おはようございます。 これまで撮りためていたお魚の写真を、 あれこれ探していたら、 こんな写真が出て来ました。
このお魚、 なかなか釣りで釣れたりするお魚では ありませんが、 カワイイし、チョッと変わった生態を持ってますので、 場違いなのかもしれないのですが、 ご紹介させて戴きたいと思います(*^_^*) よろしくお付き合いくださいませ。
さて、以前『レッツスタディー』のカテゴリーで、 『カワハギ』について、皆さんに色々と考えて戴いたり、 カワハギ釣りで使う『集寄』と云う、釣り具を、 作ってみよう―。って、呼び掛けさせて戴きましたよね。
なので、カワハギちゃんの姿はお分かりかと思いますが、 このお魚さん、そっくりですよね。 ってか、ちっちゃいだけで同じに見えますよね。
でも、よ〜く見て戴くと、なんとなく分かるのですが、 カワハギとチョッと、体の模様が違うのが分かりますか? なんとなく、網目状の模様に見えたら正解です。 実はこのお魚さん、 カワハギの仲間であるには違いありませんが、 『アミメハギ』と、云いまして、 実は、この大きさで、既に成魚なんです。 上に、エビちゃんも映ってますから、 その大きさを想像しやすいと思います。 ちっちゃ!!
写真のこの子は、3センチくらいですが、 最大におっきくなっても、5センチ〜8センチ、 おおよそ、OKサインで作る、 指の輪っかくらいの個体が多いんです。
で、ここから、この『アミメハギ』ちゃんの、 チョッと変わった生態について、 チョッと、お話しさせて下さいね。
皆さん、「産卵行列」って、聞いた事あります? 決して下ネタなんかじゃありませんよ。
実は、アミメハギは一尾の雌(♀)の産卵に、 複数の雄(♂)が、行列を成してついていくんです。 しかもですよ、行列になってついて来る雄を、 品定めでもするように、早く泳いだり、 突然に止まってみたり、方向転換したりと、 より熱烈アタックしてくれる雄を、 その行列の中から選んでペアになるんです。 で、この行列の事を、「産卵行列」と、云います。
これだけでも変わっていますが、 ここから母性あふれる雌のアミメハギの、 子育てが始まります。 多くの魚は、より多くの子孫を残すために、 雄が子育てを担当するケースが多いのですが、
アミメハギちゃんは、お母さんが卵を守ります。 産卵場所は、海藻が生い茂っているような場所で、 その海藻に雌は卵を産み付けます。
割と直ぐに卵は孵りますが、 敵が近付こうとすると、 果敢に向かっていって追い払ったり、 このちっちゃな体を張って、卵を守るのです。
いやあ、まさに「母は、強し!!」ですね〜。 この母性溢れる姿に感動します。
で、雄はと云うと、 行列から弾かれた雄も、見事にペアを勝ち取った雄も、 また、違う雌を求めて、海藻の森を泳ぎ廻るのです。 雌と違って、この雄の軽薄さは、 人の世でも、よくある事なんじゃないんすかね〜。
最後に、なんでアミメハギが海藻の森を、 棲みかにしてるかって云うと、 さあ、お口にご注目!!
このおちょぼな口で、 海藻を咥えて寝るからなんです。
流されない様に、カチっと噛んで眠ります。 稚魚もそうやって眠るし、 なので、海藻と保護色になるように、 こんな模様をしているんです。 ねっ、アミメハギちゃん健気ですよね〜!!
丁度、アミメハギの産卵時期は、5〜8月くらいまでで、 早朝に行われるので、余り見る機会もないですが、 いつか「産卵行列」見てみたいですよね(^◇^)
で、この写真のアミメハギちゃんですが、 釣ったんでも、釣れちゃった訳でもありません。 数年前、講師に行っていた専門学校の実習で、 磯の観察実習をした際に、 ガサっと、網ですくった海藻の中から 見つけたアミメハギちゃんでした。
きっと、まだ寝てたところを起こしちゃったんだね。 ごめんなさい。
海藻の森の中には、他にも色んなお魚さんが居ますよ。 |