鯛損の「でっかい夢釣りあげよう!!」

魚釣りをもっと楽しく、 魚釣りでもっと綺麗な海を!! フィッシングメッセンジャー野澤鯛損は、 釣りの世界のインタープリターです。 HOOKかんきょう『協育』事務所のページと、 併せてご覧下さい!! 釣り人も、そうでない人も、大人も、子供も、 でっかい夢、釣りに来て下さい。
 
2020/05/25 9:06:01|レッツスタディー!!
釣りの七要素1 釣る魚を想像する(相手を知る・考える)
それでは、先の記事で紹介した、
環境学習に使える釣り入門『海の釣り』を、
構成している「釣りの七要素」について、
今日から徐々にお話ししていきたいと思います。

そして、この冊子は学習教材なので、
レッツスタディーのカテゴリーで解説しつつ、
中に書かれているワークにも、
取り組んでもらいたいなと、思っています。
このワークには、正解とか不正解とかではなくて、
自由に考えて、発想をめぐらす事に重きを置いているので、
気軽に取り組んでもらえたら、嬉しく思います。

さて、最初の要素の1は、
『釣る魚を想像する―」。です。

ある魚を釣ってみたいなと思っても、
相手の事を何も知らなければ、
何を持って行けば良いのかも、
どうやって釣れば良いのかも、
全く見当がつきませんよね。

興味がある事にチャレンジしようとする時、
先ず最初に何をしなきゃいけないかと云うと、
それは、やっぱりその事について、
調べ学習(予習)を、しないと始められませんよね。
即ち、対象に対して、予めリサーチする事で、
成功の確率を高めようとするのが、
ある意味、常識ですよね。

対象の事を、予め知っておけば、
対処の仕方のバリエーションが増やせる訳で、
良く言われる「引き出しを増やす」って、事に繋がります。

特に魚釣りは、この引き出しの多さが、
そのまま「釣果」として、返って来るので、
リサーチこそ、魚釣りの「はじめの一歩」に、なるのです。

それでは、ここから「レッツスタディー」ですよ。
釣りの経験がある人もない人も、
これから提示する課題を一つづつ実践してみて下さいネ。

1 あなたの好きなお魚は何ですか?
 ※ 釣れる釣れないは考えないで、
   先ずは好きな魚を一つ(1種考える)

2 そのお魚は、何処に棲んでいるでしょうか?
 ※ 図鑑で見ても、ネットで検索しても構いません。
   どんな生活をしているのか調べてみましょう。

3 そのお魚は、何を食べていますか?
 ※ 動物プランクトンなのか、
  はたまた、ベントス系の生きものなのか、他のお魚か?
  食性が分かると、  
  エサに何を使えば良いかが見えてきます。

4 そのお魚がいる場所へ行くにはどんな方法がありますか?
 ※堤防でも釣れるかな?
  それとも、船に乗った方が良いのかな?

5 そのお魚がいちばん活気づく時間帯が予想できるかな?
 ※朝早いのがいいのかな?、暗くなった方が良いのかな?
  夜行性の魚種も多いもの。
  釣りたいお魚は、自分の生活と何処が違うんだろう!?

実際に釣りに行く前に、おおよそこの5項目について、
あれこれ考えてみましょう。

釣りたいお魚について考え始めた時、
その時から、もうお魚釣りは始まっていますよ(^u^)/ 







2020/05/24 9:06:01|お魚のふ・し・ぎ?
錆びるさかな
「お魚って錆びるよね!!」って、いきなり言われたら、
「そんな事ありっこないじゃん!!」って、
そう答えるのが普通だと思います。

「錆びる―」は、科学的に云えば酸化すると云う事で、
鉄に着く「赤さび」とか、真鍮などに着く「緑青」とか、
本来の色とは異なる「錆び」が、付着しますよね。

この、本来とは異なる―。って、ところに着目して下さい。
特定の魚の本来の体色は、おおよそ決まっていますが、
例えば、産卵期が近付くと「婚姻色」と、云って、
雄(♂)の体色に変化が現れます。
より綺麗に見えたり、特定の色が濃くなったりします。

一方で、死期が近づいたり、
食べる物がなくなってくる冬期になると、
エサ自体を、殆ど食べなくなるため、
魚体が強張り、真っ黒くなったり、
本当に「赤さび」の、様に、赤黒くなったり、
こうした体色の変化を、
釣り人は、「錆びる―」と、表現します。

写真は、イワナの解禁直後に釣れた魚体です。
エサを食べていないので、とにかく痩せています。
加えて、体色がほぼ「黒」ですよね。

エサのない冬期、イワナは渓流の石裏などで、
体力を消耗しないように、じっと耐えています。

渓流釣りが始まるのは、2月〜3月ですから、
まだまだ雪も残っていたり、
朝は川面に氷が張っていたり、
渓魚たちが主食としている水生昆虫も、
殆ど見られない、そんな厳しい時季です。

なので、この様に痩せてしまう上に、
鱗の上に「錆色」の、上着を羽織って、
本格的な春を待っているのです。

一方で、鮎などは、先の記事で寿命が1年・・・。
と、書いた通り、産卵のために下流へ降った雄の鮎達が、
ほんの数割しかいない雌(♀)の鮎が産んだ卵に、
放精し、雄としての役割を終えると、
赤錆びたままの色で、死を迎えます。

この時、魚の体の中で、どう云う変化が起こっているのか、
釣り人には、明確な説明がしにくいのが現状です。

こうした「錆びる魚」の、科学的な根拠(エビデンス)も、
しっかり持つ事で、より水辺の番人たる、
「釣り人」の、意識や役割が、
より明確になるって、思っています。

今日は、少し季節外れの話題でしたが、
自然の厳しさもお伝えしたく、
「錆びる魚」に、ついてお話しさせて戴きました。
読んで戴き、ありがとうございました。







2020/05/23 9:06:01|釣り具の小宇宙
ウキ(浮木)の小宇宙
先の記事で、川釣り入門にうってつけな、
お魚を2種類ご紹介しました。

その中で、ウキについて少し触れたので、
今日は、「ウキの小宇宙」として、
おおよその釣りには、欠かす事ができない、
「ウキ(浮木)」に、ついてお話しさせて戴きますね。

上の写真は、特に川の小物釣りに使われるウキです。
左の2本が、『トウガラシウキ』、
真ん中の丸っこい2本が、『ドングリウキ』、
いちばん右の球体の1つが、『玉ウキ』と、云います。

あんまりひねってない名前ですよね。
トウガラシウキの形は、
辛〜い、あの野菜の「唐辛子」に、似てますよね。
だからと云って、本物の唐辛子で作る事はありませんが、
ウキの先っぽの事をトップと云いますが、
脚の方に向かって、シュッと細くなっていきます。

魚がエサを食べると、余り抵抗なく、
沈む(消し込み)ので、食べた瞬間を捉え易い形状です。
写真のウキは、
カヤとプラスティックを併せて使っていますが、
プラスティックのみで作られたウキの方が、
価格的には、ずっとリーズナブルです。

お次のドングリウキはと云うと、
これは、元々は自然界のドングリを使って作りました。
ドングリの形や大きさは様々ですが、
楕円形であった事と、乾燥させると水に浮く事から、
ドングリ独楽(コマ)の様に、脚を付け、
釣りに流用したのではないかと考えています。
ですが、一般的に現在では、
トップが丸くて、脚が付いたウキを全般に、
『ドングリウキ』と、呼ぶ様になりました。

最後の玉ウキは球状ですから、
浮力としては、いちばん大きくなります。
釣る魚が小さければ、仕掛けも軽いので小さくし、
魚が大きくなれば大きくしていくのが、
セオリーなっています。

浮力が大きいので、沈み方は遅くなりますが、
その分、目印としては、非常に確認しやすくなるので、
釣り堀の仕掛けなどには、
誰のウキか識別し易くする様に、
この『玉ウキ』が、良く使われるのです。

ウキは、沈む事で魚が食べた事を知らせるだけが、
役目ではなく、見えない水底の情報を察知する、
センサーの様な役割を兼ねています。

先ず、仕掛けとのバランスが取れていないと、
魚も食べていないのに、沈んでしまったり、
寝たまま起きなかったり、

底までうまく届いていないと、
ぺこぺこ動くだけだったり、様々な情報をもらえます。

ウキから、エサの付いているハリまでの距離を、
『ウキ下』と、呼んで、魚の居る場所まで、
的確に届いているかを、測るアイテムがウキなのです。

ウキには、もっともっと種類がたくさんありますし、
用途も様々なのですが、

基本的なウキの形状と、役割についてお話ししました。
また、機会を作って、別のウキもご紹介しますね。







2020/05/22 9:06:01|トピック
最初はこんなお魚から釣ってみよう!!
先の記事で紹介した、環境学習で使える釣り入門の冊子は、
「海の釣り」に誘う内容にしましたが、
もちろん、「川の釣り」にも、汎用が可能です。

七つの要素については、
また別途お伝えしますが、
山梨県や、内陸地域のにお住まいの方には、
チョッと海は遠い場所なので、
近くの川でも気軽に釣る事ができる魚を、
今日は、2種ご紹介しましょう。

川釣りのはじめの一歩には、
うってつけの小物釣りです。

上の写真の左側の魚は、
『アブラハヤ』って、言います。
名前の通り、肌が少しぬめっとした感触で、
触れば、どうしてアブラハヤって云うのか、
直ぐに分かる、一番の特徴です。

一方、右の写真の魚は、
『モツゴ』って、言います。が、
『クチボソ』って云う俗称の方が、
良く知られていると思います。
見たまんま、口がちっちゃいですよね(笑)

アブラハヤの方が、川の中・下流から渓流域まで、
広範囲に棲息していますが、
モツゴは主に、中・下流域に棲息しています。

なので、おおよそ生息域も被っているので、
街に近い、中・下流域に釣りに行くには、
とっても入門しやすいお魚だと思います。

どちらも、コイ科に属していますが、
モツゴの口元には、ちっちゃなヒゲも見られます。

このお魚が、たくさん釣れそうな場所は、
「トロ場」と云って、流れが緩くて、
文字通り、とろ〜っと、ゆっくり流れている場所がベスト。

短い竿でいいので、エサが底付近を、
ゆっくり流れていくように、ウキ下と、
オモリの重さを調整してあげれば、
割と簡単に、出会う事ができますよ(^u^)

雑食性なので色々食べますが、
一般的にはサシ(ハエの幼虫)とか、
アカムシ(ユスリカの幼虫)とかが、
釣り具屋さんで手に入りやすいです。

でも、ご飯つぶや、魚肉ソーセージなどでも、
釣れちゃうし、川で石をめくったら採れる、
クロカワムシ(トビケラの幼虫)とか、
チョロ虫(水生昆虫の俗称)でも大丈夫。

川の観察から入るなら、
水生昆虫を採取してから始めても、いいと思います。
針は、ちっちゃくていいですよ。

袖バリの3号〜5号くらいあれば十分でしょう。

ウキは玉ウキか唐辛子ウキの小さいのでOKです。
ウキについては、また後日「小宇宙」のトピックで、
詳しく説明しますので、暫しお待ち下さい。

こんなに小さな魚でも、
手に伝わるのは、小さな命の躍動感―。
なので、きっとドキドキ・ワクワクする筈ですョ。

ですが、お子さんと行く場合は、
必ずライフジャケットを着させてあげて下さいネ。
それと、これからの季節は、水分は必携です。

昔、麦わら帽子にランニングシャツ、白い短パンで、
夢中で魚を追い掛けた日々が、蘇ります。
それに、子どもさんにとっても、貴重な体験になるでしょう。

コロナが落ち着いて来たら、親子で楽しんでみて下さい!!







2020/05/21 9:06:01|お魚紹介
代替ごはんはホウレンソウ!!
上の写真は、ブダイと云うお魚さんです。
写真ではチョッと分かりにくいのですが、
このお魚の歯は、カミソリの刃のような一枚歯です。
相当、硬いものでもスパッと噛み切れそうな、
鋭い一枚歯で、鳥のオウムの歯に似ています。

なので、このお魚の英名は、『パロットフィッシュ』―。
パロットはオウムの事で、オウムの歯を持つ魚
って、云う意味です。

そのパロットフィッシュが、なんでブダイと云うか
って、事なのですが、このお魚が捕れると、
舞い出したいほど美味しいってことで、
舞う鯛と書いて、「舞鯛(ブダイ)」だ、そうです。
伊豆諸島のグルメで有名な「べっこう寿司」は、
このブダイが、最高級ネタなんだそうですよ。

ところで、このお魚さん、
夏と冬で、食の嗜好がガラッと変わります。
夏は、磯に棲んでいるカニとか、エビなどの甲殻類や、
貝などを食べているのですが、

一転冬は、ベジタリアン。
海藻類を食べる様になって、夏の好物は食べません。
イチバン好きな海藻は、「ハバノリ(又はハンバノリ)」で、
テングサなども食べます。
例の歯で根っこを岩場から噛み切って、
バリバリと食べます。

そこで、冬場にこのブダイを釣る為のエサには、
当然、ハバノリが最良な訳ですが、
なかなか素人では採取できないし、
市販のハバノリは、人間の食用なので、
チョッとお高い・・・。て、云う、
経済的事情が発生します。

そこで代替のブダイのエサとして、
良く使われる様になったのが、
タイトルにある、「ホウレンソウ」なのです。

ホウレンソウなら、
八百屋さんで、割とお手ごろに買えますし、
これを茹でて使うと、ハリに付けやすい―。
って、云う事で、ホウレンソウが、
冬の定番エサになっています。

ホウレンソウを食べるとたちまち強くなる、
ポパイみたいに、このお魚の引きは、
結構、エグイですよ。引きます!!

釣り人たる者、エサが手に入りにくければ、
陸の代替品までエサにする、
したたかさと、アイディアがないとね(^u^)