鯛損の「でっかい夢釣りあげよう!!」

魚釣りをもっと楽しく、 魚釣りでもっと綺麗な海を!! フィッシングメッセンジャー野澤鯛損は、 釣りの世界のインタープリターです。 HOOKかんきょう『協育』事務所のページと、 併せてご覧下さい!! 釣り人も、そうでない人も、大人も、子供も、 でっかい夢、釣りに来て下さい。
 
2020/06/09 9:06:01|トピック
釣り禁止から管理して開放へ(海釣りの新しいカタチ)

ようやく緊急事態宣言が解除になって、
新しい生活様式の中で、
少しづつ日常を、取り戻していこう―。
そんな動きが、各地で出始めていますね。

ずっと自粛が続いていた、レジャーや旅行も、
きっと来月以降には、少しづつ動き始める事でしょう。
まだまだ油断する訳にはいきませんが、
余暇を楽しみ、余暇を味わえる日々も、
少しづつ取り戻していきたいですよね。

ところで、先日テレビを見ていたら、
秋田県の秋田港北堤防を、
七月から有料釣り場として開放する―。と、云う、
ニュースが流れていました。そして、この釣り場の、
運営・管理スタッフも募集している―。
そんな事も、併せて伝えていました。

自分は、秋田港のこの場所に行った事は、
残念ながら一度もないのですが、
実は、この北堤防では、
釣り人が転落死する事故が相次いだため、
立ち入り禁止となっていたそうです。

が、禁止となって以降も、
釣り目的で侵入する釣り人が絶えなかった事もあって、
禁止から一転、管理を徹底して「有料釣り場」として、
開放すると云う動きがあって、
昨年、試験的に開放したところ多くの釣り人が訪れ、
ルールも守られた事から、
今年七月、満を持して開放する決定がなされた―。
と、云う事だそうです。

実はこうした流れは、各地で既に始まっています。
写真は、改正ソーラス条約による入港禁止に加えて、
それ以前から、釣り人と管理者との間で、
トラブルが絶えなかった、新潟県直江津港東堤防で、
地元のNPO法人が管理して、安全対策も万全として、
有料の管理釣り場として、開放されています。

オープンの翌年、専門学校の実習の一環として、
こうした管理された「釣り場」での、
釣りも体験し、正しい関わり方も学びました。
更に新潟県では、柏崎の西堤防でも、
同様に開放されています。

人が集まる釣り場は、基本的に釣れる場所です。
そもそものルール違反は論外の愚行ではありますが、
その為に、港湾施設の機能が損なわれたり、
事故の対応に追われてしまったりなど、
多くの問題も露呈している事からも、

ルールの厳守を徹底する事で、
例え有料であっても、安全に釣りが楽しめるのであれば、
やはり、こうした流れは好ましいものかと思います。

しかしながら、敢えて付け加えれば、
堤防は元々、釣りをする場所ではないのだと云う事を、
釣り人は、改めて認識しないといけないでしょう。
そして、ルール遵守が維持されないと、
こうした折角の流れも、
再び規制される事になってしまうでしょう。

このコロナパニックで、我々は、
本当に多くの課題に直面する事になりました。

釣りと云うレジャーも、
コロナ収束後には、様々な変容があることでしょう。

多くの人が釣りに触れる機会が増え、
社会の模範にされる様なレジャーに、
変わっていって欲しいと願っています。







2020/06/08 9:06:01|お魚紹介
へらぶなは日本のゲームフィッシュか!?
ルアーフィッシングが日本にやって来る、
ずっと以前から、日本にはエサを使わない、
『疑似餌(ぎじえ)』の、釣りがありました。

餌木(えぎ)・鏑(かぶら)・弓角(ゆみづの)・・・
などですが、どの疑似餌も、
漁で使う「漁具」と、して使われていて、
ゲーム性など、考えもしなかったでしょう。
全てが「食用」と、しての魚を捕る道具でした。

が、今では餌木はエギングのルアーとして、
鏑や弓角も、サーフトローリングのルアーとして、
目的は、すっかりゲームフィッシング用の、
タックルとして、理解されていると思います。

が、一方で、ゲーム性がない「釣り」は、
日本では、存在しえなかったのでしょうか。

実は、日本でも「釣り」を、楽しむためだけに特化して、
ゲームフィッシング用の対象魚として、
親しまれて来た魚がいるのです。

そして、その釣りは、
ルアーフィッシングが、広く日本で認知される
ずっと以前から、釣果を競う『競技』としても、
楽しまれていたのです。

その釣りこそ、『へらぶな釣り』であり、
食べる事を目的としない、
日本では、ある意味で特殊な釣りなのです。

ですが、『へらぶな』と、云う名前は、
いわゆる地方名であって、正式な和名ではありません。

元々、琵琶湖などに棲息している、 
『ゲンゴロウブナ』の事を、体高があって、
より平たく見える事から、
『へらぶな』と、呼ばれていました。

以前、紹介させて戴いた『ギンブナ』は、
大きくても30aくらいですが、
『ゲンゴロウブナ』は、時に40aを越えます。

ところで、このへらぶなを、
関東で逸早く放流したのは、山梨県の「精進湖」であり、
湖畔には、「へらぶな発祥の地」と云う、
石碑が建てられています。なので、
山梨県は、非常に「へらぶな釣り」が、盛んな場所です。

ところで、へらぶな釣りとは、どの様な釣りなのでしょう!?
ギンブナは動物性のエサも食べるのですが、
へらぶなは、藻類を主食としているため、
生きたエサは使いません。

そのため釣り人は、何をエサにしたかと云うと、
最初は、サツマイモも蒸かして練り餌状にした
「いもねり」や、お麩をふやかしてエサにしました。

それがやがて、マッシュポテトになり、
グルテン餌となっていきました。

餌を吸い込む様に食べるので、
普通の浮木子(うき)では、
食べた瞬間が分かりにくい事から、
特殊な形に進化しました。

鳥の羽根の軸などを張り合わせて作る「へらうき」は、
感度が抜群で、先に付けられたトップを色分けして、
それを「目盛」として使い、エサがある状態と、
エサが落ちてしまった状態までもが認識できる、
特殊な浮木子を作りました。

更に、エサのある場所に、
自由に泳層を変えられる特性に合わせて、
釣り方にも、様々なバリエーションができました。

基本は魚のいる泳層に、釣り人側からアクセスし、
「底釣り」・「宙釣り」・水面直下の「カッツケ」と、
仕掛けや、竿の長さによっても釣り分けたのです。

また、釣り場によっても釣り方を変えて、
自然の中で釣る「野釣り」と、
釣り堀などで釣る「箱釣り」に、分けました。
釣り堀のいけすを「箱(はこ)」と、表現したのです。

これを、それぞれの釣り方で競技にすることで、
釣りの人気がどんどん上がって来て、
今の「へら釣り」人気を支えているのです。

なので、へらぶな釣りを、
和製ゲームフィッシングと言ったり、
へらぶなをゲームフィッシュだと云う人も多いです。

確かにへらぶな釣りは、とっても面白いのですが、
それで競技する事に、自分自身は違和感を覚えます。 
どんな釣り方をするかは釣り人の自由だし、
釣果を導き出す、浮木子との会話を楽しむのも、
アリだと思っています。

純粋に釣りが楽しみたいので、
自分にとってはゲームフィッシュなどではなく、
「へらぶな」と云う名前の、釣りの一対象魚なのです。

皆さんは、「へらぶな」のこと、
どんな風に感じますか!?







2020/06/07 9:06:01|レッツスタディー!!
海藻の役割を楽しく学ぼう!!(海藻おしばって知ってる?)
突然ですが、皆さんは海藻を良く食べていますか?
海藻は、日本人の食文化にとって、
昔から重要な食材であると同時に、
海の自然において、非常に重要な役割を果たしている、
そんな存在だと云う認識って、ありますか?

上の写真は、海洋の環境教育の現場で、
海藻の役割などを知る体験として、
良く知られている『海藻おしば』の、作品です。

この作品は、昨年度まで講師に行っていた専門学校の、
実習の中で学生達に取り組んでもらったものです。
直前の記事のアミメハギが採れた実習と同じ実習です。

磯に繁茂している色々な海藻を採取し、
翌日まで暫く乾燥させた後で、
思い思いに海藻を組み合わせて、
「押し花」の様に、1枚の「押し花絵」を、
作ってもらいました。

この時は、採取する形で海藻を集めましたが、
浜辺に漂着する「流れ藻」で、
海藻を収集するやり方が一般的です。
もちろん、許可を戴いて採取したものです。

その時、女性の学生2人が描いたのは、
「恐竜」と、「火の鳥」の、力作でした。

どうです?どっちも大胆で迫力がありますし、
何処かユニークですよね。
どう云う訳か、男性の学生の方が繊細な作品でしたよ。

この後、更に乾燥を続け、
水気が抜けるまで、オモリを乗せてプレスして、
最終的にラミネートの処理をして、
学生に渡しましたが、とても集中して、
取り組んでいた姿を思い出します。

そこで、この『海藻おしば』を、見て戴きながら、
今日のレッツスタディーと参りましょう!!

見て戴ければ分かる通り、
海藻って、緑色や褐色系のもの、黒っぽいものと、
色んな色がありますよね。
これって、どう云う理由があるのでしょうか?

今回も敢えて答えは書かないので、
あれこれ想像してみて下さいネ。

お次の問題は、
海藻って、どんな風にして繁殖するのか分かりますか?
漢字を良く見てもらうと、予想がつくかもしれません。
でも、「海草」って、云うのもあって、
じゃあ海草は、どんな風に繁殖するのでしょう。

最後に、アミメハギの記事でも書いていますけど、
海藻の森の中には、どんな生きものが棲んで居て、
どんな風に利用しているのでしょうか?

この3つについて、調べてみましょう!?

海藻の事が分かって来ると、
その海藻を見ただけで、何が釣れそうかなあ・・・
って、云うのも分かっちゃいます。

そして、海草がどれくらい大事かって事にも、
きっと気付くと思いますよ(^u^)







2020/06/06 9:06:01|お魚紹介
なかなか釣れるお魚ではございませんが・・・
おはようございます。
これまで撮りためていたお魚の写真を、
あれこれ探していたら、
こんな写真が出て来ました。

このお魚、
なかなか釣りで釣れたりするお魚では
ありませんが、
カワイイし、チョッと変わった生態を持ってますので、
場違いなのかもしれないのですが、
ご紹介させて戴きたいと思います(*^_^*)
よろしくお付き合いくださいませ。

さて、以前『レッツスタディー』のカテゴリーで、
『カワハギ』について、皆さんに色々と考えて戴いたり、
カワハギ釣りで使う『集寄』と云う、釣り具を、
作ってみよう―。って、呼び掛けさせて戴きましたよね。

なので、カワハギちゃんの姿はお分かりかと思いますが、
このお魚さん、そっくりですよね。
ってか、ちっちゃいだけで同じに見えますよね。

でも、よ〜く見て戴くと、なんとなく分かるのですが、
カワハギとチョッと、体の模様が違うのが分かりますか?
なんとなく、網目状の模様に見えたら正解です。
実はこのお魚さん、
カワハギの仲間であるには違いありませんが、
『アミメハギ』と、云いまして、
実は、この大きさで、既に成魚なんです。
上に、エビちゃんも映ってますから、
その大きさを想像しやすいと思います。
ちっちゃ!!

写真のこの子は、3センチくらいですが、
最大におっきくなっても、5センチ〜8センチ、
おおよそ、OKサインで作る、
指の輪っかくらいの個体が多いんです。

で、ここから、この『アミメハギ』ちゃんの、
チョッと変わった生態について、
チョッと、お話しさせて下さいね。

皆さん、「産卵行列」って、聞いた事あります?
決して下ネタなんかじゃありませんよ。

実は、アミメハギは一尾の雌(♀)の産卵に、
複数の雄(♂)が、行列を成してついていくんです。
しかもですよ、行列になってついて来る雄を、
品定めでもするように、早く泳いだり、
突然に止まってみたり、方向転換したりと、
より熱烈アタックしてくれる雄を、
その行列の中から選んでペアになるんです。
で、この行列の事を、「産卵行列」と、云います。

これだけでも変わっていますが、
ここから母性あふれる雌のアミメハギの、
子育てが始まります。
多くの魚は、より多くの子孫を残すために、
雄が子育てを担当するケースが多いのですが、

アミメハギちゃんは、お母さんが卵を守ります。
産卵場所は、海藻が生い茂っているような場所で、
その海藻に雌は卵を産み付けます。

割と直ぐに卵は孵りますが、
敵が近付こうとすると、
果敢に向かっていって追い払ったり、
このちっちゃな体を張って、卵を守るのです。

いやあ、まさに「母は、強し!!」ですね〜。
この母性溢れる姿に感動します。

で、雄はと云うと、
行列から弾かれた雄も、見事にペアを勝ち取った雄も、
また、違う雌を求めて、海藻の森を泳ぎ廻るのです。
雌と違って、この雄の軽薄さは、
人の世でも、よくある事なんじゃないんすかね〜。

最後に、なんでアミメハギが海藻の森を、
棲みかにしてるかって云うと、
さあ、お口にご注目!!

このおちょぼな口で、
海藻を咥えて寝るからなんです。

流されない様に、カチっと噛んで眠ります。
稚魚もそうやって眠るし、
なので、海藻と保護色になるように、
こんな模様をしているんです。
ねっ、アミメハギちゃん健気ですよね〜!!

丁度、アミメハギの産卵時期は、5〜8月くらいまでで、
早朝に行われるので、余り見る機会もないですが、
いつか「産卵行列」見てみたいですよね(^◇^)

で、この写真のアミメハギちゃんですが、
釣ったんでも、釣れちゃった訳でもありません。
数年前、講師に行っていた専門学校の実習で、
磯の観察実習をした際に、
ガサっと、網ですくった海藻の中から
見つけたアミメハギちゃんでした。

きっと、まだ寝てたところを起こしちゃったんだね。
ごめんなさい。

海藻の森の中には、他にも色んなお魚さんが居ますよ。







2020/06/05 9:06:01|レッツスタディー!!
釣りの七要素3 釣る(自然を見ながら工夫する・考える)

釣りの七要素の3つ目は、いよいよ現場へ行って、
「釣る」段階へと進みます。

要素の1で、釣る魚をリサーチし、
要素の2で、
その魚を釣る為の『仕掛け』を、作りました。
その要素の1・2を、実践して検証する作業が、
『釣る―』。と、云う行為になります。

が、現場に行って、実際のポイントを見てみると、
いきなり『仮説』を、覆される事も、しばしばあります。
相手は『自然』そのもの―。ですから、
当然ですが、刻々と変化し続けている訳で、
予想に反した状況に、
釣り人側が対応しなければなりません。

まさしく「釣り」は、目の前の状況に合わせて、
観察し、工夫し続ける事に他なりません。

自分は、釣りをしている時の、
脳内の状況を、「ぐるぐる」と、形容します。
状況を見て、釣る場所を決め、
どこから、どのように釣って、どの様に取り込むのか、
そこまでを考える「プランニング(P)」

続いて、そのプランを、
先ずは変えずにやってみる「ドゥーイング(D)」

その結果を捉えて、検証してみる「チェック(C)」
そして、更にブラッシュアップして、
改めて実行する「アクション(A)」
この、PDCAをぐるぐる回す作業が、「釣り」です。
PDCAは、何にでも通じるのです!!

なので、一見のんびりそうに釣っている様に見えても、
実は、頭の中は「ぐるぐる」と、絶えず考えています。

それでは、ここから「釣る」の、レッツスタディー!!
冊誌では、釣りをするポイントを、
足場の良い防波堤にしています。

さあ、防波堤を思い浮かべてみて下さい。
その防波堤には、どんな生きものが居るでしょうか?
魚が居ると云う事は、
その魚がエサにしている生きものも、当然いますよね。
思いつく限り挙げてみましょう。

リンクが貼ってある「ラボ・ツー・クラス」では、
予習として、立体的に疑似堤防を作って、
どんな生きものがどんな場所に居るのかを、
「見える化」する、『段ボール防波堤』を、
紹介しています。
良かったら、みんなで作って、
一緒に考えてみて下さい。

続いて、防波堤にある物の全てを考えます。
そこには、何がありますか?
船? 繋留ロープ?
テトラポッド? 人は、どのくらいいますか?
もしかしたら、灯台もあるかもしれません。
あなたの釣りたいお魚は、
どの辺りに居そうですか?

その場所は、堤防の上から見て、
浅い(見えますか)ですか?
それとも、結構な深さ(見えませんか)ですか?

こんな事に1個1個仮説を立ててみましょう。

考えれば考えた分だけ、「釣果」に結び付きます。
たくさん、釣れそうですか?