなエサを付けなきゃけない時に、 逃げ回ったり、大声で叫んだりしないであげて下さい。
自分が苦手なその体験を、お子さんだけに、 決して押しつけないで戴きたいのです。
例えば、堤防釣りで良く使われるエサの中には、 「イソメ」とか、「ゴカイ」とか、 ミミズを更にワイルドにしたようなビジュアルの、 生きものがいます。
更に堤防には、Gにも似たフナムシなんかも居て、 苦手の人には絶えられない生きものも、居るかもしれません。 でも、それらも、生態系を支えている、 とても大事な生きものなのです。
「気持ち悪いね〜」。 口に出してしまっても良いですが、 「なんで、こんなの魚は食べるんだろね?」とか、 「よし、お母さんも頑張るから一緒に付けてみよう」とか、 大人も共に体験してあげる―。って、云う事を、 是非、実践して戴きたいと思うのです。
知らない。と、云うのは、知るチャンスであり、 それこそ、そこに学びのきっかけがある訳ですから、 そのチャンスの芽を、大人の価値観で、 摘んでしまわないように、どうか配慮して欲しいです。
かと言って、もし「トラウマ」が、あるのであれば、 ちゃんと、その事実をお子さんに伝えた上で、 けれど、その生きものが悪いわけではない―。 と、云う事も、きちんと伝えて戴ければ、 子どもは、ちゃんと理解してくれる筈です。
また、本当に危険な生きものもいるので、 お子さんが知らずに触ってしまうと、 時には命にまで関わる、 大事になってしまうかもしれないので、 大人も一緒にそこに居て、ジャッジしてあげるのも、 責任かと思うのです。
体験や、自然を伝える事を、 生業としている専門家としてお願いします。
この夏休み、是非、大人も子どもと一緒に、 遊び、学ぶ機会を、作って戴けたら嬉しいです。
それでも難しい場合は、 専門家にお願いして、一緒に学んで下さいね。
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