鯛損の「でっかい夢釣りあげよう!!」

魚釣りをもっと楽しく、 魚釣りでもっと綺麗な海を!! フィッシングメッセンジャー野澤鯛損は、 釣りの世界のインタープリターです。 HOOKかんきょう『協育』事務所のページと、 併せてご覧下さい!! 釣り人も、そうでない人も、大人も、子供も、 でっかい夢、釣りに来て下さい。
 
2020/06/24 9:06:01|お魚紹介
『前略ゴロタの穴より』 ソイヤッ!!
って、タイトルで遊んじゃってゴメンナサイ。
圧巻のパフォーマンスで一世風靡した。
あの路上パフォーマンス軍団の、
あの曲のタイトルを弄っちゃいました(*^_^*)

ところで、皆さんは「ゴロタ」って、知ってますか?
釣りをされる方であれば、直ぐ想像がつくと思いますが、
ゴロタと云うのは、砂とか砂利などではなく、
ゴロゴロとした石で埋め尽くされた海岸の事です。

こうした海岸での釣りが、
今ホットなスポットになっている事もあって、
敢えて砂浜とは分けて、
「ゴロタ」とか、「ゴロタ場」って、呼ぶ様になりました。

で、その「穴」と、云うのは、何なのでしょう!?
前記した通り、石が積み重なってできた海岸ですから、
所どころが奥まって「穴」の、様になっているんです。

こうした「穴」に、写真のお魚が居るんですよ。
そしてこの「穴」に、ブラクリだとか、
ジグヘッドリグなどを突っ込んで釣るスタイルを、
「穴釣り」って呼んで、人気があるんです。

が、多くの方が「穴釣り」って聴けば、
冬の凍った湖に「穴」を、空けてワカサギを釣る、
「あの釣り」だと、思っていると思いますが、
こんな「穴釣り」も、実はあるんです。

そして、このお魚の名前なのですが、
『ムラソイ』って、云うお魚でして、
そんな訳で、
おそらくワタクシ(50代男性)位の人が釣ったら、
思わず「ソイやっ!!」
って、叫んでしまうのかなあ・・・。
そう思って、あの曲のタイトルが出て来ちゃったんです。

ところで、この『ムラソイ』ですが、
以前、『魅惑のロックフィッシュ』の、記事で紹介した、
『カサゴ』に、良く似ていますよね。
勿論、ソイもロックフィッシュなので、穴釣りでは、
カサゴも一緒に釣れたりします。

両方が釣れたら分かり易いのですが、良く似ている様で、
カサゴとは明らかに違う場所があります。
それは、胸ビレの形です。ムラソイの胸ビレは、
明らかにカサゴよりも丸みを帯びていて、
カサゴに比べて、あまりとげとげしくありません。

なので、どっちか見分けがつきにくかったら、
胸ビレの形を見れば、おおよそ判断がつくのです。

夏の夕方、周りの景色がセピア色に染まっても、
穴釣りは、なかなかやめられません。
あっちの穴、こっちの穴から、
ソイヤ、ソイヤと顔を出す。
ムラソイちゃんと遊びましょう!!

ですが、ライフジャケットとヘッドライトは、
必携ですよ〜!!

前略 道の上よりお伝えしました(*^_^*)







2020/06/23 9:06:01|ニッポンの釣り
数珠子釣りって知ってますか?
上の写真を見て、思わず「キモっ」て、
引いちゃってる人、きっと多いですよね。

釣りの七要素の2で、
「釣りの七つ道具―」と、云うのを紹介しましたよね。
その中に、「釣りバリ」が、ありました。

魚を逃がさない様に、エサを付けたハリに掛ける―。
殆どの釣りで、釣りバリは欠かせないアイテムなのです。

が、唯一、釣りバリを使わないで釣る釣りがあるんです。
極めて珍しい釣り方なので、今回はそれを紹介します。

ハリを使わないで何に掛けるのか―。
それはねっ。エサを咥えさせたまま釣っちゃうんです。
それがタイトルの数珠子釣り(じゅずこつり)なんです。

余計、???が駆け回っちゃってますよね。
要するにハリに引っ掛ける事は鼻から考えてない―。
って、事です。
なので、どんな魚でも釣れる訳ではありません。

この釣りのターゲットは、夏の人気者のハゼです。
そして、この釣りの本家は、宮城県の松島湾です。
宮城の方にとって、
ハゼはお正月のお雑煮には欠かせない魚で、
釣ったハゼは「焼き干し」にして、出汁をとります。
もちろん姿のままなので、ハゼも食べます。

そんな訳で、釣りバリを呑み込んでしまったりして、
大事なハゼを傷ませない様に釣る為にするために、
顎の力が強く、食欲旺盛なハゼなら、
エサを咥えたまま放さないだろうと云う観察の元で、
編み出された、究極の釣りなのであります。

世界広しと云えども、釣りの常識を覆したこの釣りは、
地元ではまだまだ人気も健在の様です。

にしても、「数珠子」って、何?って、話しですよね。
皆さん、お坊さんが手に持っている
「数珠(じゅず)」は、見た事がありますよね。

数珠玉が繋がって輪になっていますが、
その形は、ボコボコとした輪っかです。
その形を先ずは思い浮かべて下さいネ。

そして、ハゼはどんなエサを食べているかと云うと、
海底の多毛類(ゴカイやイソメの仲間)が主食です。
なので、このゴカイやイソメを使います。

それを、タコ糸を使ってイソメの体の中を、
通し刺ししていく訳です。金属ではないので、
イソメをしごきあげていくと、
ボコボコと数珠玉の様に膨らんでしまう訳です。

その仕掛けと云うかエサの形が数珠に似ている事から、
「数珠子釣り」と、呼ばれる様になりました。

名人になると、
いっぺんに竿を3〜4本も同時に操って、
ハゼを次々に釣りあげます。が、おそらく、
自分も含めて、素人にはなかなか釣れないでしょうね。

でも、ハリで魚を傷めない工夫がなされたこの釣りは、
魚に優しい、自然に優しい、釣りなのかもしれません。







2020/06/22 9:06:01|トピック
海の中の宇宙探検 プランクトンを学べる冊子です
前の記事で、プランクトンフィッシングを紹介しました。
この釣りのヒントをもらったのが、この冊子です。

この冊子は、釣りの七要素の冊子を、
一緒に作ってくれた環境教育仲間が手掛けた冊子です。

サブタイトルに、『海の中の宇宙探検』って、
書いてありますよね。そして、星空に描かれている、
何やら宇宙ステーションの様な物体は、
実際にいるプランクトンをイメージして書かれたものです。

海の水を宇宙に例えるならば、
そこに散らばる無数の星々は、
まさしくプランクトンに似ています。
だから、このサブタイトルがとっても気に入っています。

釣りの七要素で、食物連鎖を考えてもらいましたが、
海の生きものたちの食物連鎖の中で、
いちばん重要な役割を果たしているのが、
実はプランクトンです。

生まれてからずっと、浮遊生活をするのは、
終生プランクトンと呼ばれています。

一方、カニやエビ、ヒトデや貝など、
生れたばかりの子どもの時だけ、
浮遊生活をするのは、幼生プランクトンと呼ばれます。

幼生プランクトンは、変てこで、ユーモラスで、
これがあの生きものになるの!?って、
想像できない姿の子もいて、その姿は、
『妖精』と、書き換えてもいいかもしれません。

そんな妖精たちをスケッチしたりするのは、
探検に他ならないかもしれません。

この冊子は、
宇宙の様に想像の翼を広げてくれます。
食物連鎖の長い長い鎖は、
このプランクトンたちによって支えられています。

釣りも一緒で、
自分達がコマセ(撒きエサ)は、終生プランクトンの、
アミやオキアミだったりします。

ちょっとキモいイソメやゴカイ類も、
小さい時は、幼生プランクトンとして海を漂い、
海底や岩場に落ち着いて、
今度はベントスになります。

こうして考えると、
釣りもプランクトン無しでは語る事ができません。

海に漂う無数のプランクトンが、
全ての命を支えているのかもしれません。








2020/06/21 9:06:01|トピック
こんな釣りもやってみませんか!?

さてさて、左側の写真をご覧ください。
いちばん上の写真は、何か釣っていますね〜。
一体、何を釣っているのか想像できますか?
明らかに、海釣りですね。

続いて、真ん中の写真は、
この釣りで釣れた獲物を観察している最中です。
ルーペらしき物で、じっと見てる人もいますね。

で、下の写真は、
釣れた獲物をスケッチした「獲物の姿」です。
何やら、変てこな姿をしていますね〜。
この獲物の正体が、何だか分かりましたか?

ピンとひらめいた方、大正解で〜す!!
そう。この釣りのターゲットは、
海に漂う、プランクトンなんです。
名付けて、『プランクトンフィッシング〜!!』です。
講師に行っていた専門学校の実習での活動です。

プランクトンって云うのは浮遊生物と云う事ですが、
色んな生きものの幼生も居ます。
こんな形のいきものが、カニになるんだあ・・・
とか、貝にヒトデになるんだあ・・・
なんて、思って見てると、なんとも面白いです。

釣りも、結構、楽しいんですよ。
エサは要りませんし、
うまくいくといっぱい釣れます(*^_^*)

竿は、投げ釣り用の竿を使いました。
近くだけじゃなく、遠いポイントからも、
広範囲に探れる様に、
仕掛けをリールで飛ばしましたよ。

それでは、
どんな風にすればプランクトンが釣れるのか、
解説しましょう。ここに書いた限りではありませんが、

この時の仕掛けはと言いますと、
今あまり使わなくなりましたが、
フィルムケースが1つ。

100均などで売っている洗濯機用の、
糸くずを集めるネット(フロート付きが良い)が1つ。

オモリ(丸オモリが便利)1つ(フィルムケースにイン)。
ジェット天秤(投げ釣り用 竿に合わせて)1つ。

以上です。

フィルムケースの上ぶたに穴を空けて、
そこから、洗濯ネットを入れます。
オモリは予めフイルムケースに入れておく。

ネットを入れたら、ガムテなどで目貼りと固定。

投げ釣り用の竿にリールを着けたら、
ガイドを通し、その先端にジェット天秤を装着。
天秤のもう一つのアームに、
ネットを仕込んだフィルムケースを装着。

投げ釣りの要領で海に仕掛けを投入。

水面近くのプランクトンを採取するには、
フロートは付けておく。または、
膨らませておく。

水中や海底付近を採取したい場合は、
フロートを外す、または、
しぼませてから使う。

すると、ネットにはゴミなどが留まり、
プランクトンは、ネットを通り抜けて、
海水と一緒にフィルムケースに溜まる。

仕掛けを回収したら、
広口のビンなどに溜まった海水ごと入れる。

プランクトンが採取できていると、
ぴこぴこ動き廻るので、直ぐ分かります。

スポイトで海水とプランクトンを吸い上げ、
シャーレなどに移し、
ルーペや顕微鏡を使って観察。

それを、スケッチすると・・・
写真の様な、変てこなプランクトンが描けますよ!!

場所や深さを変えて採取すると、
採れるプランクトンも違って更に面白いです(^◇^)

プランクトンを知ると、
海の色んな世界が見えて来ますよ!!

こ〜んな釣りも、やってみませんか(^v^)







2020/06/20 9:06:01|レッツスタディー!!
釣りの七要素6 『食べる(いただきますの意味)』
ついに毎日更新が、今日で二カ月となりました。
でも、それが使命感などではなく、
楽しみながら続けられたのは、
見て下さって居る方がいらっしゃるからこそ!!
いつまで続けられるか分かりませんが、
今日も楽しんで更新させて戴きます(^◇^)/

そして、釣りの七要素の解説も、ついに大詰め、
要素の6つ目は、『食べる』です。

この世に生を受けたもの全て、
生きる為には、「食べる」事で生きていられます。
即ち、食べる事は生きる事と同じであり、
生きる事も、食べる事と同じだと言って良いでしょう。

一方で、「食べる」と、云う行為は、
他の命の犠牲の上に成り立っている事に、
気付かなければいけません。

私たちが食事の前に、
「いただきます」を、云うのも、
命を繋ぐために犠牲になった命に感謝する為で、
「あなたの(命を)いただきます」と、
云う意味で言うのです。

そして、この「食べる」・「食べられる」関係が、
食物連鎖と云う命の鎖で繋がっています。

人は、様々な生きものを食べて来ましたし、
これからも食べていきます。
なので、釣った魚を食べると云う行為は、
自分が食物連鎖の「鎖」の中に、
参加する事に他なりません。

そんな願いもあって、冊子では、
釣った魚の全てを、いただこう!!
そんな「思い」を、込めました。

それでは、ここからレッツスタディー!!
食う・食われるの連鎖を、
この海の生きものから、逆にたどってみて下さい。

その生きものは、『クジラ』です。
世界最大の哺乳類は、シロナガスクジラですが、
海の生きもの中にあっても世界最大の生きものです。

そこで、通常は小さい生きものから、
大きな生きものへと辿る連鎖を、
大きな生きものから、小さな生きものへと
辿ってみて下さい。

クジラは何を食べますか?
クジラに食べられた○○は、何を食べますか?
と、続けてみて下さい。

そして、途中でうまく繋がったか、
もしくは、ある鎖で途切れそうになったとか、
人は、クジラを食べるのかな?とか、

1つ1つの鎖の生きものについても考えてみましょう。
題して、『エサのエサのエサは何?」です。
この活動は、何度かこのブログの中でも、
紹介させて戴いている、「ラボ・ツー・クラス」の、
教材の一つにもなっています。
気になったら、自由にチャレンジしてみて下さい。

エサのエサのエサを辿った時、
気が付いた事は、どんどん疑問を投げかけてみましょう。
図鑑やWEBで調べてみましょう。

人間そのものは、決して大きな生きものではありません。
そんな人間は、鎖でしょうか。
それとも、鎖を断ち切る存在なのでしょうか・・・

だからこそ、関わった命に責任を持たなきゃいけない。
魚釣りは、色んな事を学ばせてくれます。