今日の投稿を、 どのカテゴリーで紹介しようかと、迷った挙げ句、 こんなのを食べてる魚が居る―。 って、不思議かなあ?って、思って、 このカテゴリーにしてみました。 今日は、お魚ではなく、 お魚の食べてるエサについてお話ししますね。
写真の虫、結構、キモいでしょ!? ムカデみたいな牙があるし、 「何だコレ!?」って、感じでしょ。 実はこの虫、 「孫太郎虫(まごたろうむし)」って、云います。 名前までキモいかな(^^;)
実はこの虫、ヘビトンボの幼虫でして、 普段は川の中に棲んでます。しかも、石の裏とかじゃなく、 おおよそ落ち葉が堆積しているような場所にいます。
イワナは渓流の奥深くに棲むサケ科のお魚ですが、 余りに奥だとエサも少ないでしょ。 イワナは、豊かな森があって、 特に大事なのは、広葉樹の森であることが、 イワナがその川に居るかどうかの、 大切な指標になります。
落ち葉が堆積した森の土が肥沃になることで、 森が育つ―。と、云うのはご存じだと思います。
それは川も同じで、落ち葉が川に堆積することで、 栄養をたっぷり含んだ腐葉土ができます。 腐葉土の中には、微生物だけじゃなく、 落ち葉を食べて成長する昆虫も、卵を産むために川を使い、 そこで生まれた幼虫や、亜成虫を、 食べる魚も居る―。と、云う訳です。
ヘビトンボは首が長く、 どこかカマキリに似たトンボの仲間で、 捕まえようとすると、 かま首を持ち上げてあの牙をガチガチするので、 さながらその姿がヘビの様だ―。と、云う事で、 付いた名前だと思われます。
元々、渓流部はエサが少ないので、 これだけ大きな虫なら、 イワナにとっては、最高のごちそうなのです。
時にエサが無くなると、ヘビやカエル、 はたまた小動物まで、 襲って食べると言われるイワナですから、 孫太郎が、いかにイワナにとっての最強エサかが、 想像できるかと思います。
山が近くにある方なら、 夏の蒸し暑い夜、 もしかしたら街灯などに、 ヘビトンボが飛んで来るかもしれません。
また孫太郎虫を、焼いて食べさせると、 子どもの疳の虫の治療に効果があると云う事で、 漢方薬としても割と有名なんです。
この大雨で、多くの川が氾濫してしまいました。 きっとその川の上流では、 土砂が落ち葉ごと流されてしまい、 多くの孫太郎虫も流されてしまった事でしょう。 |